火力剣士様が行く(;^ω^)

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孫子「勢 篇」 18,

「衆を治むること寡(か)を治るが如く」



この篇では、個人の能力に頼った戦闘によって勝とうとするのではなく、軍全体の勢いによって勝つことを説いています。


さて、この章では、


『大兵力を統率していながら、小兵力を統率しているように整然とさせることが出来るのは、部隊編成の技術による』


と最初に述べています。実際、「孫子の兵法」の作者だとされる孫武が部隊編成の技術を発揮し、呉王に認められたのは有名な話です。


ゲソが書くまでもないのですが、それでもあえて書きましょうw


名将を探していた呉王闔廬(コウロ)は、ある日、部下から孫武のことを紹介され、孫武が書いた書を読み、関心を持ちました。そこで実際に孫武を招聘(しょうへい=人を招くこと)してその能力を試してみることにしました。


剣や矛など持ったこともない後宮の女達を訓練して整然とした軍隊にしてみせろ、というのでした。


孫武はこの命を受けると、さっそく闔閭の寵愛していた二人の女官を隊長にし、後宮の女達に丁寧に訓練の内容を説明しました。やがて訓練を開始しましたが、女官たちはふざけてばかりで号令にまったく従いません。


孫武は女達を集めて、訓練の内容をもう一度丁寧に説明しました。


再度、訓練を再開します。が、またもや女達は号令に従わず、ふざけてばかりいたため、孫武は、



「一度目は訓練内容が行き届かなかったためであり、将である自分の責任である。しかし、二度目は内容も理解しており、それでも命令が行き届かぬのは、長たる役目の罪である」



として、闔閭が止めるのも聞かずに隊長であった二人の寵姫を斬りました。


女たちは震え上がり、二度と命令を無視することなく、命令とあらば火の中、水の中でも突き進むほどの軍隊となったそうです。


このようにして自分の能力を示し、呉王に仕えるようになったとされています。




さて、大兵力を戦闘させていながら、小兵力のように統率できるのは、旌旗や鐘・太鼓といった指令の伝達方法による、と孫子は言います。


『実際、現在はギルドチャットが未実装ですが、これが実装されたら強くなるギルドってあるんじゃないだろうかと思います。

2PTや3PTで戦いに臨む場合、どうしても各PT間での意思の疎通が図りにくい状態ですね。

これにより、各PTでバラバラに戦ってしまい、戦力の集中や退避といった行動が統一されていないことが多々あります。

ギルドチャット導入後、これらの問題が解決され、統率力があるギルドは強くなるのではないでしょうか。』



上記を書いたのは2006年の2月のことです。現在はギルドチャットが実装されていますが如何でしょうか?実装されて強くなったギルドもあったでしょうか。


まず間違いなく、当時よりは全体的に組織的な動きの出来るギルドが多くなったと思います。大人数ギルドも多くなりましたしね。その分、ギルドチャットが大いに活用されていることかと思われます。


LVだけではなく、統率力があって強いギルドというのは非常に多くなりました。と、いうか、今、強いといわれるギルドのほとんどがそうではないかと思います。


ただ、ギルドチャットはそれだけでは会話が流れてしまうこともあり、あえて一般チャットで合図をしてみるのもどうかな、と思います。どうしても夢中になってギルドチャットを見ていない、という人も居るのではないでしょうか。


その場合、例えば「↑」「→」とか、「 」(スペース)とかで合図をするのも視覚的に有効ではないかと思います。



『全軍すべての隊が、敵の攻撃にすかさず対応して、敗北しないように出来るのは正法と奇法との運用術のせいである。自軍の兵力が敵軍を攻撃した場合、石を卵にぶつけたように容易に撃破できるのは実で虚を撃つ戦術のせいである。』


正法と奇法については次章に詳しく説明がされてありますので、今回は省きます。


よって、今回はここまでです。


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