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2009.01.16

元夫からの電話

(2)

テーマ：家族って夫婦って・・・。(739)

カテゴリ：近況

さきほどの日記の続きです。

10時過ぎたろうか、チビ姫の寝入った部屋で、
明かりを消して暖房をつけ、相手にメール。
「こちらからかけましょうか？」
するとすぐに電話がかかってきた。
「ご無沙汰してます。お元気ですか？」
穏やかな明るい声で、相手は話し始めた。

・実はこの不況で給料が１２月から大幅にカットになり、
　バイトしないと生活もままならない状態。
　養育費の支払いが難しくなったので　しばらく待って欲しい。
・バイクは手放した。車は自爆で全損して買い換えたので住宅ローンに加えて
　車のローンが重なり、かなり苦しい。
・彼女とはとっくに別れた。次にいい子ができたけど今はひとり。
・私からのＦＡＸを着信したときはインフルエンザで倒れ在宅していた。
　しかしＦＡＸはトナー交換をしないまま放置しているので受信できなかった。

・調停調書の効力については自分なりに調べた。
・家裁へ減額の調停を申し立てるには、500km離れた私の居住地で
　調停を起こさないとならないようだが、　
　それだけの交通費を負担することもできない。
　強制執行は申立人（私）の意思しだいのようだから、
　どうか事情を理解してしばらく待って欲しい。

気がつけば...
私は食事もままならない生活だという彼の身を案じていた。
事故は怪我は無かったの？住宅ローンのことは、支払えなくなる前に
銀行へ相談したほうがいいよ...とにかく、体だけは壊さないで..など。
そして子供は元気にいい子供に育ってるよなど、簡単に近況を話した。

相手は「ありがとう。でも身ひとりだからなんとかなるよ」

そして最後に、彼はこう言った。

「子供のために何もしてやれなくて申し訳ない。苦労かけるね」

私はこの言葉が聞けただけで、もう養育費のことなんかどうでもよくなった。

「いいよ。またいつか生活が上向いてきたら　何かしてあげてね」

こう答えて電話を切った。

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