2004年07月19日
カテゴリ： カテゴリ未分類
「海の日」は海だ！何がなんでも海に行くんだ！
そして貝を取りまくりウハウハの晩メシ♪ ｲﾔｯﾎｰｨ！
今年の「海の日」も大漁大漁♪ 獲り立てﾋﾟﾁﾋﾟﾁなホッキの刺身で晩酌だ♪
あ～～ツマミが美味いと焼酎も美味い！やっぱ道民には海産よぉ～～♪
※妄想全開
そう思いつつ…色々準備して寝たはずなのに。
ああそれなのにそれなのに。待ち合わせ時間、朝の７時に鳴る電話。
「もしもしぎが？カレンだけど。今どこっ？」
どえぇぇぇぇ～～～～！！
まんまと待ち合わせに寝坊しますた。
なんてこった！まったくなんてこった！
あれほど準備してたのに！あれほど楽しみにしてたのに！
ごごごっごめんカレン！まだ部屋なん寝てた！すまん今すぐ行く！
「飲みすぎたの？」
すまん！ごめん！うかれちゃって…
「あはははははは じゃ８時？大丈夫？」
すぐ行く！多分もっと早く着ける！
エマージェンシー！エマージェンシー! 速攻で用意して行かないと！（つか失敗こいたのを笑ってくれるカレンが嬉しい）
「ぎが～～おきたか～～？いま何時だ～」
ちっ！…そう言えばコイツも居たんだっけ…
もう遅刻だよ！海パンはいて弁当持ってすぐ麻布駅に行かないと怒られる！
さっさと服着れ貴様。
「ぎがもちゃんと海パンはけよ～」
履いとるわ！でなくて起きれって！
つか弁当だよ弁当！オニギリ作るヒマ無いからタッパにメシつめて晩酌の残りぶち込んだのしか出来ねーよ！
茶の残りペットボトルに詰めて…
（あれから飲みすぎたか…足りねーから水で薄めとっか）
敷物良いな？食いもん良いな？お茶良いな？海パン良いな？じゃ行くぜぃ！
「ぎが～～俺まだ眠い～～」
ダァァァ！このクソオヤジ！
じゃあ寝てれ！
｢え～～ぎがと俺はいつも一緒だも～～ん」
キモイ！！
も～～んは良いからさっさと行動せんか！！
「ぎがぁ～～俺まだなまらダルい～～」
だから！おいらはとっととチャリで行くからあんたは寝てれ！
だいたいハナっから邪魔だって！
「ぎがと海に行くって約束したから俺、絶対行くも～ん」
すったら約束してねぇっちゅうの！（も～～んはやめろ）
今ここでおいらに蹴り殺されるかさっさと海へ行くか選べ！さぁ選べ。やれ選べ。
「俺がいるから大丈夫だぎが。そんなにあわてなくても…」
いい加減ぶっ殺すぞ貴様～～～！！
-----------------------そんなこんなで地下鉄麻生駅コンビニに到着
ぱふぱふ～～カレ～～ン！ここだここ～！
「やっほーぎがー！おひさ～」
おひさ～～！
「今年も行くわよ！ぎが！」
今年も行ぜぃカレン！
れっつらごー！
はじめましてカレンさん！俺こおいちです！
ぐはぁ！そう言えばコイツも居たんだっけ…
「行きましょう！こおいちさん！」
だから許可するなってカレン～～！
だいたいこの野郎に「さん」なんてつけんなよ。オッサンで良いんだオッサンで！
「ぎが！私の荷物そっち積むから手伝って！」
よっしゃまかせろ！
「もたもたすんなよぎが！さっさとしろよ！」
なんだとぉ！？
「カレンさん！ぎが！さあ行っくぞぉ～出発進行～～！」
楽しそうだな。貴様。
-----------------------そんなこんなで小樽ドリームビーチ到着
カレンが待ち合わせを朝の７時に指定したのは駐車料金を考慮してのことでした。ここドリームビーチは朝８時から駐車場代の徴収を開始します。
普通車一台４００円なり。毎年思うんだけどボッタクリだよなぁ～。
「私とぎがで２００円づつね」
うんわかった
「カレンさん いいですよ～。このくらい俺たちが」 （たちが？）
「いーのいーの！こおいちさん。運転した人はガソリン掛かるんだし乗り合わせたメンバーで割り勘するのが私達の掟なの」
「あ そうなんですか～じゃ掟に従いますかぁ」
↑ここであっさり金を出さないのが魔人流。
まあ金を出したくても出せなかったってのがホントの所ですが
いつもの「海の家」の裏に駐車します。
こちらの海の家のオーナーさんってカレンの親戚で毎年お世話になってるんです。ありがとうございます。
夏が短い北海道。「海の家」の商売は実にシビア。
ホントならトイレに１００円・シャワーに３００円必要なんですが、「カレンの連れ」って事で特別にタダで使用させて頂いてます。
「ありゃりゃあ～カレン！今年もぎがくんと２人かい？相変わらずお前はモテ無いねぇ～」
「なんですって？今年はぎがの他に男がもう一人来てるのよ！」
「はじめまして！こおいちと言います！お世話になります！オヤジですんませぇ～ん」
魔人の外ヅラの良さ＆カレンのノリの良さ。
もはやおいらの入る余地無し。
さぁ～～て。おいらはさっさと浜に陣地を取ってちゃっちゃと海に入ろっと。
ドリームビーチに来たからにゃーホッキ取らなきゃ。（ ホッキ＝ウバ貝のこと 激美味い。）
浮き輪を膨らませてれっつらごー
ホッキは片足じゃ取れません。でかいんで両足で挟まないと海底の砂から拾えないんです。そのため浮き輪は必需品。
ホッキに遭遇するのはごくまれで取れるのは大抵アサリか 白貝 なんですが、それでもいざって時に備えて浮き輪を装着。
「ぎがー待ってよー！先に行かないで～！日焼け止め塗るの手伝ってー！！」
ああゴメンゴメン。今やるわ
「じゃーぎがにも塗ったげる！」
ありがとーカレン！
「良いんですよっカレンさん！コイツのは俺がやりますから」
って、なんで貴様は素適ラブラブタイムに横はいり？
「なんでぎがも日焼け止め塗るんだよー別に良いべや焼けたって」
黒かったら遊び人に思われるべや！面接落ちるべや！
つか皮むけてヒリヒリしたく無いってばよ。
「あ そっか。じゃーしゃーねーな」
いや自分で塗るっちゅうの！ベタベタ触るな！
「ぎが！まぁ～た１００均の日焼け止め？ダメじゃんそれ効かないんだって！私の塗りな！」
あ 良いの？ 悪いね～カレン
「おかまいなくってカレンさん！そんな高いの使うのもったいないすから！」
あ～～このクソオヤジ！
「良くないわよこおいちさん！私のヤツの方が効くって！」
「ぎがの日焼けのひとつやふたつかまわないってカレンさん！」
「かまうの！私達、海の日仲間なのよ？去年もぎがはコレ塗ったんだから！」
「ですからカレンさん！悪いっすから～」
「全然悪く無いわよ？私が良いって言ってるんだから！」
そうです。「海の日仲間」のおいらたちに遠慮は最大の無礼。
俺らは長年の海の日仲間なんだぞ？空気読めよ！ってやっぱオッサンにはわからんか…
つかなんでカレンに対抗意識バリバリ持ってんだ貴様。
「あら？新しいアルバイトちゃん発見♪ちょっかい出してこよっと♪」 ←カレン小競り合いから離脱。
ナイスプレイ！カレン！
「おいぎが！お前…カレンは良い女だって言っただろ？」
言ったぞ。良い女だべや。
「こんなチビデブとは聞いて無いぞ？」
教えてないもんよ。
「お前 自分の周りは良い女しかいないって言ってたろ！！」
言ったよ？
確かにカレンはチビだしデブだし美人じゃない。しかしそれがなんだ？何が不満だ？
「この嘘つき！！」
ウソじゃねーよ。
どーせカレンの良さは貴様にどんなに言ったってわかんねーよ。
「ねえぎが？あのオッサンずいぶんあんたに優しいんじゃない？良い人じゃん」
人前だからだよ。
かなりありがた迷惑なん…アホだし。
「そんな事どうでも良いから取るわよ！ホッキ！」
そうだな！行くか！
失礼極まりない魔人を「どうでも良い」の一言で済ますカレン。
やっぱマブい！
猛暑と言われる日本列島。しかし北海道は激寒い。お天道様に忘れられてますか？ってくらい寒い。
↑「涼しい」じゃなくてマジ「寒い」。
突入！海！かかって来なさい～～！！
ぐおおおおぉぉぉ～～水が冷て～～ちくしょー負けない！
「ぎが？大丈夫？ 探してる？」
探してる！！
俺らが海に行くのは海水浴をするためじゃありません。漁をするためです。
ホッキ～～～！どこだどこだホッキ＝＝！
気合は派手ですが見た目は地味なホッキ漁。（波間で一歩も動かず足の裏で海底の砂をさぐり続ける）
はたから見たら海で泳がず、じ～～っとしてる変わり者です。
ここぞ！と思ったポイントを簡単にハズしちゃ行けません。波に負けず何が何でも死守。
（しかしその様子が溺れているように見えるのか…３回くらい救助の人が来ちゃった。えへ♪）
来た～～！足の裏に石が当たる！でかい！掘り出せ堀りだせ！これは……絶対ホッキだ！
やった！！一個目ゲットか～～～！？
「ぎが！みつけたのか？」
あ。そう言えばコイツも居たんだっけ。
いや今は足の裏のホッキに集中せんと…！ 両足ではさんで手でキャッチだ。
用心深く掘り出して掘り出して… 確実に足ではさんで持ち上げて…
「ぎが！ほれコレに入れろビニール袋！」
やかましい！
って、 あああああああ～～～～！！
落とした…
「ぎが なにやってんのよ！どこやったのよ！さがしなさいよ！」
「ぎが ダメだなぁ～～でっかい貝って逃げ足速いのによおー」
貴様が余計な事言うからだぁ！！！！！
あぁあぁあぁあぁああ～ ホッキが！今夜のおかずが！ まんまと逃げられたぁ～
うがぁぁ～～～！！なまらくやしいぃぃっ！！
このクソオヤジ！！どうしてくれる！！
「俺のせいじゃないぞ！ぎがの追い込みが甘かったんだ！いっつも詰めが甘いんだよぎがは！」
いーや あんたのせいだ！！
あんたが居るとツキが落ちるんだよ！！
責任持って探せ！！とっとと探せ！！
「俺 遠視だから海の中なんて見えねぇよ！」
目で見ないで足で探せって！まだそこらに居るってばよ！！
「ぎがとこおいちさんて良いコンビ～～♪」
違う～～～～！！
それ以後クソ寒い中、３人がかりで海底からつまみ上がるのはアサリと白貝ばかり…ま何も取れないよりはマシですが。
ちくしょう絶対ホッキ取る！取るまで意地でも上がらねぇ。
「ぎが～～ 一回浜に戻りましょ？私腹減っちゃった」
おいらにかまわずメシ食って来い！カレン
「ぎが！俺もメシ食ってからまたやるわ！」
貴様もか！この根性無しめ。
良いんだ。最初っからわかってた。最初っから魔人にゃ期待しとらんかった。
これはおいらの戦いだ。寒くても…足の指がつっても…
ホッキを見つけ出して拾いあげる！そして食う！
これが俺たちの「海の日」！！
そして貝を取りまくりウハウハの晩メシ♪ ｲﾔｯﾎｰｨ！
今年の「海の日」も大漁大漁♪ 獲り立てﾋﾟﾁﾋﾟﾁなホッキの刺身で晩酌だ♪
あ～～ツマミが美味いと焼酎も美味い！やっぱ道民には海産よぉ～～♪
※妄想全開
そう思いつつ…色々準備して寝たはずなのに。
ああそれなのにそれなのに。待ち合わせ時間、朝の７時に鳴る電話。
「もしもしぎが？カレンだけど。今どこっ？」
どえぇぇぇぇ～～～～！！
まんまと待ち合わせに寝坊しますた。
なんてこった！まったくなんてこった！
あれほど準備してたのに！あれほど楽しみにしてたのに！
ごごごっごめんカレン！まだ部屋なん寝てた！すまん今すぐ行く！
「飲みすぎたの？」
すまん！ごめん！うかれちゃって…
「あはははははは じゃ８時？大丈夫？」
すぐ行く！多分もっと早く着ける！
エマージェンシー！エマージェンシー! 速攻で用意して行かないと！（つか失敗こいたのを笑ってくれるカレンが嬉しい）
「ぎが～～おきたか～～？いま何時だ～」
ちっ！…そう言えばコイツも居たんだっけ…
もう遅刻だよ！海パンはいて弁当持ってすぐ麻布駅に行かないと怒られる！
さっさと服着れ貴様。
「ぎがもちゃんと海パンはけよ～」
履いとるわ！でなくて起きれって！
つか弁当だよ弁当！オニギリ作るヒマ無いからタッパにメシつめて晩酌の残りぶち込んだのしか出来ねーよ！
茶の残りペットボトルに詰めて…
（あれから飲みすぎたか…足りねーから水で薄めとっか）
敷物良いな？食いもん良いな？お茶良いな？海パン良いな？じゃ行くぜぃ！
「ぎが～～俺まだ眠い～～」
ダァァァ！このクソオヤジ！
じゃあ寝てれ！
｢え～～ぎがと俺はいつも一緒だも～～ん」
キモイ！！
も～～んは良いからさっさと行動せんか！！
「ぎがぁ～～俺まだなまらダルい～～」
だから！おいらはとっととチャリで行くからあんたは寝てれ！
だいたいハナっから邪魔だって！
「ぎがと海に行くって約束したから俺、絶対行くも～ん」
すったら約束してねぇっちゅうの！（も～～んはやめろ）
今ここでおいらに蹴り殺されるかさっさと海へ行くか選べ！さぁ選べ。やれ選べ。
「俺がいるから大丈夫だぎが。そんなにあわてなくても…」
いい加減ぶっ殺すぞ貴様～～～！！
-----------------------そんなこんなで地下鉄麻生駅コンビニに到着
ぱふぱふ～～カレ～～ン！ここだここ～！
「やっほーぎがー！おひさ～」
おひさ～～！
「今年も行くわよ！ぎが！」
今年も行ぜぃカレン！
れっつらごー！
はじめましてカレンさん！俺こおいちです！
ぐはぁ！そう言えばコイツも居たんだっけ…
「行きましょう！こおいちさん！」
だから許可するなってカレン～～！
だいたいこの野郎に「さん」なんてつけんなよ。オッサンで良いんだオッサンで！
「ぎが！私の荷物そっち積むから手伝って！」
よっしゃまかせろ！
「もたもたすんなよぎが！さっさとしろよ！」
なんだとぉ！？
「カレンさん！ぎが！さあ行っくぞぉ～出発進行～～！」
楽しそうだな。貴様。
-----------------------そんなこんなで小樽ドリームビーチ到着
カレンが待ち合わせを朝の７時に指定したのは駐車料金を考慮してのことでした。ここドリームビーチは朝８時から駐車場代の徴収を開始します。
普通車一台４００円なり。毎年思うんだけどボッタクリだよなぁ～。
「私とぎがで２００円づつね」
うんわかった
「カレンさん いいですよ～。このくらい俺たちが」 （たちが？）
「いーのいーの！こおいちさん。運転した人はガソリン掛かるんだし乗り合わせたメンバーで割り勘するのが私達の掟なの」
「あ そうなんですか～じゃ掟に従いますかぁ」
↑ここであっさり金を出さないのが魔人流。
まあ金を出したくても出せなかったってのがホントの所ですが
いつもの「海の家」の裏に駐車します。
こちらの海の家のオーナーさんってカレンの親戚で毎年お世話になってるんです。ありがとうございます。
夏が短い北海道。「海の家」の商売は実にシビア。
ホントならトイレに１００円・シャワーに３００円必要なんですが、「カレンの連れ」って事で特別にタダで使用させて頂いてます。
「ありゃりゃあ～カレン！今年もぎがくんと２人かい？相変わらずお前はモテ無いねぇ～」
「なんですって？今年はぎがの他に男がもう一人来てるのよ！」
「はじめまして！こおいちと言います！お世話になります！オヤジですんませぇ～ん」
魔人の外ヅラの良さ＆カレンのノリの良さ。
もはやおいらの入る余地無し。
さぁ～～て。おいらはさっさと浜に陣地を取ってちゃっちゃと海に入ろっと。
ドリームビーチに来たからにゃーホッキ取らなきゃ。（ ホッキ＝ウバ貝のこと 激美味い。）
浮き輪を膨らませてれっつらごー
ホッキは片足じゃ取れません。でかいんで両足で挟まないと海底の砂から拾えないんです。そのため浮き輪は必需品。
ホッキに遭遇するのはごくまれで取れるのは大抵アサリか 白貝 なんですが、それでもいざって時に備えて浮き輪を装着。
「ぎがー待ってよー！先に行かないで～！日焼け止め塗るの手伝ってー！！」
ああゴメンゴメン。今やるわ
「じゃーぎがにも塗ったげる！」
ありがとーカレン！
「良いんですよっカレンさん！コイツのは俺がやりますから」
って、なんで貴様は素適ラブラブタイムに横はいり？
「なんでぎがも日焼け止め塗るんだよー別に良いべや焼けたって」
黒かったら遊び人に思われるべや！面接落ちるべや！
つか皮むけてヒリヒリしたく無いってばよ。
「あ そっか。じゃーしゃーねーな」
いや自分で塗るっちゅうの！ベタベタ触るな！
「ぎが！まぁ～た１００均の日焼け止め？ダメじゃんそれ効かないんだって！私の塗りな！」
あ 良いの？ 悪いね～カレン
「おかまいなくってカレンさん！そんな高いの使うのもったいないすから！」
あ～～このクソオヤジ！
「良くないわよこおいちさん！私のヤツの方が効くって！」
「ぎがの日焼けのひとつやふたつかまわないってカレンさん！」
「かまうの！私達、海の日仲間なのよ？去年もぎがはコレ塗ったんだから！」
「ですからカレンさん！悪いっすから～」
「全然悪く無いわよ？私が良いって言ってるんだから！」
そうです。「海の日仲間」のおいらたちに遠慮は最大の無礼。
俺らは長年の海の日仲間なんだぞ？空気読めよ！ってやっぱオッサンにはわからんか…
つかなんでカレンに対抗意識バリバリ持ってんだ貴様。
「あら？新しいアルバイトちゃん発見♪ちょっかい出してこよっと♪」 ←カレン小競り合いから離脱。
ナイスプレイ！カレン！
「おいぎが！お前…カレンは良い女だって言っただろ？」
言ったぞ。良い女だべや。
「こんなチビデブとは聞いて無いぞ？」
教えてないもんよ。
「お前 自分の周りは良い女しかいないって言ってたろ！！」
言ったよ？
確かにカレンはチビだしデブだし美人じゃない。しかしそれがなんだ？何が不満だ？
「この嘘つき！！」
ウソじゃねーよ。
どーせカレンの良さは貴様にどんなに言ったってわかんねーよ。
「ねえぎが？あのオッサンずいぶんあんたに優しいんじゃない？良い人じゃん」
人前だからだよ。
かなりありがた迷惑なん…アホだし。
「そんな事どうでも良いから取るわよ！ホッキ！」
そうだな！行くか！
失礼極まりない魔人を「どうでも良い」の一言で済ますカレン。
やっぱマブい！
猛暑と言われる日本列島。しかし北海道は激寒い。お天道様に忘れられてますか？ってくらい寒い。
↑「涼しい」じゃなくてマジ「寒い」。
突入！海！かかって来なさい～～！！
ぐおおおおぉぉぉ～～水が冷て～～ちくしょー負けない！
「ぎが？大丈夫？ 探してる？」
探してる！！
俺らが海に行くのは海水浴をするためじゃありません。漁をするためです。
ホッキ～～～！どこだどこだホッキ＝＝！
気合は派手ですが見た目は地味なホッキ漁。（波間で一歩も動かず足の裏で海底の砂をさぐり続ける）
はたから見たら海で泳がず、じ～～っとしてる変わり者です。
ここぞ！と思ったポイントを簡単にハズしちゃ行けません。波に負けず何が何でも死守。
（しかしその様子が溺れているように見えるのか…３回くらい救助の人が来ちゃった。えへ♪）
来た～～！足の裏に石が当たる！でかい！掘り出せ堀りだせ！これは……絶対ホッキだ！
やった！！一個目ゲットか～～～！？
「ぎが！みつけたのか？」
あ。そう言えばコイツも居たんだっけ。
いや今は足の裏のホッキに集中せんと…！ 両足ではさんで手でキャッチだ。
用心深く掘り出して掘り出して… 確実に足ではさんで持ち上げて…
「ぎが！ほれコレに入れろビニール袋！」
やかましい！
って、 あああああああ～～～～！！
落とした…
「ぎが なにやってんのよ！どこやったのよ！さがしなさいよ！」
「ぎが ダメだなぁ～～でっかい貝って逃げ足速いのによおー」
貴様が余計な事言うからだぁ！！！！！
あぁあぁあぁあぁああ～ ホッキが！今夜のおかずが！ まんまと逃げられたぁ～
うがぁぁ～～～！！なまらくやしいぃぃっ！！
このクソオヤジ！！どうしてくれる！！
「俺のせいじゃないぞ！ぎがの追い込みが甘かったんだ！いっつも詰めが甘いんだよぎがは！」
いーや あんたのせいだ！！
あんたが居るとツキが落ちるんだよ！！
責任持って探せ！！とっとと探せ！！
「俺 遠視だから海の中なんて見えねぇよ！」
目で見ないで足で探せって！まだそこらに居るってばよ！！
「ぎがとこおいちさんて良いコンビ～～♪」
違う～～～～！！
それ以後クソ寒い中、３人がかりで海底からつまみ上がるのはアサリと白貝ばかり…ま何も取れないよりはマシですが。
ちくしょう絶対ホッキ取る！取るまで意地でも上がらねぇ。
「ぎが～～ 一回浜に戻りましょ？私腹減っちゃった」
おいらにかまわずメシ食って来い！カレン
「ぎが！俺もメシ食ってからまたやるわ！」
貴様もか！この根性無しめ。
良いんだ。最初っからわかってた。最初っから魔人にゃ期待しとらんかった。
これはおいらの戦いだ。寒くても…足の指がつっても…
ホッキを見つけ出して拾いあげる！そして食う！
これが俺たちの「海の日」！！
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