鮭太朗のつぶやき

鮭太朗のつぶやき

ソフトバレエの曲を聴いて書いた詩



定められた角度は17度
羽ばたく鳥は鈍色の翼持ち
けたたましいほどの鳴き声で
夕べの祈りを掻き乱す

月が隠れたら走って行こうね
どこまでも続く青い夢の中
誰にも見つからないように
信じるものは心にだけ抱いて
いつまでも続く深い闇の中
明日の夕陽がまた見れるよう

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ESCAPE

君が描いていた夢を
僕も心に描いていたよ
ふたりして可愛い嫁さんをもらって
たくさんの笑顔に囲まれた
幸せな家庭を築く夢
「一緒に実現できればいいね」
言葉に出しては言わなかったけれど

変える術のない現実から
逃避することが一縷の望み

僕らがこの世に在った事実は
どんな形で語り継がれるのだろう
これで憎しみに終止符が
打たれるのなら良いけれど
僕らが背負った現実は
更なる悲劇を生んでゆくだけ

 喜んで 母さん 戦闘機乗りだよ
 皆の幸せを僕が守るんだ...

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TWIST OF LOVE

いつもいつも思っているよ。
躯を流れる血の色が
みんな同じであるように
言葉や肌の色がたとえ違っても
痛みを感じる心は同じだと

踏みにじられたことがあるかい?
心から信じていたものに...

たった一冊の書物の中に
もしも世界が集約されているなら
僕らにいつまでも付き纏う
不条理を追う術をどうか教えてくれ!

愛を語るのはとても簡単さ
幸い言葉は天井知らずで
どこまでも高く積み上げてゆける
だけど君の綺麗なばかりの手じゃ
泥にまみれた僕は救えないよ

思いが時を超えられるなら
僕は未来に全てを託そう
今はどうしても越えられない
僕達の間にそびえる壁も
高い空から見下ろせば
誰もが一足で踏み越えられる
たった一本のラインにすぎないのだと
全ての人が気づくその日に
再び生まれてくることを祈って


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