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シャトー ペスキエ キュベ テラッセ vt 2005 CHATEAU PESQIE Terrasses 2005 今宵はロバート・パーカーJr氏、連続高評価の低価格帯ワインを紹介します。このワインはPopoのワインセラーに常備されている、マイハウス・ワインの1本です。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です。久しぶりの更新になりました!いろいろと理由があったのですが、最大の理由は気候ですね。去年も暑かったですが、今年も異常だと思う。湿度が高すぎて、なかなか赤ワインを飲むには厳しい状況・・・。ゲリラ豪雨というそうですが、 まるで熱帯の気候ですよね。皆さんはどうでしょう?ちなみに、今宵取り上げたペスキエのテラッセ2005はパーカー評価92点だそうです。日本円で1500円弱で、異例中の異例ともいっていいと思います。個人的にも、この価格帯のワインとしてはこのワインは高く評価しています。テラッセは低下価格帯のワインでありながら、ロバート・パーカー高評価連発のワインです。フランスは南部、ローヌの赤ワイン。 CHATEAU PESQIE Terrasses 2005 2004年:90点、2003年:89点、2001年:91点、1999年:90点、1998年:90点。これ全部ロバート・パーカー氏のこのワインに対する評価です。単年度でなく、複数年度にわたる高評価は、このワインの実力の一端を物語っていますね。 さて、このワインはいかに? ワインの感想 (impression)ちなみに、このワインは何十本も飲んでますので、はっきりいえます。美味しいものと美味しくないものがあります。同じヴィンテージでも・・・。ワインの難しさですよね。ボトルバリエーションなのか、イレギュラーなのかは定かではないですが、他のワインでもありますよね。まあ、一本一本の個性と考えればいいかな?一期一会の心で楽しむのがワインの極意??? 外観は、深いルビーから紫色で光沢がある。 香りは、華やかにカシス、ブラックベリー系が強く、トリュフ、若干のスパイシーさもある。果実感が生き生きとした印象のワイン。 味わいは果実味が前面にでて、芳醇。みずみずしく感じられ若々しい印象。酸味主導同の感じで、タンニン、アルコール感のバランスも優れる。ボディは重めのミディアム位で、ポテンシャルはありそうな感じ。このクラスですが4~5年は楽しめそうなワインです。余韻は長め。うん。いいワインですね。フィネスは価格をはるかに超えてます。ノンフィルターの強さは感じるものの、うまくまとめられている。セパージュは樹齢60年のグルナーシュと、樹齢40年のシラー。ワインの評価 (evaluation)まとめると、やっぱりこのワインはおススメのワイン。1500円弱で買えるワインとしてはいいワインです。デザインもなかなかのもの。安くさくは見えません(笑)この価格で、この味わいなら文句なしでしょう。 奥さん曰く ” テラッセだね!これは好きな味!最初飲んだときはビックリしたワイン。香りもよくて、果実味もあって。いいんじゃないですか?不満はなし。” ☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good【 08.09.02現在 】(奥さん評価 86/100 点) 1-7,2-7,3-6,4-6,5-10 +50 =86(ポポの評価 85/100 点) 1-7,2-6,3-6,4-6,5-10 +50 =85【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】【ワインメモ】 シャトーペスキエローヌ地方の南の外れ、標高2000mのヴァントー山の麓に広がる広大なコートーデュヴァントーに位置するワイナリー。モルモワロンという小さな街の中心から少し離れたところにワイナリーを構えています。 現オーナーのポール・ショーディエル氏が1988年に買収し、莫大な設 備投資が行なわれ、化学肥料や危険な農薬を使用せず、自然農法を行い、現在では南部ローヌのトップワイナリーのひとつとして極めて高い評価を得ています。☆☆☆ Popo's Wine Cafe Collection ☆☆☆シャトー・ペスキエ[2005]キュベ・テラッセ(赤ワイン)【タカムラ ワイン ハウス】価格1260円★★★★★ シャトー・ペスキエ カンテサンス 2003【イーショッピングワイン】価格2480円【シャトー・ペスキエ】 アルテミア 2004【CH・PESQUIE】 ARTEMIA 2004【酒宝庫 MASHIMO】価格3990円 ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Sep 3, 2008
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ペインター ブリッジ ジンファンデル vt2006 【WR】 ペインター ブリッジ は、カリフォルニアワインで、コスト・パフォーマンスの高さでは有名なワイン・シリーズ。サード・ラベルのワインなんですが、特にジンファンデルはワイン王国などでも良く取り上げられ、高評価を得ています。私にしては!?だいぶ久しぶりの更新です。お盆休みに何をしてたかというと読書三昧!東野圭吾づくし!? 白夜行、幻夜、手紙、時生、宿命、分身、レイクサイド、放課後…2日で8冊ばかり読みました。一度に読んだのは学生時代以来かな…。 PAINTER BRIDGE "CALIFORNIA ZINFANDEL" vt2006ジンファンデルは、ほとんどアメリカの固有種といっていいでしょう。イタリアのプリミティーヴォがそのルーツであるともいわれますが。さてこのワイン…いかに?ワインの感想 (impression) このワインの特徴はブレンドといってもいい。VTごと微妙にセパージュが異なる。VT2006では、ロディとパッソロブスの2つの地区で収穫された5種類の葡萄をブレンド、オーク樽の18ヶ月熟成。。。とのこと。 人造コルク。スクリューキャップよりは様式美がある・・・かな?。ブショネがないのはいい。 色合いは、濃い目のルビー色。香り立ちは独特。プラム、ラズベリーを強く感じる。胡椒系のスパイシーなニュアンスもある。樽香のヴァニラ、コーヒーも感じる。果実味の凝縮感が特徴。味わいは、ベリー系の濃縮された果実味があってなかなかいい。樽香も楽しめる。酸味とタンニン、アルコールのバランスはよく、飲みやすい。ただ、以前のものと比べるとタンニンが強調され、やや単純で複雑味には欠けるような気がする。余韻はタンニンとアルコール感。短め。フィニッシュに、くどくない甘さが残る。 個人的には、VT2005のほうが美味しかったような気がする。それでも、この値段で大したものだなぁ。。。と思いますが。VT2006のセパージュ:ジンファンデル76%、シラー15%、プティシラー5%、ヴァルディグエ2%、アリカント2%。ワインの評価 (evaluation) 果実感があって、濃い目の飲みやすいワインということであれば、いいワインです。バランスもいいですし。品や複雑さがあるかといわれると微妙。。。ただ、この価格のワインとしてみるととてもいいワインですね。若干、濃い目に味わいがかわってきているのかな? 奥さん曰く ”これは、なんの香り???梅酒のような。アプリコット!このワイン、別な意味ですきだなぁ。あり!好きな味!” ☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good 【 08.08.18現在 】(奥さん評価 86/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-6,5-12 +50 = 86(ポポの評価 84/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-5,5-12 +50 = 84 【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】 ★”ペインター ブリッジ” のワインはコチラから★ 【 PopoくんのHP " Popo's Wine Cafe " はこちらです! 】
Aug 19, 2008
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アイアン ストーン カベルネ フラン vt 2004 【再評価】 IRON STONE " CABERNET FRANC " vt 2004 アイアンストーンのワインは、今まで結構取り上げています。それぞれコストパフォーマンスが高く、好印象のワイン続き嬉しい限りですね! (カベルネ・フラン、ジンファンデル、プティシラー、メルロー、シラーなど)。今日は再評価です。 今日から仕事場は盆休みです。残念ながら、あまり長い休みではないですが…でも久しぶりの休みなので嬉しい !! …ということで、昨夜早速!? 東野圭吾の” 容疑者Xの献身 ” 読んじゃいました。400Pくらいの小説ですが直木賞受賞、もうすぐ映画の公開ということでタイムリー!? IRON STONE "CABERNET FRANC" vt 2004 品種: カベルネ・フラン90%、メルロー9%、カベルネ・ソーヴィニヨン1% カリフォルニアワインでコスト・パフォーマンスの高さでは有名なワイン・シリーズ。ワイン王国などでも良く取り上げられていますね。通常このクラス(価格帯)は3~5年が飲み頃とされています。カベルネ・フランが90%以上のこのワイン…いかに? ワインの感想 (impression) 結論からいうと…うまいです。 このクラスのカベルネ・フランのワインではベストかも!?二日目でも予想通り、ほとんど変わりません。もうお馴染みの方は、安心して飲んでいただけます。そして、初めて飲まれる方はきっと驚きます!この作り手のワインは、色を見てもらえばわかりますが、ぎゅうぎゅうに詰め込まれたタンニンの強いワインではありません。…が、果実感やボディは見た目より重め。ブラインドだと、ボルドーのブルジョア級と答えそうなワインでした。瓶の形はオールドスタイルで、上げ底のしっかりあるタイプ。好み。合成コルク。多少味わいには欠けるが…様式美はある。色合いは、エッジにレンガ色をかんじる、明るめのルビー色。香り立ちは強くはないが、凝縮した果実感や甘草、スモーキーなニュアンスもあり。この作り手の傾向で、カベルネ・フランの特徴・・・ピーマンしてない(笑)。味わいは、ボルドーのワインを彷彿させる熟成感。果実感は控えめだが厚みが有る。。タンニンはシルキー。この価格帯の、カベルネ・フランという葡萄からつくられたワインとは思えない。凝縮された果実感が甘さを感じさせる。酸味とタンニン,アルコールのバランスは高い。度数は13・5度だがミディアムボディに感じる。余韻は細かなタンニンとアルコール感。長くはないが、バランスはとれている。 まあ、並のカベルネ・フランではありません。凝集された糖度の感じは、柔らかなタンニンとともに品さえ感じさせます。ワインの評価 (evaluation) しかし、アイアンストーン 恐るべし。アイアンストーン・カベルネフランはおおよそ$10です。考えられませんよね。 まだ、飲んだ事のない方は一度飲むべきかもしれません・・・カベルネフラン、ジンファンデル、プティシラー、メルロー、シラー・・・今のところ、はずしがないですね。皆、それぞれに魅力がある。価格を考えると凄いですね。奥さん曰く ” うん。これは美味しいね。くどくない品のある甘さがいいワイン。アイアンストーンに外しナシ(笑)!”☆ 評価 ☆ 極 良 (87~89) Extremely good 【 8/12/08現在 】 (奥さん評価 88/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-7,5-12 +50 =88(ポポの評価 87/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-6,5-12 +50 =87【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP★ アイアン・ストーンのワイン ★ 一つアドバイス…アイアンストーンのワイン(赤)を選ぶときは、可能であれば、VTより5年以上経過したものをおススメします。今回のカベルネ・フランは、今年VT2000も飲んでますが、まだまだ美味しくなりそうでした。 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Aug 13, 2008
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アイアン ストーン カベルネ フラン vt 2004 IRON STONE " CABERNET FRANC " vt 2004 お待たせ・・・しました!?。8月は公私とも大忙し!不定期更新になりそうです。・・・久しぶりのワインレビューです。今日のワインは、アメリカ。カリフォルニアよりアイアン・ストーンです。アイアンストーンのワインは今まで結構取り上げていますが、それぞれ、コストパフォーマンスが高く好印象のワイン続きです。 (カベルネ・フラン、ジンファンデル、プティシラー、メルロー、シラーなど)。 一年 365日。 毎日、ワインやお酒を たのしんでいるPopoくん。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれ?の日記 です。 今日は、久しぶりの日記本編!?カリフォルニアワインでコスト・パフォーマンスの高さでは有名なワイン・シリーズ。ワイン王国などでも良く取り上げられていますね。通常このクラス(価格帯)は3~5年が飲み頃とされています。カベルネ・フランが90%以上のこのワイン…いかに? IRON STONE "CABERNET FRANC" vt 2004 ワインの感想 (impression) いやいや…結論からいうと、正直、びっくり! もうお馴染みの方は、安心して飲んでいただけます。そして、初めて飲まれる方はきっと驚きます!この作り手のワインは、色を見てもらえばわかりますが、ぎゅうぎゅうに詰め込まれたタンニンの強いワインではありません。…が、果実感やボディは見た目より重め。どんな造り方なのでしょうね?ブラインドだと、ボルドーのブルジョア級と答えそうなワインでした。瓶の形はオールドスタイルで、上げ底のしっかりあるタイプ。好み。合成コルク。多少味わいには欠けるが…様式美はある。色合いは、エッジにレンガ色をかんじる、明るめのルビー色。香り立ちは強くはないが、凝縮した果実感や甘草、スモーキーなニュアンスもあり。この作り手の傾向で、カベルネ・フランの特徴・・・ピーマンしてない(笑)。味わいは、ボルドーのワインを彷彿させる熟成感。果実感は控えめだが厚みが有る。。タンニンはシルキー。この価格帯の、カベルネ・フランという葡萄からつくられたワインとは思えない。凝縮された果実感が甘さを感じさせる。酸味とタンニン,アルコールのバランスは高い。度数は13・5度だがミディアムボディに感じる。余韻は細かなタンニンとアルコール感。長くはないが、バランスはとれている。 まあ、並のカベルネ・フランではありません。凝集された糖度の感じは、柔らかなタンニンとともに品さえ感じさせます。ワインの評価 (evaluation) しかし、アイアンストーン 恐るべし。アイアンストーン・カベルネフランはおおよそ$10です。考えられませんよね。 まだ、飲んだ事のない方は一度飲むべきかもしれません・・・カベルネフラン、ジンファンデル、プティシラー、メルロー、シラー・・・今のところ、はずしがないですね。皆、それぞれに魅力がある。価格を考えると凄いですね。 一つアドバイスを!アイアンストーンのワイン(赤)は、VTより5年以上経過したものをおススメします。今回のカベルネ・フランは今年VT2000も飲んでますが、まだまだ美味しくなりそうでした。 奥さん曰く ” うん。これは美味しいね。果実実が濃い。くどくない品のある甘さがいいワイン。アイアンストーンに外しナシ(笑)!”☆ 評価 ☆ 極 良 (87~89) Extremely good 【 8/11/08現在 】 (奥さん評価 88/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-7,5-12 +50 =88(ポポの評価 87/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-6,5-12 +50 =87【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP <ワイン情報> 種類 赤ワイン 生産地: カリフォルニア、シェラ・フットヒルズ 品種: カベルネ・フラン90%、メルロー9%、カベルネ・ソーヴィニヨン1% 味わい フルボディ 容量 750ml 熟成期間 : 9ヶ月間、フレンチオークとアメリカンオークで熟成★ アイアン・ストーンのワインはこちらから・・・★ 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Aug 12, 2008
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天空の蜂 ~ 東野圭吾を読む (4) ~ 私の、読書割り振れる時間は、平日だと・・・せいぜい睡眠時間を削って1時間。そんななか!?読みました。東野圭吾の長編、『 天空の蜂 』です。 「さまよう刃」、「探偵ガリレオ」、「予知夢」、「秘密」に続いて読破しました。今回よんだ、作品も10年以上前の作品です。今頃読むのが私らしい!?『予知夢』は後でレビューします。 作品の概略 (Outline) わずか10時間。タイムリミットはヘリの燃料の切れるまで・・・。錦重工業が防衛庁に納入予定だった大型掃海ヘリ「ビッグB」が、何者かに奪取される。それも、最終チェック飛行の直前、遠隔操作によって・・・。犯人は、「ビッグB」を予定通りに離陸させ、当初からの計画どおり、敦賀の高速増殖原型炉『新陽』の上空で維持させる事に成功する。 犯人の要求は、日本で稼動・点検中の原発を、全て使用不能にする事にあった。要求が実行されない場合には、「ビッグB」を稼働中の原発へ墜落させる、との脅迫状が届けられた。 不幸は重なる。偶然にも、この超大型ヘリコプターには開発メンバーの一員である山下の息子、恵太がただ一人取り残されていた・・・。犯人は誰なのか?その本当の目的はなにか?不可能にみえる恵太の救出は可能なのか?そして、原発施設の破壊による大惨事を防ぐことは可能なのか? さまざまな視点で描かれる、東野圭吾節炸裂!?の長編サスペンス。 作品の感想 (impression)この『天空の蜂』は、いわゆるタイムリミット・サスペンス。 時間にすれば概ね10時間。とても濃密に時が刻まれて行きます。事件の始まりが、8月7日(ちょうど今頃!暑いさなかというのが分かる)午前5時。同日の午後2時30分過ぎに事件が終結するまでを描いた物語です。原発問題が物語の主軸にありますが、筆者はその是非を問う事が主題ではないようです。事実、あくまでこのテーマに関しては、客観的な表現が使われています。そのぶん、読み手にその主題の評価はまかせる・・・とでもいいたげ?ただし、現状における日本のエネルギー事情は小説から10年以上経過しているにもかかわらず、あまり変化していない。柏崎原発の地震の件もあり、いろいろと考えさせられます。 もう一つの主題は少年の救出作戦。これは、多くは語りませんが、小説とは思えない程の出来栄えです。東野さんの特徴がよくでていて、まるで映画をみているような臨場感が漂っています。上空にあるヘリの周囲まで、描かれたもいないのに感じることが出来ます。 東野さんは、小説の中で特徴的なフレーズを使います。今回の『天空の蜂』では、「沈黙の群集」 という言葉。私のとって、かなり耳の痛いフレーズ。都合の悪い現実を見てみないフリをする・・・思い当たる節がありすぎて・・・。多くを語ると、まだ読まれていない方に迷惑かもしれませんので・・・この作品に筆者の思い入れがあるのが良くわかります。先にレヴューを入れた『秘密』とは異なる東野圭吾が楽しめます。秀作ですね。作品の評価 (evaluation) これが東野圭吾節なんだ・・・。筆者の思い入れのある作品というのもうなづけます。なかなかの秀作で、今のところ『 秘密 』 と双璧です。今、『白夜行』を読み始めたところですが、これもなかなか。作品:天空の蜂区分:長編 出版元 / 発売年: 講談社/1995 備考: 第17回吉川英治文学新人賞候補作 「秘密」は、Popo的には良い評価です。まだ4冊目ですが、その中で出来栄えは突出しています。東野圭吾という書き手の魅力が良くわかりますね。心にしみますよ! 作品: 秘密 区分: 長編 出版元 / 発売年: 文藝春秋 / 1998 備考: 第52回 日本推理家協会賞受賞, 第120回 直木賞候補作, 1999年に映画化 東野圭吾そうそう、作者の読みは、東野圭吾(ひがしのけいご)さんなのですね!私はとうのけいごだと 信じてたんですよ(笑)ピンとこないわけだ・・・思い込みはペケですね。ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Aug 8, 2008
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メルロー リゼルバ ボッター vt 2001 【再評価】Merlot Riserva vt 2001 Botter 今日のワインはイタリアから。二本目再評価。いわゆる、安くて美味しいと評判の作り手ボッターのメルロー種、レゼルバ規格のワインです。 いやぁ。暑いですね。なにが暑いって蒸し暑い!まさに、日本の夏。アジアンモンスーン気候。湿度、得意じゃないんだな…せめて乾燥してればなぁ。体調悪し(笑) このワインは文字どおり、メジャー品種メルロー100%で作られるワインです。イタリアには多くの土着葡萄品種があり、それぞれ特徴があるワインがありますので、イタリアっぽく感じないかもしれません。 Merlot Riserva vt 2001 Botterご存知のとおり、イタリアは気候に恵まれ、ワイン作りには最適の土地が多い国。メジャー品種の作付けが増えてきているのは時代の流れ。。。世界で生き残るために、メジャー 品種への転換をはかる作り手もいれば、固着品種へのこだわりを貫き、品質を高める作り手もいる。。。ゆえに、微妙な感慨があります。ただしこのワインは、イタリア北東部フリウリ産メルローとのことで、わりと歴史があり、新興系ではありません。 ワインの感想 (impression) 最初にまとめると、 あまり期待していなかっただけに、良い意味、想像より美味しかったです。この価格で、メルローの熟成感が楽しめるのはかなりお買得では。。。 色合いは深いルビーから紫。エッジに熟成感。香り立ちは、直後はカシス、ベリー系で果実味が前面に。ただし、新鮮な果実味というよりドライフルーツ系。一度落ち着いてから、じわじわっと、ベリー系とヴァニラなどが出てくる感じ。味わいは、酸味、タンニン、アルコールのバランスが良く取られていて、厚みのあるミデイアムボディ。素晴しい…とまではいかないが安心感がある。タンニンが細かく柔らかい感じ。思ったより、アルコール感が強め。樽香が心地よい。余韻は長め。細かなタンニンとアルコール感。贅沢をいえば、もう少し品があれば・・・。つい2クラス上の熟成メルローのワインと比較したくなってしまう。最も、価格が0が一つ違うのですが(笑)。ワインの評価 (evaluation) 価格で考えた場合、1200円で熟成感のあるワインが楽しめる・・・それだけでもたいしたもの。 あえてイタリアという国名を出す意味が無いかも。。。熟成系の味わいが、好きか嫌いかを計るにはいいワインでは?奥さん曰く ” うん。熟成感がある。美味しいと思う。価格を考えると、かなりお得なワイン。イタリア?イメージがちがうなぁ。”優 良 (84~86) Quite good 【2008.8.5.現在】 (奥さん評価 86/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-7,5-11 +50 =86(ポポの評価 85/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-6,5-12 +50 =85【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP ★ ボッターのワイン ★【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Aug 6, 2008
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モンテプルチャーノ・ダブルッツオ (ファルネーゼ) vt2005Montepulciano d'Abruzzo Farnese 2005イタリアの太陽を浴びた、モンテプルチアーノ!! かのロバート・パーカーの高評価ワイン。。。そしてPopo高評価ワインのシリーズです。 さて、今宵のワインです。イタリアから。。。久しぶりに飲みました。ファルネーゼ。 " Montepulciano d'Abruzzo " Farnese 2005イタリアでも、中南部のアドリア海に面した各州を呼ぶ言葉としてかなり差別的な言い方で、“裏イタリア”という言葉があるらしい。確かに、行政やワイン産業からみてもイタリアの中心ではない。また、この地方で多く栽培されているモンテプルチアーノ種にしても,カリスマ的なグラン・ヴァンは生んでいないので、このブドウからのワインにしても、とかく軽くみられてしまいました。しかし、今この葡萄が注目されています!アドリア海の風を、燦燦と降り注ぐ陽光。。。がんばれアブルッツオ!!ファルネーゼに外しなし !!銘醸のワインとは違いますが、魅力あるワインです。1000円くらいで買えるワインとしては、特筆もの。。。おススメは、これと華やかな サンジョペーゼ や個性的な プリミテーヴォです。さてこのワイン…いかに?ワインの感想 (impression) 個人的にファルネーゼは好きです。そのスタンスがいい。契約農家との関係がよく、葡萄はヘクタール買いで代金保障付き。。。収穫量を抑える、古典的ワインの製造法でつくられる贅沢なワインといっていいでしょう。設備投資で味わいをつくるのではなく、葡萄の作り手によるワイン造り。。。いいですね、Popo好みです。人造コルク。スクリューキャップよりは様式美がある・・・かな?。ブショネがないのはいい。 色合いは、やや濃い目のルビー色。香り立ちは、ブルーベリーを強く感じベリー系中心。カシス感もあり、とにかく果実味の凝縮感が特徴。香りだけで、太陽の光、大地を渡る風を連想させる。味わいは、ベリー系の濃縮された果実味があってなかなかいい。果実感がみずみずしい感じ。現在はvt2006が市場にでていますが、このvt2005でもとても爽やかに果実感が楽しめました。酸味とタンニン、アルコールのバランスはよく、飲みやすい。タンニンは細やかに舌に触れる感じ。一言でいうと太陽燦燦!余韻は柔らかなタンニンとアルコール感。フィニッシュに、くどくない甘さが残る。 本当、この値段で大したものだなぁ。。。と思います。セパージュ:モンテプルチアーノ100%ワインの評価 (evaluation) 果実感があって、濃い目の飲みやすいワインということであれば、いいワインです。バランスもいいですし。私はこの時期から、夏場の時期はこのタイプのワインが主流になります。疲れたからだには、バローロ系は最悪に近い。キャンテイは軽すぎる。。。奥さん曰く ”太陽燦燦!! 凝縮された果実味のワイン。美味しいよ。うん。この感じのワインもいいね。好きな味!” ☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good【 08.8.4現在 】(奥さん評価 86/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-6,5-12 +50 = 86(ポポの評価 86/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-6,5-12 +50 = 86 【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】 ワインの雑学 【ファルネーゼ】 Farneseファルネーゼはイタリアの有名ワインガイドで、最近の2005年版、2006年版、2007版と3年連続して最優秀生産者に選出されました。イタリアの有名ワインガイドの著者「ルカ・ マローニ」が16510本という物凄い数のイタリアワイン のティティングを通して、なんと【BEST-Value】No.1を獲得したそうです。ワインスペテ ーター誌でも、当然の如く【BEST-Buy】評価を獲得したこともあり、1996 年には【Top 100 Value】の世界の50の赤ワインに堂々選 ばれ、1997年には世界25の赤ワインとして選ばれています。 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Aug 5, 2008
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コノスル ゲヴェルツトラミネール レゼルバ vt 2007Cono Sur Reserve Gewurztraminer 2007ゲヴェルツトラミネールは白用の葡萄品種。ドイツとフランスのアルザス地方で多く栽培され、近年では、ニューワールドでも栽培が進められています。二本目、再評価です。暑いんです(笑)。体感として去年より暑い。湿度が苦手な私には、体調の維持が難しい。…と、いうことで白ワインです。ワイン日記は久しぶりの更新です。 「家系図なし。ホコリの積もったセラーなし。高品質ワインあり」。コノスルです。いわずと知れたチリの新星!?。(笑)。 今日取り上げるのは、100%手摘みのゲヴェルツトラミネールを使用した、限定生産のワインです。NO FAMILY TREES・・・ NO DUSTY BOTTLES・・・ JUST QUALITY WINE ・・・いわずと知れた!? チリ、コノスルのワインです。1993年に出来た新たしいワイナリーですが、実はバックボーンが、今や世界規模で活躍する、コンチャ・イ・トロファミリー。並ではありません。 さて、このワインはいかに!? ワインの感想 (impression)二本目で思うこと。並ではありませんね。白ワイン用葡萄、ゲヴェルツトラミネール100% ・・・うーん。なるほど。価格を遥かにこえた味わい。まとめると、瑞々しい、しっかりとした果実味の力強い辛口の白。1000円くらいと考えると凄いなぁ。 Cono Sur Reserve Gewurztraminer vt 2007コノスル レゼルバ ゲヴェルツトラミネール vt 2007 〈品種〉:ゲヴェルツトラミネール100% 赤750ml 栓は合理的なスクリュー・キャップ。色合いは金色。独特の光沢です。香りは、実に華やか。白桃、ライチ、バラ、アカシア、ミント、シナモン、ハーブ・・・。鮮烈な香り!その深さには正直驚きました。味わいは、酸味主導で辛口の仕上がり。酸味・ミネラル・果実味が特徴になるワイン。赤好きの私でも高評価です。度数が13.5度ということもありしっかりと舌の上で、存在感をしめしてくれます。ただ、酸味はまろやかであり、単調でない感じ。続く余韻がバランスが良く、心地よい。ボディの感じだと、かなりいろいろな食事に併せやすい白だと思います。香辛料のきいた食事にもあうかもしれない。単独で飲んでも、食中でもよし・・・かなり守備範囲が広そうです。ワイン王国、一個人など、多くのワイン特集で高評価されているのも、うなずける仕上がりです。 ワインの評価 (evaluation) 白ワインは、細かな点数付けは今のところナシです。いわゆる私の経験不足。比較対象、つまり基準になるワインがまだ定まっていません。奥さんいわく”うん。これはこれであり!上品で美味しいと思う。いろんな料理にあいそう。私は白は甘いのが好きだけど、これはいいね。点数?85点くらい。”優 良 (84~86) Quite good★ "コノスル”のワインを探す ★ 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Aug 4, 2008
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探偵 ガリレオ ~ 東野圭吾を読む (3) ~ TVドラマの「ガリレオ」は見ていませんでした。一部に人気があったと聞いていますが。「さまよう刃」に続いて、「予知夢」と一緒に続けて読破しました。 今回よんだ、『 探偵ガリレオ 』も10年前の作品である。TVドラマ化され、一部で熱狂的ファンが出来たと聞きます。原作とはかなり演出が違うようですね。今頃読むのが私らしい!? 作品の概略 (Outline) 帝都大学理工学部 物理学科助教授の湯川学が、科学者の視点から難解な犯罪に挑む連作ミステリー。本館は短編集。警視庁捜査一課の草薙俊介は、不幸にも(!?)常識の範疇を逸脱した怪事件に遭遇する宿命を負っている様である。常識的な上司と非常識な怪事件。そして彼は今日も、在学中には一度も足を踏み入れる事のなかった母校の理工学部へと向かっている。謎を解くには、中に居る天才科学者の知恵を借りるしかないからだ。燃える(もえる) /毛髪から急に火が出て焼死した少年の謎。転写る(うつる)/池に浮かぶ謎の金属製、デスマスクの謎。壊死る(くさる)/ 皮膚の一部が瞬時に壊死したと思われる、不可思議な遺体爆ぜる(はぜる)/海中から吹き上がった火柱に呑み込まれた女の謎。離脱る(ぬける)/「幽体離脱」少年の謎。「ガリレオ先生」こと変人!? 湯川学は、今日も謎に挑む。作品の感想 (impression)うーん。なるほど。予想どおりというか・・・。私は理工系ではないが、一応理系の人間なので、ほとんど、途中でトリック自体は予想できるし、解ってしまう。多分、多くの人がそうではないでしょうか?謎解きは、残念ながらあまり魅力は感じない。パターンは古典的なシャーロック・ホームズ系でしょうね。ワトソンが草薙、ホームズが湯川。コナン・ドイルは医者で、その知識を盛り込んでシリーズを書いた。東野は工学部電気工学科出身なそうで、その知識を披露…ではなく、役立てたようである。多少、男女間いわゆるSEX的な表現もあるもののかなり軽い。「さまよう刃」に通ずるのが、登場人物の描写の甘さ。劇中劇のよう。短時間ドラマようの脚本のような短編集。やっぱり物足りない。あまり頭を使いたくないときなどいいかもしれない。気分転換には文章が丁寧なので悪くないかな。軽い赤ワインのよう。 先にレヴューを入れた『秘密』と同時期ということを考えると、筆者的にも箸休め的な短編集なのかもしれない。 作品の評価 (evaluation) これが東野圭吾節なんだ・・・とは思わない(笑)。もう『 秘密 』 を読んでしまっていますから。この小説だけで東野圭吾を計らないで下さいね。これはこれで楽しめますが・・・作品:探偵ガリレオ区分:短編集 出版元 / 発売年: 文藝春秋/1998備考: ドラマ化 「秘密」は、Popo的には良い評価です。まだ4冊目ですが、その中で出来栄えは突出しています。東野圭吾という書き手の魅力が良くわかりますね。心にしみますよ! 作品: 秘密 区分: 長編 出版元 / 発売年: 文藝春秋 / 1998 備考: 第52回 日本推理家協会賞受賞, 第120回 直木賞候補作, 1999年に映画化 東野圭吾そうそう、作者の読みは、東野圭吾(ひがしのけいご)さんなのですね!私はとうのけいごだと 信じてたんですよ(笑)ピンとこないわけだ・・・思い込みはペケですね。ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Aug 3, 2008
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秘密 (ひみつ) ~ 東野圭吾を読む (2) ~ 今頃 「秘密」を知ったの?といわれればそれまで。はい。そのとおりです(笑)。「さまよう刃」、「探偵ガリレオ」、「予知夢」に続いて読破しました。第52回日本推理作家協会賞長編部門受賞作だそうです。 今回よんだ、『 秘密 』は10年前の作品である。映画化もされ、日本アカデミー賞やいろいろな映画祭で賞を取っています。今頃読むのが私らしい!? 作品の概略 (Outline) 主人公、杉田平介の妻子(直子と藻奈美)は、帰省先でスキーバスの転落事故に遭い、駆け付けた平介に看取られながら、直子は息を引き取る。 直子が身を挺して守った藻奈美は、体は無傷に近い状態で救出された。ただし脳への生涯を残し、意識は戻らない。苦悩する平介。 眠ったままの状態が続く娘の病室で、妻の名前を呼びながら涙する平介の耳にありえない声が響いた。 「あなた、ここ、……よ」 主人公は、娘の体と亡き妻の意識をもつ少女との、不思議な生活をスタートさせた。作品の感想 (impression)うーん。なるほど。これが東野圭吾節なんだな。この『秘密』を読んで、はじめて、この作者が好きになりました。この『秘密』は、視点で印象がガラリと変わる作品ですね。読み終えた直後でさえ、視点を変えて心の中で再読、反芻してしまいました。 『秘密』は、幾度と無く読み返しが可能な小説です。男性の視点、女性の視点、さらにはそれに時間軸を加えて、若年期、青年期、壮年期、老年期。読み手の視点によって千変万化するでしょう。スキーバスの事故を起こした運転手、その家族や悲しい複線も絡めながら進行する物語は、簡素な文章表現なだけに、余計心に染み渡る。 計算の上なのかわかりませんが、序盤と、中盤から終盤の感じがだいぶ変わります。そんなの当たり前だ・・・といわれそうですが、『さまよう刃』でも同様の傾向があったので、そういう作風なのでしょうか?作品の評価 (evaluation) この「秘密」は、Popo的には良い評価です。まだ4冊目ですが、その中で出来栄えは突出しています。東野圭吾という書き手の魅力が良くわかりますね。心にしみますよ!作品: 秘密 区分: 長編 出版元 / 発売年: 文藝春秋 / 1998 備考: 第52回 日本推理家協会賞受賞, 第120回 直木賞候補作, 1999年に映画化 東野圭吾そうそう、作者の読みは、東野圭吾(ひがしのけいご)さんなのですね!私はとうのけいごだと 信じてたんですよ(笑)ピンとこないわけだ・・・思い込みはペケですね。ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Aug 3, 2008
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コノスル ピノ・ノワール レゼルバ vt 2007 【再評価】 Cono Sur Reserve Pinot Noir 2007チリのピノ・ノアール。いわゆる新世界物。どういうイメージがあるでしょう?ひとついえること。今現在、新世界のピノ・ノアールを語る時、Cono Sur (コノスル)は外せない。これから、”大きく飛躍する可能性が高い”とPopoは思っています。今宵のワインは南半球、チリよりコノスルのピノ・ノアール種のワイン。実は、ピノ・ノワールの生産量では、世界で5本の指に入るほどの成長を遂げているのが「コノスル」。ブルゴーニュの伝統的手法、最新のテクノロジー、そしてチリのテロワールを融合させて生み出した、「OCIO オシオ」が世界に衝撃を与えたのは記憶に新しい。 Cono Sur Reserve Pinot Noir vt 2007コノスル ピノ・ノワール レゼルバ vt 2007 〈品種〉:ピノ・ノアール100% 赤750mlCono Sur (コノスル)のピノ・ノアールに注目している理由を挙げましょう。以前、ブログで掲載したとおり、コノスルは、いまや南半球で最大規模のワイン・ビジネスカンパニー コンチャ・イ・トロ (Concha y Toro)のグループ・ファミリーです。コ ノスルが、チリNo.1のピノ・ノワールをつくることを目指し、1999年に発足したのが「ピノ・ノワール・プロジェクト」。謎解き(!?)は、時間軸と葡萄品種で考えるとわかりやすいです。コンチャ・イ・トロ (Concha y Toro) 最高級の呼び名の高いワインDon Melchor 「 ドン・メルチョー(ル)」 の初ヴィンテージは1987年。世界のワイン業界に衝撃を与えました。2003年ヴィンテージで、かの" ワインスペクテーター誌 "で当時、チリワイン史上最高の96点がつきました。そして 、1990年代には「シャトー ムートン・ロートシルト」で有名なボルドーのバロン・フィリップ・ド・ロートシルト社とのジョイント・ベンチャーを開始。この提携によって1998年9月に Almaviva 「アルマヴィヴァ」が発表されるや世界中で絶賛を受けます。 初ヴィンテージは1996年。ロバート・パーカー氏、ワインスペクテーター誌共に、高得点の常連でいつも90点以上の高い評価を得ています。そして…ブルゴーニュのドメーヌ・ジャック・プリュールの醸造責任者、マルタン・プリュール氏を担ぎだし作り出されたのが、コノスルの最高級ピノ・ノワール、「オシオ OCIO」。世界中で引く手あまた。品薄状態です。コノスルは、いまやチ リNo.1ピノ・ノワール生産者といってもいいでしょう。そして伝説が創りだされるのはこれから。南米のピノ・ノアールのワイン、いかがでしょう? ワインの感想 (impression)コノスルはシリーズ展開が豊か。ただし、シリーズが短期間で構成が変わるのが悩ましいところ(笑)。手軽に楽しめるヴァラエタル・シリーズは買い得感が高い。ただし、個人的におススメは、このレゼルヴァ・シリーズ。以前ならヴィジョン・シリーズをおススメしたかったが、どうやら無くなってしまったらしい。ついいで20バレル・シリーズでしょう。 栓は、合理的な発想のスクリュー・キャップ。香りは、苺やチェリー系の果実香が中心。微かな腐葉土のような香りが、複雑性を与えている。煙草やナッツの香りが若干スパイシーな感じ。味わいは、豊富な酸味とタンニン、アルコール度数のある、がっしりとした構成。どちらかというと、こなれた酸味とタンニンがあり、エレガントでスタイリッシュ系という表現がなるほど。ボリューム感がある。いわゆる低価格帯のピノ・ノアールにありがちな果実実が過熟した感じはない。余韻はアルコール感で長め。レゼルバ・シリーズは、より良い条件の畑を選び、果実の凝縮感と複雑さを求めたシリーズ。樹齢の高い木から得られる葡萄を、収量制限することでさらに凝縮感を高め、全て丁寧に手摘みで収穫します。フレンチオークバリックで樽熟成し、より複雑で深みのある優雅な味わいに仕上げています。製法90%をミディアムトーストのフレンチオーク樽、10%をインナーステーヴのステンレスタンクで10ヶ月熟成しています。葡萄品種 ピノ・ノアール100% (自社畑産100%)ワインの評価 (evaluation) 値段を考えると、フィネスは高い・・・というべきでしょう。アルコール度数が14度ということもあり、引き締まった感じの仕上がりのワイン。過熟の感じはありません。結構濃厚な感じです。どちらかというとブルゴ系・・・でしょうか? ☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good 【 2008.8.1現在 】(奥さん評価 85/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-6,5-12+50 = 85(ポポの評価 84/100 点) 1-5,2-6,3-6,4-5,5-12+50 = 84うちの奥さんにいわせると『 うん。昨日より美味しいとおもう。思ったより、きりっとした感じのワイン。引き締まった感じ?』★ ” コノスル ” のピノ・ノアール ★ワインの雑学 ( Cono Sur コノスル )コノスル・ヴィンヤーズ&ワイナリーは1993年に、新世界のワインのスピリッツを伝える、革新的なプレミアムワインを造る目的で設立されました。葡萄畑があったところが、もとは川底であった為、水捌けの良い礫層に恵まれ、また肥沃な土壌と穏やかな気候に恵まれています。コノスルのワインは一般に果実味にあふれ、力強さとエレガンスさを感じさせる味わいのワインを造っています。カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールを中心に高い評価を得ており、最近はメルロー、ゲヴェルツ種の評価が高まっています。★ 手軽にたのしむ”コノスル”のワイン★ 最近、つくづく実感すること。多くの廉価級のワインを飲んで、多くの経験をできた。いままで知らなかったことも多くあり、とても勉強になったし楽しかった。だが、やはり限界を感じたのも事実。上級とまでいかなくても、中級クラスのワインを絡めなければ、逆にワインの選択の余地を狭めてしまったいた。 少し考えなければいけない・・・かな? So long ! by Popo ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Aug 2, 2008
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コノスル ピノ・ノワール レゼルバ vt 2007 Cono Sur Reserve Pinot Noir 2007チリのピノ・ノアール。いわゆる新世界物。どういうイメージがあるでしょう?ひとついえることは、今現在、新世界のピノ・ノアールを語るなら、コノスルは外せない。まだまだ化けそうです。今宵のワインは南半球、チリよりコノスルのピノ・ノアール種のワイン。実は、ピノ・ノワールの生産量では、世界で5本の指に入るほどの成長を遂げているのが「コノスル」。ブルゴーニュの伝統的手法、最新のテクノロジー、そしてチリのテロワールを融合させて生み出した、「OCIO オシオ」が世界に衝撃を与えたのは記憶に新しい。 Cono Sur Reserve Pinot Noir vt 2007コノスル ピノ・ノワール レゼルバ vt 2007 〈品種〉:ピノ・ノアール100% 赤750ml コ ノスルがチリNo.1のピノノワールをつくることを目指し、1999年に発足した「ピノ・ノワール・プロジェクト」。ブルゴーニュのドメーヌ・ジャック・プリュールの醸造責任者、マルタン・プリュール氏を担ぎだし、コノスルの最高級ピノ・ノワール、「オシオ OCIO」。世界中で引く手あまた。品薄状態です。コノスルは、いまやチ リNo.1ピノ・ノワール生産者といってもいいでしょう。南米のピノ・ノアールのワイン、いかがでしょう? ワインの感想 (impression)コノスルはシリーズ展開が豊か。ただし、シリーズが短期間で構成が変わるのが悩ましいところ(笑)。手軽に楽しめるヴァラエタル・シリーズは買い得感が高い。ただし、個人的におススメは、このレゼルヴァ・シリーズ。以前ならヴィジョン・シリーズをおススメしたかったが、どうやら無くなってしまったらしい。ついいで20バレル・シリーズでしょう。 栓は、合理的な発想のスクリュー・キャップ。香りは、苺やチェリー系の果実香が中心。微かな腐葉土のような香りが、複雑性を与えている。煙草やナッツの香りが若干スパイシーな感じ。味わいは、豊富な酸味とタンニン、アルコール度数のある、がっしりとした構成。どちらかというと、こなれた酸味とタンニンがあり、エレガントでスタイリッシュ系という表現がなるほど。ボリューム感がある。いわゆる低価格帯のピノ・ノアールにありがちな果実実が過熟した感じはない。余韻はアルコール感で長め。レゼルバ・シリーズは、より良い条件の畑を選び、果実の凝縮感と複雑さを求めたシリーズ。樹齢の高い木から得られる葡萄を、収量制限することでさらに凝縮感を高め、全て丁寧に手摘みで収穫します。フレンチオークバリックで樽熟成し、より複雑で深みのある優雅な味わいに仕上げています。製法90%をミディアムトーストのフレンチオーク樽、10%をインナーステーヴのステンレスタンクで10ヶ月熟成しています。葡萄品種 ピノ・ノアール100% (自社畑産100%)ワインの評価 (evaluation) 値段を考えると、フィネスは高い・・・というべきでしょう。アルコール度数が14度ということもあり、引き締まった感じの仕上がりのワイン。過熟の感じはありません。結構濃厚な感じです。どちらかというとブルゴ系・・・でしょうか? ☆ 評価 ☆ >>評価の詳細 良 (80~83) good 【 2008.7.30現在 】(奥さん評価 83/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-6,5-10+50 = 83(ポポの評価 82/100 点) 1-5,2-6,3-6,4-5,5-10+50 = 82うちの奥さんにいわせると『 うん。美味しいとおもう。思ったより、きりっとした感じのワイン。引き締まった感じ?』★ ” コノスル ” のピノ・ノアール ★ワインの雑学 ( Cono Sur コノスル )コノスル・ヴィンヤーズ&ワイナリーは1993年に、新世界のワインのスピリッツを伝える、革新的なプレミアムワインを造る目的で設立されました。葡萄畑があったところが、もとは川底であった為、水捌けの良い礫層に恵まれ、また肥沃な土壌と穏やかな気候に恵まれています。コノスルのワインは一般に果実味にあふれ、力強さとエレガンスさを感じさせる味わいのワインを造っています。カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールを中心に高い評価を得ており、最近はメルロー、ゲヴェルツ種の評価が高まっています。★ 手軽にたのしむ”コノスル”のワイン★ 最後までありがとう!So long ! ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Aug 1, 2008
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オールド ヴァイン セレクシオン・ドゥ・マダム ヴィエイユ・ヴィーニュ カリニャン vt 2005 【再評価】 先日、あるワインを扱っている友人と話をしました。内容はワイン価格の高騰。未曾有の原油高、新富裕層の誕生は、急激なワインの価格上昇を招いているそうです。特に銘醸地でのワインの取引はアジアでは日本より中国、中近東、ロシアが優先されはじめた・・・ということでした。うーん。なるほどですね。高くなるわけです。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です 。 今宵のワインはフランス南部、ランドックから。カリニャン種のワイン。再評価です。フランスで一番収穫量の多いカリニャン。あまりいいイメージはないかもしれません。ただし、、南仏で最も古い家族経営のワイン生産者、さらに樹齢75年のオールドカリニャン100%のワイン・・・とくればどうでしょう?"Carignan Old Vines" Vieilles Vignes Selection de Madame vt 2005 Daniel Bessiere セレクション ド マダム オールドヴァインズ vt 2005〈品種〉:カリニャン100% 赤750ml 今日取り上げるのは、カリニャン種のワインです。樹齢75年、驚異のV・Vの葡萄樹からオールド・カリニャン種100%で年産4000ケース。ちなみに、元詰のダニエル・ベシエールはフランス ワイン評価本”アシェット・ガイド”で二つ星をもらっています。南仏の老木のワイン、いかがでしょう? ワインの感想 (impression)葡萄の樹齢75年。遡ると、1933年。厳密ではないにせよ、第二次世界大戦前の葡萄の樹である。第二次大戦中、フランスはどういう状況にあったかは世界史に譲りましょう。そう考えると、なんとも感慨深いものを感じませんか? 瓶の形はボルドースタイルで、上げ底のしっかりあるタイプ。色合いは濃めのルビー色。香り立ちは、強くはない。ベリー系やカシス系の凝縮した果実感と、スパイシーな感じを複雑に感じる。味わいは、柔らかな感じ。酸味とタンニンは控えめ。ただし、カリニャンという葡萄からつくられたワインとは思えない。凝縮された果実感が甘さを感じさせる。酸味とタンニン,アルコールのバランスはまずまず。ミディアム~ライトボディに感じる。余韻は長くはないが、アルコール感。バランスはとれている。 並のカリニャンではありません。凝集された糖度の感じは、柔らかなタンニンとともに品さえ感じさせます。ただし、好き嫌いは分かれるでしょう。昨今の濃くて華やかで、PPポイントが高くなるように、最新の醸造学、醸造施設、著名なワイン・コーディネイターを揃え、作り出されたワインとは、ある意味相反するワイン。 丁寧に作られている感じ。ワインの評価 (evaluation) このワインは、けして現代風のワインではありません。たとえるなら、癒し系のノスタルジックな味わい。老木のカリニャン100%のワインが1000円くらいで楽しめる・・・それだけでも素晴しいと思います。ライト~ミディアム。 樹齢のもたらす複雑味がいいですね。 ☆ 評価 ☆ >>評価の詳細 良 (80~83) good 【 2008.7.28現在 】(奥さん評価 83/100 点) 1-5,2-6,3-5,4-5,5-12+50 = 83(ポポの評価 82/100 点) 1-5,2-6,3-5,4-6,5-10+50 = 82うちの奥さんにいわせると『 最初、ローヌのワインかとおもった。濃いワインではないけど、不思議とこく?がある。薄いのか濃いのかわからないワイン。』★ カリニャン種のワインを探してみる・・・ ★ワインの雑学 (Languedoc-Roussillon)フランス南部、ラングドック・ルーション地方は、世界で最大規模のワインの産地です。ローヌ川からスペイン国境まで、オーストラリアのワイン生産地全体の5倍の大きさを 占めます。地理的および地質学上の多様性が、広範囲の ユニークなテロワールをもたらします。1970年代のワイン生産危機で、ぶどう園は徹底的に整備し直され、多数の輸出品とともに国際市場に進出し、低価格でありながら、高品質ということで、フランスの新たなるワイン生産成功物語となりました。しかし…昨今、ワイン生産危機を超える荒波がフランスを襲っているのも事実です。農業政策の転換、ワイン最大消費国でありながら、実に6割もの国民がワインを飲まなくなっているというデータも出ています。新たなる富裕層の出現や原油高騰のあおりを受け、現在ワインの価格は高騰を続けています。特に顕著なのはボルドー、ブルゴーニュなどの銘醸地のワイン。vt2005よりvt2006が2割以上高値(それ以上?)はざらです。グレート・ヴィンテージのワインを欲しい方はいまのうちに買っておいたほうがいいでしょうね…。 ワインの造り手 (セレクション ド マダム オールドヴァインズ)インポーターによると、南仏で最も古い家族経営のワイナリーのひとつ、 ドロンファミリーの造り出す上質のオールド・カリニャンのワインです。伝統的、ラングドック地方のぶどう品種特有の豊かさを表現しています。樹齢75年の老樹からできるぶどうは、生産量が非常に少なく、より複雑で、甘く濃厚なワインを生みます。醸造、熟成は伝統的醸造法により行っております。ワインは柔らかく順応性のあるタンニンとともに、情熱的で生き生きとした赤い果実の風味に溢れています。最後までありがとう!So long ! ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Jul 29, 2008
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さまよう刃 東野圭吾昨日、2時間ばかり時間があったので、だいぶ前に買っていた文庫本を読んでみました。以前、書店めぐりしていたら、人気の作家ということでコーナーがあった。適当に選んだのが さまよう刃(やいば)。ワインの話ではありません(笑) Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です 。もともと活字中毒のきらいがある私。若い時分は、ほとんど食事もせず、3日がかりで24冊走破などやりました。今では考えられないですが。実際前は、年200冊くらいは読んでたと思います。最近はとんとご無沙汰。あまり期待せず読んでみました。うーん。なるほど。分かりやすい。というより、読みやすいと書いた方がいいでしょうか?結局、2時間も必要なく、読み終えてしまいました。赤川次郎なみ?東野圭吾さんは、文章が平易。とても読みやすい書き方をする方。個人的には、もう少し凝った文章の方が好きですが…。さまよう刃は、犯罪被害者、加害者、少年法など様々な現代社会の問題を切り取った小説。犯罪被害者による加害者(犯罪者)への復讐。テーマ自体は、現代の憂える日本社会ではタイムリーでしょう。そういう意味で考えると、この小説はいいかもしれません。導入は悪くありません。テーマも重く、そして哀しい。少年犯罪をテーマにした作品はたくさん存在しますが、『さまよう刃』には人間の本音、綺麗ごとを排した感情が込められています。主人公は、一人娘をある日突然失ってしまう。それも犯罪によって。未成年の男たちに娘をレイプされ殺されてしまう。あまりにも突然に失われた平穏な生活。主人公である長嶺、加害者である少年たち。事件を担当する刑事たちやマスコミ、謎の密告電話。考えると多くのキーワードが浮かび上がる。復讐がなぜいけない?私は・・・否定できません。主人公と同じ立場になれば、同じように行動してしまうかもしれない。現在の日本は、被害者の人権に関してあまりに配慮がたりない。諸外国と比べても量刑が軽すぎます。建前論に終始して、それは人権の侵害以外のなにものでもない。この小説一冊で、東野圭吾という書き手を判断するのは難しいし、そんなつもりもありません。ただ、読み終えての感想は…物足りないの一言。もっとテーマを深く掘り下げて欲しかった。この さまよう刃 に関しては、テーマや複線は悪くないが、どうにもバックボーンの描き方が足りない。人物の心情や、そこに至る過程、底に眠る人間の性。現代社会のもつ病巣・・・描写不足の感がある。暴力一つとっても、残酷と冷酷の描き分けが甘い。登場人物の描き分けも微妙。複線になる登場人物の背景を、もっと細やかに描ければもっと良かったと思います。かなり強引な展開も目に付く。もっとも、その分、主人公に対して感情移入はしやすいのだが。これで社会派サスペンス…?とは言いがたい。随分前の作品だが、高村薫のマークスの山、レディ・ジョーカー、照柿などと比較すると軽く浅い。テーマに振り回され、消化不良になってしまっている。言い方が悪いかもしれないが、まるで劇や二時間ドラマの脚本のよう。深さが足りない。人間を描ききれていないのが残念。優秀な演出家が、かなり書き込めば面白い作品になりそう。もっと心を揺さぶる作品になったかもしれないだけに残念で、少し厳しい書き方になってしまった。興味がわいたのも確かなので、時間を見つけてもう少し東野圭吾、読んでみようと思います。ではでは。 最新の日記 ワインの雑学 こだわりグッズ 旬なワイン 【 HOME 】
Jul 28, 2008
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オールド・ヴァイン・セレクシオン・ドゥ・マダム ヴィエイユ・ヴィーニュ カリニャン VT2005 ダニエル・ベシエール元詰 今宵のワインはフランス南部、ランドックから。カリニャン種のワイン。 フランスで一番収穫量の多いカリニャンですが、南仏で最も古い家族経営のワイン生産者、さらに樹齢75年!とくればどうでしょう? Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です 。 今日取り上げるのは、カリニャン種のワインです。樹齢75年、驚異のV・Vの葡萄樹からカリニャン種100%で年産4000ケース。元詰のダニエル・ベシエールはフランス ワイン評価本”アシェット・ガイド”で二つ星をもらっています。南仏の老木のワイン、いかがでしょう? "Carignan Old Vines" Vieilles Vignes Selection de Madame vt 2005 Daniel Bessiere ★ カリニャン種のワイン ★ ワインの感想 (impression)葡萄の樹齢75年。遡ると、1933年。厳密ではないにせよ、第二次世界大戦前の葡萄の樹である。第二次大戦中、フランスはどういう状況にあったかは世界史に譲りましょう。そう考えると、なんとも感慨深いものを感じませんか? 瓶の形はボルドースタイルで、上げ底のしっかりあるタイプ。色合いは濃めのルビー色。香り立ちは、強くはない。ベリー系やカシス系の凝縮した果実感と、スパイシーな感じを複雑に感じる。味わいは、柔らかな感じ。酸味とタンニンは控えめ。ただし、カリニャンという葡萄からつくられたワインとは思えない。凝縮された果実感が甘さを感じさせる。酸味とタンニン,アルコールのバランスはまずまず。ミディアム~ライトボディに感じる。余韻は長くはないが、アルコール感。バランスはとれている。 並のカリニャンではありません。凝集された糖度の感じは、柔らかなタンニンとともに品さえ感じさせます。ただし、好き嫌いは分かれるでしょう。昨今の濃くて華やかで、PPポイントが高くなるように、最新の醸造学、醸造施設、著名なワイン・コーディネイターを揃え、作り出されたワインとは、ある意味相反するワイン。 丁寧に作られている感じ。ワインの評価 (evaluation) 現代風のワインではありません。癒し系のノスタルジックな味わいです。老木といえど、カリィニャン100%はめずらしいですね。ライト~ミディアム。 樹齢のもたらす複雑味がいいですね。 ☆ 評価 ☆ >>評価の詳細 良 (80~83) good 【 2008.7.27現在 】(奥さん評価 83/100 点) 1-5,2-6,3-5,4-5,5-12+50 = 83(ポポの評価 82/100 点) 1-5,2-6,3-5,4-6,5-10+50 = 82うちの奥さんにいわせると『 最初、ローヌのワインかとおもった。濃いワインではないけど、不思議とこく?がある。薄いのか濃いのかわからないワイン。』 【ワインメモ】セレクション ド マダム オールドヴァインズ[2005]〈品種〉:カリニャン100% 赤750ml フランス南部で最も古い家族経営のワイナリーのひとつ、 ドロンファミリーの造り出す上質のカリニャン。 伝統的ラングドック地方のぶどう品種特有の豊かさを表現しています。 樹齢75年の老樹からできるぶどうは、生産量が非常に少なく、より複雑で、甘く濃厚なワインを生みます。 醸造、熟成は伝統的醸造法により行っております。ワインは柔らかく順応性のあるタンニンとともに、情熱的で生き生きとした赤い果実の風味に溢れています。最新の日記 ワインの雑学 こだわりグッズ 旬なワイン 【 HOME 】
Jul 28, 2008
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ジャン・バルモン シラー vt 2006 【ワインレヴュー】 日本の雑誌、「一個人」の企画 “ いま、最高においしいワインBEST300 ”で2000円以下の赤ワインの頂点にたった、南仏の作り手、ジャン・バルモンのシラーを紹介します。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です. 「一個人」特集版、実は持ってます。 内容は…個人的には若干、不満が残りました。ワイン選びの参考にしようと思ったのですが。エントリーされたワインの一覧をみて、うーん。もっと面白いワインあるのになぁ…が正直な感想。もっとも、ワインは個人の好き嫌いが大きいですから、なんともいえませんが。 JEAN BALMONT SYRAH vt 2006ジャン バルモン シラーワインの感想 impression)え…?これが、シラーのワイン?正直な感想です。思い込みは良くないですね。反省。フランスの南西部なら太陽燦燦、濃厚な作りかと思っていました。想像と全く違ったワイン。私もまだまだですね。ちなみに、このワインとそっくりなワインを飲んだことがあります。ほとんど双子。名前が思い出せない…。たぶん、スペインの作り手だと思うのですが…。 ・色は、シラーとは思えぬほど濃密な黒紫でびっくりします。色だけでシラーを当てることは私には無理。最初カベルネかと思った。ボトルデザインは、肩が張ったオールドタイプで細め。澱ためのくぼみもあり、個人的には好き。 ・香りは、独特の感じで華やか。カシス、ベリー系が中心で果実感が強い。若干スパイシーな感じもある。シラー単体でも、こんなワインもできるんだなぁ・・・と感心。・ 味わいは、果実味が濃い。ボディは重くはなく、酸味、タンニン、アルコールのバランスがとれていて飲み易い。シラーのイメージでもある野性味、酸味がこの ワインではほとんど感じられない。むしろ、洗練された感じさえあります。オーストラリアのシラーズの対極のような味わい。12・5度と、度数を抑えてあるのが好印象です。・余韻はタンニンとアルコール感で短め。甘すぎず、飲み疲れません。悪くありません。欠点をあげれば、こじんまりしていること。うまくまとまって破綻はないですが、好き嫌いが分かれるかも。特に、オーストラリア系の濃厚系シラーズが好きな方はこのワインは評価が低いでしょう。ワインの評価 (evaluation) ほとんど1000円。月並みな表現ですが、この値段でこの味わい…とても満足感が高いワイン。ジャン・バルモンのヴァラエタル・シリーズは好感のもてるワインが多いですね。 奥さん曰く ” 独特の香りが華やか。合格点。小ぶりでバランスのいいワイン。シラーにしては、かちっとしたワイン・・・かな?” ☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good 【 08.07.25現在 】(奥さん評価 84/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-6,5-11+50 =84(ポポの評価 84/100 点) 1-6,2-5,3-5,4-6,5-12 +50 =84【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】☆★☆ 楽天ワイン >>ジャン・バルモン ☆★☆【3日間限定!今ならポイント最大10倍!】(~4月26日9:59迄)ジャン・バルモン[2006]シラー(赤ワイン)【タカムラ ワイン ハウス】価格1029円ジャン・バルモン・シラー 2006【京橋ワイン】価格1029円* 実際購入したことのある、信用できるお店で紹介しております。ただし、取引上の信用であり、ワイン個々の品質の保証ではありません。 手軽に楽しめるシラーなら…こんな感じはいかがでしょう? ドメーヌ・カザル・ヴィエル シラー vt05カッシェロ・デル・ディアブロ シラー vt04 ワラビークリーク シラーズ vt04 ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Jul 26, 2008
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アイアン ストーン シラー vt2005 【再評価】 さて、今日のワインはアメリカ、カルフォルニアより。シラー種のワイン。アイアンストーンのワインを取り上げたのは、カベルネ・フラン、ジンファンデル、プティシラー、メルローに続き5種類目。それぞれ、コストパフォーマンスが高く好印象のワイン続きです。 一年 365日。 毎日、ワインやお酒を たのしんでいるPopoくん。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれ?の日記 です。 今日のワインはアメリカ、カルフォルニアより。シラー種のワイン。アイアンストーン、シラーの二日目再評価です。アイアンストーンに外しなし伝説(笑)、更新なるか!? さて、このワインはいかに…!? ワインの感想 (impression) うん。シラーです。昨日よりも、かなり熟成した感じになりました。難しいですが、初日の方が果実実の感じがいい。もっとも、この作り手のワインは、色を見てもらえばわかりますが、ぎゅうぎゅうに詰め込まれたタンニンの強いワインではありません。…が、果実感やボディは見た目より重め。 合成コルク。色合いは、濃厚な紫。香りは、カシス、ラズベリーやプラムが中心。オーク樽のニュアンスや胡椒のスパイシーな感じもある。味わいは果実味が濃厚。完熟ベリーやチョコレートの深みのある味。酸味、タンニン、アルコールのバランスはかなり高い。ボディはミデイアム~軽めのフルボディ。温度が上がると、やや樽香が強まる。過熟感はないが濃密に感じる。どちらかというと男性的なワイン。二日目では、樽香が強まり、チョコレート風の後味が強まる。オーストラリアのシラーに近づく感じ。甘すぎはしないのは酸味が引き締めているから。余韻は長めできれがある。タンニンとアルコール感が続く。このクラスで、フィネスを語るべきかは微妙。優雅なワインではないが、クラスを超える力を感じさせる。ワインの評価 (evaluation) しかし、アイアンストーン 恐るべし。カベルネフラン、ジンファンデル、プティシラー、メルロー。。。今のところ、はずしがないですね。皆、それぞれに魅力がある。価格を考えると凄いですね。 奥さん曰く ” 昨日の方が好みだったかな?今日だと樽香が強くなって、癖が出た感じ。悪くはないけど濃いかな。”☆ 評価 ☆ 極 良 (87~89) Extremely good 【 7/24/08現在 】 (奥さん評価 87/100 点) 1-6,2-7,3-7,4-6,5-11 +50 =88(ポポの評価 86/100 点) 1-6,2-7,3-7,4-6,5-10 +50 =86【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP★ アイアン・ストーンのワインはこちらから・・・★
Jul 25, 2008
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こんなワイン、いかがでしょう? 【瓦版】前から頼まれていた、”Popoくんのワイン日記”掲載のワインからのおススメセレクトです。ちょこちょこと手を入れていたんですが、一応ベータ版で公開します。 一年 365日。 毎日、ワインやお酒を たのしんでいるPopoくん。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれ?の日記 です。 名前は ” Popoくんのワイン蔵 ” としました。 「Popoくんのワイン蔵」は楽天ブログ、「Popoくんのワイン日記」で取り上げたワインの中から、2000円未満で高評価したワインを紹介するために創ったブログです。お楽しみいただければ幸いです。 ”この価格でこんなワインが !!”…がメインテーマです。by Popo まだまだ未完です。これからだいぶ手を入れていきます。 ではでは。 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jul 24, 2008
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アイアン ストーン シラー vt2005 【WR】 さて、今日のワインはアメリカ、カルフォルニアより。シラー種のワイン。アイアンストーンのワインを取り上げたのは、カベルネ・フラン、ジンファンデル、プティシラー、メルローに続き5種類目。それぞれ、コストパフォーマンスが高く好印象のワイン続きです。 一年 365日。 毎日、ワインやお酒を たのしんでいるPopoくん。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれ?の日記 です。 なんとも暑い。この時期、暑いという言葉は使いたくないのだが。。。夏自体は嫌いではなのだが、年のせいか体がついてこない(笑)。本当、日本の夏は赤ワイン好きには厳しい夏。 今日のワインはアメリカ、カルフォルニアより。シラー種のワイン。個人的には、カルフォルニアにはシラー種のイメージはなかった。 さて、このワインはいかに…!? ワインの感想 (impression) ううむ。シラーです。紛れも無い。この作り手のワインは、色を見てもらえばわかりますが、ぎゅうぎゅうに詰め込まれたタンニンの強いワインではありません。…が、果実感やボディは見た目より重め。どんな造り方なのでしょうね? 合成コルク。色合いは、濃厚な紫。香りは、カシス、ラズベリーやプラムが中心。オーク樽のニュアンスや胡椒のスパイシーな感じもある。味わいは果実味が濃厚。完熟ベリーやチョコレートの深みのある味。酸味、タンニン、アルコールのバランスはかなり高い。ボディはミデイアム~軽めのフルボディ。温度が上がると、やや樽香が強まる。過熟感はないが濃密に感じる。どちらかというと男性的なワイン。余韻は長めできれがある。タンニンとアルコール感が続く。このクラスで、フィネスを語るべきかは微妙。優雅なワインではないが、クラスを超える力を感じさせる。ワインの評価 (evaluation) しかし、アイアンストーン 恐るべし。カベルネフラン、ジンファンデル、プティシラー、メルロー。。。今のところ、はずしがないですね。皆、それぞれに魅力がある。価格を考えると凄いですね。 奥さん曰く ” うん。これは美味しいね。果実実が濃い。くどくない品のある甘さがいいワイン。アイアンストーンに外しナシ(笑)!”☆ 評価 ☆ 極 良 (87~89) Extremely good 【 7/23/08現在 】 (奥さん評価 88/100 点) 1-6,2-7,3-7,4-7,5-11 +50 =88(ポポの評価 86/100 点) 1-6,2-7,3-7,4-6,5-10 +50 =86【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP★ アイアン・ストーンのワインはこちらから・・・★ 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jul 24, 2008
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コノスル ゲヴェルツトラミネール vt 2007 レゼルバ 「家系図なし。ホコリの積もったセラーなし。高品質ワインあり」。コノスルです。いわずと知れたチリの新星!?。(笑)。 今日取り上げるのは、100%手摘みのゲヴェルツトラミネールを使用した、限定生産のワインです。 一年 365日。 毎日、ワインやお酒を たのしんでいるPopoくん。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれ?の日記 です。 暑いんです(笑)。体感として去年より暑い。雨の降り方もやさしくない感じで、降る時はまるでスコール…の様。体調の維持が難しいですね。…と、いうことで白ワインです。私にしては、久しぶりの更新です。 ゲヴェルツトラミネールは白用の葡萄品種。ドイツとフランスのアルザス地方で多く栽培され、近年では、ニューワールドでも栽培が進められています。NO FAMILY TREES・・・ NO DUSTY BOTTLES・・・ JUST QUALITY WINE ・・・いわずと知れた!? チリ、コノスルのワインです。1993年に出来た新たしいワイナリーですが、実はバックボーンが、今や世界規模で活躍する、コンチャ・イ・トロファミリー。並ではありません。 さて、このワインはいかに!? ワインの感想 (impression) ゲヴェルツトラミネール100% ・・・うーん。なるほど。価格を遥かにこえた味わい。まとめると、瑞々しい、しっかりとした果実味の力強い辛口の白。 栓は合理的なスクリュー・キャップ。色合いは金色。独特の光沢です。香りは、実に華やか。白桃、ライチ、バラ、アカシア、ミント、シナモン、ハーブ・・・。鮮烈な香り!その深さには正直驚きました。味わいは、酸味主導で辛口の仕上がり。酸味・ミネラル・果実味が特徴になるワイン。赤好きの私でも高評価です。度数が13.5度ということもありしっかりと舌の上で、存在感をしめしてくれます。ただ、酸味はまろやかであり、単調でない感じ。続く余韻がバランスが良く、心地よい。ボディの感じだと、かなりいろいろな食事に併せやすい白だと思います。香辛料のきいた食事にもあうかもしれない。単独で飲んでも、食中でもよし・・・かなり守備範囲が広そうです。ワイン王国、一個人など、多くのワイン特集で高評価されているのも、うなずける仕上がりです。 ワインの評価 (evaluation) 白ワインは、細かな点数付けは今のところナシです。いわゆる私の経験不足。比較対象、つまり基準になるワインがまだ定まっていません。そろそろ挑戦してみようかな?奥さんいわく”うん。上品で美味しいと思う。いろんな料理にあいそう。ただ、私は白は甘いのが好き!アイスワインみたいなほうが好きだから。点数?83点くらい。”優 良 (84~86) Quite good★ "コノスル”のワインを探す ★ 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jul 23, 2008
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メングアンテ テンプラニーリョ vt 2005 【再評価】menguante tempranillo vt 2005メングアンテはガルナッチャを同VTで飲んでます。個人的には、ガルナッチャのほうが好印象でした。山のようにつまれたメモのなかに感想が埋もれています。。。。ふう。いや、筆不精なんですよね。うん。ブログが続いてるのが奇跡!? 一年 365日。 毎日、ワインやお酒を たのしんでいるPopoくん。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれ?の日記 です。 さて・・・今宵のワインもスペインから。昨日、散々こき下ろしてしまった、ロバート・パーカー90点のワイン。メングアンテ・テンプラニーニョ。初日悪くても、すぐあきらめないのがPopo!やっぱりワインが好きなんです。長年愛用のデキャンターと大き目のグラスも投入。再チャレンジです!! 【memo】 menguante メングアンテ 生産者は Vinedos Y Bodegas Pablo社 ヴィネドス イ ボデガス パブロ。以下はインポーター資料から。。。 DOはカリニェーナ地区。スペイン中部に位置し、気候は夏暑く少雨、土壌は石灰質。畑は60Ha、葡萄はガルナッチャを主体に、標高500~600mの高地に栽培されます。ボデガは1760年より、3世代に渡り 家族で経営されており、基本的な生産ポリシーとして、化学肥料や除草剤等は一切使用せず、自然に近い生産を行っております。(この産地の生産者に見られる傾向)。彼らの作るワインは、品質の評価が高く、スペイン国内の数々の受賞暦や近年パーカーによる、高得点にも示されるようにその実力は、世界的にも認められております。テンプラニーリョ100%のこのワインはフレンチオークの新樽で3ヶ月熟成バニラやブラックベリーなどの香り、酒質の強さと、円やかなタンニンが楽しめます。2005vtでパーカーポイント90点。『 傑出した価値 』と評されております。 さて、このワインはいかに ? ワインの感想 (impression)昨日かなり 衝撃を受けたワイン。濃厚なタンニンとアルコール感。 二日目でも 基調は変わらない。ただし印象は 二日目の方が上。個人的におススメするかは別ですが、これもあり?かな…と感じました。メングアンテは ガルナッチャを 同VTで飲んでます。個人的には、ガルナッチャのほうが好印象でした。自宅のみなら、おススメはソチラでしょうね。 栓は、赤いエチケットとあわせた合成コルク。デザイン的には なかなかクール。カロも合わせてオレンジでしたね。すくなくとも デザイン性は悪くありません。色合いは、非常に濃い紫 ~ 凝縮感のあるルビー。香りは、カシス、ベリー系が強く、カベルネ・ソーヴィニョンに似た傾向。凝縮された果実感がジャミーに感じられる。 それに加え、スパイシーな感じの香りが混じりエスニックな感じ。、砂糖を焦がした感じの ニュアンスや煙草も感じる。味わいは、力強く、重い。頭に上る。かなり Hard な印象のワインである。舌の上が タンニンで 覆い尽くされるのがわかる。ここまで 凝縮する必要性があるのかが疑問。 最も、時代の要求、うがった見方をすれば、ロバート・パーカー等の評価で高点数になるためには、必要か。。。二日目、デキャンターを使用し、さらに ボルドーの大きめのグラスを使用したせいもあるのか、かなりバランスが上がった。それでも濃厚なタンニン、アルコール感は男性的。赤ワインを飲みなれていない方にはおススメできない。Popoはワインは単独で味わうほうですが、このワインは単独でないほうがいいでしょうね。チーズと併せたら、印象がよくなりました。単独で飲むと、残念ながら 品はあまり感じない。ぶどう品種はテンプラニーニョ100%。 ワインの評価 (evaluation)評価自体は大幅に!?UP。それなりのレストランでチーズをベースとした食事と、コンデションされた状態でこのワインがサービスされたら、美味しい…というと思います。このワインを飲むときは チーズがあったほうが良いです。 奥さん曰く ” うん。昨日よりずっといいね!タンニンやアルコール感は強いけど。デキャンターとグラス、ちゃんと洗っておいてね(笑)。”・・・はい。☆ 評価 ☆ 良 (80~83) Above average 【 08.07.18現在 】(奥さん評価 82/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-5,5-8 +50 = 82 (ポポの評価 81/100 点) 1-5,2-7,3-6,4-5,5-8 +50 = 81【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50 ★ メングアンテ menguante ★ 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jul 19, 2008
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メングアンテ テンプラニーリョ vt2005 【WR】いやなんとも暑いですね。7月にしてこの気温。明らかに昨年より暑い。気候が荒々しい感じ。地球温暖化が原因なのかな。なんにせよ過ごしやすい日を待ち望むPopoでした。 一年 365日。 毎日、ワインやお酒を たのしんでいるPopoくん。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれ?の日記 です。 さて今宵のワインはスペインから。ロバート・パーカー90点のワイン。インドのスラのシラーを飲むつもりで、発見した。買っていたのをすっかり忘れていた(笑)。セラーの整理しておこう。。。 メングアンテ の生産者は ヴィネドス イ ボデガス パブロ。以下はインポーター資料から。。。 DOはカリニェーナ地区 スペイン中部に位置し、気候は夏暑く少雨、土壌は石灰質。畑は60Ha、葡萄はガルナッチャを主体に、標高500~600mの高地に栽培されます。ボデガは1760年より、3世代に渡り家族で経営されており、基本的な生産ポリシーとして、化学肥料や除草剤等は一切使用せず、自然に近い生産を行っております。(この産地の生産者に見られる傾向)彼らの作るワインは、品質の評価が高く、スペイン国内の数々の受賞暦や近年パーカーによる、高得点にも示されるようにその実力は、世界的にも認められております。テンプラニーリョ100%のこのワインはフレンチオークの新樽で3ヶ月熟成バニラやブラックベリーなどの香り、酒質の強さと、円やかなタンニンが楽しめます。パーカーポイント90点。『傑出した価値』と評されております。 さて、このワインはいかなるワイン? ワインの感想 (impression)うわー。。。なんだこれは!?ある意味衝撃のワイン。 タンニン、タンニン、タンニン、アルコール。いいのは香りだけ。スペインの赤はだいぶ飲んだけど、久しぶりの杯がすすまないワイン。。。 栓は赤いエチケットとあわせた合成コルク。色合いは濃い紫~凝縮感のあるルビー香りは、悪くない。というかこのワインで好意をもったのは香りだけ。凝縮された果実感がジャミーに感じられ、エスニックな感じ。カシス、ベリー系が強く、スパイシーな感じの香りが混じり、砂糖を焦がした感じのニュアンスや煙草も感じる。かなり複雑。味わいは。。。あまり語りたくない(笑)。一言でいうと品がない。香りにさそわれ、口をつけると???タンニンにぶん殴られた感じ。よくいえば濃厚なタンニン。舌の上がタンニンで覆い尽くされるのがわかる。果実実もへったくれもない。このタンニンがまた渋い。出がらしの緑茶を濃縮した感じ。とにかく、バラけてまとまりがない。香りから想像されるのとはかなり異なる味わい。タンニンのあと襲ってくるのがアルコール感。。。これが舌を刺激する感じ。。。なんだ?このワイン。時間の経過で変化するかと思いきや、どんどんエグみがましてくる。アルコールが,時間がもっと経過したワインのような・・・まずいシェリー酒のような感じで残る。ぶどう品種はテンプラニーニョ100%。ワインの評価 (evaluation)疑問もわく。本当にこの味わいが本来の味なのだろうか?舌も歯も真紫。タンニンの多いワインはあまた存在するが、これだけ品の欠けらもないワインは久しぶりである。日記を読んでもらえればわかりますが、私がここまで言葉汚く、否定的に書くことはまずありません。半分残したワイン。明日はどうなっているかな? 奥さん曰く ”うわ~。。。舌紫~!! 。渋い。苦い。濃ければいいのパーカーさんて?そろそろパーカーさん高点数のお手軽ワイン。。。やめたら?”☆ 暫定評価 ☆中 級 (70~79) Average 【 08.07.17現在 】(奥さん評価 76/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-4,5-4 +50 = 76 (ポポの評価 75/100 点) 1-6,2-7,3-5,4-2,5-5 +50 = 75【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50 ★ メングアンテをさがす ★ 【使用ワイングラス】 DIVA ブルゴーニュSサイズ 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jul 18, 2008
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スラ・ヴィンヤーズ レッド・ジンファンデル vt2007 【再評価】 Sula Vinyards Red Zinfandel [2007]思うに、伝統的なワイン造りにも、最新設備を使ったワイン造りにも、それぞれの魅力があります。どちらが優れるかは私にはわかりません。さて、今宵紹介のワインは…アジア圏。インド から最新設備を使ったワイン造り!一時期騒がれた!? ” スラ ”です。 取り上げるのは、レッド・ジンファンデル、再評価です。 一年 365日。 毎日、ワインやお酒を たのしんでいるPopoくん。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれ?の日記 です。 スラ・ヴィンヤーズ は、1997年に設立した若いワイナリー。インド西部の都市ムンバイ(ボンベイ)から180キロ北東に離れたナシクの町に位置する。ここは海抜610メートルの高地にあるため、スペインやカリフォルニアに似た気候を享受し、ブドウ栽培に適しているらしい。ソーヴィニヨン・ブランとシュナン・ブランを植樹、2000年に初めてのワインが誕生した。 ワインの世界ではマイナーなアジア。その中でインドのワイン!?意外な気もする。ただし、このスラに注目し、評価を与えたのはフランス、イタリア、イギリス、アメリカなどの古くからのワイン消費国、そして、多くのワインのプロ達である。アジアでもっとも評価・注目されたといってもいいスラ。 その中からレッド・ジンファンデル。 さて、このワインはいかなるワイン? ワインの感想 (impression)まあ、このワインを飲んでインド・・・とは当てられないでしょう(笑)。わりと単調に感じることもあるジンファンデルですが、思ったより時間をおくと複雑になりました。この辺が高評価の理由!? ・・・かな。最大の特徴はエチケットでしょう(笑)。いいか悪いかは微妙。。。存在感はある?スクリュー・キャップ。色合いは、濃い目のルビー色。香り立ちは独特で果実味がジャミー。プラム、ラズベリーを強く感じる。胡椒系のスパイシーなニュアンス、シナモンのようなニュアンスもある。果実味の凝縮感が特徴。味わいは、ベリー系の濃縮された果実味があってなかなかいい。酸 味とタンニン、アルコールのバランスはよく、飲みやすい。糖度も高めでタンニンが甘い。ジャムみたいな感じ。カルフォルニアのジンファンデルとは、かなり 赴きが異なる。基本は甘く感じるワイン。もっと甘ければ、逆に低レベルなワインになる。ある意味絶妙なバランス。アルコール度数は13.5度。ただしあま り重く感じさせない。二日目になると若干、味わい・香りの印象が変わる。本来?のアルコール度数に近づいた味わいに変化。全体的な特徴は変わらないものの、バランスが高まり、より深みがでる。カルフォルニアのいいジンファンデルに近づいている。甘さが少し弱まる。余韻はタンニンとアルコール感。ジワーッと長く感じる。フィニッシュに、くどくない甘さが残る。ワインの評価 (evaluation)明らかに二日目の方が良い…というか好みです。もちろん好みがありますが。。。果実実や甘さを求めるなら、早めに楽しみ、深さをたのしむなら、若干時間をおいて。。。というところでしょうか!? 年6000本の生産ということです。お試しになられるなら、お早めに。 奥さん曰く ” 独特な甘みはあるけど、全体の味わいがまろやかになって美味しくなった。こっちの方がすき。。。”☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good 【 08.07.16現在 】(奥さん評価 85/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-7,5-10 +50 =85 UP!(ポポの評価 84/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-6,5-10 +50 =84 UP!【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50★ ” スラ・ヴィンヤ-ズ " のワイン ★ 【使用ワイングラス】 DIVA ブルゴーニュSサイズ 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jul 17, 2008
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スラ・ヴィンヤーズ レッド・ジンファンデル vt2007 【WR】 Sula Vinyards Red Zinfandel [2007]さて、今宵紹介のワインは…アジア圏。インドから!一時期騒がれた!? ” スラ ”です。 取り上げるのは、レッド・ジンファンデルです。 一年 365日。 毎日、ワインやお酒を たのしんでいるPopoくん。 そんな Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記 です。 スラ・ヴィンヤーズは、1997年に設立した若いワイナリー。インド西部の都市ムンバイ(ボンベイ)から180キロ北東に離れたナシクの町に位置する。ここは海抜610メートルの高地にあるため、スペインやカリフォルニアに似た気候を享受し、ブドウ栽培に適しているらしい。ソーヴィニヨン・ブランとシュナン・ブランを植樹、2000年に初めてのワインが誕生した。 ワインの世界ではマイナーなアジア。その中でインドのワイン!?意外な気もする。ただし、このスラに注目し、評価を与えたのはフランス、イタリア、イギリス、アメリカなどの古くからのワイン消費国、そして、多くのワインのプロ達である。アジアでもっとも評価・注目されたといってもいいスラ。 その中からレッド・ジンファンデル。 このワイン、いかに?ワインの感想 (impression)最大の特徴はエチケットでしょう(笑)。いいか悪いかは微妙。。。存在感はある?スクリュー・キャップ。色合いは、濃い目のルビー色。香り立ちは独特で果実味がジャミー。プラム、ラズベリーを強く感じる。胡椒系のスパイシーなニュアンス、シナモンのようなニュアンスもある。果実味の凝縮感が特徴。味わいは、ベリー系の濃縮された果実味があってなかなかいい。酸味とタンニン、アルコールのバランスはよく、飲みやすい。糖度も高めでタンニンが甘い。ジャムみたいな感じ。カルフォルニアのジンファンデルとは、かなり赴きが異なる。基本は甘く感じるワイン。もっと甘ければ、逆に低レベルなワインになる。ある意味絶妙なバランス。アルコール度数は13.5度。ただしあまり重く感じさせない。余韻はタンニンとアルコール感。ジワーッと長く感じる。フィニッシュに、くどくない甘さが残る。ワインの評価 (evaluation)味わいとしての評価は、まずまずいいと思います。面白いワインです。ただ、市販価格が1700~2000円ということで良の評価。ただ、すでに4本飲んでいるので(同VT)新たな感動はない。年6000本の生産ということですが、私が6本持ってるのはなぜ!? 奥さん曰く ” でたねー!スラ!しかしこのエチケット・・・いいのか悪いのかわかんないねー。シラーの方がすきだなぁ。独特なワイン。”☆ 評価 ☆ 良 (80~83) Above average 【 08.07.15現在 】(奥さん評価 83/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-6,5-9 +50 =83(ポポの評価 83/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-6,5-9 +50 =83【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】★★” スラ・ヴィンヤ-ズ "のワイン★ 【使用ワイングラス】 (ディーヴァ・シリーズ)ブルゴーニュSサイズ 【 PopoくんのHP " Popo's Wine Cafe " はこちらです! 】
Jul 16, 2008
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トラピチェ・オークカスク・マルベック vt 2005 【再評価】 TRAPICHE OAK CASK MARBEC 2005初めて、このワインを飲んだとき驚愕したのを覚えています。アルゼンチンの名門トラピチェより、マルベック種のワイン。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です. 私個人としては、トラピチェだとこのマルベック・オークカスクとイスカイが印象に強く残っています。どちらも素晴しいワインです。カジュアル・クラスとしてはこのマルベック・オークカスクは贅沢な味わいが堪能できます。 愛用のワイングラスです。興味のある方ははコチラ… ワインの感想 (impression)アルゼンチンらしいワインを選べといわれたら、今なら、トラピチェのこのワインと、インカのタナ種のワインを選びます。どちらも、初めて飲む方をビックリするでしょう(というか私がビックリしただけかも・・・)この瓶の形好きなんです!重厚なオールドスタイルで、肩がはっていて、上げ底のしっかりあるタイプ。 大体このタイプの瓶で売られているワインは外しが少ない(笑)色合いは濃い紫。カベルネより濃い? 香りは、プラム、イチゴジャム、ブルーベリージャム、とてもジャミーな豊かな果実味を感じる。スパイシーなニュアンスも若干感じ、ココアやチョコレートのような香りもある。二日目だと、香りは、ジャミーで豊かな果実味が落ち着いて、スパイシーなニュアンスやココアやチョコレートのような感じが強まった。味わいは、ボリューム感はミデイアムに近いフルボディー。酸味、タンニン、アルコールのバランスは、カベルネとは大きくことなる。酸味がまるで熟成感に変わっているのが面白い。ローヌあたりのワインに近づいた感じ。二日目だと、味わいは、酸味が強まった感じで、昨日とは別な感じのワイン。ボリューム感はミデイアムに近づいた。酸味、タンニン、アルコールのバランスは、カベルネとは大きくことなる。余韻は長め。ただしくどくはない。フィネスは価格を考えると、高い。とにかく全体のバランスがいい。マルベック種のワインでは、コスパは最高レベルでは?初日のほうが好みではあるが、二日に分けると二種類のワインを楽しんだ…感じになるので、お得?VT2005が、ワイン王国41号で高評価(★4.5)だそうです。ワインの評価 (evaluation) 結論を述べると、このワインは、価格をはるかに凌駕するワインといっていい。好き嫌いはあるでしょうが、飲んでみるとわかります。久々の極良評価ワインです。奥さん曰く ”あれ?昨日より酸味が強調されるね。好みは昨日のほうだけど面白いワインだね。なるほどこれがいいマルベックか。うん。” ☆ 評価 ☆ 極 良 (87~89) Extremely good 【 08.07.14現在 】(奥さん評価 88/100 点) 1-8,2-6,3-6,4-6,5-12 +50 = 88(初日)(奥さん評価 87/100 点) 1-7,2-6,3-6,4-6,5-12 +50 = 87(二日目)(ポポの評価 89/100 点) 1-7,2-7,3-7,4-6,5-12 +50 = 89(初日)(ポポの評価 89/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-6,5-12 +50 = 87(二日目)【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】 >> トラピチェ のワインを探す! 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jul 15, 2008
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トラピチェ・オークカスク・マルベック vt 2005 TRAPICHE OAK CASK MARBEC 2005初めて、このワインを飲んだとき驚愕したのを覚えています。アルゼンチンの名門トラピチェより、マルベック種のワイン。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です. 私個人としては、トラピチェだとこのマルベック・オークカスクとイスカイが印象に強く残っています。どちらも素晴しいワインです。カジュアル・クラスとしてはこのマルベック・オークカスクは贅沢な味わいが堪能できます。 愛用のワイングラスです。興味のある方ははコチラ… ワインの感想 (impression)アルゼンチンらしいワインを選べといわれたら、今なら、トラピチェのこのワインと、インカのタナ種のワインを選びます。どちらも、初めて飲む方をビックリするでしょう(というか私がビックリしただけかも・・・)この瓶の形好きなんです!重厚なオールドスタイルで、肩がはっていて、上げ底のしっかりあるタイプ。 大体このタイプの瓶で売られているワインは外しが少ない(笑)色合いは濃い紫。カベルネより濃い? 香りは、プラム、イチゴジャム、ブルーベリージャム、とてもジャミーな豊かな果実味を感じる。スパイシーなニュアンスも若干感じ、ココアやチョコレートのような香りもある。味わいは、ボリューム感はミデイアムに近いフルボディー。酸味、タンニン、アルコールのバランスは、カベルネとは大きくことなる。酸味がまるで熟成感に変わっているのが面白い。ローヌあたりのワインに近づいた感じ。余韻は長め。ただしくどくはない。フィネスは価格を考えると、高い。とにかく全体のバランスがいい。マルベック種のワインでは、コスパは最高レベルでは?VT2005が、ワイン王国41号で高評価(★4.5)だそうです。ワインの評価 (evaluation) 結論を述べると、このワインは、価格をはるかに凌駕するワインといっていい。好き嫌いはあるでしょうが、飲んでみるとわかります。久々の極良評価ワインです。奥さん曰く ”これは・・・!プラム、ベリー系のジャミーな香りに、フルボディの味わい。葡萄の甘みが感じられるタンニンが、重さを感じさせない。美味しい。” ☆ 評価 ☆ 極 良 (87~89) Extremely good 【 08.07.13現在 】(奥さん評価 88/100 点) 1-8,2-6,3-6,4-6,5-12 +50 = 88(初日)(奥さん評価 87/100 点) 1-7,2-6,3-6,4-6,5-12 +50 = 87(二日目)(ポポの評価 89/100 点) 1-7,2-7,3-7,4-6,5-12 +50 = 89(初日)(ポポの評価 89/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-6,5-12 +50 = 87(二日目)【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】 ☆☆ 楽天ワイン 購入ガイド ☆☆トラピチェ・マルベック(赤ワイン)【タカムラ ワイン ハウス】価格903円トラピチェ・マルベック・オークカスク[2005]年 Trapiche Oal Cask Malbec [2005] 1883年から歴史のあるトラピチェ社の代表ワ...【うきうきワインの玉手箱】価格1215円トラピチェ イスカイ メルロ&マルベック[2005]【ワインセラーパリ16区】価格4480円【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jul 14, 2008
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お中元とワインまた、この時期がやってきた。日本における二大商戦の時期のひとつ、お中元である。日ごろ、お世話になった方へ感謝の気持ちをこめて・・・が売り文句である以上私にとっては性質が悪い?(笑) 一年 365日。 毎日、ワインやお酒を たのしんでいるPopoくん。 そんな Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記 です。 「知人がワインが好きみたいだから、お中元選んでくれないかな?」この時期よくあるパターン。ああ・・・この時期は嫌いだ。特に、この話題は頭痛がする(笑)お中元とは?お中元とはなんでしょう?そもそもお中元とは、目下から目上野方に感謝の気持ちを伝えるもの。実は、贈られた側からのお返しはしないのがマナー。ただし、その場合はきちんとお礼状を出すのがマナーです。もののやり取りではないんです。お中元の最近の傾向ある調査では、、贈答意向と平均件数・平均金額では、97.3%の人がお中元を贈る予定であり、平均予算額は18,946円。平均件数は4.5件で、商品価格帯(件数ベース)では、5,000円と3,000円の商品が多いとのことです。お中元の品選び贈る相手の嗜好を多少知っていると、それなりのもの、つまり、感謝まではいかなくとも邪魔にはならないものを贈ることは、可能。ただし、当たり障りの無いものは、記憶にものこらない・・・印刷だけの年賀状みたいなものである。センスの見せ所とばかり、気合が入りすぎても相手にとっては迷惑な場合もある。下に難しい。。。お中元とワインちなみに私は、どうしてもという希望がなければ、お中元にワインは送らない。ワインは基本、飲まれる方は個人の好みが大きく、ましてパッケージされたワインセットは、価格で選ればれるため 正直あまりいいものがない。箱詰めの赤・白のワインセットなどよくあるが・・・ワイン好きのかたには間違っても選んではいけない。好みの問題もあれば、保存温度が違うし、箱詰め状態でどんな保管がされているかわからない。飲まれない方にとっては・・・ワインは・・・迷惑では?お中元としてのワイン、その問題点・・・一例を挙げると、ワインは贈り物だから・・・と取っておく方が多いという事実。箱詰のし付きのままで放置。いつかなんかの機会にのめばいい・・・。私の実家がそう(笑)。ワインを多少ご存知の方であれば、頭を抱える状況である。ワインは最低、ある程度の管理が必要。今でこそ、ワインをもらったら電話がかかってきて、どういうワインでどんな保存をすればいいか?・・・と聞いてくれるのでアドバイスできるのだが。。。それと、日本では、一般的に時間を置いたワインは熟成して美味しい・・・という神話?がマダ生きている。これがやばいのである。だいたい多くのワインは出荷から3~5年が飲み頃。それもそれなりの条件で保管されたワインで。。。さあ、飲むぞ・・・あれ?美味しくないな。なんだこんなものか。。。と思われるのは悲しいし、こんなまずいワイン、安かったに違いない・・・などと思われたら心外。。。ワイン?あるぞ!選んで持ってきてくれ。いってみると。。。大量の箱(贈答用)が積み重なっている。直射日光のあたる廊下で。。。これは、ワインの墓場か?でも、あるんですよね。。。この状況。。。それでもワイン、送りますか?次回は私がしぶしぶ、ワインを送った事例の予定で。。。ではでは。 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jul 14, 2008
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パゴス・デ・エグーレン vt2006本日、二本目!スペインから。伝統のリオハの造り手のよる、新しいワイン。あえて、DO(生産地呼称)を捨て、独自のやり方を貫いたワイン。 一年 365日。 毎日、ワインやお酒を たのしんでいるPopoくん。 そんな Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記 です。 いや~。白だけじゃ物足りないとうちの奥さん。。。タンニン!タンニン!・・・コールを受けて登場!! さて、このワインはいかに? ワインの感想 (impression) このワインの鍵となるのは凝縮感。 正直、価格以上のいいワインです。テンプラニーニョの本道かもしれない・・・。ブラインドで飲んだら、価格は当てられないでしょう。色合いは紫がかった濃い目のルビー。香りは、凝縮された果実感。ベリー系のストレートな感じ。オーク樽を使用していないはずなのに、タバコのニュアンスがある。若干、スパイシーな感じ。口に含むと、新鮮な酸味とタンニンが主張し、アルコールがボリューム感を生んでいる。酸味、タンニン、アルコールのバランスは悪くありません。説明だと、12度くらいで・・・となっていますが、私はむしろ15~18度くらいのほうがいいと感じました。おススメは、抜栓後3~4時間以上。ぶどう品種はテンプラニーニュ100%。余韻は長くはなくシンプル。酸味、タンニン、果実味、すべてを感じる。本来、フィネスは語るべきクラスではないですが、同価格帯のテンプラニーニョのワインとは格が違います。恵比寿の某飲食店では、ボトルで3000円でオンリスト。ワインの評価 (evaluation) 久しぶりの優良評価です。1000円を下回る価格なら、即買いでしょう!グラスワインとしても悪くなさそう・・・。奥さん曰く ”もっと点数をあげてもいいワイン。いいワインだねコレ!”☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good 【 2008.07.11現在 】(奥さん評価 85/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-6,5-10+50 = 85(ポポの評価 85/100 点) 1-6,2-7,3-5,4-5,5-12 +50 = 85【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点☆☆☆ Popo's Wine Cafe Collection ☆☆☆エグレン/パゴス・デ・エグーレン05お店:紀の国屋 ワインショップ価格840円パゴス・デ・エグーレン 2006お店:京橋ワイン価格1029円>> 楽天市場でパゴス・デ・エグーレンを探す 【ワインメモ】 果実味の表現と凝縮感を追及して造られたスペイン・ワイン パゴス・デ・エグーレン 「コストパフォーマンスの高い産地」として最近特に人気が高まっているスペインから特にコストパフォーマンスに優れた新商品が登場しました!パゴス・デ・ エグーレンは「日常的に楽しめる価格で豊かな果実味と凝縮感を」というコンセプトで造られたワインです。 生産者:ボデガス・エグーレン スペイン随一の銘醸地ラ・リオハでコストパフォーマンス抜群のワインを産み出すエレダー・ウガルテ社がD.O.の規制にとらわれないワインを造るために設 立したワイナリー。「現代の消費者の嗜好に合わせ、果実味を追い求めたワインを造る」ことをモットーにしています。 ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Jul 12, 2008
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マコン・ヴィラージュ ラブレ・ロア vt2004Macon-Villages Laboure-Roi vt2004暑い日が続きますね。。。これからが暑さの本番、がんばって乗り切らねば。。。今日のワインはめずらしく白。私らしくない???フランスのマコネーより。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です. 日本では、いまいちマイナーなイメージのマコネー地区。ブルゴーニュ、ボジョレーの北に位置します。個人的には、新酒だとボジョレーよりもマコンのほうが好きです。 今日のワインはマコン・ヴィラージュ。 いきつけの酒屋さんで、セラーの隅っこに値札なし?であったワイン。 話をきいたら、「 試し取りしたワインで、今日来たものです。まだ誰も(店の)飲んでませんよ。店に出さないかも・・・え?買うんですか?値段いくらにしましょう。。。じゃあ***位で。ただし、味は保証外で(笑)! 」 うーん。保証外のワイン(笑)。それもまた粋!? ・・・さて、このワインいかに? ワインの感想 (impression) うん。これがマコン・・・て感じの白。ラブレ・ロアはまとめ方がうまいですね。悪くはないです。華やかに着飾ったような、派手なワインではないです。軽く感じさせるものの、コクが感じられたり・・・いかにもブルゴーニュ。色は、透き通るような明るい色合いで、なんとなく?黄金色。ややうすいレモン色といった感じ。 香りは、蜂蜜の香りやリンゴ風の香りが、やわらかく感じられます。すっきりとした酸味、きりっとした口当たりと、心地よいフィニッシュ。このクラスのマコンに求めるもの・・・イメージどおりかな? 味わいは悪くないです。ただ、冷やしすぎると、薄く貧弱な印象になります。むしろ、温度が高めのほうが、このワインは解り易いかも?味わいが若干淡白なので、見落としがちになるんですが、アルコール度数は13%ある白なんです。ラブレ・ロア社は、1832年に創立したブルゴーニュ地方ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置く有力なワイン生産者。ワインの評価 (evaluation) 白ワインは点数付けは。。。ナシです。いわゆる私の経験不足。比較対象、つまり基準になるワインがまだ定まっていません。奥さんいわく”うん。悪くないし飲みやすいと思う。個人的にはアイスワインのほうが好きだなぁ・・・(時間経過)これ、飲みやすいけど悪酔い系だ。”(度数は高めなのに、カパカパ呑むからだよ。。。) >>マコン・ヴィラージュ ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Jul 12, 2008
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ハーディーズ ノッテージヒル ピノ ノワール VT 2007(再評価) Hardys Nottage Hill Pinot Noir 2007点数付けって難しいですね。。。項目ごとと全体の点数が、心象点とだいぶずれてしまうことがままあります。思うに、パーカーの点数を紹介するとき、ロバート・パーカー何点・・・ではなく、5項目全部紹介して欲しいですね。今日のワインは、オーストラリアのピノ・ノアール、二日目再評価です。今日のワインはオーストラリアより、ハーディーズ ノッテージヒル ピノ・ノワール VT 2007。実は残念なことに、このクラスのオーストラリアの ピノ・ノワールは探すと至難の業です。ピノ・ノアールに関しては、オーストラリアはデイリークラスが少ないんです。その分、中級以上の価格帯にいいワインが集中していますが。。。 アメリカの、世界的ワイン専門誌 ワインスペクテイター <2007年10月31日号> で、『20ドル以下のベストバリュー』特集で、10ドル以下(VT2006)の最上位に選ばれたワインです。さて、このワインいかに? ワインの感想 (impression) うん。このワインは評価が割れるでしょうね。。。時間の経過、温度の変化でかなり変わるワイン。この価格帯に多い、いわゆる、果実実の強い過熟感のあるワインではありません。むしろ、ACブルゴーニュ風のワインです。色合いは、薄めのきれいなルビープラム色。最近ふえてますね。合理的な、スクリューキャップ。香り立ちは、繊細。強くは無い。ブルゴのピノ好きの方なら、複雑感がわかるでしょう。チェリー系。プラムや苺。時間とともにヴァニラ、燻製の香り。味わいは、硬い感じ。 酸味主導。糖度やアルコール感は高めで、辛口で軽く感じる。酸味、タンニン、アルコールのバランスはまずまずで、最初は、濃い目のいいボジョレー系のあじわい。1時間を経過すると、別な顔を見せ始める。密度が変化する感じ。二日目だと、濃さが変わる感じ。初日は繊細で、二日目は果実味が増す。タンニンとアルコール感が強まる。ただ、やはり酸味が全体を引き締めて感じる。余韻は酸味とタンニン、アルコールが繊細に長め。アドバイスとして、香辛料のきいた食事と一緒は避けたほうが無難です。特にカレーはペケ(笑)です。 ワインの評価 (evaluation) まとめると、このワインは ” ある意味難しいワイン ” だと思います。いわゆる品がある。このピノノアールは、過熟のニュアンスがないので、個人的には評価したい。ACブルゴーニュ風でこの価格であればお薦めしたいくらい。ただし、欠点としてはパンチがない。華やかさに欠ける一面がある。薄いと感じる方も多いと思います。アルコール感は高めなので、もう2~3年先のほうがいいかもしれませんね。 奥さん曰く ” 初日は繊細で、きりっとしてる感じ?上品。二日目は果実味がまして、濃くなった感じ。二日目が好みなので・・・プラス1点!”☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good【 2008.07.10現在 】(奥さん評価 86/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-7,5-10 +50 +1 =86(ポポの評価 85/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-6,5-10 +50 +1 =85【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点☆”ハーディーズのワイン”はコチラから!☆ ハーディーズ:HARDYs 【ワインメモ】ハーディー社は1853年に南オーストラリア州で設立されたワイナリー。 60年以上にわたり、ぶどう畑を管理してきたトーマス・ノッテージ氏の功績を称えつくられた伝統のあるブランドがノッテージ・ヒル。 南オーストラリア州、アデレードを流れるトーレンス川沿いのバンクサイド・ワイナリーから、世界80ヵ国以上の人々に愛されるワイナリーへと成長しました。 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jul 11, 2008
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ハーディーズ ノッテージヒル ピノ ノワール VT 2007 Hardys Nottage Hill Pinot Noir 2007久しぶりの?本編です(笑)。今日のワインは、オーストラリアからピノ・ノアールです。二本目、再評価です。今日のワインはオーストラリアより、ハーディーズ ノッテージヒル ピノ・ノワール VT 2007。オーストラリアの水不足は、ここ数年深刻らしい。ワインの味も変化していくのかな?実は残念なことに、このクラスのオーストラリアの ピノ・ノワールは探すと至難の業です。ピノ・ノアールに関しては、オーストラリアはデイリークラスが少ないんです。その分、中級以上の価格帯にいいワインが集中していますが。。。 アメリカの、世界的ワイン専門誌 ワインスペクテイター <2007年10月31日号> で、『20ドル以下のベストバリュー』特集で、10ドル以下(VT2006)の最上位に選ばれたワインです。さて、このワインいかに? ワインの感想 (impression) うん。このワインは評価が割れるでしょうね。。。この価格帯に多い、いわゆる、果実実の強い過熟感のあるワインではありません。むしろ、ブルゴーニュ風のワインです。この価格帯では珍しい感じのワイン?色合いは、薄めのきれいなルビープラム色。最近ふえてますね。合理的な、スクリューキャップ。香り立ちは、繊細。強くは無い。ブルゴのピノ好きの方なら、複雑感がわかるでしょう。チェリー系。プラムや苺。時間とともにヴァニラ、燻製の香り。味わいは、硬い感じ。 酸味主導。糖度やアルコール感は高めで、辛口で軽く感じる。酸味、タンニン、アルコールのバランスはまずまずで、最初は、濃い目のいいボジョレー系のあじわい。1時間を経過すると、別な顔を見せ始める。密度が変化する感じ。余韻は酸味とタンニン、アルコールが繊細に長め。アドバイスとして、香辛料のきいた食事と一緒は避けたほうが無難です。かなり、ワインが美味しくなく感じられるでしょう。特にカレーはペケ(笑)です。 ワインの評価 (evaluation) まとめると、このワインは ” ある意味難しいワイン ” だと思います。いわゆる品がある。このピノノアールは、過熟のニュアンスがないので、個人的には評価したい。ブルゴーニュ風でこの価格であればお薦めしたいくらい。ただし、欠点としてはパンチがない。華やかさに欠ける一面がある。薄いと感じる方も多いと思います。アルコール感は高めなので、もう2~3年先のほうがいいかもしれませんね。 奥さん曰く ” 前飲んだときより、ずっと美味しく感じるね。果実感が強いワインじゃない。。。きりっとしてる感じ?上品。”☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good【 2008.07.09現在 】(奥さん評価 85/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-7,5-10 +50 =85(ポポの評価 84/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-6,5-10 +50 =84【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点☆”ハーディーズのワイン”はコチラから!☆ ハーディーズ:HARDYs 【ワインメモ】ハーディー社は1853年に南オーストラリア州で設立されたワイナリー。 60年以上にわたり、ぶどう畑を管理してきたトーマス・ノッテージ氏の功績を称えつくられた伝統のあるブランドがノッテージ・ヒル。 南オーストラリア州、アデレードを流れるトーレンス川沿いのバンクサイド・ワイナリーから、世界80ヵ国以上の人々に愛されるワイナリーへと成長しました。 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jul 10, 2008
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ゆったろーさん、厳しいなぁ。。。うーん。。。かなり難しい質問(笑)。。。ということで、スパークリング・ワイン(Sparkling wine)その2。上級者の方は読み飛ばしてくださいね。。。。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です. ええと。イタリアの泡(スパークリング・ワイン)についてと、スパークリング・ワインの利点と、飲み頃の温度ですね。。。? スパークリング・ワイン(Sparkling wine) その2 スプマンテ(Spumante)イタリア語で「発泡性の」という意味の言葉で発泡ワイン全般を指しています。代表的な物にはアスティ・スプマンテ、フランチャコルタ、プロセッコなど。なぜイタリアの泡なのかな?まあ、それはおいといて・・・スプマンテがイタリアで造られたスパークリングワインの総称。個人的な感想だと、全体的に酸味が強くなく、キリッとした爽快感が前面に出ているタイプが多いと思います。イメージとしてですが、若干、泡が粗いような気がします。コレは葡萄の種類の違いや製法の違いがあるから。。。シャンパンだとシャルドネ、ピノ・ノアール、ピノ・ムニエの三種類のブレンドが多いです。単独のセパージュのものもあります。値段はピンからキリまでですが、シャンパーニュほど高くない。ただ、安いのだと、酸味がきつすぎる場合もありますね。スパークリング・ワイン(Sparkling wine)の利点?これは、難しいなぁ。。。ワインを利点という見方で、考えたことなかったので(笑)うーん。あえて言えば。。。オールラウンダー(万能型)。ワインのなかで、食事との相性では最も合わせやすいと、個人的に思ってます。食前酒に使え、食中酒に使え、食後酒にも使える。。。応用範囲は広いですね。実際、私がお店で食事をするとき、スパークリング一本をメインというパターンはありました。後は、途中バイザグラスで赤を1~2杯。。。という組み合わせ。スパークリング・ワイン(Sparkling wine)の飲み頃(温度)最初に。ワインは個人的好みが強い飲み物。。。その飲み方も多種多様。自分好みを探し当てるのも、また楽しいですよ!一応、参考までに基本を。。。スパークリング・ワインの飲みどき温度は2℃~8℃が基本です。辛口(Brut)は5℃~8℃位。甘口(Demi-Sec)は2℃~6℃位。あと、フランスを例にすると、ヴァン・ムスー (Vin Mousseux)は2℃~8℃位で、シャンパン(Champagne)やクレマン(Crémant)は5℃~8℃位が目安です。*特別なテクニック(おまけ) ここまでやるかどうかは疑問ですが。。。室温を23℃として、2℃のスパークリングワインをグラスにいれ放置すると、どうなるでしょう?だいたい、15分で5℃、30分で8℃位まで上昇します。つまり、スパークリングの瓶はクーラーで冷やしておいて、楽しんでもらいたい温度を求めるなら、注ぎ足しで補うということです。一流のフレンチでシャンパンの注ぎ足しに、定期的にくるのはそのため。。。こんな感じでいいですか?ゆったさん。下のシャンパンは泡がとてもきれいで味わいも単純ではないです。。。ただし、冷やしすぎなければ。 ☆ ちょっとメジャーすぎますか…? ☆ ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Jul 9, 2008
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質問があったので少し、Cava(カヴァ)やスパークリングワインのまとめを…上級者の方は読み飛ばしてくださいね。。。。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です. スパークリング・ワイン(Sparkling wine)スパークリング・ワイン(Sparkling wine)とは、ワインの一種で、炭酸ガスを含んだもの。製造の過程で発泡するようになったワインの総称です。*意図せず、普通の(発泡性でない)ワインも開栓せずに放置した場合などに発泡することがあるりますが、これは劣化で、発泡ワインではありません。スパークリング・ワイン(Sparkling wine)とシャンパン(Champagne)日本では、割とスパークリング・ワイン=シャンパンみたいな言い方がされることがありますが、厳密には=ではありません。スパークリング・ワイン(Sparkling wine)という大きなカテゴリーの中の一つがシャンパン(Champagne)です。シャンパンとは“AOCの規定に従った、フランスのシャンパーニュ地方産の発泡ワイン”にのみ許された呼称です。ですから、同じフランスのスパークリング・ワインでも。シャンパーニュ地方以外で製造される、シャンパンと同様の製法を用いたワインを、フランスではクレマン(Crémant)と呼びます。*蛇足ですが、フランスではスパークリング・ワイン (sparkling wine)をヴァン・ムスー (Vin Mousseux)といいます。個人的には、低価格~中程度の価格のシャンパンは飲みません。価格と見合う味わいではないと感じているからです。いずれ、シャンパンは高いですね。カバ(Cava)スペイン産の発泡ワインです。スペインのワイン法でDO (Denominacion de Origen、原産地呼称)の指定を受けています。基本的な製法は、シャンパン(Champagne)とほぼ同じ発泡ワイン(スパークリングワイン)です。歴史は古く、良質の発泡ワインであることや、安価であることより、最近注目を集めています。ちなみに私はシャンパンよりは、カヴァや、カルフォルニアのスパークリングを好んで飲みます。他の主なスパークリン・ワインスプマンテ(Spumante)イタリア語で「発泡性の」という意味の言葉で発泡ワイン全般を指しています。代表的な物にはアスティ・スプマンテ、フランチャコルタ、プロセッコなど。ゼクト(Sekt)シャンパンと同様の製法で造られた、ドイツの発泡ワイン。ゆったろーさん、こんなものでいいですか? ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Jul 8, 2008
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ううう。。。全身が痛い。。。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です. うーむ。体中が痛い。。。土曜日、職域のチビ野球大会があって野球なるものをしてまいりました。。。 運悪く?前日は雨。。。湿度75%、試合開始時間 午後二時。快晴。最悪。。。ほとんど熱中症の世界。 しかも、チーム最軽量のわたしが、なぜかキャッチャーのご指名。うーん。練習してないんだが。。。 暑い暑い、ほとんどサウナ。風すら吹かない。嫌な予感。。。 げげげ。。。練習不足のピッチャーが大荒れ。やっぱり。初回、7失点。リードもへったくれもない。。。ただし、ヒットは3本くらい。。。つまり、フォアボールと暴投の嵐。ただひたすら、初回だけで、30分もキャッチャー連続の私。。。死ぬ。。。 だれか。。。変わってくれ。 体中痣だらけ。。。 せめて、打ってやる!と思ったら、打席に立てばデットボール。。。三回ついいに、足が痙攣して、お役ごめん。なにしにいったんだろ??? 試合?もちろん二試合ともぼろ負けです。 しばらく、ボールも見たくないPopoでした。 ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Jul 7, 2008
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シャトー ペスキエ キュベ テラッセ vt2005 【再評価】CHATEAU PESQIE Terrasses 2005 今回は、二夜連続でペスキエのテラッセを抜栓しました。納得でいない分があったので、早めに解決?(笑)・・・です。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です。データが古かったので、訂正。ペスキエのテラッセ、2005はパーカー評価92点だそうです。日本円で1500円弱で、異例中の異例!低下価格帯のワインでありながら、ロバート・パーカー高評価連発のワインです。フランス南部ローヌの赤ワイン。 2004年:90点、2003年:89点、2001年:91点、1999年:90点、1998年:90点。。。これ全部ロバート・パーカーの評価らしい。単年度でなく、複数年度にわたる高評価は、このクラスでは異例でしょうね。さて、このワインはいかに? ワインの感想 (impression) べ・つ・も・の。別物である。昨日飲んだペスキエと今日飲んだペスキエ。安心した反面、ワインの難しさを再認識させられた。ボトルバリエーションなのか、イレギュラーなのかは定かではないが。以前、スペインのカロでも同じことがあった。まあ、一本一本の個性と考えればいいかな?一期一会の心で楽しむのがワインの極意??? 外観は、深いルビーから紫色で光沢がある。 香りは、華やかにカシス、ブラックベリー系が強く、トリュフ、若干のスパイシーさもある。果実感が生き生きとした印象のワイン。 味わいは果実感が前面にでて、芳醇。みずみずしく感じられ若々しい印象。酸味主導同の感じで、タンニン、アルコール感のバランスも優れる。ボディは重めのミディアム位で、ポテンシャルはありそうな感じ。このクラスですが4~5年は楽しめそうなワインです。余韻は長め。うん。いいワインですね。フィネスは価格をはるかに超えてます。ノンフィルターの強さは感じるものの、うまくまとめられている。セパージュは樹齢60年のグルナーシュと、樹齢40年のシラー。ワインの評価 (evaluation)まとめると、やっぱりこのワインはおススメのワイン。なんとなく安心した。この価格で、この味わいなら・・・月並みですが、いいワイン。 奥さん曰く ”あれ~!! 同じワイン開けたの?? あれ?なんだ?全然違う。あ、これは好きな味!香りもよくて、果実味もあって。いいんじゃないですか、このワイン!” ☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good【 08.07.04現在 】(奥さん評価 86/100 点) 1-7,2-7,3-6,4-6,5-10 +50 =86(ポポの評価 85/100 点) 1-7,2-6,3-6,4-6,5-10 +50 =85【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】【ワインメモ】 シャトーペスキエローヌ地方の南の外れ、標高2000mのヴァントー山の麓に広がる広大なコートーデュヴァントーに位置するワイナリー。モルモワロンという小さな街の中心から少し離れたところにワイナリーを構えています。 現オーナーのポール・ショーディエル氏が1988年に買収し、莫大な設 備投資が行なわれ、化学肥料や危険な農薬を使用せず、自然農法を行い、現在では南部ローヌのトップワイナリーのひとつとして極めて高い評価を得ています。☆☆☆ Popo's Wine Cafe Collection ☆☆☆シャトー・ペスキエ[2005]キュベ・テラッセ(赤ワイン)【タカムラ ワイン ハウス】価格1260円★★★★★ シャトー・ペスキエ カンテサンス 2003【イーショッピングワイン】価格2480円【シャトー・ペスキエ】 アルテミア 2004【CH・PESQUIE】 ARTEMIA 2004【酒宝庫 MASHIMO】価格3990円 ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Jul 5, 2008
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【ワインレヴュー】 シャトー ペスキエ キュベ テラッセ (2005) 今回は、低下価格帯のワインでありながら、ロバート・パーカー高評価連発のワインです。フランス南部ローヌの赤ワイン。相変わらず?彼ははローヌ好きですね! Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です。 2004年:90点、2003年:89点、2001年:91点、1999年:90点、1998年:90点。。。これ全部ロバート・パーカーの評価らしい。単年度でなく、複数年度にわたる高評価は、このクラスでは異例でしょうね。この2005年も90点らしいですが。 さて、このワインはいかに? ワインの感想 (impression) うーん。実はこのワインは同じヴィンテージ、同じ購入店で過去に何度か飲んでいます。個人的に、おススメワインとしたワインなのですが。。。前回飲んだのとは、別なワイン???というくらい違う。ボトルバリエーションなのか、イレギュラーなのかは定かではないが。。。ワインの難しさを改めて感じた。 外観は、深いルビーから紫色で光沢がある。 香りは、あまりよくないローヌ風?動物臭を感じ、スパイシーさが先に感じられた。以前感じた、華やかなカシス、ブラックベリー系の生き生きとした果実感が、今回はまるで感じられない。 味わいは、やや貧弱に感じられ、酸味が強くかつバランスが崩れている。ここでも動物臭が強く感じられ、果実味が薄い。なんでこんなに違うのだろう?(前回)果実感が前面にでて、芳醇。みずみずしく感じられ若々しい印象。酸味主導同の感じで、タンニン、アルコール感のバランスも優れる。ボディは重めの ミディアム位で、ポテンシャルはありそうな感じ。このクラスですが4~5年は楽しめそうなワインです。余韻は長め。うん。いいワインですね。この味わいだとおススメとは・・・いえない。セパージュは樹齢60年のグルナーシュと、樹齢40年のシラー。 ワインの評価 (evaluation) 同じワインがあと二本あるので、再評価予定。今回飲んだワインがイレギュラーであることを祈りながら。。。げに、ワインは難しい。痛感。 奥さん曰く ”酸味と濡れた犬!あまり好きな味ではない。え?以前高評価?うーん。でもコレはちょっといただけないなぁ。。。” ☆ 評価 ☆中 級 (70~79) Average 【 08.07.03現在 】参考*以前の評価・・・・優 良 (84~86) Quite good(奥さん評価 79/100 点) 1-6,2-5,3-5,4-5,5-8 +50 =79(ポポの評価 78/100 点) 1-6,2-5,3-5,4-4,5-8 +50 =78【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】 【ワインメモ】 シャトー・ペスキエローヌ地方の南の外れ、標高2000mのヴァントー山の麓に広がる広大なコートーデュヴァントーに位置するワイナリー。モルモワロンという小さな街の中心から少し離れたところにワイナリーを構えています。 現オーナーのポール・ショーディエル氏が1988年に買収し、莫大な設 備投資が行なわれ、化学肥料や危険な農薬を使用せず、自然農法を行い、現在では南部ローヌのトップワイナリーのひとつとして極めて高い評価を得ています。☆☆☆ Popo's Wine Cafe Collection ☆☆☆シャトー・ペスキエ[2005]キュベ・テラッセ(赤ワイン)【タカムラ ワイン ハウス】価格1260円★★★★★ シャトー・ペスキエ カンテサンス 2003【イーショッピングワイン】価格2480円【シャトー・ペスキエ】 アルテミア 2004【CH・PESQUIE】 ARTEMIA 2004【酒宝庫 MASHIMO】価格3990円 ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Jul 4, 2008
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ワインとビジネス 十年以上の時を経て、旧友に逢った。最も、友人としてではない。客とソムリエという立場で。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です. 若きソムリエと私とワイン・・・昔、あるお店で働いていたソムリエくん。そのお店は、その当時常に5~6人のソムリエがおり、多くのワイン会も催していた。オーナーには、だいぶかわいがってもらった記憶がある。インポーターのワインの試飲会などにも参加させてもらったりした。最も高い参加費のワイン会の残りワインなど、勉強になるよ…とスタッフ(ソムリエ)と一緒に楽しませてもらったことも多い。系列店も含めた中で、最も才能を買われていたのが彼。当時独身だった私は、ほとんど毎日のようにお店の隅でワインを楽しんでいた。食事抜きで、スタンディング・テーブルでテイスティングするスタイルを好んでいた。ワインは店任せ。ワインリストに無いワインが多かった。必然、フロアースタッフやオーナー、ソムリエくんたちが入れ替わり立ち代り相手をしてくれた。知己の友人が、後で教えてくれたのだが、かなり目立っていたらしく業界人だと思われていたらしい(笑)。オーナーがお客さんに聞かれて、彼はまじめにワインに取り組んでいる…?などと、紹介していたらしい。納得。どおりでやたら話しかけられると思った。おかげで業界の人脈が広がってしまった。今思うと、かなり恥ずかしい。ずいぶん、彼には世話になった。彼に教わったのは熟成したボルドーワイン。最も難易度が高いあたり。味わい、飲み方、表現など。結局、オーナーと合わず、店をやめることになったのだが。ワインはビジネスとしては非常に難しいのである。その後、大手のワイン卸メーカーに勤め、その後フランスのブルゴーニュに渡ったと風の噂で聞いてはいた。友人との再会、ある噂・・・その彼が、再び戻ってきて、小さなフレンチ・レストランのソムリエをしていると聞いたのでいってみたのである。店のオーナーはワイン本を書いている、ワイン・コーディネーターのF女子。面識はある。ある噂が気になって。私は、ワインリストからワインを選ばないひねくれ者である。ワインを頼むときは、予算、飲みたいワインの感じ、いくつかの葡萄の種類や地域をソムリエに伝える。おススメを3本位セレクトしてもらい、大体はその中から選ぶ。好みの選択でなければ、場合によって知己のフロア・マネージャーに相談する。ワインリストを見た。。。うん。なるほど高い。噂どおりか。市販の3倍値付け。。。通常、市販5000円未満のワインは3倍位の値付けは当たり前。コストと維持の問題がある。その店が良心的な値付けをしているか否かは上のクラスで見るもの。市販1万クラスで3倍は高い。1・5~2倍なら。。。ワインの選択は彼に任せてみた。ホストテストも彼に任せた。まあ、平たく言えば君に任せるから、君の判断で飲みどきのワインをコンデションをしてだしてくれ。。。の私のパターンである。選ばれたワイン。ブルゴの良いつくり手。クロード・ドュガの某ワイン。うーん。ヴィンテージが若い。当然、あらかじめ抜栓されているわけではないし、室温に戻されてもいない。開くのか、これ?一通りの説明をして、彼は別のテーブルへ移動した。ワインを味わってみる。。。硬い。タンニンがほどけていない。一緒にいた友人がいう。「これ、美味しいの?さっきのグラス・ワインのほうが好みだな・・・」正解。2時間かけたが。。。ワインは力を出し切れなかった。他のテーブルのワインボトルに目を走らせる。おいおい、全部クロード・ドュガかい。。。変容支払いを済ませるとき、彼と少し会話した。そのなかで。>ワイン選んだ理由は?>評判の作り手のワインですから。皆さん、喜ばれています。若いですが、力があります。飲み時はまだ先ですが、もう少しするともっと高くなりますよ。なんだ、それ?ソムリエくん。君は、前の店は、それでやめたんじゃなかったのかい?在庫の多いワイン、おススメのワインばかり勧めるのが嫌だったはずでは?立場が変われば、人も変わる。なるほど。多くを学んできたわけだ。もちろん、悪くは無い。正しい判断かもしれない。だが、噂はあの店は高い…である。ワインが高いではない。つまり、食事、ワイン、サービス…その全ての評価で客が満足しなかったということではないかな…?クロード・ドュガ。いいワインだが、味わいに比べ高すぎるワインの代名詞になってしまった。君も知っているはずだがなぁ。。。それであれば、まだルロアやDRCでよかったんじゃないかとも思う。私は彼にそれは言わなかった。考え方を変えれば、彼はビジネスとしては正しい。客と店員の立場、違い考えの違いだから。難しいもの。憧憬にもにた・・・お世話になった、某店のオーナーに無性に会いたくなった。その頃はずいぶんと生意気なことも言ったものである。今思えば、本当に世話になった。今、話をしてみたい。一緒にワインを飲んでみたい。今何をしているのだろうか?悲しいかな、逢うことはできない。大きく広げた事業、ワインビジネスは彼を自己破産へと導いてしまった。消息は知れない。今思えば、その実績は大きい。ワイン不毛の地に多くのワイン愛好家を育てたのだから。今宵はここまで。 最新の日記ワインの雑学こだわりグッズ旬なワイン ポポくんのワインカフェ (Popo's Wine Cafe )HOME
Jul 3, 2008
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グランタラパカ カベルネ・ソーヴィニヨン [2006] 【二日目再評価】 今宵のワインはチリの名門【タラパカ】から、カベルネ・ソーヴィニオン。二日目再評価です。けして手抜きではありません(笑) Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です 。 ワインの感想 (impression) このチリのカベルネは、記憶に残るワイン。味わいに特徴がある。価格を考えるといいワインの部類に入ると思う。コノスルのヴァラエタルあたりとは格違いの趣。ただ、あえていえば、葡萄の完熟系の甘さが持ち味ではあるが、もう少し酸味が欲しい。それと、リーファー(定温)輸送してもらいたいワイン。 瓶の形は好みのオールドスタイル!上げ底のしっかりあるタイプ。色合いは濃めの紫色。香り立ちは凝縮したベリー系の果実感が中心。バニラ系の樽香が印象的。スモーキーで甘い樹液のニュアンスもある。味わいは、クラスを超える厚みと完熟系の葡萄の甘味を感じさせる。タンニンが主導する。若干タンニンにざらつきを感じるが、時間の経過で、相当味わいが上がる。酸味とタンニン、アルコールのバランスは悪くない。ただし、どうも甘さが過ぎる感じでややダレ感がある。そのため。、悪くは無いが。。。品が少し下がる感じ。二日目だと、アメリカンオークの特徴が際立ってくる。むしろ濃い味わい。いい悪いは個人の好みに左右されるが、特徴はある。フレンチオーク・アメリカオークの2種類の樽での熟成が、最大の特色で、チリのカベルネ特有の甘さだけではない、複雑性を与えている。余韻はまずまず。タンニンとアルコール感。バランスはとれている感じ。ただ、甘さが若干気にはなる。ワインの評価 (evaluation) 現在、チリなどニューワールドでは、多くの有名ワインコンサルタントなどが活躍して、日進月歩の状況。その中では、ある意味、チリらしいワイン。もう少し酸味があれば、随分と違う印象をもつでしょうね。悪いワインではありません。 初めて飲んだときは、かなり高評価したワイン。チリのイメージを払拭してくれた。今もけして悪いとは思わないです。 奥さん曰く ” 果実味がたっぷりで、酸味が少ないワイン。あえていえば。。。単調といえば単調かな。大きな不満は無いと思う。”☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good【 08.06.30現在 】(奥さん評価 84/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-5,5-11+50 = 84(ポポの評価 84/100 点) 1-7,2-6,3-5,4-5,5-11+50 = 84【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】【参考】 ディーヴァ ブルゴーニュ S グランタラパカ カベルネ・ソーヴィニヨン [2006] 価格 990円 (税込1,039円) 【 ワインメモ 】 TARAPACA <タラパカ> 1874年、約120年前に創立。チリのマイポバレーにあるこのワイナリーは、繊細で高品質のワインを造り出しています。 土壌は、火山性の小石が入り混じり有機成分が多く、水はけが良い等、ブドウの栽培に好適な条件が揃っており、特に、カベルネソーヴィニョン等の品種に適しています。 タラパカ社は、2600haの自社畑で育てたブドウと、最新設備、ヨーロッパの第一線で活躍していた技術者の技量をもって醸造しています。 さらに、近年は、2006年から、コンサルタントに、カリフォルニアのスーパー・ワインメーカーとして知られるポール・ホブス氏を招き、また常駐のワインメーカーとしてエド・フラハーティ氏を迎え、さらに品質向上を目指しています。 チリ大統領主催の晩餐会にて、招待客に贈るワインとして選ばれたそうです。 最新の日記 ワインの雑学 こだわりグッズ 旬なワイン【 HOME 】
Jul 1, 2008
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グランタラパカ カベルネ・ソーヴィニヨン [2006] 今宵のワインはチリの名門【タラパカ】から、カベルネ・ソーヴィニオン。 Popoくんの ワインの感想や 日々のつれづれの日記です 。 ワインの感想 (impression) 基本的に、悪いワインではない。むしろ、価格を考えるといいワインの部類に入ると思う。コノスルのヴァラエタルあたりとは格違いの趣。ただ、あえていえば、葡萄の完熟系の甘さが持ち味ではあるが、もう少し酸味が欲しい。それと、リーファー(定温)輸送してもらいたいワイン。 瓶の形は好みのオールドスタイル!上げ底のしっかりあるタイプ。色合いは濃めの紫色。香り立ちは凝縮したベリー系の果実感が中心。バニラ系の樽香が印象的。スモーキーで甘い樹液のニュアンスもある。味わいは、クラスを超える厚みと完熟系の葡萄の甘味を感じさせる。タンニンが主導する。若干タンニンにざらつきを感じるが、時間の経過で、相当味わいが上がる。酸味とタンニン、アルコールのバランスは悪くない。ただし、どうも甘さが過ぎる感じでややダレ感がある。そのため。、悪くは無いが。。。品が少し下がる感じ。フレンチオーク・アメリカオークの2種類の樽での熟成が、最大の特色で、チリのカベルネ特有の甘さだけではない、複雑性を与えている。余韻はまずまず。タンニンとアルコール感。バランスはとれている感じ。ただ、甘さが若干気にはなる。ワインの評価 (evaluation) 現在、チリなどニューワールドでは、多くの有名ワインコンサルタントなどが活躍して、日進月歩の状況。その中では、ある意味、チリらしいワイン。もう少し酸味があれば、随分と違う印象をもつでしょうね。悪いワインではありません。 奥さん曰く ” 果実味がたっぷりで、酸味が少ないワイン。あえていえば。。。単調といえば単調かな。大きな不満は無いと思う。”☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good【 08.06.29現在 】(奥さん評価 84/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-5,5-11+50 = 84(ポポの評価 84/100 点) 1-7,2-6,3-5,4-5,5-11+50 = 84【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】【参考】 ディーヴァ ブルゴーニュ S グランタラパカ カベルネ・ソーヴィニヨン [2006] 価格 990円 (税込1,039円) 【 ワインメモ 】 TARAPACA <タラパカ> 1874年、約120年前に創立。チリのマイポバレーにあるこのワイナリーは、繊細で高品質のワインを造り出しています。 土壌は、火山性の小石が入り混じり有機成分が多く、水はけが良い等、ブドウの栽培に好適な条件が揃っており、特に、カベルネソーヴィニョン等の品種に適しています。 タラパカ社は、2600haの自社畑で育てたブドウと、最新設備、ヨーロッパの第一線で活躍していた技術者の技量をもって醸造しています。 さらに、近年は、2006年から、コンサルタントに、カリフォルニアのスーパー・ワインメーカーとして知られるポール・ホブス氏を招き、また常駐のワインメーカーとしてエド・フラハーティ氏を迎え、さらに品質向上を目指しています。 チリ大統領主催の晩餐会にて、招待客に贈るワインとして選ばれたそうです。 最新の日記 ワインの雑学 こだわりグッズ 旬なワイン【 HOME 】
Jun 30, 2008
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モンテプルチアーノ・ダブルッツオ (ファルネーゼ) vt2005 【再評価】今日はお休み。ついに切れた?Popoくんは仕事キャンセル!!たまには休まねば…ということで二日目再評価です。 さて、今宵のワインです。イタリアから。。。久しぶりに飲みました。ファルネーゼ。イタリアの太陽を浴びた、モンテプルチアーノ!! かのロバート・パーカーの高評価ワイン。。。そしてPopo高評価ワインのシリーズです。イタリアでも、中南部のアドリア海に面した各州を呼ぶ言葉としてかなり差別的な言い方で、“裏イタリア”という言葉があるらしい。確かに、行政やワイン産業からみてもイタリアの中心ではない。また、この地方で多く栽培されているモンテプルチアーノ種にしてもカリスマ的なグラン・ヴァンは生んでいない・・・それだけで、とかく軽くみられてしまいました。ロバート・パーカーに関しては、いろいろと意見もあるとは思います。彼が評価したことで日の目をみたワイン、生産者がいることも事実です。 今、マイナーな葡萄が注目されています!アドリア海の風を、燦燦と降り注ぐ陽光。。。がんばれアブルッツオ!! さてこのワイン…いかに?ワインの感想 (impression) ファルネーゼに外しなし!! byPopo銘醸のワインとは違いますが、このイタリアのファルネーゼ、魅力あるワインです。1000円くらいで買えるワインとしては、特筆もの。。。個人的にファルネーゼは好きです。そのスタンスがいい。契約農家との関係がよく、葡萄はヘクタール買いで代金保障付き。。。収穫量を抑える、古典的優良ワインの製造法でつくられる贅沢なワインといっていいでしょう。設備投資で味わいをつくるのではなく、葡萄と作り手によるワイン造り。。。いいですね、Popo好みです。人造コルク。合成コルク。スクリューキャップよりは様式美がある・・・かな?。ブショネがないのはいい。 色合いは、やや濃い目のルビー色。香り立ちは、ブルーベリーを強く感じベリー系中心。カシス感もあり、とにかく果実味の凝縮感が特徴。香りだけで、太陽の光、大地を渡る風を連想させる。味わいは、ベリー系の濃縮された果実味があってなかなかいい。果実感がみずみずしい感じ。現在はvt2006が市場にでていますが、このvt2005でもとても爽やかに果実感が楽しめました。酸味とタンニン、アルコールのバランスはよく、飲みやすい。タンニンは細やかに舌に触れる感じ。一言でいうと太陽燦燦!二日目だとさらに深み、味わいが深まる感じ。余韻は柔らかなタンニンとアルコール感。フィニッシュに、くどくない甘さが残る。 本当、この値段で大したものだなぁ。。。と思います。セパージュ:モンテプルチアーノ100%ワインの評価 (evaluation) ファルネーゼのこのシリーズでは、サンジョペーゼが個人的ベスト。ついで、このモンテプルチアーノ、プリミティーヴォが続く。とにかく、この価格帯のありがちな外したワインが少ない。果実感があって、濃い目の飲みやすいワインということであれば、いいワインです。バランスもいいですし。私はこの時期から、夏場の時期はこのタイプのワインが主流になります。疲れたからだには、バローロ系は最悪に近い。キャンテイは軽すぎる。。。【ファルネーゼ】 ファルネーゼは最近の2005年版、2006年版、2007版と3年連続して最優秀生産者に選出されました。イタリアの有名ワインガイドの著者「ルカ・ マローニ」が16510本という物凄い数のイタリアワイン のティティングを通して、なんと【BEST-Value】No.1 。ワインスペテ ーター誌でも当然の如く【BEST-Buy】評価を獲得し1996 年には【Top 100 Value】の世界の50の赤ワインに堂々選 ばれ、1997年には世界25の赤ワインとして選ばれている。奥さん曰く ”太陽燦燦!! 凝縮された果実味のワイン。美味しいよ。うん。この感じのワインもいいね。好きな味!” ☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good【 08.06.28現在 】(奥さん評価 86/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-6,5-12 +50 = 86(ポポの評価 86/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-6,5-12 +50 = 86 【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jun 29, 2008
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モンテプルチャーノ・ダブルッツオ (ファルネーゼ) vt2005いやいや。久しぶりの更新になります。貧乏暇なし・・・というか、かなりオーバーワーク気味のPopo。。。大半の仕事がほとんどボランティアなのが厳しい(笑)。 さて、今宵のワインです。イタリアから。。。久しぶりに飲みました。ファルネーゼ。イタリアの太陽を浴びた、モンテプルチアーノ!! かのロバート・パーカーの高評価ワイン。。。そしてPopo高評価ワインのシリーズです。イタリアでも、中南部のアドリア海に面した各州を呼ぶ言葉としてかなり差別的な言い方で、“裏イタリア”という言葉があるらしい。確かに、行政やワイン産業からみてもイタリアの中心ではない。また、この地方で多く栽培されているモンテプルチアーノ種にしてもカリスマ的なグラン・ヴァンは生んでいないので、このブドウからのワインにしても、とかく軽くみられてしまいました。しかし、今この葡萄が注目されています!アドリア海の風を、燦燦と降り注ぐ陽光。。。がんばれアブルッツオ!! さてこのワイン…いかに?ワインの感想 (impression) ファルネーゼに外しなし!!銘醸のワインとは違いますが、魅力あるワインです。1000円くらいで買えるワインとしては、特筆もの。。。個人的にファルネーゼは好きです。そのスタンスがいい。契約農家との関係がよく、葡萄はヘクタール買いで代金保障付き。。。収穫量を抑える、古典的ワインの製造法でつくられる贅沢なワインといっていいでしょう。設備投資で味わいをつくるのではなく、葡萄の作り手によるワイン造り。。。いいですね、Popo好みです。人造コルク。スクリューキャップよりは様式美がある・・・かな?。ブショネがないのはいい。 色合いは、やや濃い目のルビー色。香り立ちは、ブルーベリーを強く感じベリー系中心。カシス感もあり、とにかく果実味の凝縮感が特徴。香りだけで、太陽の光、大地を渡る風を連想させる。味わいは、ベリー系の濃縮された果実味があってなかなかいい。果実感がみずみずしい感じ。現在はvt2006が市場にでていますが、このvt2005でもとても爽やかに果実感が楽しめました。酸味とタンニン、アルコールのバランスはよく、飲みやすい。タンニンは細やかに舌に触れる感じ。一言でいうと太陽燦燦!余韻は柔らかなタンニンとアルコール感。フィニッシュに、くどくない甘さが残る。 本当、この値段で大したものだなぁ。。。と思います。セパージュ:モンテプルチアーノ100%ワインの評価 (evaluation) 果実感があって、濃い目の飲みやすいワインということであれば、いいワインです。バランスもいいですし。私はこの時期から、夏場の時期はこのタイプのワインが主流になります。疲れたからだには、バローロ系は最悪に近い。キャンテイは軽すぎる。。。【ファルネーゼ】 ファルネーゼは最近の2005年版、2006年版、2007版と3年連続して最優秀生産者に選出されました。イタリアの有名ワインガイドの著者「ルカ・ マローニ」が16510本という物凄い数のイタリアワイン のティティングを通して、なんと【BEST-Value】No.1 。ワインスペテ ーター誌でも当然の如く【BEST-Buy】評価を獲得し1996 年には【Top 100 Value】の世界の50の赤ワインに堂々選 ばれ、1997年には世界25の赤ワインとして選ばれている。奥さん曰く ”太陽燦燦!! 凝縮された果実味のワイン。美味しいよ。うん。この感じのワインもいいね。好きな味!” ☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good【 08.06.27現在 】(奥さん評価 86/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-6,5-12 +50 = 86(ポポの評価 86/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-6,5-12 +50 = 86 【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jun 28, 2008
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アイアン ストーン メルロー vt2005 【再評価】 さて、今日のワインはアメリカ、カルフォルニアより。メルロー種のワイン。アイアンストーンのワインを取り上げたのは、カベルネ・フラン、ジンファンデル、プティシラーに続き4種類目。それぞれ、コストパフォーマンスが高く好印象のワイン続きです。 さて、このワインはいかに…!? ワインの感想 (impression) 二日目で印象はほとんど変わりません。これは、なかなかのワインです。この作り手は、無理に色素を搾り出し、凝縮感を高めるやり方はしないようです。個人的には、かなり好印象です。 合成コルク。色合いは、画像のとおり、かなり薄いルビー。香りは、チェリー、ベリー系が中心で豊か。バニラ、モカ、コーヒーのニュアンスがある。果実味が主張するタイプではない。味わいは色合いとは、全く別物。果実味が濃厚でありながら切れもある。メルローといいながら、酸味が主導の感じで糖度も高い。収斂味は柔らかいが、厚みさえ感じる。酸味、タンニン、アルコールのバランスがかなり高い。ボディはミデイアム~軽めのフルボディ。余韻は長めできれがある。タンニンとアルコール感が続く。このクラスで、フィネスを語るべきかは微妙なものの、バランスが高く、ダレたかんじはない。クラスを超える品を感じさせる。 ワインの評価 (evaluation) いい意味で、予想ハズレ。この価格帯のメルロー種のイメージと多少異なります。価格を考えると、すごく特徴のあるワイン。同価格帯の新世界物や南仏系のメルローとは全く違います。 しかし、アイアンストーン 恐るべし!! もっと日本でも取り上げられていいワイン。 奥さん曰く ” 色が薄めだから最初どんなワインかとおもったら・・・うん。これは美味しいね。メルロー??世界は広いなぁ。”☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good【6/20/08現在】 (奥さん評価 85/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-6,5-12 +50 =85(ポポの評価 85/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-6,5-12 +50 =85【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP ★ アイアン・ストーンのワインはこちらから・・・★
Jun 24, 2008
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アイアン ストーン メルロー vt2005 【WR】 久しぶりの更新です。最近、日記の更新率が落ちてますね(笑)。前回の予定どおり、カリフォルニアより、アイアン・ストーンのワインを取り上げます。 実は、今までのワイン日記の総集編・リメイク版を「ワイン蔵」と名づけて、ちょこちょこ創っている最中です。本当は、このブログでやりたかったんですが、なかなか難しいですね。 レビュー待ちのワインメモはたまる一方です。取り上げられなかったワインの、恨み言が聞こえそう。。。 さて、今日のワインはアメリカ、カルフォルニアより。メルロー種のワイン。 アイアンストーンのワインを取り上げたのは、カベルネ・フラン、ジンファンデル、プティシラーに続き4種類目。それぞれ、コストパフォーマンスが高く好印象のワイン続きです。 さて、このワインはいかに…!? ワインの感想 (impression) これは。。。!! ううむ。世界は広い。この価格でこんなワインあるんですね。。。ブラインドで飲んだら、このワインなんと評価するか。自信がないですね。たぶん、価格もセパージュも大きく外しそう(笑)。 合成コルク。色合いは、画像のおとり薄いルビー。香りは、チェリー、ベリー系が中心。バニラ、モカ、コーヒーのニュアンスがある。味わいは色合いとは、全く別物。果実味が濃厚。メルローといいながら酸味が主導の感じで糖度が高い。収斂味は柔らかいが、厚みさえ感じる。酸味、タンニン、アルコールのバランスがかなり高い。ボディはミデイアム~軽めのフルボディ。余韻は長めできれがある。タンニンとアルコール感が続く。このクラスで、フィネスを語るべきかは微妙なものの、バランスが高いため、クラスを超える品を感じさせる。ワインの評価 (evaluation) いい意味で、予想ハズレ。メルロー種のイメージと多少異なります。ですが、これもまたメルロー種。価格を考えると、すごく特徴のあるワイン。同価格帯の新世界物や南仏系のメルローとは全く違います。しかし、アイアンストーン 恐るべし!!再認識です。 奥さん曰く ” 色が薄めだから最初どんなワインかとおもったら・・・うん。これは美味しいね。メルロー??世界は広いなぁ。”☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good【6/20/08現在】 (奥さん評価 85/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-6,5-12 +50 =85(ポポの評価 85/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-6,5-12 +50 =85【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP★ アイアン・ストーンのワインはこちらから・・・★ &nb
Jun 23, 2008
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アイアン ストーン プティ シラー vt2005 【二日目再評価】 皆さんはご存知でしたか?プティ・シラーという葡萄品種。。。ローカルな葡萄品種ですが、これがなかなか興味深い。うん。 にやり。。。この価格帯で外しが少ない作り手見つけた。アイアンストーン、恐るべし!! 同じカルフォルニアのハーン、イタリアのファルネーゼ、インドのスラ、アルゼンチンのインカ・・・etc。お財布にやさしくいいワインたち。迷ったら、この辺りを選べば、それなりに楽しめます!!今日のワインはアメリカ、カルフォルニアより。プティ・シラー種のワイン。1997年にDNA鑑定が行われ、プティ・シラー種の正体が明らかになりました。フランスのDurifという葡萄と同一のものだそうです。 Durif は1870年代に、フランスの科学者Durif博士によって作られた交配種。シラーと Peloursinという葡萄を掛け合わせて作られたそうです。味がいまひとつだったためフランスでは廃れていってしまいました。それが、19世紀にカリフォルニアに出没。その後、細々と生き残ったのが現在のプティ・シラー。今まで、プティ・シラーがマイナーだったのにはそれなりの理由があり、美味しいワインにするのが難しいという点があるからだそうです。。。さて、このワインはいかに…!? ワインの感想 (impression) これは。。。!! ううむ。世界は広い。こんなワインあるんですね。。。ブラインドで飲んだら、このワインなんと評価するか。自信がないですね。たぶん、価格もセパージュも大きく外しそう(笑)。 合成コルク。色合いは、濃厚な紫。香りは、プルーン、カシス、ラズベリーが中心。バニラ、胡椒のスパイシーな感じもあり、独特でオリエンタルな感じ。味わいは果実味が濃厚。基本的にはシラー種に近い。完熟ベリーやチョコレートの深みのある味、シルクのようななめらかなフィニッシュ酸味、タンニン、アルコールのバランスがかなり高い。単純そうで、複雑な味わい。特にタンニンが特徴的。うまく表現しづらいが、シラーよりタンニンが主張する。強めの滑らかなタンニンが酸味の中に溶け込んでいる。ボディはミデイアム~軽めのフルボディ。余韻は長めできれがある。タンニンとアルコール感が続く。このクラスで、フィネスを語るべきかは微妙なものの、バランスが高いため、クラスを超える品を感じさせる。二日目で基調は変わらない。なかなか元気なワインである。ワインの評価 (evaluation) プティ・シラー種のワイン、探して飲んでみたい気にさせられました。ローカルなワイン品種で隠れた名品では?驚きました。私もほんとマダマダです。シラー好きの方も、シラー嫌いの方も一度呑んでみて欲しいワイン。評価を聞いたみたいです。しかし、アイアンストーン 恐るべし。カベルネフラン、ジンファンデル、プティシラー。。。今のところ、はずしがないですね。ふふふ。次もアイアンストーンの予定です!乞うご期待。。。 奥さん曰く ” うん。これは美味しいね。果実実があるし、くどくない品のある甘さがいいワインでね。シラーじゃないんだ!世界は広いね。”☆ 評価 ☆ 極 良 (87~89) Extremely good 【6/18/08現在】 (奥さん評価 89/100 点) 1-6,2-7,3-7,4-7,5-12 +50 =89(ポポの評価 87/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-6,5-12 +50 =87【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP★ アイアン・ストーンのワインはこちらから・・・★
Jun 19, 2008
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アイアン ストーン プティ シラー vt2005 【WR】 皆さんはご存知でしたか?プティ・シラーという葡萄品種。。。ちなみにPopoはよくしりませんでした。シラー種のローカルな別名?くらいの認識でした。。。 最近いろいろ重なって、日記の更新率が落ちてます(笑)。あと、今までのワイン日記の総集編を、他のブログで作成している途中ですのでお知らせします。いつになるかわかりませんが、めどがたったら紹介したいと思います。 レビュー待ちのワインメモはたまる一方です。取り上げられなかったワインの、恨み言が聞こえそう。。。 今日のワインはアメリカ、カルフォルニアより。プティ・シラー種のワイン。1997年にDNA鑑定が行われ、プティ・シラー種の正体が明らかになりました。フランスのDurifという葡萄と同一のものだそうです。 Durif は1870年代に、フランスの科学者Durif博士によって作られた交配種。シラーと Peloursinという葡萄を掛け合わせて作られたそうです。味がいまひとつだったためフランスでは廃れていってしまいました。それが、19世紀にカリフォルニアに出没。その後、細々と生き残ったのが現在のプティ・シラー。今まで、プティ・シラーがマイナーだったのにはそれなりの理由があり、美味しいワインにするのが難しいという点があるからだそうです。。。さて、このワインはいかに…!? ワインの感想 (impression) これは。。。!! ううむ。世界は広い。こんなワインあるんですね。。。ブラインドで飲んだら、このワインなんと評価するか。自信がないですね。たぶん、価格もセパージュも大きく外しそう(笑)。 合成コルク。色合いは、濃厚な紫。香りは、プルーン、カシス、ラズベリーが中心。バニラ、胡椒のスパイシーな感じもあり、独特でオリエンタルな感じ。味わいは果実味が濃厚。基本的にはシラー種に近い。完熟ベリーやチョコレートの深みのある味、シルクのようななめらかなフィニッシュ酸味、タンニン、アルコールのバランスがかなり高い。単純そうで、複雑な味わい。特にタンニンが特徴的。うまく表現しづらいが、シラーよりタンニンが主張する。強めの滑らかなタンニンが酸味の中に溶け込んでいる。ボディはミデイアム~軽めのフルボディ。余韻は長めできれがある。タンニンとアルコール感が続く。このクラスで、フィネスを語るべきかは微妙なものの、バランスが高いため、クラスを超える品を感じさせる。ワインの評価 (evaluation) プティ・シラー種のワイン、探して飲んでみたい気にさせられました。ローカルなワイン品種で隠れた名品では?驚きました。私もほんとうマダマダです。シラー好きの方も、シラー嫌いの方も一度呑んでみて欲しいワイン。評価を聞いたみたいです。しかし、アイアンストーン 恐るべし!!はずしがないですね、今のところ。。。 奥さん曰く ” うん。これは美味しいね。果実実があるし、くどくない品のある甘さがいいワインでね。シラーじゃないんだ!世界は広いね。”☆ 評価 ☆ 極 良 (87~89) Extremely good 【6/17/08現在】 (奥さん評価 89/100 点) 1-6,2-7,3-7,4-7,5-12 +50 =89(ポポの評価 87/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-6,5-12 +50 =87【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP★ アイアン・ストーンのワインはこちらから・・・★
Jun 18, 2008
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ペインター ブリッジ ジンファンデル vt2006 【WR】 今日のワインは、アメリカはカリフォルニアより。ペインター ブリッジ のジンファンデル種。VTは2006! ペインター ブリッジ は、カリフォルニアワインで、コスト・パフォーマンスの高さでは有名なワイン・シリーズ。特にジンファンデルはワイン王国などでも良く取り上げられていますね。 通常、このクラス(価格帯)は3~5年が飲み頃とされています。ジンファンデルは、ほとんどアメリカの固有種といっていいでしょう。イタリアのプリミティーヴォがそのルーツであるともいわれますが。さてこのワイン…いかに?ワインの感想 (impression) このワインの特徴はブレンドといってもいい。VTごと微妙にセパージュが異なる。VT2006では、ロディとパッソロブスの2つの地区で収穫された5種類の葡萄をブレンド、オーク樽の18ヶ月熟成。。。とのこと。 人造コルク。スクリューキャップよりは様式美がある・・・かな?。ブショネがないのはいい。 色合いは、濃い目のルビー色。香り立ちは独特。プラム、ラズベリーを強く感じる。胡椒系のスパイシーなニュアンスもある。樽香のヴァニラ、コーヒーも感じる。果実味の凝縮感が特徴。味わいは、ベリー系の濃縮された果実味があってなかなかいい。樽香も楽しめる。酸味とタンニン、アルコールのバランスはよく、飲みやすい。ただ、以前のものと比べるとタンニンが強調され、やや単純で複雑味には欠けるような気がする。余韻はタンニンとアルコール感。短め。フィニッシュに、くどくない甘さが残る。 個人的には、VT2005のほうが美味しかったような気がする。それでも、この値段で大したものだなぁ。。。と思いますが。VT2006のセパージュ:ジンファンデル76%、シラー15%、プティシラー5%、ヴァルディグエ2%、アリカント2%。ワインの評価 (evaluation) 果実感があって、濃い目の飲みやすいワインということであれば、いいワインです。バランスもいいですし。品や複雑さがあるかといわれると微妙。。。ただ、この価格のワインとしてみるととてもいいワインですね。若干、濃い目に味わいがかわってきているのかな? 奥さん曰く ”これは、なんの香り???梅酒のような。アプリコット!このワイン、別な意味ですきだなぁ。あり!好きな味!” ☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good【 08.06.15現在 】(奥さん評価 86/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-6,5-12 +50 = 86(ポポの評価 84/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-5,5-12 +50 = 84 【評価の読み方】 1.香 (10/10点) 2.味わい (10/10点)3.余韻 (10/10点)4.フィネス (10/10点)5.買得感CP (10/10点) +50点~ ワインを採点する !? ~ 【 ワイン日記の採点基準の見方 】 ★”ペインター ブリッジ” のワインはコチラから★ 【 PopoくんのHP " Popo's Wine Cafe " はこちらです! 】
Jun 16, 2008
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メルロー・リゼルヴァ vt2001 ボッター・カルロMerlot Riserva 2001 Botter 今日のワインはイタリアから。いわゆる、安くて美味しいと評判の作り手” ボッター・カルロ ”のメルロー種、レゼルバ規格のワインです。 このワインは文字どおり、メジャー品種メルロー100%で作られるワインです。イタリアには多くの土着葡萄品種があり、それぞれ特徴があるワインがありますので、イタリアっぽく感じないかもしれません。 ご存知のとおり、イタリアは気候に恵まれ、ワイン作りには最適の土地が多い国。メジャー品種の作付けが増えてきているのは時代の流れ。。。世界で生き残るために、メジャー 品種への転換をはかる作り手もいれば、固着品種へのこだわりを貫き、品質を高める作り手もいる。。。ゆえに、微妙な感慨があります。ただしこのワインは、イタリア北東部フリウリ産メルローとのことで、新興系ではありません。 ワインの感想 (impression) 最初にまとめると、 あまり期待していなかっただけに、良い意味、想像より美味しかったです。この価格で、メルローの熟成感が楽しめるのはかなりお買得では。。。 色合いは深いルビーから紫。エッジに熟成感。香り立ちは、直後はカシス、ベリー系で果実味が前面に。ただし、新鮮な果実味というよりドライフルーツ系。一度落ち着いてから、じわじわっと、ベリー系とヴァニラなどが出てくる感じ。味わいは、酸味、タンニン、アルコールのバランスが良く取られていて、厚みのあるミデイアムボディ。素晴しい…とまではいかないが安心感がある。タンニンが細かく柔らかい感じ。思ったより、アルコール感が強め。樽香が心地よい。余韻は長め。細かなタンニンとアルコール感。贅沢をいえば、もう少し品があれば・・・。つい2クラス上の熟成メルローのワインと比較したくなってしまう。最も、価格が0が一つ違うのですが(笑)。ワインの評価 (evaluation) 価格で考えた場合、1200円で熟成感のあるワインが楽しめる・・・それだけでもたいしたもの。 あえてイタリアという国名を出す意味が無いかも。。。熟成系の味わいが、好きか嫌いかを計るにはいいワインでは?奥さん曰く ” うん。熟成感がある。美味しいと思う。価格を考えると、かなりお得なワイン。イタリア?イメージがちがうなぁ。”優 良 (84~86) Quite good 【2008.6.8現在】 (奥さん評価 86/100 点) 1-6,2-6,3-6,4-7,5-11 +50 =86(ポポの評価 85/100 点) 1-6,2-6,3-5,4-6,5-12 +50 =85【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP★ ボッター カルロのワイン ★【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jun 14, 2008
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サイクルズ グラディエーター シラー セントラル・コースト vt2006【二日目再評価】 今日のワインはアメリカ、カルフォルニアより。シラー種のワイン。二日目再評価です。ちなみ、にカルフォルニアではいくらで売られているのでしょうね? このワイン、サイクルズ・グラディエーターは、『USAワイナリーガイド』最高評価“5ッ星生産者”【ハーン・エステート】が造るセカンド的ワイン。 さて、このワインはいかに…!? ワインの感想 (impression) これは。。。!! シラー種のワインで、ある意味驚いたのは、インドのスラ以来でしょうか。。。!? 想像と全く違った。 二つの地区のシラー種のブレンドが、このワインをとく鍵でしょうね。 合成コルク、エチケットは独特。色合いは、濃厚な紫。香りは、カシス、ラズベリーやプラムが中心。オーク樽のニュアンスや胡椒のスパイシーな感じもある。二日目では、若干香りだちが落ちた感じ。個人的には初日のほうが面白かった。二日目だと、ああシラーだなぁ。。という感じ。味わいは果実味が凝縮され濃厚。酸味、タンニン、アルコールのバランスがかなり高い。単純そうで、複雑な味わい。特にタンニンが特徴的。堅い角がない、柔らかく滑らかなタンニンが酸味の中に溶け込んでいる。ボディはミデイアム~軽めのフルボディ。強い樽香や過熟感のある甘さとは、別な次元の品のある甘さがある。二日目になると、果実味が落ち着く感じ。全体的にまとまりがよくなるものの、初日のほうが複雑味がある感じ。逆に、ボディ感は膨らみ、シラーっぽさがでている。これはこれで悪くない。余韻は強くは無いが、タンニンが舌の上に、広くわずかに甘く残る。このクラスで、フィネスを語るべきかは微妙なものの、バランスが高いため、クラスを超える品を感じさせる。ワインの評価 (evaluation) うまいです。。。最低の表現ですね(笑)。個人的にツボに入りました!この価格で、こんなワインも作れるんだなぁ。驚きました。二つの地区、冷涼と温暖。面白いワイン。シラー好きの方も、シラー嫌いの方も一度呑んでみて欲しいワイン。評価を聞いたみたいです。 点数付けが、そのワインの美味しさの絶対的指標ではないなぁ。。。とつくづく思いました。(自分でつけといて、なんとも。。。)新しい指標が必要ですね。 奥さん曰く ” これは美味しいね。初日のほうが好みだけど、今日も悪くない。今日のほうが酸味があるね。”極 良 (87~89) Extremely good 【2008.6.12現在】 (奥さん評価 87/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-7,5-11 +50 =87(ポポの評価 87/100 点) 1-6,2-7,3-6,4-6,5-12 +50 =87【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP【サイクルズ・グラディエーターのワインはコチラ】
Jun 13, 2008
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サイクルズ・グラディエーター シラー セントラル・コースト vt2006なんとも暑い。この時期、暑いという言葉は使いたくないのだが。。。夏自体は嫌いではなのだが、年のせいか体がついてこない(笑)。日本の夏は赤ワイン好きには厳しい夏。夜が涼しければいいなぁ。。。 最近、日記の更新率が落ちてます(笑)。レビュー待ちのワインメモが20枚くらいたまっている。。。手が遅いんです。まずいなぁ。 今日のワインはアメリカ、カルフォルニアより。シラー種のワイン。個人的には、カルフォルニアにはシラー種のイメージはなかった。 このワイン、サイクルズ・グラディエーターは、『USAワイナリーガイド』最高評価“5ッ星生産者”【ハーン・エステート】が造るセカンド的ワイン。 さて、このワインはいかに…!? ワインの感想 (impression) これは。。。!! シラー種のワインで、ある意味驚いたのは、インドのスラ以来でしょうか。。。!? 想像と全く違った。 下に先入感というものは恐ろしいものである。ちなみに、ブラインドで飲んだら、このワインなんと評価するか。。。自信がないですね。たぶん、価格もセパージュも大きく外しそう(笑)。 合成コルク、エチケットは独特。色合いは、濃厚な紫。香りは、カシス、ラズベリーやプラムが中心。オーク樽のニュアンスや胡椒のスパイシーな感じもある。味わいは果実味が濃厚。酸味、タンニン、アルコールのバランスがかなり高い。単純そうで、複雑な味わい。特にタンニンが特徴的。堅い角がない、柔らかく滑らかなタンニンが酸味の中に溶け込んでいる。ボディはミデイアム~軽めのフルボディ。強い樽香や過熟感のある甘さとは、別な次元の品のある甘さがある。余韻は強くは無いが、タンニンが舌の上に、広くわずかに甘く残る。このクラスで、フィネスを語るべきかは微妙なものの、バランスが高いため、クラスを超える品を感じさせる。ワインの評価 (evaluation) うまいです。。。最低の表現ですね(笑)。個人的にツボに入りました!シラー種で、この価格で、こんなワインも作れるんだなぁ。驚きました。シラー好きの方も、シラー嫌いの方も一度呑んでみて欲しいワイン。評価を聞いたみたいです。 点数付けが、そのワインの美味しさの絶対的指標ではないなぁ。。。とつくづく思いました。(自分でつけといて、なんとも。。。)新しい指標が必要ですね。 奥さん曰く ” うん。これは美味しいね。果実実があるし、くどくない品のある甘さがいいワインでね。シラー!?イメージが違うなあ。。。”☆ 評価 ☆ 極 良 (87~89) Extremely good 【6.12.'08】 (奥さん評価 88/100 点) 1-7,2-6,3-6,4-7,5-12 +50 =88(ポポの評価 88/100 点) 1-7,2-6,3-6,4-7,5-12 +50 =88【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP【サイクルズ・グラディエーターを探す!!】
Jun 12, 2008
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ハーディーズ ノッテージヒル ピノ ノワール VT 2007 【二日目再評価】Hardys Nottage Hill Pinot Noir 2007今日のワインは、オーストラリアから。オーストラリアのワインはどんなイメージでしょう?おそらくシラーズの低価格帯のワインのイメージもあり、過熟感や安いイメージがあるかも・・・。(それは以前のわたし・・・)今日のワインはオーストラリア、ハーディーズ ノッテージヒル ピノ・ノワール VT 2007の再評価になります。ノッテージヒルは他のワインも良心的な価格付けを行っており、評価も高いですね。 アメリカの、世界的ワイン専門誌 ワインスペクテイター <2007年10月31日号> で、『20ドル以下のベストバリュー』特集で、10ドル以下(VT2006)の最上位に選ばれたワインです。 ワインの感想 (impression) このワインは評価が割れるでしょうね。。。この価格帯に多い、いわゆる、果実実の強い過熟感のあるワインではありません。オーストラリアのワインに多い、合理的なスクリューキャップ。色合いは、薄めのきれいなルビープラム色。2007VTは、香り立ちが繊細。強くは無い。ブルゴのピノ好きの方なら、複雑感がわかるでしょう。チェリー系。プラムや苺。時間とともにヴァニラ、燻製の香り。味わいは、 酸味主導。糖度やアルコール感は高めなのに、辛口で軽く感じる。酸味、タンニン、アルコールのバランスはまずまずで、最初は、良心的な作り手のボジョレー・ヴィラージュ系のあじわい。1時間を経過すると、別な顔を見せ始める。密度が変化する感じ。余韻は酸味と滑らかなタンニン、アルコールが繊細に長め。食中酒にすると評価が落ちます。コクがある、押し出し強いワインではありません。軽いのみ口で、さっぱりした感じにかんじられたでしょう。。。おそらく、食中酒とされた方は評価が低いはず。単独で、じっくり楽しむ方をおススメします。ワインの評価 (evaluation) まとめると、このワインは ” ある意味難しいワイン ” だと思います。めずらしく奥さんと評価が割れたワイン。このピノノアールは、個人的には評価したい。いわゆる品があると思います。ブルゴーニュ風で、この価格であればお薦めしたいくらい。過熟のニュアンスがないのが美点。ただし、欠点としてはパンチがない。繊細。薄いと感じる方も多いと思います。 奥さん曰く ” なんで、こんなに評価がちがうの?個人的には薄いし、酸味が気になるなあ。もっと果実があって、しっかりしたワインがすきだな。”(奥さん評価 79/100 点) 1-5,2-5,3-5,4-5,5-9+50 =79☆ 評価 ☆ 中 級 (70~79) Average 【 2008.06.10現在 】(ポポの評価 84/100 点) 1-5,2-6,3-5,4-6,5-12 +50 =84☆ 評価 ☆ 優 良 (84~86) Quite good 【 2008.06.10現在 】【評価の読み方】 1.香 2.味わい 3.余韻 4.フィネス 5.CP ☆”ハーディーズのワイン”はコチラから!☆ ハーディーズ:HARDYs 【ワインメモ】ハーディー社は1853年に南オーストラリア州で設立されたワイナリー。 60年以上にわたり、ぶどう畑を管理してきたトーマス・ノッテージ氏の功績を称えつくられた伝統のあるブランドがノッテージ・ヒル。 南オーストラリア州、アデレードを流れるトーレンス川沿いのバンクサイド・ワイナリーから、世界80ヵ国以上の人々に愛されるワイナリーへと成長しました。 【 Popo's Wine Cafe HOME 】
Jun 11, 2008
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