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知覧
知覧の町は山懐に抱かれ,小さな盆地にひっそりとたたずむ。とくに北側の山は高く,切り立つようにして冬の北風をさえぎり,この地を守る役を果たしている。メインストリートはほぼ東西に数百メートル,その裏に二,三本の道、そんな小さな平和な町が知覧である。
もし,1945(昭和20)年の3月から約二か月半にわたって起きた特攻がなかったなら,いまほどこのな町は知られることはなかったであろう。ことほどのどかな場所である。
▼2007年12月に,知覧町,川辺町,頴娃町が合併し南九州市となった。
南九州市は薩摩半島の南部に位置し,県都鹿児島市の南西約40kmのところにある。 南は広大な東シナ海を臨み,東は指宿市,西は枕崎市・南さつま市と接する。
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枕崎
鹿児島県薩摩半島の南端に位置する枕崎市は,東は南九州市知覧町,北は南九州市川辺町および南さつま市加世田,西は南さつま市坊津町に接し,南は広大な東シナ海に臨む景勝の地にあり,その形状はほぼ五角形である。
市域は,東西12km,南北10kmで,面積74.88平方メートル。平均気温は,約18度,年間降水量は平均2000ミリで,温暖で比較的多雨な土地である。
本土最南端の始発・終着駅のJR枕崎駅(鹿児島県枕崎市)に木造駅舎が7年ぶりに復活した。
枕崎駅は2006年5月に駅前の再開発事業で南側に約100メートル移設,旧駅舎は解体されました。駅舎はなくホームだけであったことから,市民らから寄せられた寄付などを基金に7年ぶりの復活となった。
レトロ調の新駅舎は六角形の屋根が特徴的な木造平屋です。記念撮影用のデッキなども設置された。いぶされたかつお節工場の壁の色を基調に“枕崎カラー”を出している。駅舎内には枕崎に伝説が残る「山幸彦」,駅舎近くに「かつお節行商」の像を設置している。
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出会いの広場 「新駅舎とかつお節行商の像」