森の生活

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切符売ってくれない?on the bus





上海からの最終日、 バスで空港まで行くことにした。行き方は浦和飯店(ユースホステル)のフロントで前日に聞いておいた。「人民広場のバス乗り場で9xX(はっきりとした番号は忘れました)のバスに乗るように」といわれた。

 朝早かったから、ゆっくりと歩きながら、人民広場へ向かった。自由市場のようなところを通り抜けていった。そこで印象深かったのはたくさんのウナギを切り開いていた少女だった。しかしあとでそれは蛇だと知った。。しかも私が初日に食べた唐揚げは「蛇のからあげ」だと聞かされた。「おいしそうに食べたね」と。げぇええっ。たしかにおいしかった。
 人民広場についた。しかし甘かった。人民広場のバス停はたくさんあって、どこから乗るのかわからない。聞けばいいのだが、まだ時間はあるので歩き回った。さんざん歩き回ってやっと案内所のところがあったので聞いてみた「over there」といわれる。その場所をみるとバスが止まっているではないか。番号を確認してあわてて飛び乗ると、すぐにバスは出発した。
 車掌さんが、車内を回って、運賃と引き替えに乗車券を渡している。しかし私がお金を出しても受け取らない。身振りで何度もお金を渡しているのだが、困った顔をしてうけとらない。
 さあ困った。困った顔をした車掌さんと困った私の横に20くらいの人がいた。その人に英語で聞く。なんとかわかるみたいで、英語で説明しようと頭をひねらせているのだが、英語が出てこないみたいである。車掌さんと二人して、その人を見つめるのだが。困った。
 すると後ろから「May I help you?」と、まるで英会話の教本そのままのシチュレーション。「ほっ」とした私。その人と車掌さんと話をしていたかと思うと「空港行きのバスは9xxだけど、AラインとBラインがある。このバスは9xxだけど、空港にはいかないのです」と説明してくれた。
 車掌さんは、私がスーツケースを持っていたので、空港へ行くのだろうと察して、このバスは空港へ行かないことを教えてくれようとしてくれていたのであった。
 その人に行き方を聞いた後、やっと乗車券を売ってくれた。

無事、時間にも間に合って空港に着くことができた。もし、車掌さんがすんなり乗車券を売ってくれ、終点までいっていたら、飛行機に乗れなかったかもしれなかった。

この車掌さんのことはわすれられない。May I help you?と助けてくれた人も。
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この上海行きは、現地で人と会っていますが、行きと帰り、そして数日間は一人で行動した旅です。



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