2006/07/23
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テーマ: 自転車(13135)
7月22日土曜日。
前夜2時頃に寝て、朝5時に起きたものの、なんだかんだで家を出たのは6時50分頃になってしまいました。天神橋5丁目から140km走って滋賀県長浜市の実家に帰る、「ツール・ド・長浜(単なる帰省です)」がスタートしました。

前日の午前中まで何日間も雨が降り続いたため、 淀川河川敷 を走ると自転車が泥だらけになるのは目に見えているので(舗装路でも水びたしの箇所もあるし、何といっても車止めの周りの未舗装部分がひどい)、河川敷は通らず、都島通→国道1号線→大阪府道13号線と走って京都府八幡市の 御幸橋 までやってきました。

ここから、御幸橋は渡らずに木津川沿いのサイクリングロード( 京都八幡木津自転車道線 )を木津方面に向かってしばらく走ります。雨続きだったので木津川の水量はやはり相当なもので、「これだったら 流れ橋 が流れてしまってるかもしれない。見たいなぁ!」とちょっと思ったものの、流れ橋までは行かずに、国道1号線が通る木津川大橋を渡ります。木津川大橋を渡ったら1つ目の信号(久御山田井交差点)を右折して京都府道15号線(宇治淀線)で宇治に向かいます。この府道15号線は片側1車線で路側帯もほとんどなく、車の交通量も多いので自転車では非常に走りにくいです(上り基調でもあります)。7kmほど辛抱して走るとようやく宇治橋に到着しました( 写真 )。宇治橋から宇治川を見下ろすとすごい水量で水も濁っており( 写真 )、残念ながらいつもの涼やかな風情は全くありませんでした。この宇治橋のたもとには観光客用のトイレがありますので、宇治川ラインで琵琶湖に行かれる方は、とりあえずここで用を足して休憩するとよいでしょう。僕も用を足してから自動販売機でスポーツドリンクを買ってボトルに補充し、さっそく宇治川沿いを通る府道3号線(大津南郷宇治線)で 天ケ瀬ダム への登坂開始です。

天ケ瀬ダムへの上りは、宇治橋からずっと府道3号線で行けば勾配はゆるやかですが、宇治川のすぐ横を通る道で行くと、宇治川の眺めには心癒されるものの、天ケ瀬ダムのところで府道3号線と合流する際に勾配10%はあろうかという激坂が待っていますので、どちらを選ぶかは好き好きです。坂バカの人はもちろん後者を選んでください(笑)。僕は今回はずっと府道3号線で登ったのですが( 府道3号線から天ケ瀬吊り橋を見下ろした写真 )、坂を上りきったものの、そこからでは放流中の 天ケ瀬ダムのダイナミックな写真 が撮れなかったので、けっきょく激坂をわざわざ1回下り、ダムの写真を撮ってからまた激坂を登りました(ブログに載せるつもりがなかったらそのまま行ってました)。これだったら最初からこっちの道で行けばよかった…(笑)。

天ケ瀬発電所を過ぎると、あとは琵琶湖までずっと平坦&ゆるやかな下りが続きます。車の交通量も少なく、宇治川の眺めも良いですし、自転車で走るには最高の道といってもよいでしょう。いつもたくさんのローディとすれ違います。今回は前日まで大雨続きだったので、山から道路へ水がたくさん流れ落ちていて、路面がびしょぬれの箇所も多かったですが、ピーカン続きの日に通ったら、この道はかなり心癒されるはずです。( 名前がわからなかったけど途中の橋で撮った写真

宇治川は、滋賀県内に入ると「瀬田川」に名前が変わります。府道3号線も滋賀県に入ると県道322号線になったり、鹿跳橋という橋からは国道422号線になったりしますが、要はずっと川に沿って走っていれば、自ずと琵琶湖にたどり着きます。琵琶湖最南端にある「瀬田の唐橋」で記念撮影し( 写真 )、ここからは琵琶湖の東岸をずっと北上するだけです。近江大橋の手前頃からは自転車・歩行者専用道が整備されており、琵琶湖東岸沿いに何十kmも、飽きるほど延々と続いています( 写真 )。この自転車・歩行者専用道は、路面が荒れているところや段差もわりと多く、またジョギングやウォーキングをする人もけっこう多いので(ウォーキングはたいてい高齢者の団体)、なかなか高速巡航で長浜まで一直線というわけにもいきません。だからレースの練習をしているローディ達は、みんな片側1車線で路側帯も非常に狭い車道を走って車に迷惑がられていますが(クラクションや幅寄せされることもあります)、僕はツーリング派ローディなので(笑)、ウォーキング中の団体さんに遭遇すると、「すいませーん、自転車通りまーす」と大声をかけ、皆さんに「あら、ごめんなさいね」などと言われながら気持ちよく通していただきます。(こうして日々、自転車乗りのイメージアップに尽力しているのであった .笑

この日の琵琶湖東岸は最初は「くもり時々晴れ」という感じだったのが、時間が経つにつれてどんどん晴れの方が多くなり、それでいて気温は低めで風も弱くて、絶好の自転車日和でした。ウォーキング団体だってそんなにむちゃくちゃいるわけではないので、時々停滞する以外は概ね時速30km巡航で黙々とペダルをこいでいきます。 琵琶湖博物館 が見えてきたところで腹が減ってきたので、まだ昼前でしたが博物館近くの食堂でラーメンを食べ、セブンイレブンでジュースを買ってボトルに補充しました。琵琶湖博物館横のハスの群生地( 写真 )には、数多くの観光客がつめかけていました。

その後、また長浜に向かって時々写真を撮りながらペダルをこぎ続けます。守山市のなぎさ公園で大勢の人が海水浴(湖水浴とは言いません.笑)やバーベキューを楽しんでいたので、彼らをバックに湖岸の松の木に愛車を立てかけて 写真をパシャリ 。近江八幡市の 「休暇村近江八幡東館」 の前でも行楽客が大勢いたので、また愛車を柵に立てかけて 写真をパシャリ 。行楽客の視線が冷やかですが、これもブログに写真を載せるため、耐えますとも・・・(笑)。なお、近江八幡のこのあたりは滋賀県道路課選定の 「ぐるっとびわ湖サイクルライン」 を外れて峠道を登らないと行けませんが、景色が良いので絶対おすすめですよ。

そこからさらに20kmほど走ると、彦根市の松原水泳場では折りしも 「鳥人間コンテスト」 の真っ最中でした( 写真 )。昔はTVのゴールデンタイムに欽ちゃんの司会で放送されていたので毎年かかさず見ていましたが、生で見るのはこれが初めてでした(今でも時間帯は知りませんがTV放映もあるみたいですね)。TVで見ると編集されているので次々に飛んでるように見えますが、実際はあれだけ大きな人力飛行機をプラットフォーム上に運んで、上でもいろいろ飛ぶ直前の準備をして、それから飛んで、湖に落ちて、記録が計測されて、スタッフが飛行機とパイロットを回収して・・・っていうのを繰りかえすので、実際はすごい時間をかけて(2日がかり)やってるんですね。1チームが飛び終わると次のチームが飛ぶまでかなり待たされるので、だんだんイライラしてきて(関係者の人、ごめんなさい)、仕方なくその場を後にしました。でも全国から集まってきた出場チーム(ほとんどが大学のそっち系の学部の若者達)は、本当に青春してるなぁって感じで、「ああ俺も大学時代に戻りたい!」と十分思わせてくれ、涙が出そうになりました。ちょっと大げさか(笑)。

彦根市から長浜までは約10km。黙々とペダルをこいで長浜城に到着しました。この長浜城は、「城」といっても実際は 「歴史博物館」 で、僕が高1の時に大手ゼネコンによって建てられたものなので、よそから来る人はどうかダマされないようにしてもらいたいですが(笑)、それでも城前の石段に愛車を置いて 写真 を撮ると、なんか我が愛車FELT F3Cが天下を取ったかのように錯覚してしまいました(笑)。

長浜城から5分ほど走って実家に到着です。シャワーを浴びて汗を流し、サイクルジャージ、レーサーパンツ、ソックス、キャップ、タオルなどをさっそく洗濯します。長浜のようなロケーションに無料の宿泊所(実家ですが)があるのは、サイクリストとしては本当に幸せですね。少年時代はこんな田舎町は大嫌いで、早く高校を卒業して大阪に出たいと思っていて、実際、一昨年までは盆と正月に2~3日ずつ帰省する以外はほとんど帰らなかったのに(昨年は父が癌で亡くなったので何度も帰りましたが)、38歳の秋にサイクリストになったとたん、ここは自転車天国じゃないかとさえ思うようになり(琵琶湖もあるし、福井も近いから海もすぐだし、山ももちろんあるし)、急に故郷が愛しくなってきてしまったのだから、やっぱり自転車は素晴らしい! まあ冬は雪で乗れなかったりするんですけどね(意外と知られてませんが長浜は豪雪地帯です)。

父が亡くなって実家には母一人になってしまったので、春になってからは月に一度か二度は自転車で実家に帰るようにしていますが(いつも琵琶湖沿いでは飽きるので、大阪→兵庫→京都→福井と224km走って、敦賀駅から輪行で帰ったこともあります)、そんなこんなで今回の帰省も大変楽しく走ることができました。残念ながら、奈良の大先輩サイクリスト、cancanさんお誘いの河内風穴行きは次の土曜に延期されましたが、
今回もまた改めて思いました、
自転車最高! 愛してるぜベイビー!
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Last updated  2006/07/25 09:12:26 AM
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