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2007.03.21
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"Il Barbiere di Siviglia" (『セビリアの理髪師』)を観てきました。オペラシーズンもあと1ヵ月半。この時期になると席も端っこの方か、すご~く良い席しか空いていないです。今回、半分見えない覚悟で臨みました( Partial View としっかり宣告され、チケットにも印字してある・・)

 ・・とはいえバルコニー席。それぞれ個室(左上)になっており、ちょっと特別な気分。真上から見下ろす席なのですが、歌手の方はもちろん、オーケストラの顔までしっかり見える席でした。どのくらい舞台の袖が見えないかというと、まともに椅子に座ると半分は見えません(右上)。なので、英語字幕を頭にさっと入れては立ち上がり、舞台を覗きこむこと3時間10分。

 『セビリアの理髪師』(ロッシーニ作曲)は、オペラ・ブッファ(喜劇)の王道をゆく作品です。理髪師はもちろんのこと何でも屋のフィガロの機転(?)で、アルマヴィーヴァ伯爵とロジーナが結ばれる(結婚する)までの物語です。

 テンポがよくて、楽しいオペラでした。ロジーナと結婚しようと企むバルトロ医師の嫉妬から、ロジーナが家に閉じ込められます。そこでフィガロに相談し、酔っ払いや音楽教師のフリをして伯爵は彼女に会いにゆきます。バルトロの目を盗んで愛を語ったり、剣を振り回して舞台をかけまわるドタバタさは・・吉本のようでした。旦那さんは今期見た中では一番気に入っていたようです・・さすが吉本見て育ったことはある・・

 曲も軽快で、恐ろしいほどの早口で歌いまくるフィガロ、バルトロは、正確な楽器のようでした(作曲初期のオペラはもっと超絶技巧だったそうですが、正確に歌いきれる人が少なくて無くなったそうです・・)。警官隊が数人で歌う声も下から沸いてくるようで、舞台がはっきり見えなくても楽しめました。

 そして・・ラブストーリーにふさわしく、歌手の方が素敵でした。オペラ歌手=ぽっちゃり・・という図式が崩れました(笑)。伯爵役の人がウリのようで、公演後もポスター前に写真を撮る人たちが群がっていました(左下)。私はバリトンのフィガロの方が素敵に見えましたが・・。

 さて、この席。真実が1つ。カーテンコールに歌手が応えている間に、オーケストラは片付けをさっさと始め、もぬけの殻(右下)となるのでした。早かったぁ。





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Last updated  2007.03.22 23:01:05
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