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双子発覚。

双子発覚。
2004年10月...
3連休に実家に帰った。従姉妹の結婚式があったからだ。
その結婚式で、私は最後の振袖を着た。妹も一緒に着たのだが、その後、妹も最後の振袖になる事が判明する。
従姉妹も実は妊娠していたのだが、まだ公表していないとの事で、お互いそれにふれる事はなかった。
悪阻がひどかった従姉妹は、少しやせてしまったが、ドレスがとてもよく似合っていた。

次の日、実家から戻ったその足で、定期健診に向かった。
「9週目に入りましたね。」と、いつもの穏やかな口調の先生。
「悪阻が…」と凹み気味で話したが、先生は「もう少しすると治まりますよ。」と。
その時は「もう少しの辛抱!」と思ったが、実際は8ヶ月までゲロゲロ吐いていた。

その後、診察。 「順調ですねー。、、、、、うん?あれ?あれ??」と先生の動揺する声。
今までどんな時も落ち着いていた先生。こんな声を聞いた事がない。
かなり不安になった私は「どうしたんですか??」と聞くと、
先生は「なんか2人いるみたい。」と言いながら、何で前回気づかなかったんだろうという感じで何度も確認していた。
私は数分間硬直した後に、彼のお兄ちゃんが双子なのを思い出し、聞いてみたが、先生は「男の家系あまりは関係ない」と言った。

双子と言っても、以下の様に分けられるらしいのです。(『たまごクラブ 特別編集 双子&多胎の本』参照。)
胎のう
胎盤
二絨毛膜二羊膜
2つ
2つ
二卵性
2つ
1つ
二卵性と一卵性で受精後1~3日以内に分離した場合
一絨毛膜二羊膜
1つ
2つ
一卵性で受精後4~7日以内に分離した場合
一絨毛膜一羊膜
1つ
1つ
一卵性で受精後8日以降に分離した場合

私は、『一絨毛膜一羊膜』だったのですが、これは2人で1つの胎盤を共有しているので、双子でもリスクが高いのだそうです。
「これから胎児が成長していく中で、どちらか片方だけ栄養を吸収してしまい、成長にあまりにも差が出てくると、
その時点で取り出さなければならなくなる。」と先生は話し、
「どんな場合にも対処出来るように、総合病院へ転院しましょう」と紹介状を書き出した。
たんたんと説明を聞いていたが、その時私は理解できていたのでしょうか?
そして最後に先生は、「困った事があったら、いつでも来ていいし、電話してくれてもいいよ。」と、また穏やかに言ってくれた。

紹介状をもらい、病院を後にした。
一気に現実に戻されたのか、不安がこみ上げてきて、帰りの電車の中、私は泣きながら帰った。
最寄駅に着くと、彼もそろそろ駅に着くとの事で、一緒に外でご飯を食べ、双子だったと言う事を話した。
ちゃんと説明しようと気合を入れて話し始めたが、やっぱりボロボロ涙がこぼれてきた。
彼は「きっと大丈夫だよ。」と励ましてくれた。
しかし、そこから私のマタニティーブルーは始まった。


★おまけ★
←これは、最初で最後の2人一緒に写っている超音波の写真です。
その後は、1枚に2人は入らなかったのか、別々に写真を頂きました。
※ちなみに、二絨毛膜二羊膜だと濃く、一絨毛膜二羊膜だと薄く、
2人の胎児の間に、仕切りが写るのだそうです。


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