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Happy Rich - 我、今、ここに、生きる -
The Book of Life
ということで、直訳すれば「内的平和と人間関係の調和への鍵」となります。
この本は、ブログにも書きましたが、The Transformational Book Circleという読書サークルで毎月配本されてくる本の一冊目です。
内容に入る前に、この本の前書きを抜粋します。
下記は、その前書き部分ですが、いかんせん英語があまり得意ではなく、わかりづらい部分が多いかと思います。また、
いくつかの単語は一応日本語訳を書きましたが、その訳が的確かどうか自信がなく、その場合はもとの英語も( )内に併記しました。
<前書き>
エピクテタスの注目すべきハンドブックは2000年以上にわたって精神的な探求者から他の探求者へと愛情を込めて伝えられてきました。
今日、私達はこれを非常な喜びを持って、あなたの手元に送り届けることになりました。
あなたは、その最初の文章から最後のそれまで非常に明確にこのはぐくまれてきた知恵を味わうことでしょう。
また、なぜ歴代の皇帝が戦争の時も平和の時もこれを携え、普通の市民が常にその人生を歩む際にこれを貴重なものと考えていたかお分かりいただけるでしょう。
近年においても、一人のアメリカ人捕虜が5年もの間ハノイの独房でこの本の知恵を思い出し、実践することにより正気を保ち続けました。
この本が西洋人の心に与えたインパクトを評価する時、その影響において多くの人は唯一聖書に次ぐと評しています。
この本に触れた知りうる限りのすべての人は幸福を感じ、輝きを取り戻し、そこにあるメッセージを受け取ってきました。
あなたがその歴史的背景を少しでも知れば、この本が何世紀も生き延びてきた幸運を理解していただけると思います。
まず始めに、エピクテタスはこのハンドブックの一語たりとも彼自身で書いたわけではありません。
歴史によれば、この注目すべき知恵の収集は彼の弟子たちによって彼の教えから集められたものです。
アリアンという一人の学徒が、今あなたが手にしている一巻の書物にまとめ、当初はエンチリディオン
(ギリシャ語で「あなたの手元に」という意味だが、普通はマニュアルとかハンドブックと訳される)と呼ばれていました。
エピクテタスがこれらの言葉を話したということはある意味奇跡的だとさえ言えます。
彼はフィリジア(現在のトルコの一部)に、いつの時代であっても克服することは著しく困難な奴隷の身分として生まれました。
そして彼は文字通り足を引きずりながら奴隷キャラバンの一員としてローマに連れてこられます。
なぜなら、彼のひざは打ち据えられた末に粉砕され、治療も受けないままだったからです。
彼自身は自由民ではありませんでしたが、幸運にも彼の才能はついに明るみに出され、ローマの偉大な教師の一人について哲学を勉強することを許されます。
エピクテタスは続いて彼自身の「意識的に生きること」(Conscious Living)の教室を創設し、多くの良い関係にあった生徒達を魅了します。
彼はストイック派の偉大な哲学者の一人として知られるようになり、彼の考えは皇帝のマルクスアウレリウスを含め
ローマの最高峰に居る多くの思索家に影響を与えます。
<中略>
今日、ほぼ2000年の時を経てもなお、この本のコンセプトははるか昔と同様に輝きを保っています。
あなたがこの本のPart I とPart II を読めば、いかに深く彼の思想が現代のそういった
「変容に関する書物」(Transformational Literature)に広く浸透しているかに気付くことでしょう。
<中略>
しかし、この小さな本の何が人生を変える程の大きな力を持っているのでしょう?
その答えは、この本の本当に始めの文章「あなたが、あるものはあなたがコントロールできるが、あるものはコントロールできない、
という人生最大の秘密を知れば、あなたは幸福になれる」に表されています。
この始めの数語の意味と含意を理解することは、人生の全てのシチュエーション-それがどれほど困難なことか、あるいは平凡なことか、
に関わらず-で応用できる「変容のシフト」(Transformational Shift) をすることです。
多くの人がこの基本的な考え方がどんな場合でも生き方を変える方法に適用できるがために、これを変容のための最大の秘密と考えている。
例えば、あなたは最愛の人を失って悲嘆にくれているかも知れない。
数ヶ月が過ぎてもなお、あなたはその悲しみを振り切れない。
あなたは多くの友人やカウンセラーや家族と話したが、それでもその悲しみはなくならない。
ある日、あなたは内的な導きによってか、はたまた単なる偶然によってか、この小さな本を手にし、そして読む。
あなたは数回深呼吸をし、そしてその「知恵」があなたを覆い、その失ったという事実はあなたが変えることのできる範囲を
はるかに逸脱したものだ、ということを理解し始める。
あなたはそれをコントロールできないのだ!
この考えが浸透してゆくと、あなたは今まで過去を変えようと莫大なエネルギーを費やしてきたことを理解し始める。
あなたは現実を書き換えようと試み、その無駄な努力があなたを疲れさせてきた。
あなたは今、無益な努力を手放し、新しい「平穏」があなたを通して広がってゆくのを感じ始める。
突然、さらに理解が深まってくるに従い、あなたはあなた自身の悲嘆と悲しみという感情をコントロールしようという戦いに
挑んでいることを悟る。
あなたはそれらを最小にしようとし、なくそうとし、克服しようと試みる。
家族が、友人が彼らの最大の好意を持ってあなたがその感情から脱出するために話してもきた。
あなたは根本的に制御不能なものを管理しようと試みてきたが、その代償はあなたの心の平穏を乱すことだった。
あなたの内的な経験は、例えばひとつの足でアクセルを踏みながら、もう一方の足でブレーキを踏んでいるようなものだ。
あなたはいつまでも納まらない心の異常な振動しか感じず、その騒音があなたを常に悩ませてきた。
しかし、今、あなたはエピクテタスのマニュアルの手助けを得て、あなたの感情をコントロールしようとすることの無益さを理解する。
それら(の感情)はそれら自身の寿命があり、それらが続く限り続くのだ。
エピクテタスがこの最初の文章で与えてくれた知恵を適用すると、あなたは自分自身の抵抗を和らげ、
その感情がなくなることを望む努力を手放す。
全身の、全存在の平穏と静寂があなたの中に広がり、非常に心地よくなり始める。
この一連の出来事は実際、訳者である私に起こり、まさに同じ結果をもたらした。
ゲイ(訳者の一人)は述懐する。
「かつて、わたしが愛し、6ヶ月の間ほとんど毎日この手に抱きしめていた子供を失った深い悲しみの中に居た時、
私は私を飲み込んでいる深い悲嘆の中から抜けさせない深い絶望を感じていた。」
「自分の一部はわたしを必要とするほかの人達のために、これらの暗雲を克服しなければならないことを知っていたにしても、だ。」
「その時だった、私がすりへった大昔のエピクテタスの本を手に取ったのは。」
「私は始めの数行を読んだ。そして全てが明晰になった。突然、私は自分の力の及ばないなにかを必死に変えようと
全力を尽くしていたことを悟ったのだ。」
<中略>
あなたは、この「最大の秘密」の優美な単純さをいかなるシチュエーションにでも適用できることを理解するでしょう。
<中略>
この本に書かれた知恵は極めて要約されています。
事実、それらは本質的であり、人間が本当に知る必要があることの核心を含んでいます。
そのため、けっして急がずに、これらの考え方をゆっくりと、味わいながら、リラックスして楽しんで読むことをお勧めします。
それをあなたが愛する対象に与えてください、そうすればこれはあなたに愛にあふれた人生へのキーをもたらしてくれるでしょう。
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