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「主人公は僕だった」を観て!良かったです


「主人公は僕だった」を観て!良かったです
久々に映画を観た。こう書くのは仕事絡みで観る映画以外の時間がとれたからで、ゆったりとはしなくとも、腰を据えて見ることが出来たからだ。
今日は遅ればせながら、「主人公は僕だった」を観た。紙面やネット上ではハートフル・コメディの名で通っている作品、確かにその意味も十分有るが、それ以上に身につつませられる話題性をもった映画だった。
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ひねりの利いた設定と巧みなストーリー展開で評判となった新人ザック・ヘルムの脚本を人気俳優ウィル・フェレル主演で映画化したもので、ある日突然、自分の人生が人気作家によって執筆中の物語に左右されていることを知った男が、自分の人生を取り戻すために奮闘するさまを、「小説の語り手」についての考察を絡めつつ、ユーモラスで寓話的に綴る。共演に作家にエマ・トンプソン、文学者で大学教授にダスティン・ホフマン。監督は「チョコレート」「ネバーランド」のマーク・フォースターという役者冥利につきるメンバー。
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毎日を規則正しく単調に送る男、国税庁の会計検査官ハロルド・クリック。突然ある朝、彼の頭に女性の声が聞こえる。断続的に聞こえるようになり、文学的な表現でハロルドの行動を的確に小説を読むかのように描かれていく。その中に、「このささいな行為が死を招こうとは、彼は知るよしもなかった」という信じがたいフレーズを聞いてしまう。そして文学を専門とするヒルバート教授に相談する。
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そんな中、国防費に抗議して税金の一部を滞納し続ける勝ち気なパン屋の女店主アナに心惹かれていく...という話だが、生きることや、その死からどうすれば、どうしたらという観点がこの映画の最大の見せ所。
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小説の末巻に完璧なまでの小説の出来上がりを、「人生は自分の力でいつからだって書き直す事が出来る」とさせてゆく場面設定と運びは優れた文学を読むに等しく、大きなうねりを来たす。様々な想いを巡らされる映画だと思った。中身はとっても濃い作品です。
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