毎日が冒険~Adventure Life~

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屋久島旅行記~4日目~

■■■ 屋久島旅行記~4日目~ ■■■

屋久島旅行記~4日目~

朝3時に起きるとまだ若干雨が降っている。
でも今日は雨がやむのを予測して出発を決める。

一日置いたのに意外に登山靴が乾いてなくて気持ち悪い。
雨の中歩くと息が普段以上に苦しくなる。
出発から1時間20分、ついに縄文杉にたどり着く。
たどり着くまでにもっと時間がかかると思ってたので

心の準備が出来てなかった。
でも初めて見たときにはあまり感動しなかった。
これまでに見てきた景色の方が感動したな~と考えていた。

でも「ここで7000年ぐらいずっといて、色んなものを見てきたんだろうな」
と考えると自然のすばらしさを実感する。
普段の自分の悩みとかがちっぽけに思えてくる。
そんなことを考えながら縄文杉をみていると

「ピリリリリリ、ピリリリリリ」

と聞き覚えのある音が聞こえてきた。
後ろを見るとちょっと若い兄ちゃんが電話をしている

「今縄文杉の前にいるんだよ。いやまじで!」

何か一気に現実に引き戻された気がした。
何やここも電波届くんや。

この人はおそらく俺たちの逆のルートを通って
6時間ぐらいかけて来たのだろう。
そして縄文杉の前で電話をしている。
この人は何を目的にここまで来たのだろう?

縄文杉を出発後、大王杉、ウィルソン株などを見て
4時間20分ほどで辻峠に着いた。
ちょうど今正午ぐらいだ。
いつの間にか雨はあがって晴れ間が広がっている。
「どうする?」「行く?」
話によると辻峠から脇にそれると太鼓岩にいけるらしい。
宮崎駿がその景色に感動して映画「もののけ姫」で
そこから見えるまったく同じ景色を使ったという太鼓岩。
そこは地図にも載っていない、現地の人のみが知っている幻の場所だ。

登山の計画書には書いていないが行ってみたい。
今日の予定では「下界」に2時ぐらいには着く予定だ。
「でもそんな早く帰っても意味ないよね」
ということで30分歩いても見つからなかったら戻る
ということで太鼓岩に向けて出発した。

出発して10分ぐらいで上から人が二人やってきた。
聞いてみるとあと10分ぐらいであるらしい。
「迷うことなくいける」らしいので5人の足取りも軽くなる。

何とか頂上っぽいところに着き、林を抜けた。そこは・・・

「うおおおおぉぉぉぉ」

そこには180度のパノラマが広がっていた。
回りは山に囲まれており、宮之浦岳も見える。
宮崎駿が感動したのが分かる
そこは俺たち5人だけの特等席だった。

いつの間にか天気も春の陽気になっており、
30分ぐらいみんなでぼ~っとしていた。

(これは2001年の話です。2002年に行った後輩の話では
30人ぐらいいたらしいです。今は地図にも載っています。)

辻峠に戻りトロッコ道を黙々と歩いて原生林歩道入り口に着いた。
まだ時間があるのでちょっと寄ってみる。
そこは本当に原生林がそのまま残っており、
いたるところにコケが生えていた。
「もののけ姫」のこだまが出てきそうだ
で、念願のコケの上で昼寝。ちょっとだけ

白谷雲水峡につき屋久島合宿終了。
白谷雲水峡も電波が通じるのでタクシー会社に電話した。
靴を脱いで川に入る。疲れた足にきもちいい

「下界」に降りたあとレンタカーをかりて
温泉に入りに行く。
4日ぶりの風呂だ。一回ではシャンプーが泡立たない。
きっと風呂入る前は臭かったんだろうな。

その後近くに合った公園にテントを張って寝る。
かなりきつかったこともあったけど来てよかったなぁ~
今日は爆睡だった


屋久島旅行記~5日目~



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