毎日が冒険~Adventure Life~

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愛・地球博

■■■ 愛・地球博 ■■■


愛・地球博の環境活動

愛・地球博は「自然の叡智」をメインテーマにし、またサブテーマに「循環型社会」を掲げ、
様々な形で「環境(エコ)活動」についての企画が催されます。

先日福岡であった環境バイオワーキングセッションにおいて、
愛・地球博についての話題も出ました。
愛・地球博には様々な企業が参加しますが、参加の方法のひとつとして、
グリーンプラの製造により参加している企業があります。

「グリーンプラ」とは自然界の微生物により分解されるプラスチック(せい分解性プラスチック)、生物資源を原料に生産されたプラスチック(バイオプラスチック)、もしくはこれらの複合物、およびこれらを使用した製品であり、使用中は、通常のプラスチックと同じように使えて、使用後は、水と二酸化炭素等の物質に変わるものをいいます。 (配布資料より)

ん?二酸化炭素が出たらいけないのでは?
と考える方がいると思いますので説明しますと
現在問題となっている地球温暖化問題は
地中にある石油由来の二酸化炭素によるものです。
つまり現在の大気中以外のところから無理やり持ってくるため
大気中の二酸化炭素濃度が増加し、温暖化を引き起こしているといえます。

一方、グリーンプラは植物等の生物資源をもとに作られます。
植物は大気中の二酸化炭素を吸収し(炭素固定し)、
成長のためのエネルギーを生産します。
この植物を原料としたグリーンプラから排出される二酸化炭素は
もともと大気中にあったものであるため、トータルの量は変わりません。
つまりグリーンプラは環境にやさしい製品といえます。

このグリーンプラ製品は現在少しずつ製品化されています。
その使用例として、食品包装用、文房具、畑で使用されるマルチフィルム…
など様々な使用例がありますが、
食器等で利用されることはありませんでした。

しかし、今回の愛・地球博でグリーンプラ食器が利用されます。
具体的にはトウモロコシでん粉から作られたポリ乳酸製品です。

実物を見せてもらったのですが、普通のプラスチック製品と
なんら違いはありませんでした。
現在の問題点としてはコストの問題があるそうですが、
大量生産できるようになれば、その問題もほぼクリアーできるそうです。

ところで、愛・地球博では様々な環境活動を行う予定で、活動のひとつとして
会場内で出るごみは基本的に12種類に分けられるそうです。
では、このグリーンプラスチックはどこに分類されるのでしょうか?


答えは生ごみです。
集めた生ごみとグリーンプラはコンポストにより肥料化するそうです。

でもグリーンプラと普通のプラスチックって見分けがつくの?


実はこれも徹底しており、愛・地球博では食品の持込が禁止されているらしいです。
そして、売り出されている製品は、すべてグリーンプラでできています。
さらに、間違えないようにモリゾーとキッコロのマークがついているらしいです。
グリーンプラが今後市販されるにはまた様々な問題がありますが、
今回の愛・地球博はそのモデルプランとして実施されます。

バイオプラひとつとってもここまで徹底しています。
愛・地球博ではこのほかにも様々な「自然の叡智」が隠されていると思います。

皆さんもぜひ愛・地球博に足を運んでみてはいかがでしょうか?

愛・地球博へ行こう ~ホテル予約などの周辺情報はこちらのページが便利です♪~

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