*胡蝶の夢*

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~その4~ リズヴァーンシナリオ



〈4周目〉 リズヴァーン シナリオ

今までどうしても第四章の「絆の関」が越えられなかったなかったのですが、
もう一度「福原事変」をやってみると、やっとメモに書いてあることの意味がわかった!

そしてその後で再び第四章に。
これまでで五行の力もさんざん溜まっており、
主人公の技の習得も最高レベルまで終了していたので、後はスムーズでした。
というか、リズ先生シナリオは何周かした後でないと難しいです。
なぜそんなに条件が厳しいのか?
その理由は、後々わかってきます。

第四章で、無事に絆の関を越えられたのはいいけど、
リズ先生がいなくなっちゃった(涙)
訳はこの段階ではわかりません。
ここから先生との追いかけっこです。

やはり途中哀しい運命が待っていて、主人公は運命の上書きをする決心をします。
ここからは、八葉とのつながりも薄れ、リズ先生との二人の世界です。
もちろん、エンディングまでに戦闘はありますが、仲間の手は借りられません。
だからこそ、主人公の技のレベルがある程度必要なんです。
(逆に言えば、無事に峠の関を越えられたら大丈夫だってことかな)

実は最終章で一度大どんでん返しがあります。
これは見物です。ビックリします!

リズ先生のシナリオは重くて深いです。
初めからリズ先生については謎が多かった。
質問しても何も答えてくれないし、顔は半分隠れてるし、34才だし--
気になることはいろいろあるけど、こちらも「鬼」ということで、まあそんなもんかな、と思ってた。
すべての謎は最後には明らかになります。
しかし、すべてを知ったとき、思わず絶句してしまいました。
ニーチェの世界です。
その謎の一端は、術をかけるときの台詞にも表れていたんですね・・・
すごく哀しくて切ない。そして重くて深い。
リズ先生、いちばん可哀相だったかもしれない。
また、誰よりも主人公に対する愛情が深いかもしれない。
現実味は乏しいかもしれないけど、私が同じ立場だったら、
同じようなことを幾度も幾度もするだろうし、そう思うと、
すごく気持ちがわかります。その辛さも--
また、それを語るリズ先生の淡々とした口調。
そこから滲み出る感情がたまらない。
もう、号泣でした。 (声優の石田彰さん、上手すぎです)
「運命」「時空」--このキーワードはリズ先生のためにあるように思います。

完全にリズ先生ワールドなので、いつの間にかほかの八葉は???って感じなのですが、
それもアリだと思わせる力がこのストーリーにはあります。
リズ先生のすべてを知ってしまったら、ほかの八葉なんてもうどうでもよくなる(笑)
それどころじゃないもん。
ラスボス戦が終わった後も、エンディングも完全に二人。
だけど、リズ先生の優しくてちょっぴり甘い言葉が聞けるので満足です。
むしろ他の人に邪魔されたくないっ!
エンディングスチルの二人も幸せそうだし、よかったです。

難点は、こんな強烈なシナリオを辿った後では、他のシナリオがつまらなく
感じてしまうのではないか・・・
そんな心配があるところです。
そういう意味でも、なるべくあとの方でプレイした方がいいかもしれません。

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