愛子のマーケティングデザイン講座

愛子のマーケティングデザイン講座

職人と商人




仕事をしていて思うことがあります。

事業をしている方は 職人肌 の方と 商人肌 の人がいるなぁって。

職人とは、いわば”モノづくり”にとっても長けている方。

現代語で言うと、クリエイターかな。

職人は、技術者・クリエイターなど、とにかくいいものを作ることに一生懸命。

作り出すものにとても自信があって、もちろん長年磨き上げた腕があって、本当に誰にも負けていない良いものを作り出します。

それには、誰も敵いません。

こんなにいいものを作っているんだから、どうだ!売れるだろう!

と。

しかし、悲しいかな、顔を上げてみると、お客様は集まりません。

いいモノを作っている、それだけではモノは売れないのです。


職人さんは、集客力が弱いのです。。。

(もちろん、すべての職人さんがそうだとは言いません。)


時には、安売りに走ってしまう場合もあります。

安売りすることないのに。。。とわたしは思ってしまいます。

そのために、いいものはいいんですよ!こんなもの作ってますよ!と宣伝をしなければなりません。


そこで登場するのが、いかにして売るか、集客するか、を仕事としている商人です。




わたしのクライアントさんにも超職人肌の方がいらっしゃいます。

その方が作り出すものは、どれも驚くものばかり!ホント、素晴らしいんです。

日本一! です。

そんな方のホームページを管理して全国へ感動をお届けするお手伝いができるって嬉しい楽しい仕事です。


店舗の方では、こんなにいいものなんだからお客さん来るでしょう!って思っても、職人さんなので、どうも集客が弱く思うように行かないようです。

わたしから見たらいろいろ展開が出来そうなので、こんなことしたらどうですか?こうしたらいいのではないですか?

って伝えると「そっかぁ、考えてもなかったなぁ。そんなこと思いもしなかった、芥川さんはすごいなぁ、僕は作ることばっかり考えているから全然分からないよ。」って言われます。

「いえいえ、わたしは○○さんのように素晴らしいものは作れないですから、○○さんこそすごいではないですか!」

という会話になります。


わたしは、かれこれ7,8年、ホームページに限らず、デザインや広告、売る、伝えるということを身に付けたいとやってきたのでいろいろアイデアが出てくるのですが、職人さんと話していると、最初の頃は、なんでそんなことも思いつかないかなぁ、努力していないのかなぁ、(失礼な・・・)なんて不思議に思ったりもしていたのですが、モノづくりに専念するあまり、売ることには全く思考が回らないようです。

だからこそ、わたしのような職業をしている人もいるんだし、職人と商人がバランスよく手を組めばそれが 一番最強だ!! って、今は思います!



あ、でもわたしはWebデザイナーでもあるので、職人としての感覚ももっていなければいけないんですけどね。



そして、経営者はというと、またちょっと違う立場だなと思います。

優れた職人が、優れた経営者になれるか、というとそうではありません。

優れた商人が、優れた経営者になれるか、というと、また、そうではありません。


これは、また、気が向いたら書きます。




© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: