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赤鵙

赤鵙

Apr 21, 2011
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親父が旅立って一週間以上経ったんですね。
皆さんの言葉・・むっちゃしみました。
涙しました。本当にありがとうございました。
一生忘れる事はないです。

昨日、ケーブルテレビのフランダースの犬でおじいさんが
天へと昇っていったシーンで思わず部屋から逃げてポロリ
したんですが、だいぶ涙こぼれなくなってきました。

本当は葬式を終えた夜、家族で昔のビデオを見る予定
だったんですが、妹が体調悪かったんでまたの機会に・・
という事になってたんです。

見てたら・・号泣だったと思います(笑

実際、妹の結婚式の時の入場の動画が残っていて
それを何気に見た時は会社内で泣きました。

人間ちゃ強い生き物なんでしょうね。
相も変わらず親父の事ばかり考えてはいるものの
涙は出なくなっていってます。

親父の死は自分にとっては大きな転機となりそうです。
通夜の夜、大学時代にうちによく入り浸っていた従姉妹・・
従姉妹といっても親父に年が近いんですが、
この従姉妹に自分は懺悔していました。

家族の悪いとこはほとんど人に話さなかった親父、
それゆえに親戚からは良くできてるなんて言われ続けて
いましたが自分の中ではそれが辛抱ならなかった・・
家を飛び出した時の事を話し、どれだけ親父を傷つけたか、
どんな思いで親父が自分を受け入れてくれたのか、
そんな話を従姉妹は一時も目を離さず聞いてくれました。

そんな中、従姉妹は一言だけ注文をつけました。
それは「自分が嫌い」という俺にとっての根本の思い。

「赤鵙、あんたはあのM兄ちゃん(親父)の子やろ?
 それを受け入れないってこと?物事をネガティブに考えて
 自らを戒める・・てそれは確かに必要な事かもしれないけど
 あんたはM兄ちゃんの子って事に誇りを持っているんだし
 そんな自分を嫌いって言ったらいかん。
 それはM兄ちゃんを否定するのと一緒やろ?
 自らを鼓舞するためにネガティブに考えて前に行くのはいい、
 でも根本がネガティブなのはダメ!
 ポジティブに生きなさい。M兄ちゃんと同じようにはいかんのは
 当たり前、それを卑下したらいかんよ」

あ、そうか・・俺は親父と比較しすぎていたのかな・・・
そう思いました。あまりにも親父のスケールに劣ってる自分に
嫌気がさしていたのかもしれない・・・。

次の日には親父の兄さんにも同じ事を言われました。

「ポジティブにいけ。お前はお前のペースでいい」


今まで自分は自らの今までの失態や、不甲斐なさに嘆き、
嘆く割にはうまく好転しない自分に怒り、自分を蔑む・・・
こんなんじゃつまらん!もっと精進せんと・・
そんな風に思っていたと思います。
家を飛び出した時からそうなったのかな・・・

親父からのメールや親父の言葉をメモしていたものを
眺めていて「あ!!」と思った一文がありました。
それは結婚した時、式は挙げなかったので両親を呼んで
顔合わせをした時、二人っきりになった時に親父がくれた言葉



「お前はな、常に自然体でおれ。
 そうすりゃ一に嫌われるような事はないはず。
 物事もうまくいくさ。
 それがお前のいいとこなんやぞ。
 忘れるな。」



忘れてました・・・



褒める事は子供の頃から全くなかった親父。
性格の違いから自分に対して歯がゆさ満タンで
とても認めてもらえないわな~なんて思っていた自分を
親父は認めてくれていたんです。
一生もののこの言葉、メモっていたのに目にする事も
少なくなり、いつの間にかガチガチな自分になってました。


相変わらずネガティブに考えようとする自分はいます。
そのたびに「ポジティブポジティブ」と呟いてはいい方に
考えを巡らせる。そんな自分がいます。


親父・・忘れとったよ。
いかんばいね~こんなんじゃ。

Mおじさん(親父の兄)ありがとう。
K姉ちゃん(従姉妹)ありがとう。


NEWバージョンの俺・・・
んー・・本来の自分・・・なのかな。
もっとこれから見せていきます。

仮通夜の夜、寝なさいという嫁の言葉も聞かずに
ずっと棺の横で泣いてたハルもたぶん俺と似てます。
ネガティブにならんように育てていかにゃぁです。



俺、もっといろんな人に優しくなれるかな。。





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Last updated  Apr 21, 2011 04:25:06 PM
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