覚え書き


浮(うき)藻(も)に小蝦(こえび)もおよいでる
柿木(かきのき)栗(くり)の木(き)カキクケコ
啄木鳥(きつつき)こつこつかれけやき
大角(ささ)豆(げ)に酢(す)をかけサシスセソ
その魚(うを)浅瀬(あさせ)で死(し)にました
たちましょ喇叭(らっぱ)でタチツテト
トテトテタッタと飛び立った(とびたった)
蛞蝓(なめくじ)のろのろナニヌネノ
納戸(なんど)にぬめってなにねばる
鳩(はと)ぽっぽほろほろハヒフヘホ
日向(ひなた)のお部屋(へや)にゃ笛(ふえ)を吹く(ふ)
まいまい螺旋(ねじ)巻き(ま)マミムメモ
柿(かき)の実(み)落ちても見もしまい
焼栗(やきぐり)ゆで栗(ぐり)ヤイユエヨ
山田(やまだ)に灯(ひ)のつく宵(よい)の家(いえ)
雷鳥(らいちょう)は寒(さむ)かろラリルレロ
蓮華(れんげ)咲いたら(さ)瑠璃(るり)の鳥(とり)
わいわいわっしょいワイウエオ
植木屋(うえきや)井戸(いど)換え(かえ)お祭り(まつり)だ



利休が戒めた茶室での禁句

 わが仏 隣の宝聟(むこ)舅(しゅうと) 天下の軍(いくさ) 人の善悪

 この歌にて心得るべきである。もっぱら茶の湯の事、数寄談義を語るべし。


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: