詩と映画と日記

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禁じられた遊び


男たちは愛するひとの為に戦場へ行きます
親、妻、我が子、恋人が
侵略者に蹂躙されるのを許さぬ為にと
死を覚悟して戦争に駆り出されて行きます
けれども親を失った子供は,,,,,

「禁じられた遊び」

監督 ルネ・クレマン
子役 ジヨルジュ・プジヨリ
   ブリジット・フォッセー
音楽 ナルシソ・イエベスのギター




親を空襲で亡くした孤児のポーレットは
親の死も理解できずにぼんやりと
死んだ子犬を抱き、立ちつくしています

ほんのしばらくお百姓の世話になり
ミッシェルという息子と友達になりました

パリ育ちのおしゃれな服装のポーレットが
戦争の意味も分らずお墓の十字架で遊びます

無垢な少年少女と美しい音楽を通して
戦争の哀しみを絶望的に描いています

雑踏の中で迷子になり
人ごみに飲まれていくポーレットが
「ミッシェール ! ミッシェール !」と呼ぶ声に
胸が引き裂かれ、涙がこぼれてなりません

時代は移り変わっても相変わらず戦争は絶えず
人はなんと哀しく愚かしいものでしょうか
珠玉の反戦映画だと思います




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