詩と映画と日記

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マスター・アンド・コマンダー

「マスター・アンド・コマンダー」

監督
ピーター・ウィアー

キャスト
ラッセル・クロウ(ジャック・オーブリー艦長)
ポール・ベタニー(スティーブン・マチュリン軍医)
ビリー・ボイド(ボンデン)
ディビット・スレルファル(キリック)
ジェームズ・ダーシー(トマス・プリングス)




「マスター・アンド・コマンダー」

200年ほど前のお話です
その頃のアメリカには、まだ力はなく
イギリスはナポレオンによって
侵略の危機にありました

朝霧の立ち込める海に
英国海軍のサプライス号が
浮かび上がって来るさまが美しい
映画の始まりの場面です

そしていきなり幽霊のように現われた
敵のフリゲート艦アケロン号に襲撃されて
霧に紛れて辛くも逃げ延びますが
船体にかなりの損傷を受けます

敵艦アケロン号は最新式です
乗組員も火力も数倍勝った強敵です

サプライス号の皆はこの損傷では
故国に戻るものと思いましたが
ジャック・オーブリー艦長は船を修理して
アケロン号を追うのが任務だと譲りません

女優は1人も出て来ず
(一場面だけ島の娘が写ります)
男ばかりの海洋冒険映画ですが

当時まだ人間に汚されていなかった
ガラパゴス諸島での生物や植物が珍しく
新しい発見をよろこぶ軍医の様子が
画面をやわらげています

木の枝に似せたナナフシという虫から
偽装してアケロン号に近ずく作戦を
思いついたりします

ラッセル・クロウは
男の強さの中の人間としての温かみを
いつも感じさせてくれます


尊敬なくして規律はない

と言う主義で乗員に慕われる艦長に
ピッタリでした


他にもこの映画の中で

自然界に侮辱はない

科学は万能ではない

こんな心に残る言葉に出会いました

今日はじめて見ましたが
見応えがあり楽しめる いい映画です


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