詩と映画と日記

詩と映画と日記

幸せなひとりぼっち


いじけて、根性悪く、意固地で、犬猫にも嫌われる彼は、首を吊ろうとしますが

ヒーターの調子が悪いから見てちょうだいというひとが来ました
隣に引越してきた人が梯子を借りにきました
邪魔ばかり入って上手く首を吊れません

誰のことも嫌いで腹立たしく、歳を取って
惨めで寂しい彼は
花を買って妻の墓に詣でるのが、唯一の心の安らぎです

どこに救いが有るのだろうかと思いながら
観ているうちに、ほんわかしてきました

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