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田舎暮らし日記
シリア
シリア
イスラム圏への旅行も残り少なくなって来ました。
今日からはシリアです。
今回のシリアは、メインの目的はヨルダンのペトラの遺跡だったのですが、ツアーが「シリア・ヨルダンの旅」だったので、シリアはまあついでって感じでした。
しかしシリアは遠かった。
シリアの空港に降りたのかヨルダンの空港に降りたのかは覚えてませんが(この両者は隣り合ってる)、飛行機は成田からなんと34時間(36時間だったかも知れない)、とんでもない長い時間でした。
乗ったのはパキスタン航空。
確か成田→マニラ→バンコク→パキスタン→アラブ首長国連邦?→シリアかヨルダンへ到着。
そんな感じに飛行機は止まったような記憶があります。
いくらパキスタン航空が安いからと言って・・・今だったらもうあんな長い飛行機には乗れませんね。
確か機内食とか5度ぐらい出て来たような気がします。
ダマスカスの街の様子。
ダマスカスのスークの入口
ダマスカスは思っていたより都会って感じでした。
まあ思っていたよりって言うか、ほとんど何の知識もないまま行ったんですけどね。
街の様子も今まで行ったイスラム圏の国よりはいい感じ。
観光客もそれほど多くないんでしょう。
観光客を見てやって来る物売りみたいな人もほとんどいなかったし、どちらかと言うと珍しい日本人を見つめてるって感じ。
イスラム圏の中では素朴で好印象を受けた記憶があります。
国立博物館、建物の壁の柄と地面の柄が合っててオシャレです。
なんか素敵な町並みでしょ!
ウマイヤドモスク、ここは世界最古のモスクだそうです。
とても重厚で、写真では分かり難いのですがモザイクも素晴らしいです。
知っている方も多いと思いますが、イスラムのモスクに入る時は女性は観光客でも肌を見せてはいけないのです。
その国や場所に寄ってその厳しさには差がありますが、ここのモスクは確か厳しかったような記憶があります。
まあそもそもモスクに入ろうとするのに、そんな肌を見せるような服装で行く方が間違いなのでしょうが、暑い暑い国での観光、ついつい軽装のまま観光に出かけてしまいます。
そんな人のために、モスクの入口ではちゃんと黒い大きなマントとか布とかを貸してくれます。
もちろんそれを着て入るのですが、やはり暑い。
ここではモスクの中だけでその服装からは解放されましたが、イスラム圏の国の女性は本当に大変だなって慣れない私達は思ってしまいます。
でもこれはまだマシな方らしい。
イランを旅行する場合は、女性はその国にいる限り普段でも黒い布をまとってなくてはいけないそうです。
旅行でイランに行って、その国から出た時には、本当にホッとしたと言う女性の話を聞いたことがあります。
シリアにも砂漠がある、シリア砂漠だそうです。
その砂漠をバスで走っていると忽然と姿を現すのがパルミラの遺跡。
山の上にあるのはアラブ城です。
今日はシリアの食べ物について少しだけ・・・なぜ少しだけかって言うと、シリアの食べ物は不味かった。
その印象しかないのであまり食べた物も覚えていないのだ。
記憶にあるのはチャパティーって言うのかな?ナンを薄くペッタンコにしたようなパン。
あの辺の主食はそれなんじゃないかな?
薄くてあまり美味しくはなかった。
それをカレーではなく、ヨーグルトとなんか混ぜた物だったり、野菜とかひき肉とか・・・そう言うのの和え物と一緒に食べたり、そんな記憶しかない。
おまけにひどい食中りではないけど、やはりお腹の調子が悪くなった。
旅の途中からなんか胃腸の調子が悪く、後半の観光は気持ち悪くてバスで寝込んでたような覚えもある。
いずれにしても食べ物の印象は良くなかったのである。
これがパルミラの遺跡です。
後ろに見えるが昨日アップしたアラブ城。
この写真を見ていて気づいたんですが、遺跡の目の前の道路にはひび割れが・・・。
たまにニュースで海外でのこう言う土地での地震の被害を目にすることがあると思いますが、その被害ってすごく大きいじゃないですか。
やっぱりそれはこう言う、いつ壊れてもおかしくない様な建物だからなんでしょうね。
まあここは遺跡だから近代建築じゃないししょうがないか・・・。
この遺跡の列柱、いつ崩れ落ちてもおかしくなさそう・・・。
これでもこの遺跡は世界遺産なんですよ~。
いつまでこの姿を残していけるのでしょうか?
パルミラの遺跡は大きいのです。
まだかなりその姿をしっかり残している場所もあります。
パルミラの遺跡の写真をもう少し・・・。
バスで移動中の風景。
シリアのイメージも大地って感じでした。
のどかな景色に惹かれて・・・(笑)。
この上の、写真で見るとかわいいサイロのある風景、ここを通った時なんとなく心惹かれて誰が言うともなくここで写真を撮りたいって・・・。
そしてバスがメイン道路を離れてこのサイロのある場所を目指して道を入っていくと・・・とんでもない事態が待ち受けていた?
なんとそこは虫だらけ。
もうそれはそれはすごい虫の大群で、バスがこの道に入りしばらく入って行くと、そのフロントガラスに虫がバシバシ激突して来てぶつかって死んでいくのだ。
車内から、なんか虫がすごそうって思いつつ、サイロに近づいて来てバスを降りる。
そうすると、とんでもない大量の虫が顔と言い身体と言い無数にとまる。
もうびっくりである。
止まっているとなぜか大変なことになる。
走っているとまだマシ?・・・みたいな気がした。
やっとの思いでこの写真を撮り、またバスまで走り戻って来た。
バスの中に避難しても、着ていた衣服にはまだ虫やその死骸が付いてたっけかなあ・・・。
穀物庫だからだったのだろうか?
なんとも過去見たことのない様な大量の虫にまみれる体験をした場所なのであった。
今だに忘れられない場所となってしまった。
今日の写真はクラック・デ・シュバリエ。
なんかこう雰囲気のあるお城でした。
ここのお城は、あのアニメの「天空の城ラピュタ」のモデルになったらしいです。
ハマにある巨大な水車、高さが20メートルぐらいあります。
シリアの写真は最後になってしまいました。
これはボスラの遺跡、ローマ劇場です。
ここは今でもいろんなコンサートとかイベントが催されてるそうです。
こう言った円形劇場って天井が無いにもかかわらず、すごく音響がいいんですよ。
ここではありませんが、トルコの遺跡の円形劇場で小学生が合唱をしていました。
その時聞いた歌声、かなりきれいに響き渡っていました。
きっと現在のコンサートホールとかの原型は、こう言う円形劇場にあるんでしょうね。
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