アラ還の独り言

アラ還の独り言

2019年05月07日
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テーマ: ニュース(99714)
カテゴリ: 憲法
シンポジウム「日米地位協定を検証する!~ドイツ・イタリアと比較して~」というシンポジウム(日本弁護士連合会 https://www.nichibenren.or.jp/event/year/2019/190511.html )をみて韓国やフィリピンの米国に対する地位協定で比較しないと問題があるかもと思ってほかの地位協定をしらべてみました。
沖縄県のホームページに日米地位協定ポータルサイト(https://www.pref.okinawa.lg.jp/site/chijiko/kichitai/sofa/index.html)があり、日本、NATO、ドイツ、イタリア、ベルギー、イギリス、韓国、フィリピン、イラク、アフガニスタン諸国の米国との地位協定が一覧できるようになっています。

欧州に関してはまとめがあります。日米地位協定を見直すならば韓国とフィリピンは不可欠だと思いますが、地位協定を有利に進めている欧州を先行させるのは手段としてありかとも思いますが、ファクトとしては不足していると思います。

前置きが長くなりましたが、日本が地位協定を結んでいる国は米国以外にあるはずは無いと思って確認してみると実はありました。ジブチという国と結んでいるのです。
自民党が民主党に政権を奪われる前に法案がきまり、民主党政権下で実施されています。

この地位協定の内容がひどい。完全に治外法権を認めさせているのです。

さらにこの派遣は海賊の取り締まりということで各国が協力して退治するということで始まっています(いわゆるソマリア沖海賊)。これは自衛隊の海外派遣の初期バージョンに属するもので、日本憲法を改定せずに解釈の変更だけで行ったものです。2009年から海上自衛隊の派遣が始まり2011年には自衛隊初の海外拠点になっています。

2011年に237件あった海賊事案は2015年に0件となりましたが、各国が海賊対処すると抑止力が無くなり再び海賊が発生する可能性があるので当面は引き上げる予定ではありません。
さらに2017年からはジブチを拠点とした邦人輸送訓練を行っています。南スーダンPKO(日記の隠蔽が問題となった)後方支援の経由地として8回利用されています。

現在も2019年1月14日第34次派遣海賊対処行動航空隊が出国しています。

当時の国会議論を見ていると実際には海賊に対処するために国連から要請があったことを理由に自衛隊は派遣されたわけではありません。「我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律(平成27年9月30日法律第76号)」(通称 平和安全法制整備法)と「国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律(平成27年9月30日法律第77号)」(通称 国際平和支援法)が施行される前ですので、「邦人保護のため」に派遣することが民主党政権下で実施されました。

現在日本政府はジブチに日本基地を永久的に存続させることによるアフリカでのPKOの拠点とするよう検討しています。

これは憲法第9条に自衛隊を明記したぐらいでは足りないと思いますし、違憲である事をはっきりさせて、きちんと踏み込んだ論議をして欲しいところです。公明党さんの出番だと思いますが。





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最終更新日  2019年05月07日 15時50分37秒
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