February 14, 2005
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花粉症の時期がまいりました。今年は近年の数十倍飛ぶと予測されています。まだ、本格的には飛来してはいないようですが、昨年末よりすでに花粉は飛びはじめておりますので、すでに症状が出て辛い方がいらっしゃるかもしれません。今回は花粉症対策を紹介します。

<症状>
以下が主な花粉症の症状です。
◇風邪のような症状が続く
◇くしゃみがひどい
◇鼻づまりがひどい
◇鼻がむずむずする
◇鼻水は透明で、さらさらした感じ
◇目が痒い
◇目がしょぼしょぼする
◇涙目になる
◇頭がぼーとする、集中力がなくなる
◇蕁麻疹、痒み、湿疹、アトピー性皮膚炎の悪化など
◇毎年同じ時期に、上記のような症状がおこる
◇特定の野菜や果物などを食べると、口に違和感を感じる(口腔アレルギー症候群)

<対策>
◇洗濯物はなるべく外で干さない方が良い。外で干したら、必ず1枚ずつ衣類をはたいて、花粉をできるだけ落としてから、部屋の中に取り入れること。そのため、部屋の中に干すことをすすめるが、今度は部屋の湿度があがり、カビ発生の原因となる可能性が高いので、できれば乾燥機を利用し、乾燥機を使えないものだけ室内干しにすること。湿度の目安は50~60%が理想。

◇布団を外に干した場合は、花粉を払って部屋に取り込んだあと、必ず掃除機をかけること。またはビニルカバーなどで覆って布団を干すこと。もしくは外には干さずに、布団乾燥機の利用もしくは日が差し込む窓辺に置くだけでもOK。
花粉対応布団カバー

上記2点は、意外と自分達が考えるほど花粉がついていないようで、それよりも以下のことの方が重要とのこと。

◇帰宅したら、玄関先でコートなど衣類を脱いで花粉を払い落とす、もしくは脱がずにブラシなどで充分に払い落とすこと。
花粉取りブラシ手入れ用櫛付
ブラシ

◇帰宅後すぐに入浴またはシャワーをして、花粉を洗い流すこと。頭髪や露出していた肌に花粉がついているので、それが湿疹や痒みなどの原因となるため。また、シャワーは肌への刺激となり、自律神経系の弱いアレルギー・アトピーっ子の肌を鍛える役割(自律神経系の活性化をさせる役割)もかねています。

◇花粉がたくさん飛来すると予測される日は、なるべく外出を控えるのが好ましいが、午前中から午後3時頃までは花粉の飛散が多くなる時間帯なので、どうしても出かける場合は、午後3時以降(夕方頃)が望ましい。下記で紹介するサイトは午後~夕方までが最もよく飛来する時間帯としていますが、午後12時頃から午後3時位までが1日のうちで、最も花粉の飛来が多い時間帯なので、午前中もお昼になるに従い、花粉の量が増えるので、できるだけやめた方が良いのかなと理解しました。

◇マスクなど防護用具・衣類の着用。子どもは嫌がるかもしれないけど、できるだけ柔らかい生地のマスクを選んでさせること

◇花粉のスコアの有無に関わらず、アレルギー・アトピーがある場合、スギ花粉の時期の新たな食材の模索はできるだけやらないこと。症状が出る確率が高くなります。肉類や魚類などのタンパク源の模索、または除去中の食品を解除をするときは要注意です。特に、アナフィラキシーショックもしくはそれに近い経験がある方で、花粉に感作されている場合は普段以上の注意が必要です。この時期は花粉により体内で免疫活性が高まっているので、過敏に反応しやすくなっています。そのため、今まで大丈夫だったもの、もしくはアレルゲンの微量混入などにより、アナフィラキシーを起こす確率が高くなるので、なるべく抗原度の低い食材を用いた料理作りを心がけるようにして下さい。また、花粉には多くの野菜や果物と交叉抗原をもちますので、口の中での違和感を感じたりするものは食べないようにして下さい。お子さんで、急にこれらを嫌がるようになった場合も同様なので、無理強いをさせてまで食べさせないようにします。これは下記で紹介するサイトにも書かれています。

◇食事は上記の理由からできる限り、油ものや糖分の多い食事を控え、腸内環境のバランスの維持を心がけるようにすること。

◇空気清浄機の設置をすること。花粉症がひどい方の場合は、強力な空気清浄機の方が効果があるかも… 例えば、高価ですが、動物病院で購入をしているようなものが良いそうです。レンタルしてくれるところがあれば、レンタルを検討してもOK。
【送料無料!】空気清浄機オキシジェン
空気清浄機
◇規則正しい生活を心がけること、ストレスをためないことなどが、症状の悪化となります。

以上が、先日のアレルギー指導で教えてもらった内容です。少し脚色はさせてもらいましたが…(笑)
他にも、K先生の 花粉の対策 がとても役に立ちます。

上記以外では、花粉症飛来が本格化するといわれている今月下旬頃に備え、そろそろ抗アレルギー剤を服用したり(花粉の飛来の本格化する約2週間前から服用しないと効果がすぐに出ないため)、花粉に効果があるとされるお茶やハーブティーなどを飲みはじめても良いと思います。ただし、飲料はあくまで予防用であり、治療効果もしくは改善効果を保証するものではありません。
バラ科・甜茶懸鈎子の甜茶


<補足>
上記で自律神経系の活性化のことを触れましたが、皮膚を鍛えるためには次の方法があるようです。
◇シャワーを浴びることで、寒暖の刺激を与えること。夏場などは1日2-3回が理想。汗により、症状が悪化する場合もあるので、汗を流すことも目的。花粉症の時期は上記に書いたとおり。

◇起床時、特に自律神経系が鈍っているので、皮膚をマッサージしてあげること。本格的なものである必要性はなく、頭や体、腕や足などを軽くさするだけでOK。

◇冬の寒い時期、例えば、長袖がめくれるような衣類にして、手首より先だけ寒気にさらすのではなく、ときどき徐々にめくり上げ、腕にも寒暖の刺激を与えること。同様に、足もできればOK。

◇規則正しい生活を送ること

<参考>
アレルギー・アトピーっ子の花粉対策
花粉対策





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Last updated  January 17, 2006 12:45:19 PM
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