今日のイギリス英語の標準的な発音と見なされているものは、ロンドンを中心とする南イングランドの教養ある人達によって話されているタイプの発音で、しばしば【容認発音 Received Pronunciation ; 略 RP】と呼ばれるものである。
Received とは、【上流階級で受け入れられている】という意味で、元来は中上流階級子弟の大学予備校としての性格を持っていたパブリック・スクールで教育を受けた南イングランド出身者の発音であったが、今日ではその範囲が広がり、教育・文化・放送関係の人々によって多く使用されている。 イギリスの人口に比して使用人口は必ずしも多くは無いが、政治的文化的に高い優越性を持っている。