【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

【不眠症カフェ】 Insomnia Cafe

2005.03.24
XML
一日に日記を三日分も書いたりしているので、PC無しの日記空白期間をだいぶ埋めることが出来た。
ついでに、過去ログからコピーして、復刻日記としてみよう。
これでまた一日分をかせげる・・・、って、一銭にもならないんだけれど。

■■■■■■■

「復刻日記」

私がお薦め web site に入れているパリ在住のカリグラフィー作家、摩耶さんが、日記の中で「昔のポルトガル商人の古い日記を読んでいる」と書いていた。
大航海時代のヴァスコ・ダ・ガマあたりの時代のものなんだろうか?
面白いだろうな~。

今日は「ポルトガル尽く」しといこう。

            ~~~~~

私にとってポルトガル人というとまずルイス・フロイスである。
16世紀の日本にイエスズ会の宣教師として来日、膨大な「フロイスの日本史」を書いてくれた後、長崎で亡くなっている。
信長や秀吉にも謁見し、世界のいろいろな情報を彼らに披露して重宝された。
フロイスはそんな信長や秀吉の容貌や性格その他もろもろの情報を first hand で日記に書き込んでいて、それが今や極めて貴重な時代の証言となっている。

私も「フロイスの日本史」の全集をもっていて、以前はちびちび読んだのだがその後は例にもれず「積ん読」になってしまっている。

            ~~~~~

彼の生涯の簡単な年表を下記に書いてみる。

1532 リスボンに生まれる
1543 (ポルトガル船が種子島に漂着 鉄砲伝来)
1548 イエスズ会に入会 ゴア(インド)に向かう
1557 ゴアで哲学・神学を修得
1562 日本へ出発
1563 日本到着 31才
1569 織田信長に二条城で謁見
1583 日本史執筆開始
1586 大坂城で秀吉に謁見
1592 マカオへ出発
1595 マカオから帰国
1596 日本史執筆完了
1597 二十六聖人の殉教 殉教を記録 長崎で死亡

正直なところこの年表はあるサイトにあったものを参考に他の飼料も読んで作ってみた。

       ―――― ◇ ――――

イエスズ会というとフランシスコ・ザビエルである。
誰でも知っている歴史上の人物。
フロイスは、インドのゴアに行った時にそこに滞在していたザビエルと会って、しばらく一緒に生活している。
そのザビエルのみならず、イエスズ会はバスク人中心に運営されてきた。
アメリカのボストンの近くにもイエスズ会が経営する HOLLY CROSS 聖なる十字架という優秀な大学がある。
イエスズ会というのは発足当時はファナティックな宣教意識を持った、武力でもってでもキリスト教化をいとわない戦闘的な宗教団体だった。

またバスク人というのはフランスとスペイン国境のピレネー山脈あたりに住む欧州の謎の民族。
スペインからの分離独立を目指してテロを繰り返している民族でもある。

奇妙なことに彼らの言語がそもそも印欧語に属さない謎の言語である。
欧州で印欧語に属さない言葉なんて他には無いはず。
それなのにバスク語はその印欧語に属していない!
そんなはずは無いと思うんだけれど、事実だ。
多分、印欧語を話す人々は先住のバスク人より遅れて欧州にやって来たのだろうと思う。
もしその反対にバスク人が遅れてやってきたのなら、その途上の印欧語の海の中で、印欧語を受け入れるか?または印欧語をバスク語にある程度は取り入れたはずだと思う。

バスク語には印欧語には無い、息を吸い込みながら発音する音があるという。
一説によるとこれは長い期間、洞窟内で暮らした民族に特徴的な音だという。
つまり氷河期に寒波を避けて洞窟内で暮らしていたのだろうと思う。
クロマニヨン人の直系の子孫とも言われている。

フランスではバスク人は味覚の鋭い人々として知られていて、レストランやビストロの経営者・シェフが多い。

       ―――― ◇ ――――

ポルトガルは東洋に大きな足跡をのこしている。
インドネシアにもポルトガル領があったし(マカッサルだったかな?)、もちろん香港の隣のマカオはインドのゴアとならんで東洋の起点。
そういえば、ボンベイ支店の現地職員にもゴアの出身者がいて、ダ・シルヴァなんていかにもポルトガル系の名前を持っているカトリック信者だった。

マカオにはいまだにポルトガル語をしゃべるポルトガルの血をひいた中国人のマイノリティー社会があるというテレビのドキュメンタリー番組を見たことがある。

徳島で亡くなったポルトガルの総領事モラエスも小泉八雲に似た境遇の知日外国人。文人で小説などを書き残していて、徳島市内にモラエス通りという通りがあり、そこにかれの旧居があったらしい。
青空文庫にモラエスの作品はあるだろうか?

通説ではポルトガル人が種子島に持ち込んだ鉄砲・種子島銃が日本に普及したと言うことになっているが、日本の堺で大量生産された鉄砲はポルトガル方式の鉄砲じゃないようだ。
弾込め方式とかその他が違う。
多分、中国とかそのあたりから導入した、もっと進化した鉄砲の技術を日本は別ルートで取り入れてそれを改良したらしい。
そうして日本人はたちまち数千丁の鉄砲を作ってしまった。
これは当時世界最多の鉄砲の所持率だった。
だから、ポルトガルに対する感謝も半分でいいらしい。

ポルトガルには行ったことがない。行ってみたい。
特にリスボンの隣の大学町で古い町のコインブラ。
コインブラって、響きが美しい。

       ーーーー ◇ ーーーー

去年、米国である結婚式があって私も招待されたのだけれど、その時に知人のポルトガル人の人々と話していて、アマリア・ロドリゲスの話がでた。
出たと言うより彼らがポルトガル人だと言うことで、私としてはある種のサーヴィス精神もあって彼女の話題を出したのだが。

昔の映画に「過去のある愛情」というフランス映画がある。
フランソワーズ・アルヌール ダニエル・ジュラン主演のポルトガルを舞台の男女の愛情のもつれを描いた映画だが、たしかまだ高校生だった私は、この映画を映画館にまで観に行った。
というより聴きに行ったと言う方が正しいかも知れない。

この映画の主題歌「暗いはしけ」という歌をアマリア・ロドリゲスというポルトガルの女性歌手が歌っていて、この歌はポルトガル独特のファドといわれるジャンルのものなのだが、その当時は世界的な話題になっていて、私はその歌をラジオで聞いてからは、ぜひ彼女が出演して謳っているというこの映画を観たかったわけだ。

実際に行ったことがないのにこう言うのもいけないかも知れないが、隣国スペインと比較してポルトガルはなんとはなしに貧弱というか侘びしい印象がぬぐえない。
写真などで見るポルトガルの映像は黒い衣装をまとった猟師の女房などのものが多いからそういう印象になるのかも知れない。
ヨーロッパと言うよりイベリア半島を数百年にわたって支配したムーア人(アラブ人)の面影も見えるような機がする。

ファドというのは哀調を帯びた歌だ。
スペイン風な激しいものとは対照的に淡い味わいで、まるで風になびく哀愁という風情がある。
これにもやはりアラビアのエキゾティックな旋律が混じり込んでいるような気がする。

やはりポルトガルにはそういう軽い持ち味があるのか?ポルトガル領だったブラジルの音楽、ボサノヴァも淡くて軽い。
名画「黒いオルフェ」の主題歌「カルナヴァルの朝」もファドの直系の子孫という趣だ。


ポルトガル語で「サウダーデ」という言葉がある。
英語で近い言葉は solitude だろうけれど、それだけではない。
この言葉は実に深くて微妙で・・・幅の広い意味のある言葉らしい。
平凡社のスペインポルトガルを知る辞典には次のようにでているという。

       ―――― ◇ ――――

懐かしさ・未練・懐旧の情・愛惜・郷愁・ノスタルジー・孤愁。
しかし、いずれの訳語もサウダーデの表す多面体的な意味のいづれかの面に対応するものであって、それが持つ意味の総体を示す訳語ではない。
サウダーデとは、自分が愛情・情愛・愛着を抱いている人あるいは事物(抽象的なものを含む)が、自分から遠く離れ近くにいない、またはいない時、あるいは自分がかつて愛情・情愛・愛着を抱いていた人あるいは事物が、永久に失われ完全に過去のものとなっている時、そうした人や事物を心に思い描いた折に心に浮かぶ、切ない・淋しい・苦い・悲しい・甘い・懐かしい・快い・心楽しいなどの形容詞をはじめ、これらに類するすべての形容詞によって同時に修飾することのできる感情、心の動きを意味する語である。
そこには、たんにそうした人や事物を思い描いたときに心に浮かぶ感情だけでなく、そうした人や事物をふたたび眼の前にしたいと願う思いも含まれている。サウダーデはこのように複雑で豊かな意味を持つ語であるから、外国語で1語によってその意味を表すことは不可能であることも、訳語としてあげられている種々の語の意味の一面しか表しておらず思い出す対象によって訳語が異なるざるを得ないことも明らかであろう。
また大切にしていた物を手放さざるを得なくなったとき、心に感じる痛み・悲しみを伴う感情もサウダーデであり、家族・親友・恋人などと永く別れるときの惜別の情もまたサウダーデである。

       ―――― ◇ ――――

これでは長々しくて大変だけれど、私の解釈では「愛着のあるものから離れていることから生ずる執着を含んだ喪失感・悲哀感」なのでは?
つまり英語で言うと nostalgy や missing feeling や in solitude がその核にあるのではないだろうか?

ポルトガルは欧州の最先端、どん詰まりである。
その先は茫漠たる大西洋。

英国のコーンウォールの先端に文字通り「LAND END」という岬があるが、陸地が切り落ちていて、そこからは見渡す限りの大西洋である。
まだ見ないリスボンにも(リスボアというのがポルトガル語の発音かな?)やはりそんな風景があるような気がする。
大航海時代に船乗り達が未知の大海に乗り出した土地だ。

そんな前例もない世界の果てへの恐ろしい航海に船出して行った夫や父親、恋人など・・・。
そんな彼らを想いつづけて帰りを待ち続けた切ない感情が、ポルトガルの女性達の心の中に染みついてファドになったのではないだろうか?

       ―――― ◇ ――――

「火宅の人」の作者、壇一雄が一時ポルトガルに滞在していたことがあって、たしか昔に週刊朝日に連載していた随筆に自ら書いていたが、ポルトガルではイワシの塩焼きが安くてまたことさら美味であるという。
さらにそれにレモンを搾ってかけると・・・。
・・・言うまでもあるまい。

       ーーーー ◇ ーーーー

またアメリカでの結婚式パーティーでのポルトガルの人達との話にもどるのだが・・・。

他の東海岸真性エリート白人連中に比べて遠慮がちなポルトガルの人々を気遣って、私はアマリア・ロドリゲスの歌が聞きたさに「過去のある愛情」を観に行ったこと、および壇一雄が好きだったというイワシの塩焼きがぜひ食べたいものだ・・・などとしゃべると、彼らがいきなり私に抱きついてきて「今度来たときには私たちの家に来てくれ!イワシの塩焼きをご馳走する ポルトガルのワインも最高だよ」というのだ。

それだけでは無い。
一人が自分の荷物の中からアマリア・ロドリゲスのCDを数枚とりだして「プレゼントする」といって聞かない。
「せっかくのCDじゃないか?」と遠慮すると「ここではいくらでも安く売っているから大丈夫」という。
たしかにこの州にはポルトガル系住民や移民が多く、いわゆるポルトガル・スーパーまでもあるのだ。
遠慮無くいただくことにした。

       ーーーー ◇ ーーーー

フロイスからアマリア・ロドリゲスまで、私の本日の大航海もやっと帰港となった。
ああ、しんど。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.04.30 21:28:06
コメント(10) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


お疲れ様です(笑)  
isemari  さん
まさに縦横無尽に話が展開していくその話術(?)を堪能させていただきました。
ポルトガルって思ってる以上に日本を関係が深い国ですよね。とかいいながら、
実はLand Endに反応してみました。
すっごい風に吹かれてうひょおおお、と下を見下ろした記憶があります。まさにLand's Endでした。 (2005.04.05 02:20:31)

Re:お疲れ様です(笑)(03/24)  
alex99  さん
>isemariさん
眠れる森の美女もようやく眠りからさめられましたか。


>まさに縦横無尽に話が展開していくその話術(?)を堪能させていただきました。
-----
注意散漫、集中力皆無ともいいます。(笑)
この日記を書いた時は、なぜかきげんがよくて、いろいろ書いてしまいました。


>ポルトガルって思ってる以上に日本を関係が深い国ですよね。とかいいながら、
>実はLand Endに反応してみました。
>すっごい風に吹かれてうひょおおお、と下を見下ろした記憶があります。まさにLand's Endでした。
-----
Land Endは、正確にはLand's End だったでしょうかね?

実は米国にもおなじようなものがあるんですよ。
私の姪が米国で結婚式をしたので出かけたんですが、場所はコッド岬(Cape Cod)(この題名で「森の生活」の著者ソローが 本を書いています)という東海岸にある保養地でケネディ家などが別荘を持っているところです。
エドワード・ケネディー上院議員が女性秘書とドライブして河に落ち秘書を死なせてしまって、おまけに彼女を放置(プレーではありません)下ので大統領候補になれなかったり、この間ケネディー・ジュニアが飛行機で行こうとして近くの海で墜落遭難した場所。
(ジュニアはハンサムでプレイボーイだったようなので同情はしていません)
(競争相手が一人減ったか・・・ぐらいの実感です)
(うそだろう~~!)


その岬の先にやはり、Land End がありまして、コーンウォールのあれにそっくりでした。
その手前にはプロビンスと言う同性愛の人たちが住む街があって・・・、あ、これは余計か。

でも、聞くところによるとコーンウォールの方は、あの手前の土地がどこかの会社に買われて、その結果「地の果て」へ一般人が行くことが出来なくなったとか。
未確認情報ですがとりあえず。

また、日記書いてくださいね。

(2005.04.05 03:06:41)

Re:復刻日記  大航海時代のポルトガル 宣教師フロイスの日記 哀しみの旋律「ファド」(03/24)  
デンマーク人は、同意の意味で、
しばしば、息を吸って、音を出すのです。
そうね、とか、軽い感じです。ホッとする。という単語は、肩が下がり息を吐く感じですが、その逆。

沖縄語に、この、サウダーデ、に近い単語があるはず!と、Alexさんの今日の日記を読んで確信しました。なぜなら、沖縄舞踊の今風のでない昔の踊り、
まさしく、こういう感情を表すのが多いのです。
素晴らしいです。その、踊りを見ているような
錯覚に陥りました。この単語のご説明・・・
沖縄もまた、海に開かれています物ね。
(2005.04.05 08:39:08)

スウェーデンでも  
ニコル1480  さん
取材でスウェーデンに行ったときに、スウェーデン人が息を吸いながら発音するので、ビックリしました。今やザビエルといえば、あのヘアースタイルで有名(笑) (2005.04.05 10:50:58)

Re[1]:復刻日記  大航海時代のポルトガル 宣教師フロイスの日記 哀しみの旋律「ファド」(03/24)  
alex99  さん
ぼちぼち7203さん
>デンマーク人は、同意の意味で、
>しばしば、息を吸って、音を出すのです。
>そうね、とか、軽い感じです。ホッとする。という単語は、肩が下がり息を吐く感じですが、その逆。

>沖縄語に、この、サウダーデ、に近い単語があるはず!と、Alexさんの今日の日記を読んで確信しました。なぜなら、沖縄舞踊の今風のでない昔の踊り、
>まさしく、こういう感情を表すのが多いのです。


これは、非常に興味深いご指摘ですね。

最新のDNA科学の進歩でわかって来たことですが、沖縄の人たちは、アイヌの人たちと同様、混血していますが原則的に縄文の人たちです。
つまり日本列島の両端に縄文の人達がいるわけです。
縄文人と弥生人の混血である本州人とは、沿い宇言う意味でも、感情表現がちがっているのかもしれませんね。

>素晴らしいです。その、踊りを見ているような
>錯覚に陥りました。この単語のご説明・・・
----
ありがとうございます。


>沖縄もまた、海に開かれています物ね。
-----
民俗学では「海上の道」と言って、海の彼方から神が来たという言い伝えもあります。

(2005.04.05 11:56:12)

Re:スウェーデンでも(03/24)  
alex99  さん
ニコル1480さん
>取材でスウェーデンに行ったときに、スウェーデン人が息を吸いながら発音するので、ビックリしました。


ぼちぼちさんが、同様のことを同じ北欧のデンマークでおっしゃっているので、これは北欧特有のものでしょうね。
欧州で、全くその言葉のルーツがわかっていないバスク人がやはり、息を吸い込んで発音する言葉を持っていて、それはバスク人が氷河時代を生き抜いたクロマニオン人の子孫で、洞窟の中で暮らしていたので、息を吸い込む言葉を持っているのだという説があります。
バスク人以外に、北欧人も息を吸い込む言葉を持っているのですね。
何か、関連があるのかな~?


>今やザビエルといえば、あのヘアースタイルで有名(笑)
-----
マネされてはいかがですか?(笑い)

(2005.04.05 12:01:19)

Re:復刻日記  大航海時代のポルトガル 宣教師フロイスの日記 哀しみの旋律「ファド」(03/24)  
【亞】  さん
日本では幕末の佐久間象山が、易経の「火沢ケイ」という卦を象山流の解釈で解説をしています。
鉄砲の図面やモデルまで作ったらしいのですが、その解説書がまた、難しい・・・です。
(2005.04.05 14:50:36)

Re[1]:復刻日記  大航海時代のポルトガル 宣教師フロイスの日記 哀しみの旋律「ファド」(03/24)  
alex99  さん
【亞】さん
>日本では幕末の佐久間象山が、易経の「火沢ケイ」という卦を象山流の解釈で解説をしています。
>鉄砲の図面やモデルまで作ったらしいのですが、その解説書がまた、難しい・・・です。
-----
あの時代には平賀源内など、万能型・オーケストラ的な人間が排出していますね。

(2005.04.05 15:27:39)

ポルトガルの裏町  
smoke on the water さん
友人のひとりが質問しました。
5年以上も前の、日本にいたある日のことです。
「今海外旅行に行くならどこに行きたい?」
「ポルトガルの裏町、、カフェで茶でも飲んで
行き交う人を眺めていたい。ファドなんぞが流れててサ」私は答えました。

その機会のないまま、現在は「微笑みの国」で暮らしています。よそ者を暖かく迎えてくれる国だと思います。
ここでは人前でシリアスな顔はご法度です。
哀愁、憂い、しみじみ、、、そういう風情はありません。

今なら先の質問に何て答えるやら、と
ふと考えてみました。 (2005.04.05 21:18:52)

Re:ポルトガルの裏町(03/24)  
alex99  さん
smoke on the waterさん
>友人のひとりが質問しました。
>5年以上も前の、日本にいたある日のことです。
>「今海外旅行に行くならどこに行きたい?」
>「ポルトガルの裏町、、カフェで茶でも飲んで
>行き交う人を眺めていたい。ファドなんぞが流れててサ」私は答えました。

>その機会のないまま、現在は「微笑みの国」で暮らしています。よそ者を暖かく迎えてくれる国だと思います。
>ここでは人前でシリアスな顔はご法度です。
>哀愁、憂い、しみじみ、、、そういう風情はありません。

>今なら先の質問に何て答えるやら、と
>ふと考えてみました。
-----
私はタイには行ったことがありません。
しかしヴィエトナムには3年近く滞在しました。
ヴィエトナムの人々は実に明るくてチャーミングな人たちです。
あれほどの苦難の歴史を行きながら、まるで苦労が無いように振る舞います。
ただ、彼らの歌はみな、寂しげな悲哀の漂うものです。
心の中では、サウダーデのような感情を抱いているのだと思います。

(2005.04.05 21:51:10)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カテゴリ

カテゴリ未分類

(1)

🔴 TROT GIRLS JAPAN

(4)

🔴 【談話室】

(155)

🔴 【ニュース・時事・政治・経済・社会】

(1785)

🔴 【ベトナム戦争 サイゴン駐在時の想い出】

(115)

🔴 【ウクライナ戦争・ロシア】

(229)

🔴 W【女性】記憶の中の女性 恋愛・セックス

(56)

🔴 B 【ブログ】【 You Tube 】

(446)

🔴 B 【ブログ 過去ログ復刻】

(65)

🔴 B 【本・読書・文学】【朗読】

(309)

🔴 C 【カメラ】

(179)

🔴 C【中国】 尖閣 台湾有事

(139)

🔴 C 【文化・歴史・宗教】

(282)

🔴 D 【災害・温暖化・地震】

(123)

🔴 D 【防衛と安全保障】 改憲・沖縄

(183)

🔴E【英語】英単語 英語表現

(101)

🔴 G【ゴルフ】

(63)

🔴 J 【日本】【考古・人類学】

(268)

🔴 M【メモ・サブノート】

(317)

🔴 M【中東】原油・テロ・宗教

(44)

🔴 M 【音楽】ジャズ・クラシック・ポップス

(400)

🔴P【PC  パソコン】

(30)

🔴 S【科学】【宇宙】【未来】

(95)

🔴 S 【独り言】 【日記風】

(58)

🔴S スマホ

(35)

🔴S【スポーツ】 【武道】

(128)

🔴V【バレーボール】【迫田さおりさん】

(41)

A【芸術・美術】音楽以外

(24)

A 【米国】

(283)

A【オーディオ・ステレオ】

(7)

C 【CAR】車

(14)

C 【知的生産・情報カード】

(159)

D 【ダンス・バレー】【フィギュアスケート】

(35)

E 【情報機器・家電・TV・ブルーレイ】

(60)

E 【エネルギー・資源・環境】 原発・太陽光発電・原油・水

(101)

E 【食物 飲み物】

(44)

F【好きなこと・趣味・落語・遊び】

(64)

H 【人類・人類史・ 脳科学・人種・民族】

(115)

IH【健康・医学情報】

(201)

IL 【生活情報・実用情報】

(29)

K【韓国】【北朝鮮】反日 慰安婦 徴用工 ベトナム虐殺

(238)

L 【言語】【日本語】【他言語】

(127)

L 【人生】【死生観】

(101)

M【マネー】【ビジネス】

(92)

M【映画】 女優

(92)

N【北朝鮮】安全保障 拉致問題

(51)

O【アウトドア・キャンプ】【サバイバル】

(38)

P【パンデミック】【CIVIT-19】

(515)

OA【米国】での想い出

(9)

OE【東欧】および 東欧での想い出

(33)

OE 【英国】および 英国での思い出

(28)

OF【フランス】および フランスでの思い出

(6)

OF【外国】での想い出

(36)

OJ【日本】での想い出

(76)

OM【中東】での想い出

(33)

R 【人種差別】米国黒人 反捕鯨

(20)

P【名言・格言・諺・言葉の力】

(8)

S【SOUND・自然・癒しの音・自然】

(22)

T【思考・知性】【心理学】

(23)

T【旅行】 海外・国内 海外移住

(132)

Y【野球 阪神タイガース】

(119)

V 【過去ログ 迫田さおり選手 その1】

(187)

V 【過去ログ 迫田さおり選手 その2】

(391)

W【戦争】 原爆・戦争責任・戦争犯罪

(7)

【シニア】

(2)

日本のタブー

(5)

J【日本航空123便墜落事故】

(3)

B 電動アシスト自転車

(3)

コメント新着

tckyn3707 @ Re:ドイツの苦難(11/28) こんにちは、 ドイツは◯ホな脱原発で全て…
きょうも自転車屋w@ Re:趣味の人(11/28) >私が主に乗っていたのはスポルティフ …
alex99 @ Re:ドイツの苦難(11/28) 北法に対する理想の幻想 「フィンランド…
略された繊維屋@ Re:ドイツの苦難(11/28) あたり前なのですが 「永久に課題なき国…
きょうも自転車屋w@ Re:このところ、自転車の話ばかり(11/28) >バイクドクター イエイエ、オンナのふんどし…
alex99 @ Re[1]:このところ、自転車の話ばかり(11/28) きょうも自転車屋wさんへ なるほどね …
きょうも自転車屋w@ Re:二輪車に関する私の勘違い(11/27) 太めのタイヤが履ける26インチリムの車種…
きょうも自転車屋w@ Re:このところ、自転車の話ばかり(11/28) >夢は~ むかしの車種分けでいう ラン…
alex99 @ Re:二輪車に関する私の勘違い(11/27) きょうも自転車屋wさんへ 24インチをご…
alex99 @ Re[1]:二輪車に関する私の勘違い(11/27) きょうも自転車屋wさんへ なるほどね! …

プロフィール

alex99

alex99

お気に入りブログ

石破首相所信表明演説 New! tckyn3707さん

祝👍❗ オールドメ… New! ケルンコンサートさん

リッチ・ピアレンツ… New! ぼちぼち7203さん

『カレー移民の謎 … New! Mドングリさん

姫路城前編 2023.10… New! トイモイさん

最新車事情 ひよこ7444さん

やっぱり読書 おい… ばあチャルさん
読まなくてもいい話 朱鷺子6565さん

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: