以前の想い出記事の続きである
書き直しでもある
昔のことで、いろんな事があった
なぜかこの思い出話では
ただあったことを思いだして書いているだけなのだが
このブログの読者にはあまり興味がわかないことだろうが
その想い出をうまく整理して書けない
散らばったものを拾い集めて整理しまとめる
そんな感じである
意味の無い、私だけの個人的な想い出なのでこうなるのかも知れない
今回も、最後まで書けないまま次回に持ち越しである
いつ終わるかわからない(笑)
今まで私は、思い出話は、一話完結で書いてきたのに
こんな途切れ途切れで、繰り返しの
尺取り虫のような書き方は初めてである
でも、こういう書き方も、あり得るかな?
カタルーニャのジュディス 東欧での夏の想い出
カテゴリ:【東欧】での想い出
若い頃の話だが
ポーランドに短期滞在していた時期があった
東欧には珍しく、プラント案件(繊維工場)が二・三件、あって
出張していたのだが
せっかくだったので、ポーランド語を習得してやろうと
ワルシャワ大学の外国人向けのポーランド語の夏季短期講座を受講した
場所は市内のワルシャワ大学の構内の校舎のひとつ
校舎と言っても、大きくて古色蒼然とした宮殿風だった
その校舎には、昔、若い頃のショパンが音楽講師だった
父親と家族と共に住んでいた事がある、と、聞かされたが
講座の申し込みのために
中欧や東欧独特の広く緩やかな階段を上っていった
まるで甲冑を着けた中世の騎士が昇りそうな雰囲気である
古い建物なので、階段にも廊下にも照明などはあまり無い
がらんとした大きな部屋の窓際に大きな机があって
若い女性が座っていた
そばに秘書の様な中年女性が
少し小さめの机の前で座っていた
近づいていって、ポーランド語の夏季講座の申し込みの部屋はどこか?と英語で聞いた
まだ、ポーランド語などはしゃべれないので英語である
すると、その女性が「ここで受け付けます」と英語で答えた
柔らかく微笑するでも無く
少しすました表情である
そこで受講の手続きをした
講座の開始の日が来た
講座は、夕方の時間に始まる
教室に入ってみると、十数人の受講者が着席している
ほとんどが白人だが、数人、東洋人や黒人もいる
男女の比率は、男性の方が多そうである
まもなく、講師が入ってきた
驚いたことに、あの受付の(笑)若い女性である
受付の女性と書いたが
受け付けてくれただけで
受付の女性では無かった
ややこし言い方になるが(笑)
だだっ広い大きな部屋の大きな机に座って
横に助手らしい年配の女性が小さな机で座っていたので
彼女は、このワルシャワ大学の教授、またはそれ相当の地位の人だったのであろう
初授業開始の前の簡単な自己紹介でわかったことだが
彼女は、このワルシャワ大学では無く
欧州でも最古の大学のひとつで
ワルシャワ大学より格上の(笑)
クラクフ大学の日本語科を御卒業された才媛なのだ、という事がわかった
才媛と書いたのは、クラクフ大学卒だから優秀なのは当然だが
頭がいいだけでは無くて
同時に美人でもあるので、そういうのを才媛というのだ(笑)
しかし、彼女
私が講習の申し込みをしたときにはかなり無表情で
必要最小限の会話にとどめ
私が日本人である事はわかっていたはずなのに
「あら! 私、大学では日本語専攻だったんですよ
これもご縁ですから、ちょっと、お茶でも如何?」
ぐらいどうして言わなかっただ?
大きな部屋を与えられている教授様なので威張っているのか?
と言うのが私の気持ちであった
お茶云々は余計だが(笑)
言い遅れたが(笑)
彼女は、繊細な感じのする美人だった
絶世の美人、と言うほどでは無いが
一般的には、誰もが美人と思うであろうクラシックな美貌で
色白ではあるが、雪のように白い、と言うより
透明感のある皮膚をしていた
授業では、私を受け付けた時のように、あまり表情を変えない人なのだが
それはどうも、無理にそうしているようで
ときどき、精神的な動揺を隠せない所など
感受性が強い女性である事がわかる
ーーー 続く ーーー
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