Alice Boy's Pictures

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ドラマ CSI:3 第8話 復讐する血痕(Snuff)



海外ドラマが好きなので、ケーブルテレビでよく見ています。
昨夜は、

CSI:3 第8話 復讐する血痕(Snuff)

[事件概要]
第8話イメージラスベガスのフィルム加工会社の女性から、本物のスナッフ映画(殺人実写ポルノ)と思われるフィルムがあるとの通報があった。フィルムには確かに女性が殺されているシーンが映っていた。キャサリン達はフィルムに映った外の景色から現場のホテルを割り出し、捜査を開始。壁など全てリフォームされていたが、捜査の結果血痕を発見。また、スナッフ映画に出ていた男性にソックリな警備員がいたことから、その男を容疑者として逮捕した。ところがその警備員は映画に出ていたことは認めたものの殺人は否定、そして供述通り犯人はこの男性でないことがわかり、捜査は振り出しに戻った。
一方、山間の道路沿いで蟻が群がった白骨死体が発見された。復元の専門家テリーを招いて白骨の顔を復元させたところ、被害者は牧場で働いていたダウン症の男性と判明した。また、グリッソムは死体に付いていた蟻やハエのさなぎを元に法医昆虫学的見地から、被害者の死亡推定時期を割り出し捜査を進めていくのだが、牧場関係者の供述と証拠がどうしてもかみ合わず、容疑者らしき人物のアリバイが崩せない。そして今度は所持品などから再度、被害者の死亡推定時期の割り出しにかかるのだが・・・。


海外ドラマ(米国ドラマ)には障害者、障害児がよく登場します。
法律で決められているのか、放送業界のモラルなのかはわかりませんが、たぶん、一定の割合で有色人者、障害者を登場させねばならないことになっているのでしょう。

CSIシリーズのような全米で視聴率の1位を連続して得るような番組は世論を導くこともあるので、その制作には細心の注意が払われているのでしょう。

農場主が被害者の男性に関して言う  「とろいが仕事をこなした」  (日本語吹き替え版)という言葉が、現実的でさめている表現ですが、そういうセリフがあってよかったと思います。

PETE BANSON: Yeah, he's one of my stall muckers. Hired him about two years ago. A little slow in the head, but got the work done . And all of a sudden, he
up and disappeared never heard from him since then.

とろくたって仕事をちゃんとこなしていたダウン症の男性に何が起こったのか。


以前に(次男が幼児のころなのでかなり以前です。)NHKで放送していた連続ドラマ「コーキーとともに」の主人公、コーキーはダウン症でした。
ダウン症の青年が演じていました。

私が昨夜みたCSIに出演した俳優は、特殊メイクで扮装したダウン症ではない俳優なのか、ダウン症である俳優が演じたのかはわかりませんが、的確な表現でした。

加害者に向かって発せられた、

BILLY RATTISON: I don't know nothing about no damn retard.

GRISSOM: He wasn't a "retard," Mr. Rattison. He had what we call Down's syndrome.
BILLY RATTISON: I don't care what he had. Always sticking his nose where it
don't belong.

BILLY RATTISON:あのバカのことは知らないね。
GRISSOM:  「彼はバカじゃない。彼はダウン症だったんだ。」
BILLY RATTISON:知ったことか、いつもハナにつくヤロウだったんだ。


GRISSOM: By the way, the definition of the word "retard" is "to hinder" or "to
hold someone back." I think your life is about to become 'retarded'.


「彼は病気のせいで障害を得た。さて、今度は君の番だ。君の人生にも重大な障害が生じるわけだ。」
これは、日本語吹き替え版のセリフです。

原文に近く訳すと(ところで、「retard」という言葉の意味は、「じゃまをする」「ためらわせる」ということだ。君の人生がそうなろうとしているわけだ。)


等等の言葉は、(私の記憶はちょっと曖昧です。)テレビ放送上、制作会社が世間に示さなければならない 良識 をドラマのなかで無理なく盛り込んで俳優に言わせたセリフです。
ほんとうに制作スタッフがこう思っているかどうかはわからないし、放送を見た視聴者の何割が「そうだとも。」と思ってくれるのか、わかりません。
ですが、多くの人達が見る番組で発せられる言葉は、国民意識の中に少しづつ浸透していきます。

日本でドラマに障害者が取り上げられる回数はまだまだ少ないし、私も正直言ってナカナカ冷静に見る気力がなくて見られないのですが、本当は、ごく普通にいろいろなドラマ、映画の中に障害者も登場すべきだと思います。
家族の一員に障害者がいる人達だけではなく、家族に障害者がいない人達も ”見慣れる” ことがまずは一歩前進なのだと思います。


もう!オオウケです。


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