ずっと笑顔でね

何年かに1度電話がかかってくる知り合いがいる昨日も１～２年ぶり？

　Ｂ-３（ハモンドオルガン）　手放す時は絶対に言ってね．　私が買い戻すから～

実は，この楽器，彼女から20数年前に譲り受けたものなの．

音楽に縁のない生活してる私が　この楽器を持っていること自体
それも　家具のように置きっぱなしでいるってのは
誠に申し訳なく，Ｂ-３ファンが聞いたら　馬事罵声の嵐

　でもね，我の青春の象徴なのよ！
だから　彼女からの電話を受けても　「ハハハ」と笑ってるだけで
これまでは聞き流してたの

が，今回彼女の事情を聞いてすごっく心が揺れてる

　当時　・・・　ノイローゼになってしまうほどの　トラブルの末　　　　泣く泣く手放した　って話　　　・・・これまで知らなかったよ！

　なななんと，あの年で！（我より年上）　新たに音大（4年制）に入学するらしい
　パイプオルガンが弾きたいから～って・・・スゴ！
　その練習用にも必要とか　

ふぅ．．．

　他のフルスケールを買う気がしないってのもわかるし，，，
　それが同じＢ-３だとしても　違うんだよね．．．．すでに人格をもたせてしまってるから

その彼女の生涯の手の届かない恋人状態の楽器を私が持っているわけで，
それも使わず放置状態で　1年に1度蓋をあけるかどうか・・・
ほんと，Ｂ-３ちゃん　ゴメンね！です．

楽器といっても　一種生き物というか　まさに恋人
彼女の想いもすごくわかる

他人には言えないほどにぞんざいな扱いをしている私だけれど
それでも私にとっても　Ｂ-３は大きな存在で
そう，彼女にとっての恋人なら　我は配偶者的なものかもしれない

いつでも傍にあって　気もつかってなく　ほったらかしているんだけど
イザ　その存在が消えるとなると　ぽっかりとてつもなく大きな穴があく
世間で言う古女房状態か（笑）

　実際，こうして手放すことを考えているだけでも涙が出てくるよ．．．．．

彼女が病気になったように，今度は私が多少病気になっちゃうかもしれないし

お互い気持ちがわかるだけに辛い．

私の気持ちも理解して，それでも尚　欲しくてたまらない彼女．彼女の気持ちと状況が理解できるけど，手放すのが惜しい私．

　　弾きこなせない我には，宝の持ち腐れだよね　　Ｂ-３のことを思えば　いさぎよく手放すべきなのはわかっているんだけど

でも，彼女が２０年以上　ずっと想い続けて
手に入れたくても手に入らなかったって状況が
今度は私に起こるわけで

　いつでも弾きに来てくれていいし～
　いつでも会いに来て～　とはいうもののね～．．．．岡山だぜ！

あ～　悩むわ

めずらしく　ヤフオクに出てました
同じく最終型の Ｂ３ 　　めちゃハンサムでしょ！

ここしばらく悩みそうです．涙と共に．