ベルリン在住のピアニスト・インプロヴァイザー・コンポーザーのアキム・カウフマン(Achim Kaufmann)が初来日、ベースの瀬尾高志、ピアニストの南山雅樹らと北海道と関東で公演をおこなう。カウフマンは2015年度のアルバート・マンゲルスドルフ賞受賞者。同賞は、際立つ個性と才能でヨーロッパ・ジャズの発展に多大なる貢献をしたアーティストにのみ、2年に一度授与される。欧州ジャズの現在形、その成熟のありようを目の当たりにするまたとない機会となるだろう。ヨーロッパにも活動の場を拡げている瀬尾とのデュオはもとより、札幌を本拠地とする実力派ピアニスト・南山との四手によるセッションなど、目が離せない。現時点で決定している公演は次のとおり。(text by 伏谷佳代)