【シーズー犬について】
【原産地】
チベット
【用途】
コンパニオン・ドッグ
【沿革】
1934年ラサ・アプソから分離独立した犬種である。アメリカン・ケンネル・クラブの第一号は1969年に登録されているが日本には昭和30年代の末に紹介された。中国の王宮で数百年にわたり飼育されていたペキニーズとラサ・アプソの混血によって誕生したといわれている。神の使者として神聖視され、獅子狗（シー・ズー・クウ）と呼ばれていた。
1930年イギリス人の旅行者が中国から持ち帰りヨーロッパに紹介された。しかし、ラサ・アプソとの区別がはっきりしていなかったため同一犬種として扱われていた。アメリカではシー・ズーとラサ・アプソの人気がほぼ伯仲しているが、日本とイギリスではラサ・アプソよりシー・ズーの登録が多い。
【歴史】
神の使いの犬／「獅子」という意味の中国語の発音がそのまま名前になっている。原種は同じ小型犬のラサ・アプソとペキニーズの交配で生まれたと言われるが、定かではない。チベットの王宮や寺院で神の使いとして大切に育てられていて、国外への持ち出しさへ禁じられていたが、17世紀に中国に送られてからは、中国の皇室でも代々愛されるようになった。1930年に２頭の子犬がイギリスに渡ったことから本格的な繁殖が始められ、第二時大戦後にイギリスに駐在していたアメリカ軍人が持ち帰るとその人気は世界的に広まった。
【理想のパートナー】
犬生活初めての人でも大歓迎／人と暮らすために生まれてきたボクたちシー・ズーは、小さくて、陽気で、人なつっこくて、物覚えが早いという、愛してくれる人なら誰とでもうまくいく要素をもっています。犬との生活が初めてという人でも、ボクとだったらいずれはベストパートナーになれると思います。室内犬ではあるけれど、外で遊ぶことも大好きなので、散歩好きのおじいちゃん、おばあちゃんや、元気な子がいるおウチでは特に楽しい毎日が過ごせると思います。あと、ボクのヘアースタイルをいつもきれいにしてくれる、おしゃれなご主人も憧れちゃうなぁ。
【パートナーへの要望】
社会勉強のため、外へ連れ出してください／小さい時から（生後３ケ月過ぎから）、いろいろなところに連れていって下さい。新鮮なものに触れていると、大人になってから神経質になったり内弁慶になったりせずに、とっても明るい性格になれると思います。お散歩の時間は１日30分から１時間ぐらいかな。「小型犬のくせに行き過ぎじゃない」なんて思わないでください。体は丈夫だから、それくらい平気なんです。ウチでも外でもあんまりギャーギャー騒いだり、イタズラしたりはしないけど、もし何か悪いことをしても、ぶったり叩いたりは絶対しないで！体が小さい分、結構ダメージ大きいんです。小さい子とも友だちになれますが、しつこくイヤなことをされるとキライになっちゃうかも知れないから、ボクたちとのつき合方はよく教えておいてくださいね。
【毛色】
あらゆる毛色が許容される。パーティ・カラーの犬においては、前頭部に見られるホワイトのブレーズや尾の先端が白いのはたいへん好ましい。
【サイズ】
体高 26.7cmを超えてはならない。
最も重要なのはタイプとブリードの特徴を兼ね備えていることである。決してサイズのみで判断してはならない。
体重 4.5～8.1kgである。
理想体重は4.5～7.3kgである。
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