神戸 アンジェリカ店長のブログ

神戸 アンジェリカ店長のブログ

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

marty3103

marty3103

カテゴリ

カテゴリ未分類

(0)

主婦の生活

(15)

鼻中隔彎曲症の手術体験記

(0)

駄洒落コーナー

(1)

愛犬のいる生活

(1)

カレンダー

バックナンバー

2024年12月
2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

marty3103 @ Re:リアップその後 プレリアップというのが出てるんですねぇ…
ささP@ リアップその後 先日 主人がお風呂上りに頭にシュ~とし…
marty3103 @ Re;としごちゃん その風船は後で考えてみると色も素材も薄…
ささP@ としごちゃん すごい話ですね(爆)。 そうそう、東京の…
marty3103 @ Re:リアップ(01/07) 昨日はお引止めして、ごめんなさいね。 …

フリーページ

2006年12月05日
XML
カテゴリ: 主婦の生活

関西新空港ができてまもなくの頃だった。
早く新空港を利用してみたくて、夫婦2人だけのシンガポール旅行を計画した。二人っきりで行くなんてとっても久しぶりで、大変楽しみにしていた。
おみやげがたくさん入るように、一番Bigサイズのスーツケースを友達に借り、あれこれと旅行に持っていく新しいものを買い揃え、直前まで入れ忘れたものが無いか何度も確認し、万全の用意で自宅を出発した。

関空に着いてまもなく、
スーツケースから上着を取り出そうとした時、

『スーツケースの鍵が無い・・』

私はいやな予感がし、自宅で留守番をしてくれている母に電話をした。
『鍵、ここにあるよ。』
『・・・・・』
私は、この事実を夫に伝えなくてはならなかった。これから楽しい旅行に旅立つという時に、私たちの間には気まずい空気が漂った。幸い、パスポートとお金は手荷物のほうに。
『シンガポールにだって、鍵屋さんはあるよね。』
祈るような気持ちで機内での時間を過ごし、チャンギ国際空港へと降り立った。

到着してすぐ現地案内人の女性に事情を話すと、びっくりした様子もなく、
『ホテルの部屋に、後で鍵屋さんを連れて行きます。』と上手な日本語。

『何~だ。きっと私みたいな人はいっぱいいるのね。』と、ほっと一安心。

ホテル(シェラトン)の部屋で待つこと、しばらく。
ドアがノックされ扉を開けてみると、そこには、『ホーム・アローン』に出てくる泥棒みたいなキャラクターのインド人2人。手には、30センチほどもあるようなペンチなどの工具一式。

『鍵屋さんではないみたい。』

その2人はまさに今、スーツケースをこじ開けようとしていた。一瞬、『スーツケースの値段は高い』という言葉が脳裏をかすめ、
『No, thank you ! No, thank you ! もういいです、、、』
スーツケースはちと傷がついたけど、まだ無事だった。最悪の場合は弁償するより中身を買おう。

インド人が去った後、まだあきらめきれない私達は次の手段を考えた。鍵は磁石式のものだったので磁石に大いに期待し、探し回ったあげく手に入れた。鍵穴に入るサイズの、ただの丸い磁石。開くはずがない。
『・・・・・・・』落胆。

手荷物の中にはメイク道具等の小物類のみ。私たちはあきらめて、下着などの衣類を買いに街に出た。シンガポールには伊勢丹や高島屋など日本の店がいっぱいあり、買い物には困らなかった。
また、スーツケースを売ってる店で鍵のことを聞いてみたが、同じメーカーのものを置いてる店はなく、2人で半人前の英語力ではほとんど通じていなかった。

夫婦2人はあきらめた後、3泊4日の観光を楽しみ、関西空港へと帰ってきた。行きと同じ中身のスーツケースと両手にあまるおみやげの数々。スーツケースをゴロゴロ運んでくれている夫を見て、私はすまない気持ちでいっぱいだった。

そして駐車場の車へと向かう途中、今回の旅の教訓が夫の口から出た。
『海外旅行は、手ぶらでも行ける。』

夫には惚れなおしたが、どの記念写真も2人はほとんど同じ姿だった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年12月05日 22時49分32秒
[主婦の生活] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: