朝になる前に眠りたい

朝になる前に眠りたい

一体ここはどこなのかしら



か弱くも、確かに揺れるその炎。
いつまで答え続けることができるかしら、どこまで傍に寄り添えるかしら。
面倒だと一蹴する男、それに縋る涙の女。哀れだなんて言わないわ。可哀相とも零さない。
ピアノだけで落ちていければいいね、ギターだけで沈ませてほしいとも願う。言葉が通じなくても、この涙を無視されても。やさしさと熱だけはきっと伝わる、じゃなきゃこの溢れる気持ちは何になるんだろう。どこへ向けられるんだろう。
笑ってよ、ライトアップを忘れられるくらいに。泣いてよ、この星空が霞んでしまうくらいに。


2004年12月24日


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