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さ、今日もお仕事しながら、音楽を聴いているんですが、どうも仕事に身が入らないので、ブログに逃げております。おいらの、最近の音楽の聞き方は、ラジオで聞いて良かった音楽、音楽サイトで紹介されていて気になったアーティストのCDをAmazonやBookOffで、せっせと購入しては、仕事用のPCにiTunesで取り込んで、仕事しながら聞くと言った感じです。あとは、打ち合わせや納品に向かう車の中で聞く事が多いですね。現在のiTunesを覗いてみると、約20000曲130GB程度の音源が入っているみたいです。意外と入ってるのね~と自分でも驚いた次第なのですが、よくよく考えてCD一枚15曲と多めに見積もっても、約1300枚分ほどなので、自分が所有しているCDの半分にも満たないのかな?ってところです。なかなか、取り込む作業もしんどいものなんです、はい(笑)。レコードも1000枚近くありますから、全部取り込もうと思うと、この先長いっす。で、先ほど、ランダム再生していた際にかかった曲が、ちょっと夏向きで良さそうだなと思いましたので、軽く紹介など。本日、ご紹介するのは、Q;indiviと言うグループと言いますか、サウンド集団です。あ、キューインディヴィと読みます(笑)。何だか、よく分からん命名ですね。どんな雰囲気の集団か、ご説明の前に、まずは、こちらから↓おいら、最近、テレビと言いますか、特にCMなんかをほとんど見ないので知らなかったのですが、グリーのCMに使われているそうで。このグループのアルバムは、何枚か持っているのですが、この曲もQだと分かって、「へえ~、そう言えば、彼らの音っぽいな」と後から知った次第です。- Disc1 -01.Introduction ~philharmonique;~02.Love You03.Understand;04.Across the Starlight05.Storia [ IBIDEN CO., LTD. TVCF ]06.Moment [ Rion Co., Ltd. RIONET TVCF 2008 ]07.Electronic Harmonique08.Lover Snake09.Cascade [ LAFORET GRAND BAZAR 2008 SUMMER TVCF ]10.Kaze-to-uwasa [ Originated by TOKI ASAKO ]11.Part of Your World(Eshericks Deep Sea mix)- Disc 2 -01.Love You(Shiho Fujisawa remix)02.Part of Your World(HOUSE NATION remix)03.Voices(Q;indivi House remix)04.Starting Over(Acoustic ver.)05.it’s time to say hello [ from NEXT ALBUM preview ver.]オフィシャルサイトからの宣伝文句をお借りしますと、クラシックとエレクトロニックの融合から生まれるハイパー・ファンタジークラシック、オーケストレーションの解体、考察、再構築。繊細なストリングスアレンジと最先端のテクノロジーが至った最高傑作。ハイパー・ファンタジー・シングル”Love You”収録クラシックの名曲、バッハによる”メヌエット”を解体~考察。最先端テクノロジーとの出会いにより、新しく再構築された極彩色の音世界。何か、凄い大袈裟なんですがw、まあまあ、その通りのアルバムだなと。ただ、あまり難しいことは考えずに、ドライブのお供や、お仕事のBGMに如何ですか?ってなサウンドです。彼らのサウンドメイクは非常にメロディアスかつオーガニックな雰囲気を持っておりまして、ただただ、ダンス用と言う訳でもなく、のんびり聞ける曲や、柔らかい曲が多くメリハリがあって聞き易いんです。ヴォーカルを多く担当する及川リンの声が、やさしさに一層の拍車をかけていて真夏の凄まじく暑い日でも、軽快且つ涼しげにサウンドが聞こえて来るんですね。サウンドプロデューサーの田中ユウスケ氏が、非常に多くのCMソングを手がけている方なので、キャッチーなサウンドはお手の物と言った所なんだと思います。おいらは、彼らを知ったキッカケは、元THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのチバユウスケが結成したThe Birthdayのリミックスを手がけていたことなんです。逆に、田中の作品にチバがヴォーカルで参加している作品もありで、そんな所からQ;indiviに俄然興味が沸いた感じです。田中ユウスケの透明感のあるサウンドに、チバのダミ声のミスマッチが、妙に印象に残るんですねw。非凡なサウンドメイカーの一人では無かろうかと思います。さて、今日は、YOUTUBEにあがっていた音源の中から2曲ほど(順不動)。04.Across the Starlightヴォーカルは大日方治子。Superflyのバックヴォーカルを務める人でもあります。アンニュイさと透明感を持った不思議な声をしていて、Qサウンドにぴったりハマッています。この曲自体は、Q;indivi節全快で気持ちよく聞けますよ。03.Understand;この曲は、ヴォーカルが、mizrock。もともと、Mizと言う名前で日本デビューしたアーティストで、彼女のアルバムも3枚ほど持っているのですが、非常にパワフルなロックシンガーで、今ひとつ知名度が上がらないのが不思議な人です。近年は、あの「RENT」などのミュージカルに参加して活躍している方です。最近は、こういった軽快でキャッチーなメロディラインを生み出すサウンドプロデューサーチームが色々なヴォーカリストをフューチャーして、その時代時代にあった音を創造すると言う手法が流行っているみたいで、音楽業界の新たな方向性なのかも知れませんね。フューチャーされたヴォーカリストにも興味が沸きますので、参加しているアーティストにしてみれば、プロモーションにも多いに通ずるでしょうし、一石二鳥な部分もあります。ちょっと前から、m-floのVERBALを筆頭に、perfumeやcapsulの中田ヤスタカ、そして、このQ;indivi、さらには、Jazzin' park(←ここも良いですよ。今度紹介します)なんかも盛り上がってきています。生音、生楽器、生の声が良いのも当然ですが、現代のテクノロジーを駆使して生み出されるこういったサウンドもたまには、気楽に聴いてみては如何ですか?真夏の清涼剤におすすめしておきますねw。
2011年07月10日
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昨年、このサイトでもご紹介したnujabesが交通事故で他界されたそうです。あまりの事に、ちょっと言葉がありません。大好きなサウンドメイカーだったので。事故死・・・さぞかし無念ではなかったかと・・・そして、僕たちもまたあの流麗で繊細なサウンドの進化を体感することが出来なくなってしまいました。人の存在って、こんなにも儚いもんなんですかね。UYAMA氏もつらいだろう。Shing02とのコラボもまた聴きたかった。Hydeoutの存続を願いつつ、そしてnujabesことセバジュンのご冥福を心よりお祈り致します。素敵な音楽を届けてくれたことに感謝して・・・♪♪Nujabes-reflection eternal-(PV)http://hydeout.net/hydeout/2010/03/_hydeoutproductions.html
2010年03月18日
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今回は、CLUB/DANCE/DISCOのカテゴリーです。実は、今日ご紹介するCAPTAIN FUNK(キャプテンファンク)は、つい2週間ほど前に初めて知りまして・・・、アルバム3枚を即買いして以来、超ヘビーローテーションになっているシングルユニットです。CDのレビューって、とても難しくて、それでなくても文章ベタなおいらにとっては、せめて何年か、或いは何十年も聞き込んでいる音源を当時の思い出や時代背景と合わせて紹介することで、何とか体裁だけは整えると言う手法を取って来た訳ですw。がっ!このCAPTAIN FUNKのサウンドがあまりにも良かったので、アーティストの詳細を知らぬままに勢いで紹介しようかと思った次第です。このアーティストを知ったのは、おいらがWEBデザインをする際にいつもコラボしているカメラマンのT.O氏からだったんです。彼と色々な音楽の話しをしていた際の会話・・・T.O「そう言えば、kadoさん、キャプテンファンクって知ってます?」kado「知らん」kado「キャプテンストライダムの新しいアルバム?」T.O「いやいやw、グルーヴ系というか、スカファンクっぽい・・・」 (ここで彼のデカい目が細くなって軽蔑のまなざし)kado「いや、もう全然知らん」 _| ̄|○ と言う訳で、結構ディスコ系やテクノ系聴いてた割には、全くお初の名前だったので、おいらのちっちゃなプライドはズタズタだった訳だったのですがw、よくよく話しを聞くと、T.O君が好きなSUBU監督が10年前に撮った「MONDAY」と言う映画の主題曲を このCAPTAIN FUNKが担当していたそうなんです。T.O君が、久しぶりに聞いてみたいという、その主題曲を探そうと言うことになり、早速ネットで色々検索し始めたんです。まずは、当然ながら公式サイトと言うことで訪問しましたら、そこで無料配信されている5曲に、二人とも完全ノックアウトされましてねw。二人して、本題の映画主題曲そっちのけで、配信曲を聴きまくり、その場でアマゾンポチまで行ってしまったんだす・・・バカ過ぎます(笑)と言う事で、オオエタツヤなるDJ兼ミュージシャンがCAPTAIN FUNK名義で昨年発売している最新作「Sunshine」を聴いてみましょう。01. Endless Days 02. Weekend (kissing, tasting, touching, loving) 03. Rise 04. Girlfriend 05. Piece Of You06. At The Beach07. Sunshine08. Just Wanna Get You Tonight09. King of the Highway10. Leaving11. Anymore12. Summer Nights13. Hey Boy, Hey Girl (PLAYMODEL Daytime Remix)14. Hey Boy, Hey Girl (PLAYMODEL Nighttime Remix)15. Hey Boy, Hey Girl (Digikid84 Remix)16. Sunshine (Instrumental Mix)01. Endless Days恐らくオオエタツヤ本人の多重コーラスではないかと思われる爽やかなオーバーチュア。アルバムのオープニングとして期待感をそそります。02. Weekend この1曲でアルバム購入を決めたと言っても良い程、アップテンポで、キャッチーなナンバー。理屈抜きの楽しさと、オオエタツヤのメロディメーカーとしての本領を爆発させた楽曲です。ドライブなどには、持って来いです。ヴォーカルはマケドニア出身というAdnan Kurtovが担当。リンク先ですが、オオエ氏の顔写真上のプレイボタンを押すと1曲目がWeekendです。03. Rise 典型的なヘヴィトランス。そんな中に現れる可愛らしいキーボードのリフが曲を聴きやすくしています。05. Piece Of Youこれまた02.WEEKEND路線を彷彿とさせる、キャッチーなナンバー。美人ヴォーカリストMeri Neeserの素直な唄い方がとっても聞きやすい。極上のポップソングです。07. Sunshineギターサウンドを全面に押し出したロック色の強いポップナンバー。乾いた感じのサウンドが耳に気持ち良いです。08. Just Wanna Get You Tonightドゥービー的なピアノ前奏とw、タイトなビートが上手く絡み合ったポップソング。とてもAOR的なカラーが出ていて聞きやすいです。09. King of the Highway前曲から一転してハイスピードなテクノハウスが展開されます。NOISYなギターサウンドとYMO的メロディラインが絶妙にマッチしています。12. Summer Nightsラテン風味なリズムを取り入れながらも、スピード感あるハウスミュージックが展開されます。途中から入るメランコリックなピアノが曲にアクセントを付けていて楽しく聴けますよ。13. Hey Boy, Hey Girl (PLAYMODEL Daytime Remix)14. Hey Boy, Hey Girl (PLAYMODEL Nighttime Remix)15. Hey Boy, Hey Girl (Digikid84 Remix)前作のアルバム「HEAVY MELLOW」に収録されていた曲をリミックスしたシリーズ3連発です。ちょっとここまで並べなくても良かったかな感はあるのですが、キャッチーなサウンドのおかげて何とかイケます・笑ここでも、Meri Neeserのシンプルなヴォーカルが活躍します。これはライブ映像をリンクしておきますので、お楽しみください。最後の映像を見ても分かるように、CAPTAIN FUNKの何が凄いって、こういったダンス・ハウスミュージックをお皿を廻すのでは無くてライブで生楽器で演奏出来るところですね。これには、恐れ入りました。ライブのテクノロジーが上がっていると言ってしまえばそれまでですが、様々なプログラミングやサンプリング音のセットアップ、そしてそれらと生楽器を合わせて音を披露するのは、そう簡単ではないだろうと想像します。このアルバムは、ヴォーカリスト連中は、それぞれの母国で録音し、オオエタツヤ氏が作る音源をメールやファイル送信でやり取りしながらミックスしていったそうです。日本を代表する世界的DJの沖野修也なども世界中のアレンジャーとファイルのやり取りで名盤をどんどん輩出していますが、これからの音作りというのは、世界の垣根を越えて、どんどんワールドワイドに展開されて行くんでしょうね。それにしても、このアルバムは、テクノ・ハウス・トランスと言ったカテゴリーはもちろんのこと、ロック、フュージョン、AOR、ユーロビートと言った要素もふんだんに取り入れられており、ただのダンスアルバムに収まらないクオリティーを持っていると思います。何より、耐久性の高い音楽を作りたいと本人が言っている通り、飽きの来ない、しっかりとしたメロディラインというのは、他のダンス系アルバムとは明らかに一線を画しており、彼の音楽家としての才能を堪能出来ます。ほんの、数日前に知ったばかりで、何ともお粗末なレビューではありますが、もう理屈抜きで、是非聴いてみてください。ドライブや仕事の時にも、気分をアゲられることを保証します。そして何よりとても楽しい気分になれるアルバムです!おまけですが、こんな感じに↓なれるのです・爆 ★アルバム発売用CM
2010年01月30日
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今日は、CLUB/DANCE/DISCOのカテゴリーで行ってみましょう。秋も深まり始めた、この季節に合いそうな一枚です。割と近い2年前の2007年に発売、hydeout productionsの2nd Collectionというアルバムです。ただ、hydeout~と書くよりは、nujabesのアルバムと言った方が通りが良いかも知れません。ここまでお読みになられて「何のことやねん?」と思われる文章になっちゃってるかと思いますw。もうちょっと、ちゃんと説明しますと、hydeout productionsと言うのはインディペンデントのレコードレーベルの名称でもあり、DJのプロジェクト集団ととらえる向きもあります。もっとザックリ言うと、CLUB系DJ達の集まった、レコードレーベルって事ですな・笑。そして、レーベルの主宰がnujabes(ヌジャベス)と言う日本人DJと言う事なんです。んでもって、その日本人DJが、「そんなアフリカっぽいアーティスト名なのじゃ?」と思われるかと思いますが、ご本名のセバジュンを逆さ読みにしたものだそうなんです。Seba Jun→←nujabes合ってますよね?笑。だからと言って、その「セバジュン」を漢字で書いたらどんな字か?ってことまでは、おいらも存じ上げません。_| ̄|○どんだけ中途半端なご紹介なんでしょうか?笑気を取り直して、中途半端を続けますw。さて、このアルバム、ジャンルとしては、良くHIPHOP JAZZとして取り上げられます。が、これまたその定義が良く分からんのでございまして、まんまヒップホップだったりジャズだったりすれば何となく「それっぽいじゃんっ!」と気取りつつ納得出来たりするのですが、彼らの音楽に関しては、HipHop-JAZZと言うよりは、物凄い「ヒーリング」チックだったり、「アンビエント」だったり、「クラシック」な雰囲気をたたえてたりするので、凄くややこしいのであります。こうなって来ると、わたくしめの少ない髪の、もといっ! 少ないボキャブラリーとおつむでは、上手く説明仕切れないので、nujabesの代表曲を1曲お聴き頂いて、雰囲気だけでもおつかみくださいませ・笑♪♪Nujabes-reflection eternal-(PV)非常に無国籍な、そしてボーダーレスなサウンドが展開されてますよね?彼らhydeout-productionsの作品を色々と聴いていると、この様なメインテーマを延々と繰り返しながら、ヴォーカルやリズムミックスでバリエーションを持たせて行く手法のサウンドが多いんです。これもある意味、トランスに近いループミュージックの一つだと思っております。しか~し、ジャンルなぞ抜きで、「好きな様に、音に身を委ねて聴く」ことが、結局は、正しいのかも知れませんw01. Nujabes / Voice Of Autumn02. Nujabes / Sky Is Falling (Feat. CL Smooth)03. Uyama Hiroto / Walz For Life Will Born04. Clammbon by Nujabes / Imaginary Folklore05. Nujabes / Hikari (Feat. Substantial)06. Nujabes / Counting Stars07. Nujabes / Another Reflection08. Nujabes / Fly By Night (Feat. Five Deez)09. Pase Rock / Old Light (Voices From 93 Million Miles Away Remix)10. Emancipator / With Rainy Eyes11. Shing02 / Luv (sic.) (Modal Soul Remix)12. Uyama Hiroto / Windspeaks13. DSK / Winter Lane (Nujabes remix)14. Nujabes / After Hanabi (Listen To My Beats)アルバム自体は、hydeoutの誇るDJが名を連ねており、1曲を除いて全てnujabesのプロデュース&リミックスとなっています。12.だけがhydeのこれまた看板アーティスト・宇山寛人が担当しています。01.Nujabes / Voice Of Autumn落ちた滴が、水面の波紋を広げる様な透明感溢れるオープニング曲02.Nujabes / Sky Is Falling (Feat. CL Smooth)MCのCL.Smoothをフューチャーしたミディアムテンポのアシッドジャズ。04.Clammbon by Nujabes / Imaginary Folkloreクラムボンの原田郁子がVo.で参加したジャジーな佳曲。原田特有の気怠さやウィスパーヴォイスの不安定感がメロディと見事にマッチしていて、楽曲に不思議な緊張感を生み出しています。05.Nujabes / Hikari (Feat. Substantial)以前にご紹介したラムゼイ・ルイスの「Julia」のストリングスアレンジをサンプリングループさせたHIPHOPサウンド。06.Nujabes / Counting Starsアコースティックギターのサウンドとヘヴィなリズム、ストリングス、バックヴォーカルが融け合うアンビエントなループサウンド。07.Nujabes / Another Reflectionリリカルなピアノと奥行き感のあるキーボードアレンジで、幻想的な音世界が堪能出来る一曲。10.Emancipator / With Rainy Eyesショパンにも通じる様な憂いを帯びたピアノの旋律が延々とリピートされる一曲。CMのBGMなんかにも使えそうです。13. DSK / Winter Lane (Nujabes remix)DSKことギタリスト小島大介が参加している楽曲。アコギとの優しい音色とドラムンベースチックなリズムが妙にマッチした透明感のある一曲。何曲かリンクしていますが、正直、上記のタイトルをTUBEに流し込んで行くと、ほぼ全曲フルコーラス聴けてしまいます。それもどうなのよ?と懸念する部分もあるのですが、気に入った音のパッケージは手元において置きたいのが音楽好きの性でもございますんで(笑)、お気に召された方は購入されても損の無いアルバムだと思います。ここ数年、海外での評価も高まり、発売される12inchレコードなどは即完するなど、静かに静かにムーヴメントを盛り上げているhydeoutproductions。特にメディアで取り上げられる訳でもなく(アニメのサムライ・チャンプルーでBGMは担当していますが)、クラブやイベントでの地道な活動が受け入れられて、ゆっくりと盛り上がっている様子は、CD不況と言われる音楽業界の一つの好例かも知れません。ただし、地道に活動していれば何でもかんでもムーヴメントを起こせる訳では無く、そこには人々に受け入れられ易いメロディとサウンドがこれでもかっ!と展開されているからなんだと思います。そして、このプロジェクトを統率するヌジャベスのプロデュース能力や参加するアーティストの音楽への強い意識の表れが良い結果につながっているのかも知れませんね。これからも応援していきたいレーベルです。
2009年10月17日
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最近ちょっと、頑張って更新してますよね?(自画自賛・笑)今日は、CLUB/DANCE/DISCOのカテゴリーです。ご案内するのは、ROBERT MILESのDREAMLANDです。恐らく、お嫌いな方はどう頑張ってもお嫌いな音楽では無いかと思われます。アセアセ...おいら、それほど、クラブ系テクノ系の音楽を聴く訳では無いのですが、仕事中、特にデザイン案を考えている時にとても重宝しています。んでもって、決まったデザインを実際に、作業に移している時は、ハードロックやへヴィメタルを聴いている事が多いのであります。おいら、人格的にどっか破たんしているかも知れませんな・笑。クラブ系の音楽というのは、様々なジャンルがあり、とてもとてもここで説明するのは非常に難しいのですが、特に同じフレーズを繰り返す、いわゆる「ループミュージック」・・・トランス系に魅力を感じています。考えようによっちゃあ、同じことの繰り返しですから、単調でつまらない音楽として、とらえられがちですが、探せば、そうでも無い音楽も結構あります。トランスという言葉には、催眠、幻覚と言った意味もありますから、やや後ろ向きに考えてしまいそうですが、人間、「繰り返す」事による効果の善し悪しがある訳ですな。練習や努力を繰り返せば、自分の実になりますし、悪いと思う事を繰り返せば中毒になります。繰り返しとハサミは使いようです。うん?笑これは、おいらの勝手な感覚ですが、こういったループミュージックを聴いていると何となく集中出来る様になるんですね。もしかしたら、良い意味で、自然と催眠状態になるのかも知れませんね。「おいらには出来る!」みたいな・笑 (←自己暗示)ですから、クライアントに頼まれたデザイン案を考えている時には、こういったトランスミュージックが良いのかも知れません。で、イザ内容が決まったらノリノリで作業をしたいが為に、ハードなロックなのかも知れません・笑。出来れば、意味があると思いたい・・・・wwwさ、また、長い前フリでございますが、ロバート・マイルスです。先に、トランスとは言いましたが、彼の出現により「ドリーム・ハウス」と言うジャンルも生み出した男です。(おいら的にはどう考えてもトランスですが・・・笑)非常に謎の多い人物ですが、元々ピアニストだったということは良く知られています。本人曰く、幼少期より、非常に親の言うことを良く聞く、素直で真面目な少年だったそうなのですが、唯一、その親に反発したのが、ピアノの練習だったそうです。嫌いで嫌いで仕方がなかったそうなのですが、そんな彼が、今、その嫌いだったピアノを駆使したサウンドによって、人々を虜にするとは考えてもいなかったのでは無いでしょうか?恐らく、後に聴いて頂く音源を聴けば、誰もが一度は耳にした事がある音楽だと思います。テレビ番組のエンディングや、せっぱつまったシーン(笑)、回想のシーンなど、ありとあらゆるところで使われています。曲の本当のところは反戦だったり、差別への慟哭だったりと色々意味がある様なのですが、テレビに使われる時は、おうおうにしてそんなもんですw逆に言えば、それだけ、誰の耳にも馴染む音楽とも言えますね。それでは、アルバムの内容を見ていきましょう。13年近く前のアルバムですが、今でも十分に新鮮な音です。01. One and One [Radio Version] 02. Children [Eat Me Edit] 03. Children [Dream Version] 04. Fable [Message Version]05. Fantasya06. Landscape 07. In My Dreams 08. Princess of Light 09. Fable [Dream Version] 10. In the Dawn 11. Children [Original Version] 12. Red Zone 01. One and One [Radio Version] 印象的で哀愁感漂う美しいピアノのイントロにドラムンベース調の低音がお腹に響く佳曲です。彼にしては珍しくAメロから最後まで女性ヴォーカルのマリア・ネイラーをフューチャーしています。彼女のアンニュイで幼い感じの声が曲の雰囲気と見事にはまってます。とにかくメロディが素晴らしいです。02. Children [Eat Me Edit] 03. Children [Dream Version] 11. Children [Original Version] 間違いなく彼の代表曲です。日本はおろか、世界中で大ヒットを記録したシングル。恐らくですが、当時、曲だけは印象に残っているけど、誰が演奏してるか分からず、なかなかロバート・マイルスにたどり着けなかった方が多かったと思います・笑。長く続いたユーゴスラビア紛争の最中に撮られた写真を見てインスパイアされたという曲で、美しくも悲しい旋律が全編を覆っています。が、一度聴いたら絶対に忘れられない主旋律でもあり、そのメロディセンスは見事と言う他ありません。 04. Fable [Message Version]09. Fable [Dream Version] 何かに急き立てられている様な焦燥感を感じる曲。ですが、やはりそのピアノの奏でる美しいメロディが、何とも言えず心に染みわたる曲です。BPMも速めでいかにもトランス的なリズムなのですが、そこにゆったりと間を取ったメロディなので、焦燥感がありつつ聞き入ることが出来ますよ。05. Fantasyaヘヴィでキャッチーなリズムイントロから幻想的なピアノのメロディが繰り出される曲です。ヴォーカルのマリアのアカペラが透明感を醸し出しています。06. Landscape これまた不安げなメロディの曲(不安か悲しいのばっかじゃん・笑)ドラマで、恋愛中のカップルにトラブルが起きた時にかかりそう・再笑でも、イイ曲ですよ~。07. In My Dreamsヘヴィなドラムンベースから、哀愁たっぷりのメロディが響きます。この曲も06と一緒で、絶対にドラマに使われていそうな曲です。08. Princess of Lightようやく希望が持てそうな曲が登場します(笑)。タイトル通り、光が見えて来そうなキャッチーなリズムに、行進曲風のメロディが心地良い、格好いい曲ですよん♪10. In the Dawn一言で言えば、ヴァンゲリスが大ヒットさせた、あのブレードランナーのテーマをパク・・・もとい、オマージュした作品と言っても過言ではないでしょう。非常に近未来感と奥行きのある透明感が絶妙な音空間を作り出しています。12. Red Zone シンセサイザーを使って、オルガン曲の様に音の厚みを増していくオープニング。このままの感じで行ったら感動的か?と期待するのですが、そのあとは残念ながらドスドスのドラムンベース調に移行して、これと言った印象的なリフが出現しないまま終わってしまいます。アルバムのラストにしては、ちょっと弱いかな。と、最後の最後だけ、あまり好きでない曲調で終わってしまいますが、全体的には哀愁感、寂寥感が漂い、退廃的なイメージもあるのですが、その洗練されたメロディラインのおかげで、重くならずに聴けるトランス的、ヒーリング的アルバムです。ロバート・マイルスのコンポーザーとしての力量が存分に発揮されている良作だと思いますわ。冒頭にもお伝えしましたが、主旋律に関しては、その部分をこれでもかっ!とばかりにリピートしますので、飽きの来てしまう方も多々いらっしゃるかと思いますが、旋律の美しさでかなり緩和されますので、トランス系ミュージックの入門編としては最適ではないかと思います。何か集中して作業したりお仕事したりされる方には、オススメですよん♪
2009年07月01日
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さてさて、いよいよ年末モードになって来ましたですねえ。角松さんのCDも発送されたとの事でして、これは、また届いたら盛り上がりたいですね。っつーか、今月になって3回目の更新なんですけど、凄くないですか?爆 (全然凄くねー)もうね、仕事は、お取引先12社分のデザインを同時進行という、会社始まって以来のドタバタ劇を演じている真っ最中なのですが、こういう時こそと言うか、これじゃ、もう、このまま一本も更新せんと月をまたいで、また12月になったら大変とか何とか言い訳して、書かんようになるやろ?と思いまして・・・。で、今までは、空いた時間に、「せーのっ!」で、一気に書いてたんですが、もう空いた時間なんてありゃせんので、夜中に30分位の時間で書いたものを保存して、また次の日、30分位書いて、みたいな、コマ切れ方式を採用しております・笑。なので、流れは悪いのですが、何とか、4~5日に1回位アップしていけるのでは無いか?と、淡い期待を自分に持っております、ハイ。突然、話しが切り替わってる時は、ここで、次の日に持ち越したな?と思ってください・笑さて、今日は、またカテゴリー追加と言う事で、CLUB/DANCE/DISCOといったジャンルも取り上げて行こうかいなと思っております。まつのすけくんには、「セクシーなお姉さん系を~」と言われておりましたが、R&B/SOUL系でしたら、そういった方々が多いので、ご紹介し易いのかも知れないのですが、新設するジャンルで考えると、おいらが聴いて来た、または今、聴いているのは、どちらかと言うと男組が多いっす。別にそっち系の趣味がある訳ではございません、念の為。で、今日のご紹介は、こちら↓01.THE BEACH (LONG VOCAL VERSION02.THE BEACH (JG's MIX)DJ&RAP : AFRIKA ISLAMDJ : GRANDMASTER MELEE MELRAP : ICE TRAP : BX STYLE BOB12inchのレコードなんですが、HIPHOPの代名詞的な大ヒット曲です。80年代後半のディスコでは、もう、王道中の王道の名曲でありんす。あたしゃ、社会人に成り立てで、まだ髪の毛も一杯あった頃に、六本木、赤坂界隈で、そこそこメジャーなディスコを運営していた会社にいたんです。なもんですから、それこそ「社割り」なんつー便利なモノを使って、ディスコと言う箱には、良くお世話になっておりました・笑社割り使ってディスコ行くなんざー男の風上にもおけない訳ですが(笑)、別にナンパとか、色っぽい事を目的に行っていた訳では無く(ホントです)、やっぱり、そこでかかる最新の楽曲や、聞いたことも無いようなアーティストの曲を知れるというのが楽しかったですねえ。ちなみに、おいら、踊りなんて、そんな洒落た事は、全くと言って良い程、出来ませんから、店に居ても、もっぱら「飲み」専門でした。(ホントです)で、華麗に話しを戻しますと、ご紹介しております、このAFRIKA&THE ZULU KINGSの「THE BEACH」ですが、ディスコの場内に多少の盛り下がり感が出た時の、緊急避難と言いますか、いわゆる、「フロアダッシュ」用に、DJの方々が絶対所有していた!と言っても過言では無い楽曲という感じでしたねえ。初めて、この曲を聴いた時の衝撃は、今でも良く覚えてますね。何せ、「いとしのレイラ」をサンプリングしつつ、ラップ混ぜるなんて手法は、当時、まだまだ無かった訳で、「何ですか?こりは?」ってな感じでしたから。先にも書きましたように、おいら、ディスコを経営している会社の社員でしたから、当然スタッフは同期やら先輩やらで知ってる方々ばかりでしたので、スタッフ通じて、DJさんに、この曲のアーティストとタイトルを教えてもらい、速攻で、CISCOやTOWERへ走ったのですが、どうしても、このレコードが手に入らなかったんですわ。まだ輸入盤しか無かった事に加えて、DJさん達が買い漁ってたそうなんですね。そこで、万策尽きたもんですから、またまた社員仲間にお願いした所、そのDJさんが、当時流行の曲を繋いでミックスしてくれたカセットテープをくれましてね、そこで、この「ザ・ビーチ」をじっくり聞く事が出来た次第です。本当に嬉しかったですねえ。と言うことで、おいらに、HIPHOPやラップというジャンルを叩き込んでくれたTHE BEACHを聞いてみましょうか?♪♪♪AFRIKA&THE ZULU KINGS "THE BEACH"くうぅぅぅぅぅ~~~ 懐かしいっ!! (←カビラ・ジェイ風にお願いします)いやいや、おいらだけかも知れませんが、良いですねえ・笑ほんとにHIPHOPの原型と言うか、でも、実は、今のHIPHOPも、このスタイルのまんま変わってないよな?と思わせる程、完成度が高いっすね。で、それも当然なんですが、この曲にかかわってる連中が、まあ、凄い訳です。ただメンバーのお話しをする前に、そもそもHIPHOPって何ですか?って話しになる訳でして、聞きかじっているところで、ちょこっとご説明しますと、ニューヨークのブロンクスが発祥だと言われているのが、定説です。もともと、70年代後半に、欧米で、ディスコというものが再流行しだし、合わせて当時を反映したディスコソングというのが、チャートに台頭するようになる訳です。この当時で有名な所だと、サタデー・ナイト・フィーバー関連のアーティストやアバですな。で、そんなディスコ隆盛の折に、ディスコに入れない低所得者層と言うか、(この辺りの表現が難しい・笑)、ハッキリ言うと黒人の方々が、ディスコの外で、機材だけを持ち込んでストリートやパークでパーティを始めたらしいんですね。楽器が無いから、持ち寄ったレコードプレーヤー何台かで音出してる際に、こっち止めて、次、あっちのプレーヤー鳴らして、それから、全部鳴らしてなんてコンビネーションで音を出してたらしいんですよ。それが、だんだんとミックスとか、ブレイクビーツといった演奏法として変化していったと・・・それを形にしたのが、グランドマスターフラッシュやグランドマスターDSTと言うチームでして、このザ・ビーチの参加メンバーに書いてある、グランドマスター・メリー・メルと言うDJは、この一派の方っす。つまり、DJの元祖中の元祖でんな。このメリー・メルさん、弟が、キッド・クレオールと言うことで、キッド・クレオール・ココナッツのヒットがディスコから火が付いたと言うのも納得ですよね。え~っと、ここまで、分かります? (どうもあんまり上手く説明出来んわ・笑)次に、ラッパーのICE Tはソロでも大メジャーになった方ですから、みなさんもご存知かと思うので割愛。それから、アフリカ・イスラムがDJ兼ラッパーで参加してるんですが、この方、かのアフリカ・バンバーターの息子なんです。アフリカ・バンバーターはご存知ですか?エレクトロ・ファンクやヒップホップのゴッドファーザーと言われる方なんですが、日本でも「プラネット・ロック」がヒットしたので、ご存知の方も多いかと思います。この曲で、キーボードの印象的なリフがラップの後ろで、リピートで鳴ってますけども、これが、ドイツのテクノ集団「クラフトワーク」のヨーロッパ特急という曲から採った、サンプリングなんです。HIPHOPにサンプリングと言う手法を取り入れたのは、この辺りが初めてでは無いかと・・・・だんだん、繋がって来ました? 笑本日ご紹介している、この、ザ・ビーチがヒットした要因と言えば、やはりクラプトンの唄ったレイラをサンプリングしているのが、大きい訳でして、ラップにサンプリングと言う手法を採ったバンバーターの息子イスラムだからこその仕事と言えるかも知れませんね。このアフリカ・バンバーターが設立したズールー・ネイション(ZULU NATION)と言う組織が、今でもHIPHOPを統括している団体みたいに成長してまして、世界各国にHIPHOPを広める活動をしているんです。で、各国に気に入ったDJ、MC、ダンサー、グラフィックアーティストを、「ズールー・オフィシャルアーティスト」として、公認して行って、さらにHIPHOPを文化として広く人々に認知させている事が、現在、世界中でラップグループなどがヒットしている事に繋がっていると言っても過言では無い訳です。(ちなみに、日本でも、このズールー・ネイションに公認された唯一の日本人が、あのDJ YUTAKAさんです。)もともとストリートギャングだった、アフリカ・バンバーターが、無意味な暴力や、ドラッグに嫌気が差し、「暴力で張り合うなら、ダンスやラップ、音楽でカタを付けろ」と教示したのを広めるために組織されたと言われてるズールー・ネイション。そんなバックボーンを持った文化から生まれたHIPHOP。そして、その一音楽ジャンルの元祖・教祖的存在であるアーティスト達の集まったユニット、AFRIKA & The Zulu Kingsそりゃあ、売れない訳無いじゃん?とは、今だからこそ言えるのかも知れませんね・笑あの時、ミックステープを作ってくださったDJさんには、本当に感謝、感謝なkadoでした。
2008年11月23日
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