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アオタ キョウコ @ Re:ネタかぁ~(笑)(10/01) yumiさん ずいぶん前の日記にコメントあ…
yumi@ ネタかぁ~(笑) 喜連中がネタッておもしろいね!! 喜連…
2006.02.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」を今頃読了。
発表から半世紀とのことだが、多少の時代は感じても輝きは衰えないと感じた。
さりげない表現の中に哲学がある。

自分が日ごろなんとなく感じていることを、
小説でさらりと表現されたものを読むことがある。
こういう風に活字で表現できるのかと心に響いていく。
なんともいえない快感。
また、自分では到底表現できない感覚を小説で見出す。
本を読む愉しさというのは、そういうことなのだ。

「ものによっては、いつまでも今のままにしておきたいものがある。
そういうものは、あの大きなガラスのケースにでも入れて、
そっとしておけるというふうであってしかるべきだと思う。
それが不可能なことぐらい承知しているけど、やはりそれは無念なことだ。
とにかく、そういうことをいろいろ考えながら、僕は歩いて行ったんだ。」

「何よりまず、君は、人間の行為に困惑し、驚愕し、はげしい嫌悪さえ感じたのは、
君が最初ではないということを知るだろう。
その点では君は決して孤独じゃない、
それを知って君は感動し、鼓舞されると思うんだ。
今の君とちょうど同じように、道徳的な、また精神的な悩みに苦しんだ人間は
いっぱいいたんだから。」

今回は野崎孝の訳を読んだが、村上春樹はどう訳したのか読みたいと思う。






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Last updated  2006.02.19 10:09:33
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