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児童書コーナーで見つけて、即購入。直感を信じて正解でした。面白かったー*******************小さな森の奥に一人で住むモンタギューおじさんを訪ねたエドガー。語り手のおじさんから、書斎にある、不思議なコレクションにまつわる不思議な話を聞くことになります。夜中に一人で読むとゾッとするような小さな怪談が9編詰まっています。 話が進むうちにエドガーはだんだん心配になります。おじさんは、頭がおかしいのかそれとも・・・ 最後に締めくくりで話されるおじさん自身の話は謎解き(?)となります。 読み始めてすぐに 物語の雰囲気が「M・R・ジェイムズ怪談全集」M・R・ジェイムズ怪談全集(1)M・R・ジェイムズ怪談全集(2)を思い出したのですがあとがき読んで、あ、やっぱり、と納得。 M・R・ジェイムズの「M」=モンタギューでエドガーは言わずと知れたポーですね。 第2弾もあるようですが、未訳のようです。残念。モンタギューおじさんの怖い話クリス・プリーストリー理論社
2009/08/11
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昼休みにケータイのニュース見たらトップニュースがこれで思わず「うっそ!」と叫んでしまった。訃報:江戸川乱歩賞の作家、栗本薫さん 56歳先週末に実家に行ったときにも偶然、兄や母とグイン・サーガのアニメの話題が出たばっかりだったのでかなりビックリ。闘病されていたというのも、今回の訃報で初めて知りました。大変失礼ながら私の感覚だと、あと20年くらいはグイン・サーガの連載を続けるんじゃいか~?なんて思っていたんで・・・まだ若いですね。私が最初にグインサーガ読み始めたのがまだ文庫で10巻かそこいらしか出てない頃で当時は、外伝も、せっせとS-Fマガジンに連載されていました。(ちなみに、うちの母上はかなりのSFファンで実家には、私が生まれるよりか前のS-Fマガジンがあったりする・・・)考えようによっちゃ栗本薫の小説=私の青春(←こっぱずかしい・・・)ってくらい、一時はのめりこんでましたね。出る新刊、ほとんど読み漁ってました。グイン・サーガも伊集院大介シリーも天狼星シリーズもその他のすべてすべてすべて・・・が大好きでした。過去形で語らざるを得ないのはここ数年、全く読んでないから。実家に行けば、たぶん、シリーズものは殆ど揃っていると思われ。(兄が買っているから)読むべきか・・・でも未完に終わることを考えると読まざるべきか・・・悩ましい状況です。訃報に接してショックとか言うのではなくひたすら唖然という表現が一番当たってるような気がしてます。うん。なんつーか本当に亡くなったんですか?だとしても普通に復活しそうな気がします。それが、私の中の栗本薫のイメージだったりします。いやもうマジですかー??
2009/05/27
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僕僕先生一昨日の出張前に本屋に飛び込んでなんかないかしら、と眺めたらこれが目に飛び込んできました。 帯のコピーは 『美少女仙人に 弟子入り修行!?』 表紙のかわいらしいイラストとこのコピーで購入決定したこの1冊は第18回日本ファンタジーノベル大賞の受賞作だそうです。 第1回の大賞だった酒見賢一の「後宮小説」から始まって暫くは毎年しっかりチェックしていたファンタジーノベル大賞でしたが最近すっかり、その存在も忘れていました。閑話休題 さて、この作品ですが一言で言うと 「中華系ほのぼのファンタジー」って雰囲気。そうですね畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズあれ、大好きな人なら、同じような雰囲気で楽しめるんじゃないかと思います。 以下、あらすじ 時は唐代。地方の元・県令(市長さんみたいなもんです)の息子である王弁は、当時の役人の子弟がする勉強・鍛練の類をまったくしないで毎日をぐうたら過ごしている。県令を引退した父親は、趣味の道教の修行(?)をしながらも王弁に毎日小言を言うが、息子に甘いのをいいことにのらりくらり。そんな息子に、ある日父親が命じたのは近くの「黄土山」の最近住み着いた仙人に、供物を持って行って仙人と懇意になってこいということ。父の老後の財産を食いつぶしている立場上やむなく供物を担いで山に上った王弁を待ち構えていたのは10代半ばにしか見えない美少女。実はこの美少女こそが、仙人で自ら「僕僕先生」と名乗る。かわいい姿とは裏腹に、何千何万年も生きているというではないか。 何をどう思ったか、すっかり王弁が気に入った僕僕先生。すったもんだの末、2人は不思議な旅に出ることに・・・ とまあこんな感じです。文庫は今のところ、この1冊ですが単行本であと2冊、続編がでているようです。薄妃の恋胡蝶の失くし物オモシロくって出張の行き帰りで読みきっちゃったよー、と。興味のある方は、是非どうぞ♪
2009/04/11
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ふらりと本屋に立ち寄った時に買いました。ほとんどジャケ買いですよー「魔女」というコトバには、実のトコロ、弱い。あたしと魔女の扉ジャンル的にはモダン・ファンタジーで、ヤングアダルトな三部作の1冊目。オーストラリアの中の、人目につかないような小さな町を転々と移り住みながら母親であるサラフィナと共に暮らしている15歳の少女・リーズン(reasonつまり理性ちゃん)。定住しないのは、サラフィナの母親、つまり、リーズンの祖母であるエズメラルダから逃げているから。サラフィナは、エズメラルダが自分を魔女と信じる邪悪な存在なので一緒に暮らすことが出来ないという。この世の中には、決して魔法や魔女などは存在しないとして娘にもリーズンという名をつけたサラフィナだったが逃亡しながら、だんだんと正気を失いつつありとうとうある日、自殺未遂を起こしてしまう。それをきっかけに、祖母の下に送られることになったリーズンは「邪悪な」祖母の家からの逃亡を企てるために家の中を探索中に、不思議な鍵と、その鍵で開く扉を見つける。その鍵で開いた扉の向こうは・・・自分が愛する母の言葉を信じて生きてきたリーズンはそれがどんどん覆される中名前の通り理性的に行動してその場その場を切り抜けて行こうとするのだけど悩んだり、葛藤したりのあたりが、ヤングアダルト。魔法の定義がいわゆる異世界ものみたいな仰々しいものじゃなくって、ねというモダンファンタジー。魔法の存在をようやく認めたもののその魔法は、常に狂気や短命と表裏一体という状況がわかり(ちなみに、原題は「MAGIC OR MADNESS」というのだから、推して知るべし)今後どうするべきかを、どうすればすべてがうまく行くのかを追求する決意を固める理性ちゃんというところで、一部終了なワケですがなかなか続きが楽しみな雰囲気です。
2008/10/29
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春先に映画でやっていたライラの冒険~黄金の羅針盤~の原作本をやっと読みました。3部作であるとも知らずにいて、本屋で偶然、平積みになっていたのでままよ、とばかりに3部各上下巻の、合計6冊を買って帰り通勤時に読んだのですが・・・黄金の羅針盤(上巻) 最初から最後まで、ずんずん進むストーリーでした。ライラは、11歳のお転婆な(・・・というか、それを通り越して乱暴な)女の子。親の居ない彼女が住んでいるのはオックスフォード大学の学寮で、ということですが最初からこれがこちらの世界のオックスフォードと違うんだな、というのは判ります。何でなら、ライラにはいつも一緒に居る「ダイモン」というイキモノがいてそれは、ライラに限らず、この世界の人がみんなつれている「動物」のようなものでその人の個人の正確などが大きく影響している存在。ダイモンは自分の意思を持ち、子供のダイモンは、姿が定まらずそのときの状況で様々に姿を変えることができる。ある一定の年頃になると、ダイモンの姿が定まりそれがすなわち大人であるということらしい。ある日、ライラの叔父であるアスリエル卿が、学寮長を尋ねてやってくることになりライラは学寮長の部屋に隠れて、こっそりその様子を覗き見してしまいそれがきっかけとなり、その以外の自分の周囲に起こる様々な出来事から学寮を出て、やがて冒険の旅に出ることになるわけですが・・・黄金の羅針盤(下巻)映画は、この黄金の羅針盤までです。その後に続く神秘の短剣神秘の短剣(上巻) 神秘の短剣(下巻)更に、終結を迎える琥珀の望遠鏡まで読んで琥珀の望遠鏡(上巻)琥珀の望遠鏡(下巻)思ったのですがねこの話って、キリスト教国で、問題なく受け入れられたのかしら?宗教に絡む部分が大きいじゃないですか。日本はそういう観点がゆるい国なので、問題ないでしょうが・・・神そのものの否定ではないから平気なの?その辺が気になりました。原作読んで映画のキャスト見てコールター夫人=ニコール・キッドマンはすさまじくお似合いだな、と(髪の色違うけど)ニコール・キッドマンの悪女は大好きです。今後の映画化具合も気になる(まだ黄金の羅針盤も見てない)イオレクと同じように、ヒトの姿をしていないキャラクターの作りがどうなるのか。特に、神秘の短剣と琥珀の望遠鏡で大きな役割のあるガリベスピアンのシュバリエ・ティリアスとレディ・サルマキアが・・・ところで、映画のほうのライラの冒険~黄金の羅針盤~公式サイトで自分のダイモンが何かを教えてくれるのですがオイラのダイモンはCallumというライオンです。
2008/09/28
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最近、本屋でマンガを立て続けに購入。こうなるのがわかっていたのでなるべくコミックコーナーに近づかないようにしてたんだども・・・ホントはブックオフとかで安く済ませたい。しかしながら、うちの近所のブックオフはなんつーか品揃え悪い。欲しい本、ほっとんど見つからない。しかも売ってる本見ると切なくなるの。だってさぁアタシが諸般の事情で売っぱらった本やコミックがいっぱい有るんだもんそんなわけで普通の本屋で、コミック棚見ていたら目に付いたのがこれ。↓(コミック)チェーザレ(01)/惣領冬実言わずと知れたルネッサンスの黒い華(?)「チェーザレ・ボルジア」のマンガですよ。高校の友人はチェーザレファンでした。実のところ塩野七生は好んで読んでません。渋澤龍彦の書きようったら散々です。アンジェロ・ダ・カノッサというちょっと浮世離れせいた少年を狂言回しにチェーザレ・ホルジアに、ジョヴァンニ・ド・メディチヴィンチ村のレオナルド君(レオナルド・ダ・ヴィンチ)にクリストーバル・コロン(クリストファー・コロンブス)まで出てきまして。そうなんだよね。みんな同時代人。ただ今、5巻まで刊行中ですが、私が読んだのは2巻まで。チェーザレのお父ちゃんの法王になる権利をめぐる争いなんぞがなかなか生々しく描かれています。美男子と名高いチェーザレが、また、惣領さんが描くと美しいねぇ。まだ出てきてないんですがさぞかし、弟のホァンも美男子で、ルクレチアも美少女なんでしょうねぇ。3巻以降を、本屋にいけるときまでガマンするか既に「買い物カゴ」に入れたものの購入ボタンをポチるか悩んでおります。(´ω`)~3
2008/09/27
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珍しく、通勤電車の中吊り広告に魅かれて、雑誌を購入してしまいました。REAL SIMPLE JAPAN (リアルシンプルジャパン) 2008年 04月号 [雑誌]引っ掛かったキーワードはモノであふれた部屋にさよならサヨナラしたーい!最近、ホントに家の中がゴチャゴチャしていて自分の片付け能力の欠如にうんざりなんですがちょっと、きっかけが欲しいなってのもあってどんなことが書いてるのかな、と興味を持ってみたわけですよ。よく同じようなお題目で「オレンジページ」とか「レタスクラブ」とか「ESSE」あたりでも特集が組まれてるけどこの「REAL SIMPLE」ってタイトル通りで、中身はあまりごちゃごちゃ書いてない。キレイなグラビア写真がいっぱい使ってあってちょっとオシャレなカンジで紙面を作ってあるけど中に紹介されているのは、そんな高級なものじゃなくって結構手に入りやすそうなものを工夫次第でステキに使えるよ~って雰囲気。全部が全部使える記事じゃないけど見ていて中々楽しい雑誌です。これなら、また面白そうな特集組んでたら買ってもいいかな~♪ともかく紙面を見習って少し工夫してお片づけでもしたいと思います(←これが本題でした)
2008/02/21
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エラントリス(上)エラントリス(下)先日、フラフラと本屋に入って衝動買い。異世界ファンタジーというやつですね。魔法の力により築きあげられ、栄華を誇った都「エラントリス」と<シャオド>と言われる現象により神に匹敵する美しい姿と力をもったその住人達は10年前、突如訪れた崩壊により、全ての魔法の力を失った。以降<シャオド>に見舞われたものは、以前の神々しい姿とは打って変った醜い姿へと変貌を遂げるようになり鎖され、死に絶えた「エラントリス」へと追放されることとなった。アレロン王国の王子ラオデンは、結婚を間近に控えたある朝<シャオド>に見舞われ、表向きは急死したことにされ「エラントリス」に追放される。そこは崩壊以降に送り込まれた住人が住む無法地帯と化している。希望を失い、無秩序に生きるエラントリスの人々を救い、
2007/10/23
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まだ読んでる最中なんですけどね。ウェスト・ポイントの幽霊通称「ウェスト・ポイント」と呼ばれるアメリカ陸軍士官学校内であった心霊現象を元に元教官が書いた小説だそうです。まだ、全体の1/5程度しか読んでないのですが新入の士官学校生幽霊を見た、という話から端を発し士官学校教官の科学者(主人公?)や心理学者たちが、ナゾの解明に挑むというストーリーのようです。軍人であり、科学者・心理学者という教官たちの面々は今のところ大槻教授(笑)並に心霊現象を否定しそれ以外の結果を導き出そうとしてますが・・・今後の展開が気になります。ストーリー運びも中々テンポ良く進んでいて、いいカンジ。今のところ「文庫本に1050円・・・」という後悔はしないで済みそうな予感です(笑)読み終わったら、改めてレポします♪
2007/09/12
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時々実家に行っては山積みになっている漫画を適当に読み漁って帰ってくるのですが今回中々面白かったのは黒猫の三角いやもぅ、皇なつき同人誌作家だった頃から、愛してると言っても過言じゃありません。今回の「黒猫の三角」は森博嗣の原作を皇なつきが漫画化したものだってことですが原作も読んでみたくなりましたね。だって、あとがきで、森博嗣本人が大絶賛。そうか、そうなのか、この調子の本ならかなり行けそうですw今度図書館に行ったら、このシリーズは片っ端から借りましょう。内容は、『阿漕荘』というアパートに住む、自称・探偵がという奇妙な家に住む婦人から身辺警護を頼まれ阿漕荘に住む友人や、元の主で、今は離れを曲がり住まう美女と共にその依頼を受けるが、思わぬ展開が待っていた---というもの。何しろ登場人物が、誰一人一筋縄ではいかないのです。うだつの上がらない探偵。その探偵に恋慕する女子学生。女子学生の友人の女装美少年etc.この小説のシリーズは、もう結構出てるようですね・・・さて他に何を読んできたかと言うとヴィンランド・サガ11世紀のヨーロッパ北方を舞台にした、ヴァイキングの少年の復讐譚、と言ったところ。まどろっこしい説明は抜きにしてコレ見てください(笑)全体的におもっ苦しい物語ですが、現在刊行4巻までのうち3巻くらいに付いてる巻末4コマが・・・ちょっとした息抜きですねwそれから童顔刑事やじきた学園道中記でおなじみの市東亮子の新シリーズ。ありえない設定、ありえないぶっとんだキャラクターべったべたの市東良子ワールドでんな。どう見ても10台のカワイイ男の子にしか見えない御酒本警部の今後2巻以降、徐々に語られていくことでしょう(笑)それ以外で読んできたのは傀儡師リン(3)超人ロックライザこんなトコかしら。。。
2007/08/04
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一週間前に作ったメガネを取りに、雨の中出かけてきました。家を出る前に、本を買ってあげると約束して出たのですが・・・メガネ受け取って食事してさぁ、本屋へGO!本を買ってあげる・・と言っても、どうせマンガを要求されるだろうと思っていました。最近、おお豚くんは、こんなモノがお好き。↓機動戦士ガンダムさん(さいしょの巻)機動戦士ガンダムさん(つぎの巻)・・・正直に言え。お前さん年はいくつだ?(待て、産んだのは自分やん!?)でなけりゃこんなのを買ってくれと言うんじゃないか??↓フルーツバスケット(第10巻)と思ったのですが・・・ (大・ω・){マンガいらない。本買います!あ、そう?じゃ、コミックじゃなくって、書籍コーナー参りましょう。書籍コーナーに行って野放しにすると勝手に散って行きます。シスターズは、絵本のコーナーを物色中・・・↓私は、懲りもせず、編み物書籍のコーナーに・・・ううかぎ針編み好きとはいえ、最近棒針の書籍少ないな・・・と、悩みつつもこれを選びました。↓Hand・madeわたしのニットそして、程なくおお豚くんがやってきて (大・ω・){これ、買って!コレ・・・かぇ?↓JTB時刻表 2007年 07月号 [雑誌] (仔;゚Д゚){え・・・と。 コレっすか? (大`Д´){本だよ! ちゃんと読むよ! (↑文句あっか!? ってカンジ・・・)いや、まぁ別にいいけどさ・・・意外といえば、意外。けど、おお豚くんだし・・・といえばそれま~でぇよ。 と。まぁ、これで脳内旅行でも楽しんでもらいましょう・・・
2007/06/24
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もう結構前のニュースだったようですが今日になってから、萩尾望都が「バルバラ異界」というマンガで日本SF大賞を取ったという記事を読んで早速、検索してみたわけですが・・・一番面白いな、と思ったのが「バルバラ異界」の公式webサイト。ちょっとした映画のwebサイト並みの作りになっててこれは読みたいな。。。という気になってしまった。萩尾望都は好きだしw今までSFとして傑作と思える作品をたっぷり描いてきてるじゃないですか、萩尾さんは。(個人的に一番好きなのは「マージナル」なんですけど)ううう・・・明日の帰途で本屋さんに入って、買ってしまうかも・・・
2006/12/14
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久々に本の整理なんぞしてみた。というか、開けていない引っ越したとき(←何時の話だ!?)の荷物の整理だったのだけど、まだ半分も片付いていない(ワラ)以前は「この本はちょっと売れないかなー」なんて思っていた本が今日の段階では意外と心変わりしてあっさり手放す気分に。というわけで程度のいい本30冊弱を『ブックオフ』の持ち込んで買い取ってもらいました。500円になれば御の字かなーと思っていたら、どういうわけだか760円分ついた。ちょっと得した気分♪でも、待っている間にちぃ豚ちゃんが児童書籍コーナーで立ち読み(立ち見?)した結果。 (小´∀`){ドクリンゴノ ホン、カッテー!毒りんごの本って、あんた・・・白雪姫とか魔女とか七人の小人の立場は!?結局、ドクりn・・・じゃなくって「白雪姫」の絵本と自分の本も買って760円-210円=550円のお会計でした。それでも予定金額よりよかったのでヨシ!
2006/08/26
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ちぃ豚ちゃんが保育園の親子文庫で借りてきた絵本。めっきらもっきらどおんどん遊ぶ友達は見つからなくって、森のお社までやってきた かんた。ここまできたのに、だれもいないことがしゃくにさわってかんたは 大きな声で、でたらめな歌を歌います。すると、誰かがどこかで呼んでいます・・・・遊んで欲しい物の怪が、かんたに拒否されて、おいおい泣くところがカワイイ♪絵本ナビ-めっきらもっきらどおんどんこの作家さん(作画:ふりやななさん)の絵本は初めてだけど通常横長使いの<こどものとも>の紙面をうまい具合に縦使いにするところがあって、いい感じ。また、文章の長谷川摂子さんとも、うまくマッチングしてますね。ほかにも、このコンビの絵本があるようなので今度図書館であたってみようかな??
2006/08/04
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何だか、頭を使わない本が読みた~い!と、思って本屋に入ったわけではありませんが少し肩の力が抜けるようなものを読みたかったのは事実。で、ブラブラ書棚を見ていたら平置きの文庫本でこんな帯が目に入ったわけです。抱腹絶倒!ユーモア・ハードボイルドSF「地球最後の私立探偵、今回のお仕事は」うん。何か、通勤電車でぼけーっと読むには手ごろな内容だ。表紙・挿絵が橋本正枝というのも良いではありませんか♪というわけで、早速買ってみたのです。こんなお話。時は2057年。「私」は地球最後の私立探偵・ザカリー・ニクソン・ジョンソン。社会は高度情報化が進んで、誰でも簡単に「情報」が入手できるようになり探偵業は衰退し、探偵免許は発行されなくなった。「私」その探偵名簿最後の登録者。しかしちょっとした事件の解決と「地球最後の私立探偵」というフレーズで結構な著名人。そんな「私」の元へ、世界最大の電子機器会社の女社長・BB・スター(超セクシーなブロンド美女)から依頼が来た。内容は、前社長にして亡き夫であるBS・スターが作った違法アンドロイドの探索。違法アンドロイドは、プルトニウム核融合を原動力とし人間の150倍の怪力と、176倍の耐久力、200倍の反射速度と優れた頭脳を有する。見た目はBB・スターそっくりのブロンド美女だというのだ!見つけ次第捕らえて、機能停止させる任務には何やらアヤシゲな秘密がありそう。「私」は任務を全うできるのか?・・・とまあこの主人公だけでも笑っちゃうキャラなんですがワキを固めるキャラがこれまた・・・ザカリーの相棒「コンピュータ」ハーヴは常にザカリーと漫才状態だしザカリーの婚約者・エレクトラは元世界チャンピオンもキックボクサーにして天才外科医。エレクトラの姪でザカリーの秘書のキャロルは超能力者。ザカリーの友人にして天才科学者ランディー。役に立つけどヘンテコなアイテムとか出てくるし。本人は‘フィリップ・マーロウ’とか‘サム・スペード’みたいなハードボイルド系を目指しているけど駄洒落好きだし年がら年中、敵とかヘンな組織とか婚約者のエレクトラにボコボコにされてるしドラゴン・ボール並に「アンタ何で生きてんねん!」ってカンジ(笑)爆笑は出来ないけど、クスクス笑いの連続をお求めなら読んでみてね♪『プルトニウム・ブロンド』ジョン・ザコーアー、ローレンス・ゲイネム著ハヤカワ文庫SF
2006/03/12
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今朝のニュース番組で見て驚いてしまいました。ル=グィンの「ゲド戦記」がジブリでアニメ化だなんて!子供の食事の準備そっちのけで、食い入るようにTVに見入ってしまいましたよ(^^;;正直、心から「楽しみ!」と言うより、ちょっと心配。これは今回に限った話ではなくて、大好きな小説のアニメやドラマ化という話が出てくると、いつものことなんですけどね。ル=グィンの作品は「ゲド」のみならず、どの作品も思い入れがあるものばかりでなんというか、自分の持つイメージが変ってしまうのが怖いんです(苦笑)でもニュースでは「アニメにするなら宮崎駿がいい」とル=グィン本人が言っていたというコメントもあったりして。きっと、この複雑な気持ちを持ちながらも、アニメを見に映画館に行っちゃうんだろうなー今の心境を絵で表すと「メスに餌を取られて、頭を抱えて懊悩するマレーグマのつよしくん」みたいな状況です(笑)一緒にニュースを見ていたおお豚君が「ゲド戦記って、面白い?」と聞いてきました。まぁ、最初から長編読むのはしんどいから別の短編集に入っているアースシーの世界の別物語でも読ませてみようかな?(ちょっと、難しいかも・・・汗)
2005/12/14
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通勤電車でぼーっと中刷りを眺めていて雑誌「ダ・ヴィンチ」の12月号の広告が目に入りました。だって、特集が「スナフキンにさよなら。」ですよ!?最近の日記でお分かりでしょうが、私、ムーミン関係大好きでして・・・(^^;;で早速購入。何でも、ムーミンが世に出て60周年とかなんですね。特集記事で、スナフキンのことがいっぱい書いてあって、例の驚愕の事実(私にとってはね)であったスナフキンの家族関係についてもWikipedia以上に詳しく載っておりました。あぁお腹いっぱい・・・そういえばムーミングッズのページに麦子さんが以前のコメントで残しておられた「ニョロニョロのトング」も載ってました d(^^*)やっぱり欲しいかも・・・(笑)
2005/11/11
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初めて読む作家の本、と思ったら、作者の単独作としてはこれが始めての作品だそうです。本業は編集者だそうで・・・編集のようなハードワークをこなしながら、自分でも作品執筆って、そごいパワーだなあ、とそっちに感心(^^)舞台は「エルダ」という世界。自分達の慣習以外を野蛮とみなす閉鎖的な考えを持つ南の国・イストリアと、開放的な考えをもつ北の島々・イーラ。2つの大国は、崇める神も異なり、かつては戦いを繰り広げたこともある様子。その2国は、イストリア版図のム-ンフェル平原で、毎年を開き、お互いの品々を購う。2国の人々とは別に、国々を渡り歩いて生活する(いわゆる“ジプシー”みたいな人たち)たちは、怪しげな「まじない」や踊りなどで、市をにぎわす。このに初めて参加したイーラの島の娘・カトラはほんの気まぐれと無知からイストリアの聖なる岩(女人禁制)に登ってしまったことを、イストリア人に見咎められてしまう。カトラの姿を目撃したイストリア貴族の青年・サロは、自分達の普段の生活では目にすることのない、開放的な女性の姿に、戸惑いを隠せない。物語は、カトラとサロの周辺を軸に、進んでいく。聖なる岩に登る禁忌を犯したことは、物語上でも、一度は曖昧な形で不問に付されそうになるが、やがて起こる出来事から、イーラとイストリアの2国を混乱に陥れる恐るべき異変へとつながっていく───。この物語の狂言回しのような役割で、世界を全て見通す水晶を持つ魔術師・ラヘと、ラヘに養育されて育った弟子・ヴィレレイが居るのですが、この2人の役どころが、今回の上下巻では、まだ今一つ曖昧。ラヘはエルダの欲望や戦いを好む人々に嫌気がさしと名づけた、自らが作り出した場所で隠遁するような生活をしている。ヴィレレイはラヘの気分の赴くままに扱われ、30年近い年月を過ごし、初めてエルダの世界があることを知り、ラヘを長い眠りにつかせ、ラヘの魔術を蓄えた猫・ベテと、ラヘが隠していたもう1人のの住人・ローザ・エルディ(作中しばしばエルダのローザ=「この世のバラ」と呼ばれる)をつれ、を出奔しエルダの世界に来てしまう。ちなみにエルダの世界では魔術は完全な異端扱い。今後の展開として、ヴィレレイの立ち回り方も気になるところです。なんといっても育ちの世間(エルダ)知らずなので・・・まだまだ物語りは続きそうです。余談ですがこの世界を俯瞰するようなの部分を読んでいたら、ちょっとだけエリザベス・ヘイドンの『ラプソディ』のシリーズのメリディオンのことを思い出しました。こっちも読み応えのある作品でしたよ~。『エルダ混沌の〈市〉(上)』『エルダ混沌の〈市〉(下)』ジュード・フィッシャー 著金子 司 訳ハヤカワ文庫FT参考『ラプソディ 上・下』『プロフェシィ 上・下』『デスティニィ 上・下』エリザベス・ヘイドン 著岩原明子 訳ハヤカワ文庫FT
2005/08/03
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本屋で、まずタイトルで手にとってしまいました(^^;;裏表紙には「妖美と機知と冒険、雄大華麗な中国奇想小説」・・・って、どんなんでしょ(汗)全6篇入った中国歴史物のお短編集です「長安牡丹花異聞」零落した名家の子・黄良は、病の母に食べさせる季節外れの桃を手に入れるため、街角で牡丹の鉢を売ろうとする。貧弱な牡丹にしては法外な値をつけ、客として現れた男・崔融に一笑に付されるが、この牡丹には隠された秘密があった。その秘密を知った崔融は、それを利用して、大金をせしめる計画を思いつく。黄良と同様、崔融も、酒場の舞姫・小蘭の身請けのため、大金を必要としていた───。牡丹の隠された秘密、小蘭の正体、秘密の牡丹を手に入れようと暗躍する狡猾な宦官など、お膳立てはばっちりです。欲を言えば、最後方に出てくる小蘭の本性については、ちょっと蛇足的な感じがしました。「累卵」捕物名人として名高い湖州の蘇無名は、財務報告で都に上った折に、旧知から懇願され、都を荒らしまわる盗賊を捕らえるために奇抜な一計を案ずる。養い子の少女・謝玉瑛の仇かもしれぬ盗賊を捕らえるために無名が取った作戦とは───。一見、昼行灯風の捕物名人なんて、日本の時代劇にでも出てきそうなキャラですね。最後の玉瑛の心境は如何に?「チーティング」郷試(科挙の地方試験)の正考官(試験監督)となった主人の命令で、大家の子息のカンニングを暴くため、挙子(郷試受験資格者)の身分で貢院(試験会場)に潜入した范修は、同じく挙子として郷試に望む大家の秘書を勤める男・柳昌と出会う。カンニングと為の虎の巻を隠しているのは柳昌であると気づく范修。虎の巻は一体どのように持ち込まれたのか───。Cheating-欺く・騙す。という意味なんですね。試験の不正も表すそうです。(知らなかった・・・)柳昌と范修の過去との結びつきは?「殿(しんがり)」安禄山に追われ、皇帝・玄宗と楊貴妃が都を落ちる最中、楊貴妃に思いを寄せる遠縁の青年・楊健は、宮殿で飼育されていた駱駝「緑耳」に騎乗し、宮女たちと楊貴妃の後を追う。彼らは無事に辿りつけるのか───。って、書くとこの話の主役は楊健みたいですが、一人称の主は駱駝の緑耳ですから・・・(笑)「虞良仁膏奇譚(ぐらじんこうきたん)」王の正夫人の病をネタに一旗挙げようと、うだつの上がらない文書官・荀育は万能薬・虞良仁膏(ぐらじんこう)を精製する医師の話を、正夫人の父である令尹(宰相のような役職)に吹き込む。万事うまくいって、医師を都へ連れ帰るべく、医師の元を訪れたが、医師は亡くなり、その息子・妥矯が秘伝を受け継いでいた。しかし、妥矯には秘伝の最後の一品が見出せずにいた。不安ながらも荀育は妥矯を都に連れ帰り、正夫人の治療に当たる。やがて、妥矯は最後の一品を見出す。一体その正体は───。最後の一品。読んでいるうちにうすうす感づくかもしれませんが、それにしても荀育の運命が・・・(笑)です。最後の付記がそういう意味で可笑しさをいっそう誘います。「梨花雪」李徳秀は唐の太宗の遠縁として辺境の国々を回るうちに「高地の国」の王と親しくなり、皇女の降嫁の取り持ちをすることなる。結果、妹の如く親しく育ち、淡い気持ちを抱いていた美しい公主・金鈴が、思いも寄らない形で降嫁することとなり、激しい悔悟の念にとらわれる。やがて、その金鈴から、不吉な思いをにじませる手紙が届く。「高地の国」の金鈴の身に一体何が───。「高地の国」の民の尊崇の的となり、死後は女神として崇められた金鈴公主を巡る、ちょっと切ない物語です。---------今まで森福都作品は短篇を1,2本読んだだけでした。今回6本の短篇を読んでみて結構読みやすかったです。個人的には一人称形式はあまり得意でないので(特に駱駝!)そうじゃないほうが良かったかな。今回は、表題の「長安牡丹花異聞」より「梨花雪」が良かったかな?でも「長安牡丹花異聞」は松本清張賞受賞作なんですよね・・・(^^;;同じ年に「ホワイトハート」の方でも受賞って、極端な受賞歴ですなあ・・・『長安牡丹花異聞』森福都・著文春文庫
2005/07/21
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結構好きだったんですよ、「87分署シリーズ」。キャレラ刑事や、その奥さんも・・・近頃、あまり読む機会が無くって、あんまり偉そうにはいえないんですけど(^^;;作家だって、永遠に生きるわけじゃないから、いずれ絶筆になる日がやってきちゃうんですけど、自分が気に入ってた作家が、もうその物語の続きを書く日がやってこないんだって思うと、ちょっと寂しいというか、切ないっていうか・・・ご冥福をお祈りします
2005/07/08
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以前 珍妃の井戸 を読んでからずっと読みたいと思っていたのを、やっと読み終えました(^^)「蒼穹の昴」は「珍妃の井戸」の前編にあたる話ということですが、読後の感想としては先に読むなら「珍妃の井戸」をお勧め!です。そういえば なつめ_さん もそんなことおっしゃってましたよね~ と言うのは、長編である「蒼穹の昴」は、人物の書き込みがとっても詳しすぎるがゆえに「珍妃の井戸」を読む時に謎となる部分が半減してしまうように思えるのです。もし先に「蒼穹の昴」読んでたら、あの人はこんな人で、この人はこんな考え方の人だから、この発言の裏はこうに違いない!とか、裏を読みながらの読書になってしまって、純粋なミステリー部分が味わえなかったかな、と。・・・話題が「珍妃の井戸」になってしまった(^^;;さて「蒼穹の昴」ですが時は清朝末期。清王朝は、かの西大后が光緒帝の後見として政治を司る中、執り行われた科挙の試験で、梁家の次男・文秀は見事に状元(1番での合格)を射止め、官僚としての一歩を踏み出すことになる。梁文秀はかつて白太太という占いの老婆に、宰相の地位に着くことを予言されている。一方、文秀に従い、都へ登った梁家の小作人の少年・春児も、かつて白太太に、西大后の持つこの世の全ての宝を手に入れると予言されるが、現実の厳しさからその夢を諦めかける。しかし、貧しい家族を養うため、宦官となって大成する決意をする。かつて、義兄弟の契りを交わした二人の運命は、やがて清朝末期の怒涛へと引き込まれていく・・・というのが大雑把なあらすじです。悪女として名高い西大后のイメージが、見事に覆されます。この中での西大后・慈禧は、清朝を滅ぼした悪女ではなく、清朝の絶え行く支配を支え続けた果敢な女性として描かれています。世界的な悪女も、国内の庶民の間では「老仏爺」(生き仏様)というように慕われていたようです。現実はどうだったか・・・それは判りませんが、この時代の欧米列強や日本人が中国で何をしていたかと考えると、あながち有り得ない話でもなさそうです。もっとも昔から、中国の国家が滅びる影には希代の悪女あり、ですからねぇ・・・『蒼穹の昴(1~4)』浅田次郎著講談社文庫
2005/06/22
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久しぶりに 加納朋子 の本を図書館で借りてきました。ほのぼのとした気持ちになるミステリーって雰囲気の作風が、イメージとして強かったので、今回の「コッペリア」は、正直言って、驚きました。どちらかというと、陰湿で倦怠感が漂うな雰囲気で・・・。加納作品の別の面を見たような感じでした。自分が欲するものが何かを見つけられない少年・了と、自分が欲するものを手に入れるためには手段を選ばない少女・聖。この2人の日常を軸に物語は進んで行く。そこに了が始めて「欲しい」と思った美しくも陰のある少女の人形を作る女・まゆらと、まゆらのパトロンでもあり、また聖のパトロンでもある、青年実業家・創也がからんでくる。登場人物は、皆どこかしら狂気を孕んでいる。読んでいる間中、ずっと、傾いたところに立たされているような不安定な気持ちがして、落ち着きませんでした。やっぱり「加納作品=ほのぼの」と認識している三半規管が、「陰湿な倦怠感」という情報を拒絶してたのかな??まだ何冊か未読の作品があるはずだけど、う~ん・・・どうしよう・・・『コッペリア』加納朋子・著講談社
2005/06/10
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映画にもなったし、今更内容をどうこうではないのですが、つい先ほど読み終わりましたので・・・。 『壬生義士伝(DVD)』南部藩を脱藩し、新撰組隊士となった吉村貫一郎の生涯を、関係者が「語る」形で構成される物語。語り手が「物語る」合間合間に、死に向かい合った吉村の独白が挿入されていくのですが・・・・・・実のところ、下巻に入ってしばらくしてから最後までって、泣きながら読んでいました。泣き過ぎて、頭痛い・・・。妻子を思う吉村の気持ちと、その吉村の気持ちを斟酌する関係者の語りに、猛烈に気持ちが揺さぶられてしまって、というか・・・(ちょっと落ち着いてくると、恥ずかしいのですが・・・汗)電車の中でも読んでいて涙が出そうになってしまって、我慢するのが大変でした。父の願い通りに幸せになった娘に対して、父の願いと相反して散ってしまった息子の運命に、息が詰まるような切なさを覚えました。実のところ、映像の方はまだ見てません。誰が出ていた、というのは知っているんですが、キャストが分からない分、見るのが怖い・・・。特に昨年のNHK大河と同じ人が、別キャストで出ていると聞いて、余計に怖さアップ(汗)この読後の感動、映像見たらどっちに転ぶかしら??悩む~(>_
2005/06/07
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昨日に図書館へ行って、グリム童話を借りてきました。仔豚たちが寝る前に毎日3話ずつ読み聞かせています。全8巻くらいのもので、ひとまず仔豚たちの様子を見ようと1冊だけ借りてきたのですが・・・さすがに9歳、5歳、2歳となると反応もまちまちで(^^;おお豚君は、さし絵がなくてもちゃんと理解して、ツボではちゃんと反応を示します。分からない言葉(結構忠実な訳出で、ちょっと表現が古めなので)が出てくると「それは何??」と中断もしばしば。ちゅう豚さんは、挿絵がどんなか気になって仕方なく、しょっちゅう起き上がっては本を覗きにきます。王子様、お姫様、魔女(もしくは王様、お后様、悪いお義母さん(大体魔女))が出てくる話が大好き。ちぃ豚ちゃんには、やっぱり内容を理解するのはちょっと難しいかな? 動物の名前が出てくると分からないなりに興奮してます。「猫!」「カエル!」とか言って(笑)さて、今回借りてきた1巻には、私が子供の頃に読んで気に入っている話が目白押し。「ラプンツェル」「蛙の王様-または鉄のハインリヒ-」「勇ましいチビの仕立て屋」「怖がることを習いに出かけた男」などなど・・・ラプンツェルはとんでもなく長い髪と、子供の時にやっぱり母が読んでくれたときの魔女のおばあさんの「ラプンツェル、ラプンツェル、お前の髪を垂らしておくれ」のフレーズがとっても印象的で。蛙の王様は自分勝手なお姫様が、結構残酷に蛙を置き去りにしたり、触るのも嫌だと言いつつ、頭にきて蛙を壁に叩きつけるところが、怖かった記憶が・・・勇ましいチビの・・・は次から次へとはったりかましていくのが痛快で(笑)怖がることを・・・は、結局、真の意味で「ゾッとする」ってことは分かってないじゃん、と何度もツッコミ入れながら読んだ記憶があります。この主人公は、向かうところ敵なしってことで(笑)仔豚たちが飽きるまで、出来る限りこの読み聞かせは続けて行きたいものです。
2005/06/05
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お勧め・・・といいつつ、本の検索をかけてみたら、絶版になっていました(>_
2005/05/19
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デイルマークも面白いのですが、個人的にダイアナ・ウィン・ジョーンズといったら「これっ!」と思っているのがあります。ダークホルム2部作の『ダークホルムの闇の君』と『グリフィンの年』。デイルマークより、娯楽性強いし、楽しんで読みたいなら、絶対にオススメです。ダークの家族、特にグリフィンの兄弟(姉妹)達が最高!結構ページ数ありますが、一気にいけると思います。『ダークホルムの闇の君』『グリフィンの年』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 著浅羽莢子 訳創元推理文庫それから、もう一つ。デイルマーク4部作で現れる神で思い出した作品がありますので、これも紹介しておきます。J・グレゴリイ・キイズの『水の都の王女』とその続編『神住む森の勇者』。大河の神に支配された水の都。神の末裔である王女・ヘジは水を操る強い力を持つがゆえに、大河の神の力を操る神官たちに危険視され、葬り去られる危機を迎えようとしている。一方、大河から遠く離れた草原の国にすむ少年ペルカルは、愛する小川の女神を「飲み込む」大河の神の存在を知り、滅ぼそうと決意する。大河に導かれて、やがて、ヘジとペルカルは出会う・・・。人間とは異なる感情を持つ多くの神々が描かれています。デイルマークの神々に比べると、恐ろしい感じがします。ちょっと脱線しますが、「大鴉」の神がでてきた瞬間に頭の中には「ドルイド教」とかブラッドリーの「聖なる森の家」シリーズが思い出されてしまいました。『水の都の王女』『神住む森の勇者』J・グレゴリイ・キイズ 著岩原明子 訳ハヤカワ文庫FT聖なる森の家」シリーズ『白き手の巫女』『龍と鷲の絆』『希望と栄光の王国』マリオン・ジマー・ブラッドリー 著岩原明子 訳ハヤカワ文庫FT
2005/05/13
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズは『ハウルの動く城』ですっかり有名にかった感がありましたが、意外とつながってない人も多いみたいですね。実は私、まだ『魔法使いハウルと火の悪魔』読んでないのです(^^;; 買ってあるんだけど・・・んで、今回はジョーンズでも別の本を・・・デイルマークという架空の国を舞台にしたファンタジーの、これが最終巻です。1~3までで、年代・場所がバラバラだった物語が、この最終巻で1つ物語となります。デイルマークは王国ということになっていますが、中心となっている時代には王は不在位状態で、各地の所領を、複数いる伯爵達がそれぞれに治めていて、山脈をはさんで北部と南部では住人の気質もことなり、対立している状態にあります。一般的に、南部は貧しく、領主たちの締め付けも厳しいと言われ、北部は裕福で、自由な空気があるという設定。読んでない人にはちょっとネタばれになりますが、1~4巻のダイジェストを。1巻は「詩人(うたびと)」(旅をしながら、行く先々で人々に歌を披露したり、ニュースを伝えたりする旅芸人のような人々)であるモリルと、その家族が、南部を旅するうちに、捕らえられていた北部の伯爵の息子(キアラン)を南部に逃がす計画に巻き込まれていく。2巻は南部の漁港に貧困のうちに暮らす少年・ミットの物語。領主暗殺をを狙って革命組織に所属するが、暗殺に失敗。逃亡中に領主の孫である姉弟(ヒルディとイネン)に出会い、ミットは二人を連れて北部を目指すことになる。3巻は1・2巻の時代をグッと遡って、「川の国」と呼ばれる古代デイルマークが舞台。ヒーザンと言われる異教徒の侵略で「川の国」は危機に晒されている。少女タナクィの長兄ガルも徴兵され、父と共に戦場へ旅立つが、父は戦死、ガルは別人のように変わり果て魂の抜けた態で戻る。やがて、異教徒の邪悪な魔術師(カンクリーディン)がかけた呪いで洪水が起き、タナクィは姉・ロビン、次兄・ハーン、弟・ダックと共に、ガルの魂を取り戻す旅に出る。そして、今回の4巻。2巻で出てきたミットは、無事に北部へたどり着き、女伯爵の親衛隊員となるが、ある日領主から、ノレスという少女の暗殺を命じられる。ノレスはデイルマークの女王となるといわれる少女。伯爵たちにとっては邪魔な存在と思われている。ミットはノレスの元へ旅する途中、リスという名の少年に出会うが、実はこれこそノレスの仮の姿。ミットはノレスこそ女王であると確信する。一方、物語は、それから200年後デイルマーク。200年前にアミル大王が建てたタンノレス宮殿。そのの館長の娘であるメイウェンは、館長の助手・ウェンドにより、200年前の世界に送り込まれてしまう。メイウェンは200年前の世界で、気づいたら「ノレス」と呼ばれ、ミットやモリル、ウェンドと女王の証を探す旅に出るはめに・・・。本当のノレスは一体どこに行ってしまったのか・・・?200年後の世界ではノレスの名は歴史から消えているが、200年前の世界ではアミル大王は全く知られていない。それは一体何故なのか?今までにも同じように時代・場所の構成が入り組んだ物語を読んだことはありましたが、ここまで、最終巻での繋がり方が予想できない物語はありませんでした。ファンタジーなのですが、推理っぽい部分も多く含まれていて、ワクワクします。上記には紹介してませんが、全編通して、いろいろな名で呼ばれる神の姿があります。特に3巻は、人と神の世界がまだ混沌としているような感じです。どの巻もいいのですが、個人的には3巻が好きです。『詩人たちの旅-デイルマーク王国史1-』『聖なる島々へ-デイルマーク王国史2-』『呪文の織り手-デイルマーク王国史3-』『時の彼方の王冠-デイルマーク王国史4-』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 著田村美佐子(1・2) 三辺律子(3・4) 訳創元推理文庫
2005/05/13
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久しぶりに、再読しました。 ビジョルドといったら「マイルズ」シリーズなんでしょうけど、私は先にこのスピリット・リングを読んで、あとがきで逆に「マイルズ」シリーズを知りました。あらすじ中世イタリアのとある小国で、魔術師であり金細工師である父を持つ年頃の少女フィアメッタは、魔法の素質はあるものの、女の子ということで、なかなか父から修行を許されず、悶々とした日々を送っている。ある日、主君である公爵の娘の婚約披露が催されるが、その席で、公爵の婿となるはずのロジモ公の陰謀が発覚。騒動の中、公爵や、フィアメッタが思いを寄せる近衛隊長を初め多くの人がロジモ公により殺されてしまう。ロジモ公が操る不思議な力。それは、死者の霊を封じ込めた「死霊の指輪(スピリット・リング)」によるものであった。フィアメッタの父は、死霊を指輪から解き放つことに成功し、からくもその場から脱出するが、逃亡の道中、病で事切れる。その父の魂を、新たな指輪に封じ込めようとするロジモ公。フィアメッタと近衛隊長の弟トゥールは、ロジモ公の野望を食い止められるのか・・・。とまぁ、こんなとこでしょうか?中世イタリアというと、塩野七海さんといった感じですが、こちらは完全なフィクションです。著者のあとがきによると、フィアメッタの父に関してはかなりしっかりしたモデルがいるそうです。素養はあるのに正式に修行させて貰えなかったことで、フィアメッタはくじけそうになることもあるけど、基本的には前向きの、しっかりした女の子で、そこがとってもかわいい。フィアメッタを助けるために一生懸命のトゥールがまたいいのです。2人の冒険に絡めて、禁じられた魔法のことや、キリスト教の異端審問の話など、なかなか奥深いです。『スピリット・リング』ロイス・マクマスター・ビジョルド 著梶元靖子 訳創元推理文庫
2005/05/06
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マキリップ、高校のときに『イルスの竪琴』の三部作を読んで以来です。現実と影の世界が共存する古い歴史を持つ都市・オンブリア。オンブリアの大公が死に、継承を巡って、大公の後継者である幼い息子カイエル、大公の愛妾リディア、大公の甥デュコンが、大公の大叔母ドミナ・パールの企む陰謀に巻き込まれていく、というあらすじです。読んでいると、全体にセピアっぽいトーンがかかっているように感じられるのです。キャラクターが全体的に物憂げな雰囲気だからかなぁ??常に隣に「死」を感じさせるような、じっとりした感じがある物語なので、ファンタジーでも活気があるものを好む人には、ちょっと不向きかも??個人的には魔法使いフェイの「蝋人形ちゃん」ことマグがお気に入りです。『影のオンブリア』パトリシア・A・マキリップ 著井辻朱美 訳ハヤカワ文庫FT
2005/04/22
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浅田次郎の本は、これが初めて手に取ったものです。なんで、この本を選んだかって、・・・『中国』とか『宮廷』とか『歴史』とかの単語に弱いもので(笑)場所は中国、時は清朝末期。「ラストエンペラー」として有名な宣統帝・溥儀の一代前の皇帝・光緒帝の愛妃・珍妃の死についての謎解きの物語です。英国人記者にはじまり、宦官や将軍、珍妃の姉に当たる光緒帝の妃が、次々に珍妃の死についてバラバラな供述をしていき、最後の光緒帝の証言ですべてが明らかになる、という形で話が進みます。読みやすい文体で、活字も大きかったから、昨日の帰りの電車からほぼ丸一日で読み終わってしまいました。あとがきによると、この小説の前にあたる話があるとか・・・。次回、図書館に行ったときに、抑えよっと♪『珍妃の井戸』浅田次郎・著講談社文庫
2005/04/20
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