■□■いぬ・かめ・花もある家□■□

【地鎮祭の意味】



うちの家が ここに生まれて、7年。
ここは 宅地ではあっても、以前、きじやたぬきが巣作りしそうな 
すごいがさ藪だった。
それを 刈り取りと整地を済ませ、基礎工事を始める日...
地鎮祭を身内だけでやった。大工は 身内だし、手伝ってくれるのも身内。

地鎮祭に限らず、墓参りでも 初詣でも 仏壇に拝むのにも、
人はみんな、たぶん「自分を守れ・自分に都合良く 進めさせろ」
と頼むばかりでは ないかな。



これは 納得できない。
初めてやって来て、そこで 先に暮らしていた、多くの多くの生き物たちを
いきなり取り払って、土を乱暴に掘り起こし
「おいらの土地だー、おいらの家だー」 と・・?・・・

地球の上のぢべた、どこ・ここが おいらの物・あんたの物と
人間のなわばり意識、元から住むものには 無関係。
あいさつもなしに、平気で 乱暴な乗っ取りをするのは 良くない。

〔地鎮祭〕は、ここで先に暮らしていた命たちへの、
痛めつけて取り払った事の お詫びと
これから ここで暮らさせてください という御あいさつ。

塩とお酒を 捧げて、(これは、伝統上 いわゆる土地神さまへ だろう)
建築工事が 無事にすむように と、頼む・たのむ・頼む・・・
おかしい… 引っ越してきて、近所へのあいさつで
ちょっとした粗品を渡して 初対面の人に、以後 私たちを、
事故や事件・災害・病気から 守ってー なんて、頼む?
わたしには できない。いくら ずーずーしくても・・・

土地神様という 目に見えない精霊のようなお方がおいでなら、
(その分野は、見たり感じたり という体験から、尊重する)

『失礼・無礼をして ごめんなさい。ここで これから
暮らさせてください。工事で うるさくします、ごめんなさい。
先に長く住んでいた命たちには、失礼して 傷つけて
本当にごめんなさい。その痛みが 早く癒えるよう、祈ります。
家を建てたら、これから 住まわせてください。
みんなで、共存し 暮らさせてください』

こんな風に祈った。自分の利益を頼むより、謝り 同じ場所の共有を 願った。
たぶん、夫は 似たような内容を祈ったのではないかと思う。

他の身内たちは、一般的な
「守れー・事故を防げー・自分に有利にさせろー」
としか、祈らなかっただろう。説明して、理解しろと労力使っても、
むだだろうから そのまま放っておいた。



このためかどうか もちろんわからないけど、工事中には何度か、
本当に 危なかったが、無事で済んだ事があった。
作業中、細かい事は覚えていないが、なにかの拍子で 脚立に立てかけていた
別の脚立が、どーんと倒れた。

そばにいた わたしともう一人は、顔を見合わせ 息が一瞬止まった。
倒れる方向が ちょっとこっち側であれば、わたしたちが大けがだったろうし
そのままでも、外壁を張ったばかりの家に すれすれのところ・・・

他にも いくつかあったが、詳しく覚えていない。
似たような、落ち損ねたとか、すべったが 持ち応えたとか・・・
どこの 誰の作業でも、こういう事は、山ほどあるわと
言われるかもしれないけど、わたしは 事故に至らなかった事に
誰にともなく、感謝の気持ちだった



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