■□■いぬ・かめ・花もある家□■□

【横断歩道】

上の絵は、前に間違えて消してしまったあたしのHPで使った事のある
説明のために　あたしが描いた絵です。
この画像だけがPCに残っていたので、また書いておこうかと思って。
記憶してくれている人もいるかもしれません。

横断歩道が2つ、横の太い道が国道。
国道の横断歩道にある赤い点々は　下校する小学生たちで、
下から進む黒い固まりと緑の固まりはクルマ。黒が大きな乗用車で　緑があたし。

信号待ちをしていたら、あたし達の前にある信号が青に変わった。
子供達の歩行者信号も　もちろん同時に青になり、渡り始めた。

黒い車、本当は白かったんだけど　感覚的には真っ黒かも！
あたしも　このクルマも、右折車だった。

このクルマの運転手は　農家のじいさんという感じ。
横断歩道を渡りだした子供らは　10人ぐらい。この子らが　全員渡り切るまで
あたし達2台のクルマは　右折をできないはず。

じいさんは、右にハンドルを切りながら　速度を上げた。
横断歩道上にいる先頭の子供の前を　通り抜けようとしているんだ。

そんなに待つのが嫌かっ!!!!!
よそさんの子供に恐怖を与えてでも、この子らが渡り切るのを待てないかっっっ!!!!!

『このっ！クソじじぃっ！』

あたしは　後ろから叫んだよ！

このクルマの助手席には、孫らしい　2～3才ぐらいの幼い女の子が乗っている。
どんどん速度を上げて行く！

『ひくだろっ！　やめろおぉ―っっ！』

横断歩道の直前で、じじぃはあきらめて停車した。

止まりゃあいいのかよっ！　あたしの怒りは　まだ収まらない！
生身の人間に　クルマが、それも速度を上げて来て　子供に近寄って行くなんて！
おめーとおめーの孫が早く行けりゃあいいのかよっっっ!!!!!!!

もし　青信号で横断中の子供を引っ掛けてケガをさせたと、この幼い孫娘の
両親が知ったら、どう思う？

道を急ぎたかったからと、よそさんのお子を轢き倒したら　どう思うんだ！

子供らが渡り切り、あたしら2台のクルマが　右折して国道に出た。

追って行って　文句を言おうかどうしようかと思っていたら、
右折してすぐに左側の商店に入ってしまった。

逃げたな……

あたしも、これと同じ状況の十字路で　これと同じ位置関係の青信号を横断中、
右折して来たクルマが　速度を上げてあたしの前を横切った…という経験が数度ある。

そのうち2度は、すぐに角のコンビニ店に入った。あたしもそこが行き先だ。
駐車場で、クルマの窓を叩き　運転手をとっちめた　いゃ叱り付けた。

『生身の人間に　こんなクルマがすごい速度で近付いて来るの！想像してみろ！
こっちだって青信号なんだよ！優先順位知ってるのか！』

1度は、サラリーマン風の若い兄ちゃん2人で　平謝りだった。

別の1度は、子供を数人乗せた母親。ただただ　謝っていた。

友達や子供の見ている前で　みっともないと思ったら

もうやんなっ！

・

↑また道路の絵だ。

こっちの方が　きつい話し。
もう　何年前かなぁ…　4年ぐらいかもしれない。

絵の左の方は、中央線のある　近くの道路。

山のへりに沿った　田んぼとの間のくねくね道で、通行量が少ないし
その割りに道幅があるので、みな結構クルマの速度を上げる。

数年前の夕方、買い物からの帰り　あたしはこの道に差し掛かり、
走り易くはあるけど、くねくねしているし　うちは車高が高いクルマなので、
そんなに速度を出さない。黄昏時で　事故の多い時間帯でもあった。

後ろには　ドカタのおっさんらや道具を積んだ大きなワゴンがいた。
仕事帰りで急いでいるらしく、あたしが少々遅いのでじきに追い抜かして行った。
その後ろには、乗用車が1台。

抜かしたいだろうと思い、少し道端に寄って進んだ。
抜かさない。　後ろで、蛇行運転をしている。
抜かしたらいいのに、わざわざ嫌がらせをしている。

家までは　もう2Kmもあるかな。住宅地入り口までの県道を　ずーっと、
後ろ必要以上にせまり　蛇行運転で来る。
あたしは　無関心運転で、いちいち相手をせず　端っこに寄り気味で行った。

住宅地への入り口に入れば、いつもこういうクルマとは別れる事が多い。

付いて来たよ。

住宅地の住人か？　用事があるのか？　わざわざ追って来たか？

住宅地の中では　と言うと、画像の右の形で来た。
蛇行はしないが、中央線のない狭い道で　後方右端を走行して来た。

とても近寄って走っているので、さっきから　しっかり番号を覚えた。

あたしは　先に自分の家に着き、車庫に入った。
しっかり顔も見られ　番号も完璧に覚えられた白髪混じりのおっさんは　道を進んで行った。

ご飯のしたくの途中、あたしは車の進んだ先に　捜しに行った。
先は　道が複雑に入り組んではいないし、高級住宅地ではないので　クルマはみな
道から見れば　丸見え。田舎で　いい加減なので、路上駐車も空き地駐車も多い。

だから　割とすぐにみつけた。
ヒトの空き地に置いてるわ。周囲には何軒かの家があって、どの家の住人かはわからない。
少し離れた家かもしれない。
家に帰り、その周囲の家に電話をかけ　クルマの番号を言って確認した。
近くに知り合いの奥さんがいたので、彼女のでないのは知っていたけど、
たずねて聞いたら　教えてくれた。

2日ほど後には　完全にわかったので、その家に電話をかけ　文句を言った。
とっつぁんも電話に出て、おどかすように　わざわざガラの悪い泉州弁で怒った。
家はわかっているから　これからそっちに行くと言ったが、自分が行くと言う。

あたしの家を知ってるんだ。
あの嫌がらせを　いつもの運転の仕方だと言い訳したくせに、しっかり覚えている。

いぃや！こっちが行くでと　とっつぁんは迫力で食い下がったが、
どうしても自分がこっちへ来ると言う。近所に聞こえる場所で　こんなガラの悪い夫婦から
怒鳴られたら　かっちょ悪くってたまらないんだ。

だったら　最初っから　ヒトに意味のない意地悪すんじゃねぇっっっ!!!!!!!!

すぐにやって来た。おっさんは、159cmのあたしとそう変わらないチビ。
とっつぁんは、がい骨みたいにガリガリだが180cm。
半分面白がって　はったりきかせるために黒い革ジャンを着込んだ。
（結構アホ...　この革ジャン、クルマを買った時にもらったおまけ♪）

落ち着いて冷静　じわじわと正統派で文句を言う役割の、
嫌がらせ被害・当事者のあたし。
本当はあまり腹立ってないくせに、面白がってチンピラ風に脅し
怖がらせる役目がとっつぁん。

話しは、こっちが聞きただす前から…　土曜日の夕方は　あの田んぼ横の道で…
あたしとおっさんのクルマの間には、始め大きなバンがいてて　先に抜かして行って…

自分からべらべらと喋り出す。

でも、くねくね走行は　自分の普段からのあぁいう運転なんだって。
それが　ひどくなったのは、あたしのクルマの速度が遅過ぎるから　少し近かっただと。
ヒトのせいにしやがる！　（汚い言葉だけど、この場合許してくんろ）

嘘ばっかりだ。特別な事をしたから　日時も　道路も、第三者のクルマまで記憶している。
普段の行為だったら、いちいち覚えているか！

住宅地の中に入ってまで　あの運転、しっかり顔も番号も見えてるんだよ。
あたしを危険なめに合わせてるんだよ！

仮に普段の運転だったとしても、あんな運転は　違法行為なんだよっ！

自分は悪くない　悪くない悪くないと言い張る。あたしがのろのろ運転だったからと言う。

『あぁそう。じゃあ　あんたにとったらあたしの運転が迷惑だったのでしょう。
悪かったね。ごめんなさい。さあっ！あたしは謝ったんだよ！あんたも謝りなよっっっ!!!!』

これは、特にきつく　はっきり言ってやった。親子ほど年上のおっさんだ。

『　ぁ、（もじもじ…）ご　めん　な　さい・・・（もじもじ…）　』

くっそー！　あたしゃ本当は！いっこも謝る必要はなかったんだ！
絶対っっっ!!!!!!!!　あたしは悪くないっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ないないっ!!!!!!!!!!

とっつぁんに怒鳴られても、一生懸命『怖くないもーん』と強がる顔をして　勤めて冷静に
装っていた。内心　ぶるぶる状態だったのは　ありありとわかる。

近くの駐在さんを呼んでもよかったな。

今でも、同じ住宅地に住んでいるよ。
前年度・今年度と　地元組織の会計係りを　あたしはやっているけど、
もちろん　その組合員に、あのおっさんもいてる。
顔を見るような近くでなくて　よかった。

・

追加します♪

この時、隣りの奥さんは（あたしには友達）道端で大声を出すとっつぁんに気付き、
あたし達の様子を　窓から見守っていたそう。

後で会った時に説明したら、あいつなら彼女も嫌いだって。

特に　良い悪いで有名な訳じゃないが、隣りは地元自治会や組合の役員の
経験があるので、少しは知ってるんだって。

賢いうるさ方の古い住人でもあるおっさんらが、集会で
質問や厳しい意見で声をあげると、同年代のこいつは　その人らの影から
そ－だそーださんせー！　みたいに言いたがるヤツで、夫婦で嫌いだと。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成16年

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