第7官界彷徨

第7官界彷徨

わたしの9コレクション


No.1 先日法隆寺で、珍しい、日本でただ一体という「九面観音」さまに出会いました。

 ネットで見てみたら、このかんのんさまに魅入られている人が結構多いようです。小さな小さな木の観音さまですが、アップにしても繊細で、素晴らしかったです。

 ネットより引用させていただきます。
=この像は、頭上面以外は耳飾り・胸飾り・瓔珞(ようらく)などの装身具、天衣、右手に執る数珠や左手に捧げ持つ水瓶を含めて足下の蓮華までの、すべてを白檀の一木から彫り出している。各部分はあくまで細緻に丹念にに彫られ、白檀像の特性をいかんなく発揮している。鼻筋が通り、瞳の奥に強い意志を秘めた若々しい表情は、中国初唐から盛唐にかかる頃の石彫作品と似たところがあり、その制作時期をほぼ七世紀後半ととらえることができる。

中国から請来された檀像の代表的作品です。  像高 37.6cm。 国宝。=

 法隆寺の白檀の九面観音さまは、九条の守り本尊さまみたい。

2010年6月9日
NO2
 今月から、9日は9コレクションの日にしようかと思います!今日はストレッチの会場でゲットした9番のスリッパです!靴を間違えないように下駄箱の番号なんです。今日も楽しくストレッチをしました。
 そういえば、井上ひさしさんは4月9日に亡くなられたのですね。憲法9条を愛する人たちへのちょっとした最後のサービスのような気がしてきました。

NO3
2010年7月4日
「99歳のアマチュア詩人、柴田トヨさんの処女詩集「くじけないで」(飛鳥新社)が多くの共感を呼んでいる。「三千部でまずまず」といわれる詩の世界で、23万部と驚異的なベストセラーを記録中だ。
 語りかけるような柔らかな言葉を紡ぎ続けるトヨさんを訪ねた。」

 トヨさんは宇都宮市で一人で住んでいるそうです。記者さんが訪ねたとき、きれいな帽子とスカーフで薄化粧のトヨさんが迎えてくれたそうです。

「化粧」
倅が小学生のとき
お前の母ちゃん
きれいだなって
友達に言われたと
うれしそうに
言ったことがあった
それから丹念に
九十七歳の今も
おつくりをしている

誰かに
ほめられたくて

 トヨさんはヘルパーさんの助けをかりながら、掃除をしたりご飯食べたりしながら一人暮らし。


 詩の構想は主に夜に練って、ノートに書きとめ、週末に息子の健一さん(65)と一緒に仕上げるそうです。そんな詩をトヨさんが朗読してくれたそうです。

「倅に」
何か
つれえことがあったら
母ちゃんを 思い出せ

誰かにあたっちゃあ だめだ
あとで 自分が
嫌になる

ほら 見てみなせ
窓辺に
陽がさしてきたよ
鳥が 啼いているよ

元気出せ 元気出せ
鳥が 啼いているよ
聞こえるか 健一

☆栃木訛でこんな詩を朗読されて,記者さんも感動だったでしょうね。
 トヨさんは90歳を過ぎて趣味の日本舞踊ができなくなったので、息子の健一さんの勧めで詩を書き始めたそうです。
 出来た詩を新聞に投稿、昨年作品をまとめて自費出版し、今年3月、未発表作品を加えて「くじけないで」を出版したところ、大反響。
 出版社に返送された読書カードによれば、読者の9割近くが女性で、年齢は10代から百歳までと幅広いそうです。
 詩人の新川和江さんは
「かわいらしさと自立したけなげさを、自分の言葉で素直にいい表している」として、こういう詩を上げたそうです。

「先生に」

私を
おばあちゃん と
呼ばないで
「今日は何曜日?」
「9+9はいくつ?」
そんな バカな質問も
しないでほしい

「柴田さん
西条八十の詩は
好きですか?
小泉内閣を
どう思います?」
こんな質問なら
うれしいわ

 トヨさんは6月26日に99回目の誕生日を迎えたそうです。
「これからも何かをつかんで、詩を書いていきたい。気楽になってはだめ。
 頭が休んでしまうのはだめ。自分で『くじけないで』と書いたんだから、しっかりしないとね。」
 と語っているそうです。

「くじけないで」
ねえ 不幸だなんて
溜息をつかないで
陽射しやそよ風は
えこひいきしない

夢は
平等に見られるのよ

私 辛いことが
あったけれど
生きていてよかった

あなたも くじけずに

☆トヨさんの詩に、若い人たちが元気と勇気をもらっているんですね。素晴らしい99歳。

2010年7月9日
 今日は植物園の講座で、食虫植物の群落を見に行きました。
 朝ザッと雨が降ったものの、曇り空で少し涼しい風もあり、すごく楽でした。

 この場所は、日本で最初の天然記念物の一つとして、大正9年(1920年)=ローザの死んだ翌年ね=指定されたものです。

 ここは、砂地で地下水位が高くて栄養分の乏しい湿原のため、栄養を求めて食虫植物が群落を作ったのだそうです。

 水かさを増した作田川の近くにその場所がありました。緑の風が吹き抜ける中に湿原が広がっており、といってもそんなに広~いわけではないのに、魅力的な植物がたくさん育っています。
 すっくと立っているのはノハナショウブ、白いのはヌマトラノオ、かわいいゴマクサ。

 一行は、グループに分かれてボランティアさんの説明を聞きながら湿原の木道を歩きます。

 食虫植物だけでなく、秋にはいちめんにカワラナデシコ、オミナエシ、ワレモコウ、ツリガネニンジン、リンドウやウメバチソウが咲き乱れ、素晴らしい景観だと説明していただきました。

 この限られた場所に、なんと9種類もの食虫植物が育っているのです。
*胃液に似た粘液を出して虫を貼り付け、養分を吸収するモウセンゴケの仲間
:モウセンゴケ
:コモウセンゴケ
:イシモチソウ
:ナガバノイシモチソウ
*地下茎などの袋から虫やミジンコを吸い込み、溶かして養分を吸う
:ミミカキグサ
:ムラサキミミカキグサ
:ホザキノミミカキグサ
:シロミミカキグサ
:タヌキモ

 そんな特殊な食虫植物が、普通にどっさり生育しているのが見られます。
 「どうしてここだけこんなに食虫植物が集まっているんですか?」と説明の方に聞いたところ、
「昔は、似たような環境の所には、どこもこういう景色が広がっていたんだけど、今はここしか残っていない、ということです」という答えでした。
 大型のススキなどがはびこらないように、ボランティアの皆さんがきめ細かく保存運動を続けていらっしゃいます。

 戦争中は、食料増産のために、畑や田んぼにしてしまった場所を、近年、食虫植物群落として甦らせる取り組みも始めたそうです。
 写真の柵の外側の方です。

 憲法九条に守られて、白や黄色や紫の小さな小さな花を咲かせる食虫植物が、いつまでも生きられますように。


2010年8月9日
9コレクション「6・9行動」
[ 憲法に守られた平和 ]

 今日は長崎に原爆が落とされた日です。9コレクションは、「6・9行動」。
 これは毎月、6日と9日に、各地で原水爆禁止の署名を集める行動です。市民、労働組合、婦人団体の人たちが地道に行ってきました。
 なかなか大変なことなので、交代で担当を決めたりして行っているようです。私が所属していた所は、9日の担当だったので、毎月9日に駅前で署名行動に参加していました。

 夏はテレビドラマやニュースなどの影響で、中学生、高校生が駆け寄って書いてくれます。
「先生がヒロシマ,ナガサキの話をしてくれた」という子たちもいれば、
「みんなが書いてくれたこの署名は国連に行くんだよ」というと、ちょっとほこらしげに顔を輝かせてくれたり、嬉しい出会いもありますが、必ず言いがかりをつけにくる人がいますね。
 大体がおぢさん。

 ナジム・ヒクメットさんの詩をご紹介します。
「死んだ女の子」
開けてちょうだい たたくのはあたし
あっちの戸 こっちの戸 あたしはたたくの
こわがらないで 見えないあたしを
だれにも見えない死んだ女の子を

あたしは死んだの あのヒロシマで
あのときも7つ いまでも7つ
死んだ子はけっして大きくならないの

炎がのんだの あたしの髪の毛を
あたしの両手を あたしのひとみを
あたしのからだはひとつかみの灰
冷たい風にさらわれてった灰

あなたにお願い だけどあたしは
パンもお米もなにもいらないの
あまいあめ玉もしゃぶれないの
紙きれみたいにもえたあたしは

戸をたたくのはあたしあたし
みなさん署名をどうぞしてちょうだい
炎が子どもを焼かないように
あまいあめ玉をしゃぶれるように

☆死んだ女の子の願いが、だんだんに実現されそうな、今年の原爆忌です。

2010年9月9日
 今日は9月9日。ちびまるこちゃんの家でも、ともぞうじいさんとまるこが、
「おじいちゃん、9月9日は九九の日だと思う?」
「わしは知らんけど、もしかしたらそうかもなア」
「私も知らないけど、九九の日があるとしたら今日だよね」
「ああ、今日しか考えられんな」
「そうだとしたら、どんなことをしたらいいかな?」
「う~ん。みんなで九九をたたえるとか・・・」

友蔵心の俳句
「役に立つ九九をたたえる術もなし」

 という会話をしていました。では、今月の私の9コレクションです。
 平和新聞9月5日号からいただきます。

 「伊東市石井ゆりさん、99歳に」
「毎月、6日には核廃絶の署名の先頭に立っている、伊東市平和委員会の石井ゆりさんは、8月23日で99歳になりました。
 8月22日に、9条の会などの仲間数十人が集まって白寿をお祝いしました。
(中略)
 お祝いの席で、
「私は長く小学校の教員をしていましたから、教え子をたくさん戦争に送り出しました。
 戦争は、もう身にしみていやなの。平和への思いは人一倍、それが原点です。だから、毎月の署名活動には何を置いても行くんです。
 特別なことではなくて、自分にできることをやっているだけなんです。これからは、本当に当たり前の普通のくらしができるように、皆さんにもよろしくお願いしたいと思います。」とあいさつしました。
 石井さんの貴重な経験は、私たちの手本であり支えです。」(文/伊東市の高橋さん)

☆お写真が載っていましたが、雪駄みたいな草履を履いて、街頭に立つ、たくましそう?な石井ゆりさんでした。
 その姿は、若い人たちにとっての手本、支え、宝、、、、を具現していらっしゃるように見えます。いい人生を送っていらっしゃいますよね。
 役に立つ99歳をたたえたいと思います!


2010年10月9日
 さて、先月の東京新聞に、台湾の今年についての記事がありましたので、引用させていただきます。

=台湾各地は9月9日、空前の結婚ラッシュになった。9月9日は数字の「9」が2つ重なる。中国語の「九」は同じ発音の「久」に通じて縁起がよいとされ、末永い幸せを願って台北市では市長主催で156組が集団結婚式を挙げた。

 もっとも集団結婚式は特に珍しくないし、9月9日の結婚ラッシュは毎年のこと。これは台湾に限らず、中国や香港でも共通する話だ。

 だが、今年の台湾には中国などにはない特別な事情が。
 台湾の暦は1912年の中華民国建国を元年とし今年は「民国九十九年」。だから九日は「九九年九月九日」と九が4つも重なったのだ。

 その結果、この日結婚したカップルは台湾全島で6千組。前月の8月は1ヶ月で5453組。1日でそれを超えた。
 4つの九では足りないというのか、台北の集団結婚式は午前九時九分にスタート、2つの九を加えた。=

☆という台北リポートでした。九十九年九月九日九時九分!!
 おめでとう存じます!

 さて、目出度がってばかりもいられない現在の国際状況。今日、平和の集まりに行ったのですが、そこで渡された5月末に日米で交わされた「日米安全保障協議委員会」の共同発表。

 日本文で見ますと、先に日本の大臣名が、しかし英文はクリントンが先。
 そしてなんとなんと、本文は英文であり、日本文は「仮訳」とされています。
 内容だってさ~気に入らないことばっかり。一部引用しますと
=米国は同盟国である日本に対して拡大抑止を提供している。それは通常戦力と核戦力の双方においてである。米国の日本に対する拡大抑止、特に核戦力による拡大抑止は、日本の安全のみならず地域全体の安定を維持するためにも重要である。

(中略)
 日米同盟を通じた日本の安全保障の確保にとって、在日米軍の安定的な駐留は不可欠であり、日本による駐留経費の適切な負担は、これを支援する役割を果たすものである。
 また、沖縄に米軍基地が集中している現状は、日本国内の基地負担のあり方としてはバランスを欠いており、その負担の軽減努力を継続しなければならないものの、沖縄の地理的、戦略的な重要性に鑑みて、総合的に判断されるべき性質を持っている。=

☆なんだそうだ~。うまく納得させられてしまっているって感じ。この文書は、各地方自治体に配られて、その納得を地方自治体まで浸透させられているのだそうです。

2010年11月9日
 今月の私の9コレクションは、西国三十三カ所、第九番札所の、興福寺南円堂です。ユーチューブの歌は、多分高石ともやさんです。

 この前南円堂にお参りしたとき、堂守のおじさんが「ここはパワースポットで、それも非常に強いパワーだから、あんまり近くで拝んだらあきません」なんて言っていましたっけ。
 早速、待ち受け画面はこの南円堂です。私が行った日は「放生会」の日で、猿沢池に放される鯉たちが出番を待っていました。
 この南円堂が第九番札所だなんて、なんだかすごく嬉しいです。九条にもパワーをもらえそう!

 今日はもうひとつの9コレクションがありました。
 BSフジで見た韓国歴史ドラマの、伽?建国の「鉄の王、キムスロ」で、鍛冶長の父が、(海岸で拾ってきた赤ん坊の)愛する息子、少年となったスロに、製鉄の為の炉の作り方を伝授します。

 その父の言葉
「9つがひとつになり、ひとつが9つになる。空気穴がバラバラでは、ひとつの火を支えることができない。忘れてはならない」

 というものです。多分世界一進んでいた当時のこのあたりの製鉄の炉は、9つの空気穴の配列の妙によって、高度な製鉄技術を編み出していたようです。


2010年12月9日
今月は九年母です。田舎の庭に母が「くねんぼ」「だいだい」「柚子」「スダチ(酢橘)」を植えてありました。
 このユーチューブ、子猫が可愛いですね。 八重山民謡島々清しやにも「九年母」が出て来ます。
 歌詞はこんなふうです。
1.島々清しゃや 清しゃぬ 城(ぐしく)に御願所(うがんじゅ)よ
前の田んぼによ 夕日赤く燃えてよ サーユイヤーサー
畑(はる)で草焼く 白い煙の 煙の清しゃよ

2.村々清しゃや 清しゃぬ 福木に石垣よ
皆(みんな)待ってたよ 夏の祭りすんでよ サーユイヤーサー
通た道々 香しゃ九年母(くにぶ)の清しゃよ

 九年母とは、沖縄地方では広くみかんのことを指すようです。みかん類やシークヮーサーの木を九年母木(くんぶぬき、くぬぶんぎ)などといいます。
 一般的にみかん類は種から植えて9年たつと初めて実がつくことから、みかんの木は9年で母になる。この言葉が生まれたらしいです。

宮古島のわらべうたにも出て来るそうです。
=ゆさらびぬ鳥がまよ=

夜(ゆ)さらびぬ鳥(とりャ)がまよ
  [夕方の鳥さんよ]
汝何木(うばんざぎー)んが 泊(とゥ)まらでィが
  [お前は何の木に泊まるの]
桑木(ばんきぎ)んどゥ 泊まらっちょ
  [桑の木に泊るよ]
桑木(ばんきぎ)ぬ無(にャー)だか
  [桑の木がなかったら]
汝何木(うばんざぎー)んが 泊(とゥ)まらでィが
  [お前は何の木に泊まるの]
九年母木(ふにャらぎー)んどゥ 泊まらっちょ
  [九年母(くにふ)に泊るよ]
九年母木(ふにャらぎー)ぬ無(にャー)だか
  [九年母がなかったら]
カザマ木(ぎー)ぬどゥ 泊(とゥ)まらっちょ
  [カザマに泊るよ]
カザマ木(ぎー)ぬ無(にャー)だか
  [カザマがなかったら]
汝何木(うばんざぎー)んが 泊(とゥ)まらでィが
  [お前は何の木に泊まるの]


 夕暮れになって小鳥たちが飛び交うのをみて、子供たちがあの鳥はどこで寝るのかなと想像をめぐらし、小鳥と対話するようにして歌われたもの。子供とお母さんとのやりとりのような、やさしく美しいメロディー(最初の一節)がくり返される。

 こういう島唄もあります
九年母木節(くぬぶんぎぶし)

 一、九年母木ぬ下うてぃ(ヨ スーリー)香ばさん木ぬ 陰ぬ下うてぃ(スーリー)遊び出来らさや
くぬぶんぎぬしちゃうてぃ かばさんぎぬ かぎぬしちゃうてぃ 'あしびでぃきらさや
○九年母木の下で、香り高い木の陰の下で 遊び盛り上げたいね

☆俳句にもあります。千葉県の我孫子にて
*九年母や我孫子も雪となりにけり
     石田波郷

 沖縄の未来は私たちの未来をも占っています。多くの人々に沖縄の自然や暮らしや基地について関心を持ってほしいです。


2011年1月1日
楽天ブックス: 99人の小さな転機のつくりかた - 『ビッグイシュー日本版』編集部 : 本

 毎月9日には、9コレクションさまの真似をして、9のつくものを紹介しています。9コレクションさまは、毎週2回ですごいですが、私は月に1回。憲法九条を大切に守って行きたいという意思表示です。
 今日は、ビッグイシューに登場の99人のつながりをまとめた「99人の小さな転機のつくりかた」という本が発売されたというニュースです。

 ビッグイシューは、ホームレスの方たちの自活をうながす取り組みとして始まり、ホームレスの方がこの雑誌を仕入れて街頭で「ビッグイシュー」という雑誌を売っています。売り上げの40%くらいが販売員の収入になるらしい。
 収入のためもありますが、雑誌を売っている時はそこが彼らの居場所になるという、居場所作りの意味もあるそうです。居場所がなくて町を放浪するのは、どんなにつらいことか。

 好評連載されたリレーインタビュー「小さな転機の作り方」に登場するのは
 1番の香山リカさんから99番の俵万智さんまで。間に大西ユカリさん、河内屋菊水丸さん、田中康夫さん、意外な
 いろいろな方が好意で登場しています。

 では、なだぎ武さんのブログより
=「99人の小さな転機のつくりかた」という、ビッグイシューのコラムだけを編集した本。
 それが発売されましたが、わたくしのコラムも載っております。
 数珠繋ぎ形式になっており、わたしが次に紹介した、声優の小杉十郎太さんも載っております。
 Wディランが揃い踏み、
 是非ともご覧下さいませませ!=

 ビッグイシューは、毎月1日と15日に発売され、最新号は鬼太郎とねずみ男。水木しげるさんが描いてくださったのですね。
 都会に行かないとなかなか販売員の方に出会えませんが、お目にとまったら是非とも購入をおすすめします。
 「99人の小さな転機の作り方」は町の書店、ネット書店での購入だそうです。

 今年も、憲法九条を守り守られの1年が始まりました。

2011年2月9日
今日は9日、憲法九条を守りたい気持ちにちなんで、「私の9コレクション」を紹介しています。
 今月は「9番目の波」
 ユーチューブは、松田聖子ちゃんのアルバム「The 9th Wave」。

 いくつも来る波のうちで、「9番目の波」って、何か不思議な力のある、魔力のあるものだと、西洋の海洋民族たちは考えていたみたいですね。日本の女の子はロマンチックに。

 ロシアの画家「アイヴァゾフスキー」の代表作も「第九の波頭」というのがあるそうです。
 以下はよその人の文章を引用させていただきました。

=「第九の怒涛」は、19世紀のロシアの海洋画家アイヴァゾフスキーの32歳のときの大作。世界の大画家といわれる天才たちが、30歳代前半の時期にそれぞれの代表作を残していることを考えると、彼の最も油ののりきった時期のの作品といえるだろう。
 波の周期のうち9番目の波は最も危険な波とされ、この波を乗り越えると、必ず天の助けがあるとされることに由来する。
 木につかまりながらも、ただ一人、第九の怒涛に向かっていく一人の人間、6人の漂流者の一人は赤いターバンを振りかざして、励ましを声をおくっている。また、一人は海に沈もうとする人をひっぱり起こそうとしている。これらの船乗りは、東方世界の人々として描かれている。船のマストはいかだとなって人々の生命を支えている。そして、「第九の怒涛」の向こうには明るい太陽が、希望の未来を象徴するように姿を見せている。

 この絵は特定の海難事故を描いたものではなく、人間愛や勇気、希望、励ましを象徴的に表現している。彼らは助かるのか、それとも海の藻屑と消えるのか、それを暗示するかように旭日の曙光が嵐の闇を切り開いている。希望と絶望、生と死が混在しながら、破壊的な怒涛をも打ち負かす、人間精神の強靭さがドラマチックに描かれる。=

☆冬が逆戻りしたような寒い日ですが、今日は24節気の72候では「黄鶯けんかんす」(「けん」は、目へんに見る、「かん」は目へんに完全の完と書きます)。
 もうすぐ春の到来ですね。

2011年3月9日
月日の経つのは速いもので、今年も3回目の9コレクションの日がやってまいりました。
 今月は、海上山千葉寺。33カ所札所の29番ということで、、、。

 古くてとても立派です!

★千葉寺 元明天皇の時代の和銅2年(709年)に建立されたという長い歴史を持つ寺です。行基により開山されたと伝わっており、真言宗豊山派の坂東33か所第29番目の霊場です。徳川家康の寄進を受けるなど格式は高く、千葉氏歴代の祈願寺でもあります。

★大銀杏 境内には樹高30m、目通り幹囲8m、樹齢1000年余りという大イチョウがあり、これは鎌倉の鶴岡八幡宮の大銀杏よりも大きいと言われています。県の天然記念物に指定されています。

 御詠歌は
☆「千葉寺へ 詣る吾が身も たのもしや 岸うつ波に 船ぞうかぶる」

 奈良時代の元明天皇(四十三代)の世、千葉郡池田郷を訪れた行基菩薩が、池の中に咲く千葉(幾重にも花弁が重なっている意)の大青蓮二輪に霊意を感じ、傍らで休んでいたところ、夢に観音菩薩二体が現れて行基に語りかけました。これに感激し行基は和銅2(709)年、観音像二対を彫って同地に安置。その後、聖武天皇(四十五代)に奏聞すると、天皇も感じ入り、ただちに伽藍・僧坊の建立がはじまり、「海照山歡喜院青蓮千葉寺」と勅号を下されたのがはじまりであると伝えられています。

 今は海が遠いのですが、昔は浜辺だったのかも。

 では、少しは憲法九条に触れてみます。
 岩波ブックレット「マガジン9条」編「使える9条」より
 天野祐吉さん。
「僕らが考えたのは、「憲法というのは国の広告だ」ということなんです。

 そう、9条なんて最大の広告ですよ。だって、日本ってどんな国ですか、と外国の人に聞かれたときに、昔は「フジヤマ、ゲイシャの国」だったのかもしれないけど、富士山はともかく、もう「ゲイシャ」を売りにする時代でもないでしょう。
「戦争を放棄した憲法を持つ国です」というのが、一番わかりやすいんですよ。そんな国、日本のほかにはもう1国しかないわけだから。
 特に,前文は、文体は古いけど、日本という国はこういう国ですということを端的に広告する、見事なコピーになっている。

(中略)
 僕にとっては、9条はある意味で自分の、日本人としてのアイデンティティみたいなもの。
 これが失われてしまったら、どこで日本人としての心の居場所を見つければいいんだろうと思う。9条を変えようと言う動きに反対するのは、だからなんです。」

☆という天野祐吉さんです。
 9条のある国に生まれて良かった!沖縄のゴーヤは最高です!質量ともに!アメリカ人に悪口なんか言わせないぞ~!




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