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2006年09月28日
カテゴリ： 映画・音楽・本etc
今年も、PARCO劇場の「L’AMOUR 2006 美輪明宏音楽会・愛」へ行って参りました。
改装されたPARCO劇場の椅子は座り心地が良い^ ^
美輪さんは、冒頭の挨拶でいつも、「白鳥麗子です」と、最初の笑いを取るのですが、今回は、「江原啓之です」でした。
「わたくしは、昭和10年に長崎で生まれ、とうとう24歳です。（会場・笑）
何がおかしいんですの？ 私、24歳の誕生日を念入りに何度もやってますからね。筋金入りの24歳なんですよ」
１曲目「長崎育ち」を交え、戦争の話となり、
「戦争中に日本では、軍人が政権を握って、文化や美しいものが失われてしまいました。
会社に例えますと、社長がいて部長課長がいて、経理や人事のそれぞれの人がいて動いてますが、軍人というのは、ガードマンです。ガードマンが、反逆を起こして反対する人達を撃ち殺して、社長や部長になって、組織を動かしました。
会社経営の知識や能力の無いガードマン達が突然、経営権を握って自分たちの力量もわからずに大会社に挑んで、資金は底をつき、倒産して社員は路頭に迷った。これが、先の戦争です。
その軍人の生き残りが、自民党や政官財界にまだまだいるんですよ」
と、今現実にガードマンをやってらっしゃる方々には申し訳ない例え方と思いますが、納得の行くお話です。
「今の日本は、戦争に向かっていったあの頃に似ています」
従軍慰安婦の話にもなり、「今は、中国や朝鮮の方たちばかりが取り沙汰されていますが、当時、日本の女性も騙されて連れて行かれた人がたくさんいるんですよ。表に出ない話がたくさんあるんです。」
そんな人達の悲しみと絶望「祖国と女達」が歌われました。
他にも様々な悲劇が起きるとわかっているを繰り返してはならないのに、憲法改正して、また戦争が出来るようにしようとしていることについて、
「安倍も麻生も谷垣も、戦争になったら自分たちが70になってても80になってても、鉄砲かついでゲートル巻いて行くと言うならいいでしょう。でも、そうじゃないんです。行くのは、みなさんの家族、息子、孫なんですよ。
次の衆議院選では、自民党を叩き落としてください。」
前半は、社会的なお話でしたが、第２部はシャンソンを中心に。
悲しい歌もありましたが、華やかな舞台セットの中でドレスアップした美輪さんがお歌いになりました。
ラストは、魂のこもった「愛の讃歌」で締めくくり。
「皆さんの、愛情あふれる素晴らしい人生をお祈りしながら、まあ、無駄だと思いますけども（会場・笑）、そして、この世の中に愛があふれますように、お届けしたいと思います。」
そして、アンコールの前に10月からの新番組のお話などあり、「番組のひとつのコーナーに出るんですけど、スマスマの裏なんですよ」
ＳＭＡＰの話に移り、
「稲垣くんのお芝居のパンフ見たら、僕の前世・美輪明宏って書いてあるんですよ。じゃあ、私はいったい何なんです。まあ、そういう、おもしろい人です」
坂口憲二との車のＣＭの話では、「あの撮影は、高いところで怖い思いをしたんです。放送されてるのは、立ってるだけですけど、実際はあそこからふわ～っと、坂口くんの車の真上を飛んでいくというところまで撮影したんですけれど、自殺を誘発するおそれがあるって言い出した人がいて・・・、ばかばかしい。
それで立ってるだけになってしまいました。」
確かに、あれでは、坂口くんと美輪さんがまったく別録りの合成でも出来るような仕上がりです。もったいない。
「坂口くんは、とてもやさしくて、気の毒なくらい人柄がいい」とのお言葉もあり、撮影は一緒だったようです。
一年以上先になりますが、お芝居の「黒蜥蜴」「愛の讃歌～エディット・ピアフ物語」の再演も決まっているとのこと、チケットをがんばって取って行こうと思います。
「あと200年ぐらいは生きなきゃなりませんから」と頼もしい！
ともかく、24歳であの声と迫力というのは、凄いことです。
改装されたPARCO劇場の椅子は座り心地が良い^ ^
美輪さんは、冒頭の挨拶でいつも、「白鳥麗子です」と、最初の笑いを取るのですが、今回は、「江原啓之です」でした。
「わたくしは、昭和10年に長崎で生まれ、とうとう24歳です。（会場・笑）
何がおかしいんですの？ 私、24歳の誕生日を念入りに何度もやってますからね。筋金入りの24歳なんですよ」
１曲目「長崎育ち」を交え、戦争の話となり、
「戦争中に日本では、軍人が政権を握って、文化や美しいものが失われてしまいました。
会社に例えますと、社長がいて部長課長がいて、経理や人事のそれぞれの人がいて動いてますが、軍人というのは、ガードマンです。ガードマンが、反逆を起こして反対する人達を撃ち殺して、社長や部長になって、組織を動かしました。
会社経営の知識や能力の無いガードマン達が突然、経営権を握って自分たちの力量もわからずに大会社に挑んで、資金は底をつき、倒産して社員は路頭に迷った。これが、先の戦争です。
その軍人の生き残りが、自民党や政官財界にまだまだいるんですよ」
と、今現実にガードマンをやってらっしゃる方々には申し訳ない例え方と思いますが、納得の行くお話です。
「今の日本は、戦争に向かっていったあの頃に似ています」
従軍慰安婦の話にもなり、「今は、中国や朝鮮の方たちばかりが取り沙汰されていますが、当時、日本の女性も騙されて連れて行かれた人がたくさんいるんですよ。表に出ない話がたくさんあるんです。」
そんな人達の悲しみと絶望「祖国と女達」が歌われました。
他にも様々な悲劇が起きるとわかっているを繰り返してはならないのに、憲法改正して、また戦争が出来るようにしようとしていることについて、
「安倍も麻生も谷垣も、戦争になったら自分たちが70になってても80になってても、鉄砲かついでゲートル巻いて行くと言うならいいでしょう。でも、そうじゃないんです。行くのは、みなさんの家族、息子、孫なんですよ。
次の衆議院選では、自民党を叩き落としてください。」
前半は、社会的なお話でしたが、第２部はシャンソンを中心に。
悲しい歌もありましたが、華やかな舞台セットの中でドレスアップした美輪さんがお歌いになりました。
ラストは、魂のこもった「愛の讃歌」で締めくくり。
「皆さんの、愛情あふれる素晴らしい人生をお祈りしながら、まあ、無駄だと思いますけども（会場・笑）、そして、この世の中に愛があふれますように、お届けしたいと思います。」
そして、アンコールの前に10月からの新番組のお話などあり、「番組のひとつのコーナーに出るんですけど、スマスマの裏なんですよ」
ＳＭＡＰの話に移り、
「稲垣くんのお芝居のパンフ見たら、僕の前世・美輪明宏って書いてあるんですよ。じゃあ、私はいったい何なんです。まあ、そういう、おもしろい人です」
坂口憲二との車のＣＭの話では、「あの撮影は、高いところで怖い思いをしたんです。放送されてるのは、立ってるだけですけど、実際はあそこからふわ～っと、坂口くんの車の真上を飛んでいくというところまで撮影したんですけれど、自殺を誘発するおそれがあるって言い出した人がいて・・・、ばかばかしい。
それで立ってるだけになってしまいました。」
確かに、あれでは、坂口くんと美輪さんがまったく別録りの合成でも出来るような仕上がりです。もったいない。
「坂口くんは、とてもやさしくて、気の毒なくらい人柄がいい」とのお言葉もあり、撮影は一緒だったようです。
一年以上先になりますが、お芝居の「黒蜥蜴」「愛の讃歌～エディット・ピアフ物語」の再演も決まっているとのこと、チケットをがんばって取って行こうと思います。
「あと200年ぐらいは生きなきゃなりませんから」と頼もしい！
ともかく、24歳であの声と迫力というのは、凄いことです。
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