ASTRALPHASIA - プログレ日記(Prog Blog)

2004.05.28
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今日の衆議院・文部科学委員会における「著作権法改正案」に対する審議は、
法案起草の問題点を指摘する野党議員の厳しい追及に政府側がたじたじとなる場面もあり、
この法案に関心のある者として、とても興味深い討議になりました。


今日の審議は 衆議院TVのサイト から、ビデオライブラリーに入り、5月28日をクリックして、
文部科学委員会 を選択していただけると、本日の審議の全容が観れます。


自民党の最強硬推進派といわれる岸田文雄(自民党:堀内派/広島1区)議員の、
いかにも「消費者の味方です」と言わんばかりのわざとらしい質問に、
「法の運用は慎重にします」と答える河村建夫(自民党:亀井派/山口3区)文科相や政府側の答弁。
自作自演の出来レースはやめてくれよって感じですね。


さて与党側のお決まりの質疑が一段落した後、
登場するは民主党の大ちゃんこと松本大輔議員。
文化庁側が提出した還流盤の予想枚数算出の根拠を追求。
彼の奮闘ぶりは こちら で見れます。


続くは反対派の真打ち、川内博史(民主党/比例・九州[鹿児島1区])議員。
「大好きな河村先生」などと心にもないほめ言葉(笑)で大臣を持ち上げた後、
お役人の言いなりになっている大臣に、法案の問題点を気づかせようという作戦。


川内議員は法案作成の根拠となった文化庁著作権分科会の報告書には、
「欧米諸国等の音楽レコードに対する影響や他の著作物等への対象の拡大を懸念するなど、
慎重な意見も出されており、これらの慎重意見を踏まえた検討が必要である」と
書かれていることを指摘。
法案提出の根拠が業界サイドの意見を丸呑みして拙速に作られたものであると追求。
河村大臣も無理があったことをしぶしぶ認めてしまうシーンは必見です。(爆笑)


大臣としては当然、文化庁の役人さんたちを守らねばならないから、
野党側の追求に抗弁するのは当たり前ですが、
役所側の意見を丸呑みせず自分の目で報告書を読んで判断してほしいものです。

川内議員も言っていましたが、
「文化庁の役人に利用されてる誠実なお人柄の河村文部科学大臣がたじろぐ姿が気の毒」。


それにしても川内議員、堂々としていて自信に満ちた質疑ぶりにはあっぱれと言ってやりたいです。
こんな人が将来、総理大臣になってくれたらな…などと思ってしまいました。

次回の質疑は 6月1日 です。

<参考>
今日の審議の議事録

関連記事: ITmedia ライフスタイル:輸入CD規制問題、衆院での審議が始まる――かみ合わない質疑

民主党エンタメ議連 のHP

衆議院・文部科学委員会委員 のリスト






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最終更新日  2004.05.28 19:49:37
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