鎌倉日記(極上生活のすすめ)

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アトムおじさん

アトムおじさん

2005年12月04日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
静岡県金谷町にあるお茶の里博物館で、
特別展、「ヨーロッパアンテイークカップの楽しみ」を見た。
おもに、マイセンのものが主に展示されていた。
マイセンの古いカップには、カップの取っ手部分が、ついていない。
カップと皿で、日本の茶器と同じような作りになっているのだ。
飲み方は、日本のものと、はじめは同じだったようだ。

歴史を見ると、有田焼とマイセンは、繋がっていることがわかる。

伊万里焼は、伊万里の港からオランダ東インド会社の手でヨーロッパに持ち込まれていく。 東洋の焼き物が輸入されるまで、ヨーロッパの食器は木、陶器、銀器、錫の合金のいずれかだったようだ。
薄く、丈夫な白いガラス肌の磁器は、欧州でも、憧れの的で、
陸のシルクロードと並び、
南中国から南東アジアを結ぶセラミックロードといわれる航路が唐代末から伸びている。もともとは、中国の茶葉を運ぶための入れ物としての磁器製の茶器が、
ヨーロッパ各国へ大量に輸出されたもののようだった。

やがて、古伊万里は日本の生んだ最初の国際ブランドの地位を築く。

東洋の焼き物は、17世紀のヨーロッパの貴族階級に行き渡り、
コレクターも表れる。
その一人がドイツ・ザクセンのアウグスト王だ。
アウグスト王は特に日本の磁器、漆器を好み、3万5千点あまりのコレクションを持ち、伊万里焼だけの宮殿を計画している。 
そして、彼は、ついに自分自身で東洋の磁器と同じような焼き物を作る決心をした。 
それが、ドイツのドレスデン北西方のマイセンに開いたマイセン窯となっていくようだ。

茶の歴史には、磁器だけでなく、西洋と東洋を繋ぐ、
興味深い話がほかにもいくつかある。

千利休は、茶道の祖であるが、
千利休とキリシタンの共通点をあげる書物がある。

以下、「茶の湯とミサ」大橋良介著より、

「茶の湯とミサの間の主要な類似点を挙げておこう。
一方の゛茶と茶菓子゛と他方(ミサ)の`パンとワイン`。
濃い茶を回し飲みした後に茶碗を拭う作法と、聖体拝領(聖杯でワインを回し飲みすること)の際に聖杯を布巾でぬぐう作法。
茶会の゛一味同心゛の交わりという理念と、
ミサの゛コミュニオン゛(これは聖体拝領という意味であるが、もともとは共同体のつながりという意味)という理念とである。
類似するとともに対照的であるような点もあるような点もある。
例えばミサの儀式空間としての゛祭壇゛と茶の湯が行なわれる場所としての゛茶室゛。
前者はたいていステンドグラスの窓や絵画や彫刻を周囲にもっている。
後者はとりわけ床の間に書や生花を持ち、種々の障子窓から入る゛光゛もまた、それぞれ違った在り方をしている。
一方は゛神の光゛であり他方は゛自然の光である。
゛自然゛とか゛神゛とかをめぐる東西世界の根本経験がそれぞれ背後にある。
このことからもひとつの予想がつくであろう。
カトリックという世界宗教がその儀式の精髄として、一千年を超える歳月を投入して練り上げてきたのがミサである。
これに対し、茶の湯という、形式の完成度においても内容の深みにおいても十分に競合し得るような、宗教的・芸術的所作の世界が安土桃山時代の日本に成立していたのである。」

どこの国へ行っても、茶はある。
その飲み方、入れ方は、独特だ。
その国の文化を感じてしまう。
「茶」の歴史には、何かある。

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Last updated  2005年12月07日 23時29分01秒
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通りすがりの書き逃げさんw@ Re:■退職後の日々■(06/26) アトムおじさん  はじめまして! 外国…
heren's @ 平成から令和へ アトムおじさん こんばんは。ご無沙汰し…
heren's @ Re:■退職後の日々■(06/26) アトムおじさん こんにちは。 充実した…
マイコ3703 @ 思わず初コメしちゃいました(*^^*) 幾つか記事を読ませて頂いて、自然にコメ…
アトムおじさん @ Re[1]:退職企業(7)(04/25) heren'sさんこんにちは こちらのブ…

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