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第22回サロマ湖100kmウルトラマラソン3
第22回サロマ湖100kmウルトラマラソン3
『後半戦』
意外なほど疲労感のない身体でまずはトイレへ。ふと前を見ると昨日の前夜祭会場で偶然お逢いした得意先の方の姿が。「おおっ!○○さん。頑張っていますね」「はい、なんとかここまで辿り着きました」「ここから先も頑張ってくださいよ」「ありがとうございます」
7月12日にこの方が勤務する北見市に電話をかけると一発で受話器の向こうからその方の声が。「過日はどうもありがとうございました」「いえいえ、お疲れさまでした。前夜祭会場ではウチの支社長が○○さんに気付いたんですよ」 一介の出入り業者に過ぎない私をよくご記憶いただいていたものだと改めて感激しました。しかし私がこの方と仕事上でお逢いする機会は未来永劫ないことでしょう。
続いて空腹感を覚えはしないもののエイドへ。ガス欠が最大の弱点である私はしかしここで補給をしまくります。小さなおにぎりを5~6個。いや7~8個は食べたかな。梅干も手掴みで5~6個。レモンとオレンジの輪切りに至ってはいったい何切れを頬張ったことか。衛生面に配慮して手袋を嵌めたボランティアの人はてんてこまいしています。
ポンと肩を叩く人が。竜宮台を折り返した直後に声をかけたpuaさんです。「今日はどうしちゃったんですか?」「僕、最近体調が悪いんですよ」「ああ、それで私よりも後ろに甘んじちゃってるんですね?」 奥さんと子供さんらしき姿も見えています。それを心の拠りどころにして必ずゴールで逢いましょう。
腹が満ちたところで赤い袋を所望します。高校生らしきボランティアが「○○○○番!」と絶叫し、それに呼応した別の高校生ボランティアが迅速に手渡してくれるシステム。伊達に今年で22回を重ねてはいないものだと痛感します。私の赤い袋を手渡され、折りたたみイスへドッカリ腰を落とします。落ち着いちゃいけないと思いつつもついついドッカリと。まずは汗だくの帽子とランシャツとTシャツを脱ぎ捨てタオルで身体を拭います。続いて袋の中に入れておいたアミノバイタルプロを1袋とアスリートソルトを数粒所望。今度はアシックスのTシャツに身を包んでハタと考えます。走友会の名前入りランシャツを着続けるべきか、または袋の中に入れておいた2004・2005北海道マラソン完走時に着ていた験の良いランシャツに着替えるべきか。結果、今日のケースでは前者がここ一番で力を与えてくれるものと信じて着続けることにします。かなり陽射しが強くなっておりランシャツは早くも乾き始めてもいましたし。シューズはそのままライトレーサーを選択。快調に特に疲労を感じずにここまで至ったのでここでのシューズ交換はその調子を崩すことになりかねないと判断したためです。替えの軍手もCW-Xの腹に挟みます。これが後々重宝することになろうとは。汚れ物用に入れておいたビニール袋に帽子とTシャツを詰め込み巾着型の赤い袋の紐をギュッと縛りボランティアの高校生に手渡します。「頑張ってください!」の声に軽く会釈してそこを立ち去ろうとします。すると目に留まったのはスプレー式のサロメチール。必要性を全く感じてはいませんでしたが一応太腿周りにシューッ。CW-X越しにそのヒンヤリ感が心地好い。よっしゃっ!後半戦も頑張ろう! 22分間の休憩で時は午前10時56分。
さっそくの上り坂。それもかなりの勾配。すぐ先の右側には道の駅が。物珍しそうに我々に視線を投げかける観光客が大勢います。そちらに目を向けていると突如声援がかかります。みっちぃさんです。楽天の幟を手に相変わらず元気な応援。
「頑張って。あと45kmだよ!」
「え~っ!もう45kmしかないの?」
みっちぃさんは爆笑していました。
55km地点通過:5時間59分31秒。この5kmのラップ:52分44秒。22分間の休憩を摂った割りに好ラップ。
長い坂です。己の肉体と会話を始めます。
「首筋、どうだ?」 「陽射しは良いのですがかなりこり始めています」 (私はフルマラソンの際に途中から必ず首筋が痙攣をしかけます)
「両腕、どうだ?」 「まだなんとかいけます。が、かなりシンドくなっています」 「わかった。じゃ、時折り手をダランと下げてリラックスしていこう」
「腹筋、どうだ?」 「まだ大丈夫です。スタミナ貯蔵量は充分です」 「味噌ニンニク効果だな」
「腰はどうだ?」 「大丈夫です」 「よし!」
「太腿はどうだ?」 「さっきの休憩でだいぶ楽になりました」 「よし!」
「(最重要課題の)膝はどうだ?」 「鍼によるケアとスクワット効果で全く痛みはありません!」 「K先生、ありがとー」
「ふくらはぎ、どうだ?」 「平気です」 「カーフレイズをしておいて良かった」
「足底はどうだ?」 「全く問題ありません」 「よし!」
「ハート、なんとしてもゴールするという意志はどうだ?」 「漲っています」 「ヨッシャッ!」
かぶり水をしている人がいます。私もしたいけどまだ我慢。結局最後までこれはしませんでした。太腿のパワーだけに頼らず腰を横に振り腸腰筋を最大限利してようやく長い長い坂が終わります。一気にそこから下るところはサロマ湖に向かって一直線。心地好い風が頬を撫でてくれます。その心地好さは疲労をも忘れ去らせてくれそうなほど。この辺りは不思議なほど疲労感を覚えませんでした。いわゆるランニングハイ状態だったのでしょう。幾度となく脳裏を過ぎるのは松田聖子の名曲
夏の扉
。そして58km地点では(あとフルの距離を走れば良いのか)と感じる心理的余裕さえ。
60km地点通過:6時間30分06秒。この5kmのラップ:30分35秒。ほとんどが上り区間だった割りにはここも好ラップ。
時刻は11時30分06秒。関門制限は12時35分。1時間04分53秒の貯金。
ここのエイドでもレモンと梅干を貪りました。本能的にクエン酸を補給しなければと悟ったからです。その後トイレに寄ります。寄りたいから寄るのではなく、ここまで3度犯してしまった愚挙(立ちション)を金輪際したくはなかったから。その先はグッと湖畔に近づきます。穏やかながら湖面の水音が聞こえてきそう。おそらくや気温は22~3度程度。風はそこそこあるにせよ本当に良いコンディションです。極端に暑いか寒いぐらい涼しいかのいずれかと聞いていたサロマの気象。今年の気候もが私の奇跡の完走を後押ししてくれているようです。63km付近のエイドでもレモンと梅干を頬張ります。ごく短時間に抑えて再度走り出し、目をその先に向けるとランナーの姿が急に見えなくなりました。理由は簡単。左折して魔女の森に次々飲み込まれているのです。
それまでのピーカンから涼しい森の中へ。魔女がリタイヤを誘うという言い伝え?のある森。しかし気力を充実させて私はただひたすらに前へと向かいます。ナンバーカード1桁のサロマンブルーの選手が歩いています。少なくとも10回以上このコースでゴールを果たしているベテランですら魔女のささやきに心を揺り動かされているのでしょう。
65km地点通過:7時間06分23秒。この5kmのラップ:36分17秒。60kmのエイドで長時間休憩し過ぎました。
木洩れ陽がとてもキレイです。このままここで休んでしまったらどれほど楽なことか、などという雑念は一切なく(笑)とにかく前へ。魔女の森を抜けると頭にタオルを小粋に巻いた父さん(爺さん?)が黙々とコップに水を注いでいます。奥ではお孫さんらしき女の子がせっせと一度使ったコップを洗っています。さらに奥の家の中では冷たいおしぼりなんぞ用意してくれています。家族総出。「どうもありがとう。美味しかったよ」と言い残して走り出します。
国道と合流するところで大型バスの姿を確認。車内には無念そうな表情のランナーが大勢。関門封鎖かタイムオーバーで収容された人達です。つい7時間前まではこのバスに乗ることになろうとは誰も露ほども思っていなかったことでしょう。
大きな橋(佐呂間橋?)を渡り、しばらく行ったところで右側から道を渡って合流してくるランナーが複数見えてきました。内心(立ちションでもしたのかな?)。しかしその姿はどう見ても女性。ここで訳がわかりました。50kmの参加者達だったのです。我々は65km超で彼・彼女等は15km超付近。50km参加者も疲労を感じ始める頃合でしょう。
かの有名な斉藤商店さんの私設エイドが見えてきました。しかしこの辺りを何故か妙に元気に快調に走っていた私はパス。お世話になるのは来年の楽しみにしておきましょう。ガクンと左折して国道へ戻ります。するとその先には信じ難い光景が。民家(なのかな?)の屋根に上って大漁旗を振り続けている人がいるのです。当日湧別町に戻るときに車中でそんな話をすると、実はこの光景サロマの名物なんだそうな。
69km付近のエイドで一休み。スポーツドリンクと相変わらずレモン・梅干を頬張りトイレへ。ここいらに『北見市』の看板が立っていたと記憶しています。ついに3市町村目に突入です。
70km地点通過:7時間41分22秒。この5kmのラップ:34分59秒。知らず知らずエイドで長居している様子。
時刻は12時41分22秒。関門制限は13時45分。1時間03分37秒の貯金。
『お汁粉まで○km』の看板が林立し始めました。小豆が大の苦手な私なのでこれを食する気は皆無としても、同じく甘いものが苦手な走友シーハイルさんから聞かされていたホタテ入りソーメンを今回私は最も楽しみにしていたと言っても過ぎることはありません。
水だけが用意されている小規模のエイドが見えてきました。喉の渇きを覚えていた私だったので左手を伸ばしてコップを受け取ろうとすると、左斜め前方を走っていた女性がスッと横取り。まぁこれについては多くを語りますまい。詳細を述べると種々差し障りが発生するので(笑)
そしてようやく、というかついに鶴雅リゾートへ到着。
(提供:NO.71さん)
到着寸前、
「二代目、お汁粉があるよ!」
「俺、お汁粉苦手なのさ」
こんな会話をしつつジュンジュンの熱烈歓迎を受けました。
そして全国津々浦々から非難を浴びそうですが私はここでホタテ入りソーメンを4杯食しました。
(提供:NO.71さん)
美味かった。とても美味かった。ソーメンの冷たさ・程々の濃度の汁・そして何よりジューシーなホタテ。噛めば噛むほど味が染み出てくるホタテを私はまさに貪り食いました。ゴメンナサイ、来年は1杯に抑えておきます。
宿命のライバルtanさんの姿も確認。スタート後5km程で姿を見失い、54kmのレストステーション前で追い付き追い越しレストステーション内でも再会。60kmのエイドだったかでも再会しましたがすぐに別離。そしてまたここで私の前にいるtanさん。休憩時間が私よりも短いのでしょうが、練習量も私より少ないtanさんがここまで私をよく先行してきたものだと生意気ながら感じたものです。
腹が満ちたところでトイレで連れション。
「tanさん、このあとは一緒に行こう」
「うん、でも俺もう歩くようなスピードしか出せないよ。だから先に行って」
「うん、わかった。じゃゴールで逢おう」
こんな会話を交わしました。
『目指すはワッカ。しかし・・・』
カンカン照りだった空に幾分雲が垂れ込めてきました。暑いのが苦手な私には良い傾向です。車道には今日幾度となく見かけるRV車やキャンピングカーが。非難するつもりは毛頭ありませんが特定選手の私設応援団なのでしょう。あまり広くない車道に違法駐車をして差し入れをしようとするものだから後続車が詰まって迷惑していました。ここでもサロマンブルーの選手が数名歩いている姿を目撃。誰しもが苦しんでいるのですね。工事中の歩道を避けるべく車道へ。この段差がとてもキツかった。そして砂利を踏みつけた足底はとても痛かった。その先は左側にずっと林があり単調な走路。おぼろげな記憶ではソーメンエイドからワッカの入口までさほど距離がなかったはず。なので気楽に行きましょう。
75km地点通過:8時間20分08秒。この5kmのラップ:38分46秒。エイドでソーメンを4杯も食えばこのラップも当然至極ですわね(笑)
林の切れ間から湖の対岸を私と反対方向へ走るランナーの姿が見えています。直線距離で言うとおそらく4~500m先。
(俺も早くあそこに行きたい。あれがワッカなのだろう?早くあそこまで辿り着きたい)
しかしこの湖を挟んで反対方向に進む距離が思いのほか長い。とにかく長い。
(まだか?! まだなのかよ?! いったいいつになったらワッカに入れてくれるんだよ!) 胸中こればかり。結果的にこの区間は6km程の距離だったようですが私はその2倍にも3倍にも感じたものでした。
単調で忍耐を必要とする走路にようやく終止符を告げ左折したところが79kmの大規模エイド。ワッカの入口です。ここを左折せずに真っ直ぐ進むとゴールは目前。視力の良い私の目に『残り2km』の文字がハッキリと読み取れました。(必ずここへ戻ってきてやるぞ!)
半分にカットされたバナナ、レモン、梅干を頬張ります。水分補給も適量を。3分程度休んだでしょうか。イヤ、もっとかな。気力を振り絞って走り出すと走友会のY谷さんとU山さんの姿が。Y谷さんは「写真を撮るから元気出して~!」 懸命に笑顔とVサインを作ります。U山さんはヨタヨタと走り始めた私の姿を見て「頑張って!頑張れば12時間を切れるよ~!」 「はい、頑張りますっ!」
(提供:NO.71さん)
軽い上り坂。両脇は林。その入口には大会時以外は進入を禁止するためのゲートがありました。でも今日はこのワッカへの立ち入りが許されるのです。79kmのエイドに預け入れてあったらしきスペシャルの残骸があちこちに。それはとてもショッキングで残念な光景でもありました。
軽い尿意を覚え、右側に設置されている仮設トイレで用足し。疲労のあまりトイレから退出する際、ちょっとした段差で躓きそうになりました。
80km地点通過:8時間56分44秒。この5kmのラップ:36分36秒。いよいよワッカだぁ~。
時刻は13時56分44秒。関門制限は15時00分。1時間03分15秒の貯金。
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