Running&Climbing

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第25回余市味覚マラソン大会

第25回余市味覚マラソン大会


2007年9月30日(日)



『またもや初参加の大会』


今年で7年目を迎えた私のマラソンキャリア。9月23日の祝日には1年目を除いてピパオイヘルシーロードレースに豊平川サーモン駅伝に長沼町駅伝にと毎年大会参加をしています。今年は北海道マラソンが9月9日に開催されるため当初9月には他の大会に参加しないつもりでいました。しかし8月26日に開催された走友会の北海道マラソン壮行会でアルコールの余勢を借り、エイヤッ!とこの大会へエントリー。このシチュエーションは前週の長沼町駅伝と同じです。今年は「ほっかいどう24時間走」 「サロマ湖100kmウルトラマラソン」 「がんばろう!夕張マラソンフェスティバル」 「くりやまマラソン」 「長沼町駅伝」に続いて初参加する大会がとても多い一年です。

当日は走友会の世話役さんがチャーターしてくれた貸し切りバスで会場入りします。

バス内


これも前週の長沼駅伝と同じシチュエーション。このとき私の頭の中は帰りの車中のビールで一杯でした(笑)

1時間少々の楽しいドライブの末会場に到着しまずはパチリ。大会本部のある余市町総合体育館です。

看板


中に入るとフルーツの芳香が充満しています。それもそのはず、参加賞の一部がこれらだというのですから。地元の中学生が参加者に配っています。ナンバーカード引替場所も盛況の様子。

フルーツフルーツ2ナンバーカード引替場所


参加賞に加えてラッキー賞の景品もがフルーツ。フルーツ三昧です。そのうちの一部に舌鼓を打ち、女房手作りのおにぎりを2個腹に収めたところで外へ。軽いストレッチを済ませていったん自席に戻り、出走装備を整えてスタート地点の余市運動公園陸上競技場へ。不慣れな東京出張ですっかり練習不足。弛んだ腹をユサユサ揺らせながら芝生を軽く2周しただけで私は汗だくになりました。

ゴール3ゴール1


10時30分スタートのハーフマラソン、同35分の10km、同40分の5km、そして45分の小学生の部4km。それらに参加する選手がプラカードの前に整列します。10時30分ハーフの部がスタート。走友会の数名が軽い足取りで走り去っていきました。次はいよいよ私が参加する10kmのスタートです。走友会のスーパーエースS口さんはしっかり前から2列目をキープしています。女性著名ランナーの○田京子さんのスリムな体躯が見えています。周りには走友会のメンバーがいるので心理的にとても安心です。晴れ渡った空と青い雲。「味覚の祭典・余市大好きフェスティバル」の一環として開催されるこの大会を楽しもう。そして帰りのバスではビールを嗜もう。

号砲一発。



『たかが10km、されど10km』


スタート直後に誰かが転倒し、それに○田京子さんが巻き込まれています。その事故は私の正面でしたがどうにか交わすことができました。○田京子さんもすぐさま立ち上がり猛然とダッシュ。芝生での転倒だったため怪我はなさそうで何より。時計回りにトラックを半周して外に出るコースですが、予想通りさっそく前が詰まってしまい外側のコースを選びます。黄色い帽子を被ったスーパーエースS口さんの姿はまだどうにか見えています。同じ走友会のK池さんの姿がすぐ前に。競技場を出てすぐに「S口さんがまだ見えていますね?」と声をかけます。左折を2度して直線へ。走路沿いに住む人々が温かい声援を贈ってくれています。5分前にスタートしたハーフ参加者がポツポツ見え始めました。先頭ランナーとS口さんと○田京子さんの姿はまだ見えています。オーバーペース気味でおそらくやラップは4分と少々。左前方に見事に鍛え上げられた体躯の女性ランナーがいます。小柄ながら猛ピッチを刻んでおりストライド走法の私とは対照的。1度その人を追い抜くと躍起になって抜き返してきました。ここいらはまだ平坦です。

4kmと5km参加者に左折を促す看板が見えてきましたが我々はそこを直進。軽く右にカーブすると激しい上りに差し掛かります。
(そうか、これがスタートして2kmほど先にあると噂に聞いた上りなのか)
例えるならば伊達ハーフマラソンの10km地点から先にある1kmに亘る上り以上で、ピンネシリ登山マラソン45kmの往路ラスト7km以下というところでしょうか。ここを喘ぎながら上り終えると今度は緩やかな下りへ。すると一気に視界が開けて前方を見通せます。目標にしているS口さんと○田京子さんの姿はさすがに見失っています。係員が旗を振りながら「左へ寄って下さーい」と叫んでいます。

左折すると給水ポイント。1杯を口に、もう1杯を首筋に。そこそこ気温が高くなっていたので絶好の位置で給水を得られました。見慣れたウェアが近づいてきました。そうたママさんです。追い抜きざまに「頑張って!」 「はいっ!」と短い会話。 その直後にそうたママさんが誰かにかける声が聞こえてきたのでこれはK池さんが背後にいるのだと悟ります。S口さんとすれ違います。やはり私との走力の差は歴然です。

そして折り返し地点。タイムは18分11秒。(おっと!これはすごいタイムじゃないか!でも4分/kmを下回るラップを刻んでいるとは思えないのだが・・・) 
すると案の定その先に「5km」の看板が見えてきました。


5km地点通過:21分31秒。


折り返し直後に抜かれたK池さんの背中が徐々に遠のいていきます。私が去年の7月に走友会に入会した際、とても温かい声をかけてくれたK池さん。ほっかいどう24時間走では会場のモエレ沼公園で幾度となくエールを交換し合ったK池さん。2007北海道マラソンもしっかり完走したK池さん。私より10歳以上年長のK池さん。さすがの力走です。

10kmコースでは2ヶ所ある給水ポイント。往路と同地点です。やはり2杯を手にして体温の上昇を極力抑えます。右折すると往路では緩やかと感じた下り坂が今度は激しいと感じる上り坂へ。ここをどうにか上り切ると今度はとても激しい下り坂。ものすごいペースで私を追い抜いていく人がいます。下りを得意としているのでしょうが私はどうもダメ。下りでのオーバーペースがもたらす平坦路でのペースダウンを必要以上に警戒してしまう性格的な脆さによるものです。

右折を2度と左折を1度。残り○kmの看板が1kmごとに設置されています。ここまで来ると早く、一刻も早くゴールしてこの苦しみから逃れたいと思うのが世の必定。しかし残り○kmの看板はなかなか近づいてくれません。「残り2km」の看板を見逃したかと思った地点がありましたが、直後に木の影からそれが現れガッカリしたものです(笑)

左折して道々然別(シカリベツ)余市線へ。一人の男性に追い付きます。しかしこの人は横目で私を確認すると猛然とダッシュし差が5mほど開きます。すぐ後に今度は別の男性に追いつかれます。今度はその人が前方の人を交わすべくペースアップ。するとその人はまたもや猛然とダッシュして追い抜かれるのを拒みます。イヤハヤ・・・根性があるというのか稚拙なまでの負けず嫌いというのか・・・。

1kmほど続いた直線に別れを告げて左折。残り1kmの看板はとうに後方へ。軽く蛇行する走路の先にようやくスタート&ゴール地点の余市運動公園陸上競技場が見えてきました。走友のtanさんが声援を飛ばしてくれています。軽く手を挙げ(たつもり)右折して陸上競技場へ。走りやすいとは決して言えないフカフカな芝生の上を猛然とダッシュ。稚拙なまでに負けず嫌いな前走者はコース取りを誤り、内側の土のトラック上を走っています。その後彼が走路違反を指摘されたかは定かではありません。その前に追い抜かれた人をカーブでようやく捉えます。最後の直線では5kmに参加した走友会のメンバーを交わします。ようやく予想以上の起伏に苦しめられた10kmレースの終焉です。

ゴール2


そしてゴール。時計をピッ。息も絶え絶えの10kmレース終了のときです。短い距離のレースは短いなりの苦悶が不可避です。



大会発表タイム:42分40秒。


~5km:21分31秒。(4分18秒/km)

5km~6km:25分43秒。(4分12秒/km)

6km~7km:29分45秒。(4分02秒/km)

7km~8km:34分12秒。(4分27秒/km)

8km~9km:38分29秒。(4分17秒/km)

9km~フィニッシュ:42分40秒。(4分11秒/km)



~5km:21分31秒。(4分18秒/km)

5km~フィニッシュ:21分09秒。(4分13秒/km)



横断幕







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