第27話ラビット、やはりお前はラビットだ


 すすきののラーメン屋にて食事をする二人。
 そこで海ちゃんがラビに聞きたかった事とは?

第27話「ラビット、やはりお前はラビットだ」

「ん?何を聞きたいんだ?」
「以前、無線部の奴ともめた事があるでしょ?そんで辞めた事件の事さ」
「ああぁ」
 にがい顔をしてラビは返事をした。
「いったいラビはその女の人とやったのか?」
 率直に聞く海ちゃんだったが…
「俺はもう昔の記憶など無くしたよ。いったい何の事だい?」
 とラビはとぼけていた。
「おいおい、ここまで来てとぼけるこたーないだろ」
「俺の記憶からは何も思い出せないよぉ」
「ふざけやがってバカビットが!」
「まぁまぁ。本当に何も無かったよ」
「ふ~んそうか。まぁそういう事にしとこう」 
 あまり納得がいかなかったが、とりあえずこれ以上話してもしょうがないと思い、余計な詮索は止めた。
「そんで最近玉ちゃんとはどうなのよ?」
「う~ん、俺は別れてもいいんだけどねぇ。向こうが別れたくないんだってさ」
「ほう。玉ちゃんがねぇ。それは間違ってるな」
「うるせぇ!ても別れようかというと、殴ってくるのさ」
「へぇ玉ちゃんがねぇ」
「あの子は強くなったよぉ。」
「そうなんだぁ」
 というような会話をした後、二人は終電に間に合わなくなるため、店を出て地下鉄で帰る事となった。

[次回予告]
 ついに海ちゃん家に到着した一行。
 はたしてどんな出来事が待っているのだろうか?
 二人の運命はいかに!?

次回、「第28話 ラビット、戦う」にご期待下さい


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