マーケティング・ゲーム

game

マーケティングゲーム―世界的優良企業に学ぶ勝つための原則
エリック・シュルツ 著



感想:
マーケティングを学びたい人、マーケティングに関する実務を行なっている人にとっては、理論と実践のバランスがよい、とてもいい本だと思う。著者が、P&G、ウォルト・ディズニー、コカ・コーラなどでマーケティング実務を担当していたこともあり、非常にリアリティのあるケースの豊富さが魅力だ。

構成としても、1.組織運営、創造性のあるブレーン・ストーミングの方法などを扱うマーケティングの基礎、2.価格戦略、製品ミックスを扱う基本的製品戦略、3.広告、広報をテーマにした消費者コミュニケーション、流通販促ほか、消費者プロモーションがテーマの販売促進・その他のマーケティング活動、とマーケティングを実行する上での時系列に沿って解説している流れもわかりやすい。 マーケティングにおいては本来当然で必須の事柄ながら、日々の実務においては放置されがちな「顧客志向」が、理論と実践的基準のなかに一貫して流れている点が何より好感をもつ。基本を見失ってしまったマーケティング実務担当者にこそ読んでほしい一冊だ。


点数:
おすすめ度   ★★★☆☆
わかりやすさ  ★★★★☆
役立ち度    ★★★☆☆



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