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2024.06.16
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カテゴリ: I whisper
特筆すべき病気はガンだと思う。

「余命宣告」。

他の病気でこういう用語は使わないのではないだろうか。

とても重度の遺伝病などで、乳児について
「5歳までは生きられないと思います」
といった医者からの発言を聞いたという人はいるかもしれない。

が、「余命」ではない。

「生存可能年齢」というべきか。

5年もあれば、医療技術の進歩や個人の生命力で
年限が伸びることも多々あるだろう。

得てして、そういう病気は
(姪の子供がそういう状況なので、理解できる)
症例が少なく、医者の知見によるところが大きく、
予想年齢がはずれることも少なくない。


翻って、ガンについては、
症例がたくさんあるので、
「この場合」というフレームに当てはめた余命を
医者が的確に割り出すことができるというわけだ。

「患者の年齢・性別・体力・生命力(患者の各種条件)」
「がんの性質・種類」
「罹患部位」
「組織検査の結果」
「医師もしくは病院の知見、実績」

もっと条件があるかもしれないが、
さまざまなファクターから
「余命」というものが割り出される。

と、私は思っている。

もしかしたら、医師個人の「感覚」「主観」といった、
激しく偏りのあるものから割り出される可能性も
あるかもしれない。

あるいは根拠もなく、ただ感情によりある方向をもって
恣意的にその言葉を吐くのかもしれない。

が、患者はそれを知り得ない。

私は、怖い主治医から
「1年です」
と言われた。

言われた瞬間、脳裏を駆け巡ったことについては
後述するとして、
すぐに口にしたのは、
「余命というほどの期間ではないですね」
という言葉。

「余命1年」はあるかもしれない。
しかし、私の感覚では、
「半年」
が余命の基準だと思っていた。
半年より短い場合に「余命」と言われると。

1年もあれば、「生存可能年数」だろう。

怖い主治医も
「そういうことやねん」
と、なぜか目に光を宿して私の目を見た。

いやいや。

そんな目をするなら、「1年」と言い切るなよ。

怖い主治医も私を相手にどう言ったらいいのかよくわからないのだろう。

なだめすかし、様子を見ながら恐ろしい言葉を発する。

私の反応を見ながら押したり引いたりする。

大変申し訳ないことだと思う。

サドの主治医の欲望を阻害する言葉しか発しない私を持て余しているのだと推察するばかりだ。



全く関係ない話だが、
中学校を卒業したとき、
「あなたのようなダイナミックな生徒はもう現れないわ」
と教師から言われた記憶がある。

その教師に対して、特別な感情を抱いたことはなかった。
他の教師と同じように接したつもりだった。
その教師が3年になってから転任してきたという理由から
前学年から受け持ってくれてきた教師と差別化したこともなかった。
取り立てて親しくしていたわけでも、
個人的な相談などをするような関係でもなかった。

なのにそういう感想を述べてくれたのは、
掛け値無しにそう思ってくれたのだと思う。

他の教師からも違う言い回しだが、それに類することを言われた。

高校時代もそうだった。

大変伝統ある学校だったので、
生徒会は教師の推薦で決まる(裏の実態)システムだが、
私は会長にならされた。
多くの教師が私を推薦したからだ。

そこには、教師が私に対して持つ「信頼感」や
私の「人間性」への肯定感があったのではないだろうか。

誤解なきように言うが、私は決してごますりでもないし、
太鼓持ちでもない。

自分の思うがままに生きていると、
他人が認めてくれる、得(?)な体質なのだと思う。


しかし!
しかし!
しかし!


怖い主治医には、全くその効力がない。

ひねくれ者か。

よほど私が気にくわないのか。

とにかく私を理解して認めてくれる素振りすらない。


あぁ、ありがたくないなぁ。

最近、いろんなものがありがたいと思えていたのに。。。



※「1年です」と言われたとき、瞬時に何を思ったか…。
「シャンプー」「洗剤」「トイレットペーパー」といった
買い置き品がパタパタと脳裏に閃き
「使い切れるか!」という心の叫びだった。

すぐに何という貧乏人の発想だと、苦笑いが浮かんだが、
怖い主治医に察知されてはならないと、目を伏せた。

怖い主治医にどう受け取られたか知る由もない。





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Last updated  2024.06.21 18:46:39
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