バビル2世
1971年週間少年チャンピオン連載:原作横山光輝
文庫版1~8巻(完結)
元祖超能力漫画です。アニメとは少々設定が違います。
(あらすじ)
少年山野浩一は毎晩砂嵐と巨大な塔の夢に苛まれていた。
その夢は旧約聖書のバベルの塔のようだったが・・・・・浩一はある日塔から迎えが来ると思うようになり、そのことを両親に言うとノイローゼと思われ部屋に閉じ込められてしまう。
だが浩一の予言は当たり、夜の空から巨大な怪鳥が現れ浩一を連れ去ってしまう。
怪鳥は浩一を乗せ夢に出てきた砂嵐の上を飛んでいた。そして夢の巨大な塔がそびえ立っていた。
塔の内部にあるコンピューターから浩一は知る。
今から数千年前、宇宙からバビルと言う宇宙人が宇宙船の故障から地球に不時着。
バビルは仲間に知らせる目印のため時の権力者を超能力で操り巨大な塔を作らせた。だが当時の地球人の科学知識はゼロに等しく、不注意から塔を破壊してしまう。
バビルは全てを諦め地球に永住する決意をする。地球の女性の結婚し子孫を残す。子孫が子孫を作り・・・・何百年何千年とたつうちに先祖がえりによりバビルと同等の超能力を使える者が生まれるだろう。そしてコンピューターから発せられるバビルのテレパシーを受けた浩一こそ、バビルの後継者バビル2世なのだ。
バビル2世となった浩一は三つのしもべを従え、世界征服をたくらむヨミとその組織に立ち向かっていく。
バビル2世
本名山野浩一。宇宙人バビルのテレパシーを受けバビル2世となる。
強力無比の超能力者で普通の人間の数倍の運動能力と回復力・超感覚に加え、サイコキネシス・火炎放射・電撃・エネルギー衝撃波・超音波・テレパシー・催眠波・脳波コントロール・変身能力(顔だけ)・透視力など多種多様の能力を持つ。
正義感が強い少年で、悪の超能力者ヨミに立ち向かう正義の超能力者である。
三つのしもべ(ロプロス・ポセイドン・ロデム)
バビル一世が作った遺産のひとつ。バビル2世を守る護衛。
ロプロス
バビル2世の脳波で動く巨大な怪鳥な姿をしたロボット。
バビル2世を乗せ超高速で世界を飛び回る。口からはロケット弾や超音波を出し目はカメラアイになっている。
ポセイドン
バビル2世の脳波で動く人間型巨大ロボット。
海での戦いを得意とし、各部に兵器を内蔵している。衝撃にも強い。
ロデム
三つのしもべの中で唯一の生命体。
不定形生命体で、普段は黒ヒョウの姿をしているが形態を変え何にでも自在に変身できる。
変身し敵の中に潜入したりバビル2世に変身し替え玉を務めることもある。
言葉を話しバビル2世ともテレパシーで繋がっている。バビル2世の従者というべき存在である。
コンピューター
バビルの塔の中枢を担う情報処理装置。バビル一世の記憶から世界各地の情報を持ち、バビルの塔のコントロールも行っている。
言葉を話しバビル2世に適切なアドバイスをする。
正式な名前は無い。
ヨミ
バビル2世の宿敵。
ヒマラヤの奥地で神のように崇められていた超能力者。
世界各地に地下組織を作り世界征服の野望に燃えている。
実はバビル2世と同じバビル一世の血をひきバビルの後継者に選ばれるべきであったが、悪の心と野心ゆえにバビル2世に選ばれなかった男である。
バビル2世とほぼ同等の超能力を持つ。
横山光輝作品
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