Atelier Casablanca -ダンスドレスの部屋－

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以前にもロシアのダンサーたちについて述べたことがありますが、層の厚さやレベルの高さにはいつも本当に驚かされます。

こちら ではロシアの ユースラテン選手権 の模様がご覧いただけますが、これが16～18歳の部とは信じられないほどハイレベルな踊りです。

フランコ・フォーミカのパートナー、オクサナ・レベデワもドイツ生まれのロシア人ですが、彼女の元リーダーのセルゲイ・オセイチュークはモスクワ在住のロシア人です。オクサナとセルゲイはいわゆる「遠距離カップル」で、普段はドイツとロシアでばらばらに練習し、競技会前の数日で二人で練習して調整・・・という形を何年も取ってきました。
しかもオクサナとセルゲイは10ダンサーだったのです。ラテンはともかくスタンダードは、パートナーなしで練習し続けてカップルバランスを保つのはかなり大変だったと思います。

ヨーロッパには、当時のセルゲイとオクサナのような遠距離カップルがたくさんいます。カップルの片割れは基本的にロシアか東ヨーロッパ系で、もう片方は西ヨーロッパ系か西ヨーロッパの永住権を持つロシア系が多いです。
というのも、ロシアには世界選手権代表になれる実力を持った選手が何百組もひしめいているので、世界選手権出場権を獲得するためにも、ヨーロッパのほかの国の選手と組んだほうが国際的にも有利なわけです。

私の周囲にも、ロシア、ウクライナ、ベラルーシなどからリーダーを呼び寄せているダンサーたちが何人もいます。

旧ソ連圏の力は本当にすごいです。
下の写真は、現在ユースの世界チャンピオンでロシア代表の ローマン＆マリーナ です。（マリーナのドレスはすっごい豪華ですね～）
二人の映像は こちら でご覧いただけます。