Atelier Casablanca -ダンスドレスの部屋-

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2008.08.26
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カテゴリ: 全般
とうとうオリンピックが終わってしまいましたね。
私は先日の手術の後、先週まるまる一週間病院から病欠診断書を出されて自宅におりましたので、毎日のようにオリンピックを観戦していました。

日本選手もたくさんのメダルを獲得して大活躍でしたが、こちらでは北島選手ぐらいしか話題に登らず、ドイツ選手の活躍を中心に報道されていました。ドイツは馬術、カヤック&カヌー、トライアスロン、ヨット、重量挙げなど日本ではあまりなじみのない種目でも強いため、いろいろな種目を見ることができました。

皆様にとって今回のオリンピックでもっとも印象的だったシーンはどれでしたか?

私が一番感動したのは、ドイツの重量挙げの選手、 マティアス・シュタイナーの金メダル でした。105キロ超級で優勝したシュタイナー選手は文字通り世界一の力持ち。 優勝の瞬間はこちら でご覧いただけますが、ものすごい喜び方ですね~。
ちなみに、 258キロ を持ち上げたそうです。KONISHIKIさんの現役時代の体重ぐらいですね。

このシュタイナー選手ですが、もともと隣国オーストリアの選手だったのですが、世界選手権で失敗したためオーストリアの協会との関係が破綻。大恋愛で結婚した奥様がドイツ人だったのでドイツに引っ越してきてドイツで練習をつんでいました。ところが、奥様が1年前の夏に交通事故で他界してしまったのだそうです。
インタビューで「それはつらかったですよ。アルコール依存症などに陥ってしまう人の気持ちが本当に良くわかりました。私も何かをしていなければ気が狂いそうでした。だからこそ重量挙げのハードな練習は自分を救ってくれたんです。天国の妻だって私が悲しむよりも練習を重ねて北京でよい成果を出すことを望んでいたに違いありません。」と言っていました。

オーストリア国籍を捨て、今年1月に晴れてドイツ国籍を獲得したシュタイナー選手はドイツ人として金メダルを獲得。表彰式では奥様の写真を手に、目に涙を浮かべながらドイツの国歌を歌っていました。

インタビューに答えるシュタイナー選手はとても穏やかで優しそうな雰囲気で、文字通り「気は優しくて力持ち」という感じでした。
つらい経験をバネに、オリンピックの金メダルを獲得したシュタイナー選手の雄姿は、今回のオリンピックの中でもっとも感動的な瞬間でした。






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Last updated  2008.08.26 07:17:19
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